誰でも職業をもらえる世界で無職と言われた俺は「職業合成師」の力に覚醒する ~剣聖奴隷や王女メイドの最強ハーレムパーティーを作る~

今川幸乃

文字の大きさ
上 下
11 / 61
無職になった男と奴隷少女リン

襲撃

しおりを挟む
 宴会の翌日、俺はリンとともに街を出ることにした。
 買い物をするときにいらないものを全て売り払ったおかげで、家の中には持っていくものを除けば古い家具しか残っていない。
 面倒になった俺はゴルグにそのことを告げると、家ごとそこそこの値段で引き取ってくれた。

 戻ってくるつもりはなかったので、たとえ安値と言えどもお金の方がうれしい。

 そして俺たちはアルディナ方面に向かう乗合馬車に乗った。
 乗客が乗る大き目な馬車の後ろに、護衛の兵士が乗る小さな馬車、そしてついでに運送していると思われる荷物を載せた馬車も続いていた。

 馬車に乗り込むと、ロメルの街はどんどん小さくなっていき、周囲には見渡す限りの平原が広がっていく。

「わあ、すごい、きれいですね!」
「そんなにすごいか?」

 リンのはしゃぎっぷりに俺は少し驚く。
 考えてみると、俺は馬車で街の外に出るのは初めてだったかもしれない。
 せいぜい街の近くの村にお使いに行ったぐらいだろうか。多分リンも同じぐらいだろう。

「何でそんなに落ち着いているんですか? わあ、ほら、あそこに動物もいますよ!? 見てください!」

 いや、景色は所詮ただの景色だ、と思ったが無邪気にはしゃいでいるリンの姿を見てその言葉を飲み込む。

「確かに街中では全然見かけないな」
「こんな広い世界があると思うと、今まで悩んでいたことがちっぽけに思えてきますね」
「……そうだな」

 リンがそう思ってくれたのであれば嬉しい。
 とはいえ、職業の問題はロメルの街を出たところでずっとついて回るだろうが。
 そんなことを思いつつ、俺たちは馬車に揺られた。

 昼頃に一度小さな村に停まって休憩を挟んだ後、馬車は平原から小高い山の中に差し掛かる。山道はでこぼこが多いため、揺れが激しくなり、俺は酔いそうになる。さらに道もだんだん狭くなっていき、馬車の速度も少しずつ遅くなっていった。



 が、突然馬車は急停止した。そして前方からは何か怒鳴り声のような声が聞こえてくる。
 見ると、前方には山賊らしき男たちが十人ほど集まって馬車の行く手を塞いでいる。そして後方にも賊が数人見えた。完全に囲まれており、それを見た乗客たちは騒然とする。

 が、

「皆様は中でじっとしていてください!」

 そう言って後ろの馬車から護衛の兵士たちが武器を構えて飛び出していく。
 そう、こちらには本職の兵士がついている以上山賊なんかに負ける訳がない、と乗客たちは安心する。

 兵士たちは武器を構えると逆に山賊に向かって叫んだ。

「今すぐ逃げ帰るなら許してやる!」
「誰が逃げ帰るか! そちらこそ武器を捨てて降参すれば命まではとらない!」

 山賊が逃げ帰る意志はないと知った兵士たちは、馬車を山賊たちに斬りかかろうとする。

 が、その時だった。

 突然ひゅんひゅんと風を切る音とともに左右の山の中から矢が飛んできて、兵士たちを射抜く。

「ぐわっ」
「ぎゃあっ」

 兵士たちは次々と悲鳴を上げて倒れていく。どうやら目の前に出てきた賊の他に、隠れて弓を構えていた賊もいたらしい。
 数人が矢を回避したものの、こうなっては多勢に無勢だ。さらに山の中からぞろぞろと賊が降りてきて、馬車は完全に包囲される。

 あっという間の出来事に乗客たちは逃げる暇もなかった。
 敵のリーダー的な山賊が前に進み出て叫ぶ。

「兵士たちは武器を捨ててこちらに来い! 乗客は大人しくしていれば命まではとらない!」

 その声につられて兵士たちは武器を捨てて歩いていく。
 そして賊のうちから数人が馬車の中に入ってきた。こいつらも『山賊』『ならず者』『ごろつき』といった職業だったが、グローリア神の聖印をつけた白ローブの男が一人混ざっていた。

 山賊に味方する神官がいるのか、と思ったが、山賊も神から与えられた役割を全うしようとしている、と思う神官もいるのかもしれない。

「問題ありません。無職が混ざっていますが、こいつらに戦闘職業の者はおりません」

 神官が他の賊に言う。
 神官は職業を司っているため、他人の職業を分かる力を持っている。

「無職?」

 それを聞いた山賊は眉をひそめる。俺は無職のままだしリンも奴隷なのだが、山賊にまで馬鹿にされると腹が立つ。

 リンはおそらくこんな事態に陥ったのは初めてなのだろう、表情が青くなっている。しかし俺は神殿で袋叩きに遭ったりヤクザと商売したりで若干慣れてきていた。

「そうか、じゃあこいつらの見張りは俺一人で十分だな」
「任せた」

 そう言って他の山賊たちは馬車を出ていく。おそらくだが、後ろの馬車に乗っている物資や馬が目当てで乗客をどうこうするつもりはないのだろう。

 が、そこで俺は気づく。
 こいつらは俺たちの職業を見て油断している。近くにいるのは見張り一人。それならうまくやれば倒せるのではないか。

 そう考えた俺は無言で隣にいる人々にこの前手に入れた「兵士」の職業を与える。
 そんなことが一方的に出来るのかと少し疑問に思ったが、奪うのではなく与えるだけなら俺の意志だけで出来るらしい。男は職業を受け取ったことが分かったのか一瞬はっとしたが、すぐに俺の意図を察したのか声はあげなかった。

 うまくいったようなので、さらに俺は近くにいた乗客たちに、「ならず者」「兵士」「剣士」といった戦闘に役立ちそうな職業を次々と配っていく。

 いきなりのことであったが、周囲の乗客たちは突如自分たちが新たな職業に目覚めたことに気づいたらしい。

 そして小声で言う。

「剣を一振り貸してくれないか?」
「ああ」

 こういう不測の事態があるため、旅人の中には心得がなくとも剣を携帯している者が多い。
 そのうちの一人が剣を貸してくれたので、俺はそれをリンに渡す。

「頼む」
「はい」

 リンは頷くとともに剣を構えると、一目散に山賊の見張りに突っ込んでいく。

「ふん、小娘が……ぐわっ」

 男はリンに剣を向けようとしたが、その時にはすでにリンの剣により切り裂かれていた。
 それを見て俺は叫ぶ。

「詳しい説明は後だが、皆に職業を配った! その力で山賊を倒そうではないか!」
「おおおおおっ!」

 最初にリンが見張りを倒したこともあり、突然職業を配られた他の乗客は沸き立つ。

 剣士の男は最初の見張りが落とした剣を拾い、外の山賊に斬りかかる。他の者たちもそれぞれ護身用のナイフや杖を構えて外に出た。

 人によって温度差もあるが、新たな職業を得たことを喜ぶ者もいる。
 この国で普通に暮らしていれば職業を得るのは人生で一度しかないことだからだ。

「すごい……私がこんなに強いなんて」

 斬りつけた山賊を見ながらリンは驚愕と興奮に包まれている。
 言われてみれば今の動きの速さはただの「剣士」「兵士」よりも上かもしれない。

「細かいことは後だ、とりあえず奴らを何とかするぞ」
「はい!」

 すでに外には先ほどの見張りの悲鳴を聞いて駆け付けた山賊たちが他の乗客との戦いになっているが、突然逆襲してくる乗客に驚いている。

「な、何だ!?」
「こいつらは非戦闘職じゃなかったのか!?」

 慌てて山賊が逆襲に移り、乗客との戦いになる。が、向こうは動揺している上に数はこちらの方が多い。

「覚悟!」

 そしてリンも縦横無尽に剣を振るい、まるで一陣の風のように次々と賊を倒していく。俺は思わずリンの姿に見とれてしまった。もしかすると剣士奴隷というのはただの剣士と奴隷を合わせただけの職業ではなく、もっと可能性があるものなのかもしれない。

 が、そんなことを考えていると一人の賊がこちらに迫ってくる。

「お前がこいつらの親玉か!?」
「うるさい、俺はただの乗客だ!」

 そう言って俺は反射的に護身用のナイフを振るう。
 カキンッ、と甲高い金属音が響き、俺のナイフは正確に賊の剣にぶつかって弾き飛ばしていた。

「何……だと!?」

 それを見て賊は呆然とするが、俺の方も驚く。これまで俺は他人と戦ったことなんてないし、武器もナイフと剣では勝ち目がない。
 だが、今の一撃はマグレではなく正確に俺の攻撃が賊の武器に命中していた。

 ということは俺の力は職業のやりとりだけではなく、俺自身も強化できるのか?
 とはいえ検証は後だ。
 俺は武器を失って呆然としている賊に斬りつける。

「ぐわあっ」

 賊は一際大きな悲鳴をあげてその場に倒れた。

「大丈夫ですかご主人様!? すみません、自分の戦いに夢中になってしまって……あれ?」

 そこへ慌てて戻ってきたリンが、俺と目の前に倒れている賊を見比べて首をかしげる。

「ご主人様ってそんなに強かったでしたっけ?」
「俺も今知った。何にせよ、心配してくれてありがとうな」
「当然です。ご主人様を傷つける者は絶対に許しませんから」

 そんなことを話していると、俺たちの逆襲の様子を見て、今度は最初に武器を捨てさせられていた兵士たちも山賊から武器を奪って反撃に出た。
 こうなってしまうと戦いは勢いであり、すっかり形勢は逆転してしまう。

「一体何なんだ!?」
「確かに奴らは非戦闘職だったはずなのに!」
「くそ、いったん撤収だ!」

 こうして予想外の反撃に不意を突かれた山賊たちは体勢を立て直せない。

「待て、逃げるな!」
「大人しく投降しろ!」

 一方の兵士たちは一度負けかけたことを気にしているのか、恨みを晴らすように執拗に山賊を追いかける。こうして襲い掛かってきた賊のほとんどが負傷か投降したのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

弟子に”賢者の石”発明の手柄を奪われ追放された錬金術師、田舎で工房を開きスローライフする~今更石の使い方が分からないと言われても知らない~

今川幸乃
ファンタジー
オルメイア魔法王国の宮廷錬金術師アルスは国内への魔物の侵入を阻む”賢者の石”という世紀の発明を完成させるが、弟子のクルトにその手柄を奪われてしまう。 さらにクルトは第一王女のエレナと結託し、アルスに濡れ衣を着せて国外へ追放する。 アルスは田舎の山中で工房を開きひっそりとスローライフを始めようとするが、攻めてきた魔物の軍勢を撃退したことで彼の噂を聞きつけた第三王女や魔王の娘などが次々とやってくるのだった。 一方、クルトは”賢者の石”を奪ったものの正しく扱うことが出来ず次第に石は暴走し、王国には次々と異変が起こる。エレナやクルトはアルスを追放したことを後悔するが、その時にはすでに事態は取り返しのつかないことになりつつあった。 ※他サイト転載

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜

霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!! 「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」 回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。 フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。 しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを…… 途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。 フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。 フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった…… これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である! (160話で完結予定) 元タイトル 「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

処理中です...