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ライル様が
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ライル様が明らかに落ち込んでいる。
そんなに私の事を思ってくれていたのかしら。でも、さっき重役達が婚約者をそろそろって言ってくると言っていたわね。ライル様が誰かと結婚するかぁ。考えると、少しモヤモヤするのはなぜだろう。それは好きだからなのか、仲良くしてくれた人が結婚してしまうから…?
「ここだよ。」
わー!!色とりどりの鮮やかな花が咲いている。所々休憩出来るように、木が植えられていて、その近くに白いベンチもある。
「素晴らしいわ!!」
私は、目を輝かせてしまった。
すると、
『でしょー?』
『良かったね!』
『素敵だよね。』
『キャロル、喜ぶと思った!』
『本当にね!』
と精霊達も口々に話している。
すると、いきなり、精霊達が緊迫した声で話し出した。
『あれ?なんでいるの?』
『本当だ、やばそうじゃない?』
『うん、やばそう。』
『ねぇ、逃げよう?』
『逃げなきゃ!ナイフ持ってる!』
え!?なに?どこ?
「危ない!!」
ライル様の声がして、私に覆い被さってきた。
「ライル様?ど…えっ!?」
どうされたのか聞こうとして、体を動かそうとしたら、ヌルッとしたものが手にべっとりと付いた。
「ちょっと!なんでキャロルなのよ!!」
お、お姉様!?
いいえ、それよりもライル様が…!
「どうしました!」
「大丈夫ですか!!」
「捕らえろ!!」
少し遠くにいた、衛兵達が来て、お姉様を捕まえた。
「何するのよ!!話してちょうだい!!キャロルが、キャロルがいけないのよ!!どうして精霊に選ばれなかったこの子が!!この国の妃に選ばれるのは私よ!!」
衛兵が、お姉様をどこかに連れて行ったのだが、それでも聞こえる位大きな声で叫んでいた。
衛兵は、ライル様を見て、医師を連れて来いと叫んでいた。
『ねぇ、やばそう。』
『さすがに、やばいよ。』
『キャロル、どうする?』
『キャロル、どうして欲しい?』
『キャロル!!』
は!そうよ!!オロオロとするだけじゃ何も変わらないわ。
ライル様が居なくなるなんて嫌よ!お願い、助けて!!
『大丈夫よ。』
『うん、今なら間に合う。』
『そうね、今なら!』
『キャロルの為よ。』
『キャロル泣かないで!!』
虹色の光が、ライル様を包みこんだ。そして、眩いほどの光が一瞬光って、そのまま収まっていった。
「う…。」
「ライル様!!」
私は、涙を流しながらライル様の顔に近づいた。
後ろでは、衛兵達がざわついている。
「ライル様…大丈夫?痛い所は?」
そう言って、ライル様の手を握った。
「はは…もしかして、また助けてくれたの?すごく軽くなったよ!!」
と言って、ライル様は体を起こした。
良かった!本当に良かった!!精霊達、本当にありがとう!!
『キャロルの為よー。』
『そうそう。キャロル、良かったね。』
『キャロル、嬉しい?』
『キャロル喜んでる!』
『良かった-!!』
ええ、喜んでるわ。ありがとう、精霊達!!
そんなに私の事を思ってくれていたのかしら。でも、さっき重役達が婚約者をそろそろって言ってくると言っていたわね。ライル様が誰かと結婚するかぁ。考えると、少しモヤモヤするのはなぜだろう。それは好きだからなのか、仲良くしてくれた人が結婚してしまうから…?
「ここだよ。」
わー!!色とりどりの鮮やかな花が咲いている。所々休憩出来るように、木が植えられていて、その近くに白いベンチもある。
「素晴らしいわ!!」
私は、目を輝かせてしまった。
すると、
『でしょー?』
『良かったね!』
『素敵だよね。』
『キャロル、喜ぶと思った!』
『本当にね!』
と精霊達も口々に話している。
すると、いきなり、精霊達が緊迫した声で話し出した。
『あれ?なんでいるの?』
『本当だ、やばそうじゃない?』
『うん、やばそう。』
『ねぇ、逃げよう?』
『逃げなきゃ!ナイフ持ってる!』
え!?なに?どこ?
「危ない!!」
ライル様の声がして、私に覆い被さってきた。
「ライル様?ど…えっ!?」
どうされたのか聞こうとして、体を動かそうとしたら、ヌルッとしたものが手にべっとりと付いた。
「ちょっと!なんでキャロルなのよ!!」
お、お姉様!?
いいえ、それよりもライル様が…!
「どうしました!」
「大丈夫ですか!!」
「捕らえろ!!」
少し遠くにいた、衛兵達が来て、お姉様を捕まえた。
「何するのよ!!話してちょうだい!!キャロルが、キャロルがいけないのよ!!どうして精霊に選ばれなかったこの子が!!この国の妃に選ばれるのは私よ!!」
衛兵が、お姉様をどこかに連れて行ったのだが、それでも聞こえる位大きな声で叫んでいた。
衛兵は、ライル様を見て、医師を連れて来いと叫んでいた。
『ねぇ、やばそう。』
『さすがに、やばいよ。』
『キャロル、どうする?』
『キャロル、どうして欲しい?』
『キャロル!!』
は!そうよ!!オロオロとするだけじゃ何も変わらないわ。
ライル様が居なくなるなんて嫌よ!お願い、助けて!!
『大丈夫よ。』
『うん、今なら間に合う。』
『そうね、今なら!』
『キャロルの為よ。』
『キャロル泣かないで!!』
虹色の光が、ライル様を包みこんだ。そして、眩いほどの光が一瞬光って、そのまま収まっていった。
「う…。」
「ライル様!!」
私は、涙を流しながらライル様の顔に近づいた。
後ろでは、衛兵達がざわついている。
「ライル様…大丈夫?痛い所は?」
そう言って、ライル様の手を握った。
「はは…もしかして、また助けてくれたの?すごく軽くなったよ!!」
と言って、ライル様は体を起こした。
良かった!本当に良かった!!精霊達、本当にありがとう!!
『キャロルの為よー。』
『そうそう。キャロル、良かったね。』
『キャロル、嬉しい?』
『キャロル喜んでる!』
『良かった-!!』
ええ、喜んでるわ。ありがとう、精霊達!!
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