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決着
陛下
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「そうです、こうしてはいられません、陛下のところに向かわなければ」
少しして私は思い出す。アイリスによると陛下は闇の精霊の力で病に倒れたと言っていた。一人息子であるクリストフがこうなった以上、陛下に万一のことがあればこの国は終わりだ。
「もう大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
元々私が使っているのは精霊の魔力であり、少し疲れただけだ。
私と殿下は広間を出ると控えていたゲルハルトらと合流して離れにある病室を目指す。
「おい、一体何があったんだ!?」
広間で倒れている者たちを見て兵士たちが声をかけてくるが、事情は倒れている者たちに聞いて欲しい。
離宮に向かうとそちらも兵士だらけになっており、私はうんざりした。むしろここが一番守りが固いと言えるかもしれない。
伯爵はよほど自分が手に入れた張りぼての権力を失うことを恐れていたのだろう。逆に言えば自分に人望がないということを理解しているということでもあるが。
私たちが離宮に向かって歩くのを見ると兵士は動揺した様子で声をかけてくる。
「な、何者だ! ここは伯爵様の許可がない者は通すことは出来ない!」
「その伯爵の娘は闇の精霊と契約していたことが明らかになりました。もはや伯爵の命令に従う義理はありません」
私は兵士に伝えたが、伯爵はよほど命令に忠実な者たちを集めたのだろう、兵士たちは首を縦に振らない。
もし陛下が一言でも「伯爵が摂政であるのはおかしい」と言ってしまえば伯爵の全てが終了する。だからこそ守りを固めていたのだろうが、私はすっかり弱ってしまった。
まさか陛下が病気で寝ている横で大きな魔法を使って兵士を倒す訳にもいかない。アルツリヒト殿下もこの国の兵士に対しては特に指揮権を持っている訳ではない。が、私が困惑していると離れの扉が開き、中からやせ細った老人が現れる。
「え、陛下?」
思わず陛下に対して間抜けな声を上げてしまう。
正装で玉座に座っている陛下しか見たことがなかった私は、部屋着をまとい頬がこけた老人を同一人物だと認識するのに時間を要してしまった。
もしや闇の精霊とアイリスの関係が途切れ、陛下に及ぼされていた悪影響も解けて病状も回復したのだろうか。
急な陛下の登場に兵士たちは泡を食って姿勢を正す。私も慌ててそれに倣い、殿下も続いた。
「外が騒がしいが、わしが寝ている間に一体何があったのじゃ」
陛下はかすれるような声で言った。
「それよりもお体は大丈夫でございますか!?」
「うむ、寝たきりで体力はなくなったが、悪いものが抜けた感覚がある」
「ウンディーネ、お願い……ヒール・ウォーター」
私は手元に癒しの水を生成する。
それを見て陛下は目を丸くした。
「おお、まさかそなたにそのような力があったとは。クリストフは良き嫁を持ったのう」
どうやら陛下はずっと寝たきりだったせいで一か月ほど前の世界を生きているらしい。無邪気な笑みを浮かべながら癒しの水を飲む陛下に真実を告げるのは心苦しかったが、元はと言えば陛下が子育てに失敗したせいでもあるので、真実を受け止めて欲しい。
癒しの水を飲んだ陛下は心なしか血色が良くなっていくようである。
「すごいな、水を飲んだだけで失った体力が戻ってくるようじゃ」
「あの、陛下、お話をよろしいでしょうか。少々長くなるのですが……」
病み上がりではあるが、会話ぐらいは大丈夫だろうと私は意を決して切り出す。
私の真剣な表情、私の傍らに立つ謎の男(おそらく陛下は殿下と会ったことがない)、そして離れの周辺を取り囲む兵士たちの様子。それらからただならぬことが起こっているという雰囲気を感じ取ったのだろう。
陛下の表情も真剣なものになる。
「分かった。病室で良ければ聞こう」
陛下は室内に私たちを招き入れてくれるのであった。
改めて私たちは病室のテーブルを囲んで向き合って座る。何から話そうかと思ったが、私はとりあえず殿下の紹介をする。
「改めまして陛下、こちらは隣国マナライト王国の第一王子、アルツリヒト殿下でございます」
「アルツリヒトと申します。故あってシルア殿に同行させていただいております」
そう言って殿下は頭を下げる。それを見てさすがの陛下も驚いたようだった。
そして私は婚約破棄から始まった一連の出来事をかいつまんで話した。最初は驚愕の表情で聞いていた陛下だったが、徐々に表情が怒りと悲しみに変わっていく。
「……という顛末で今に至っております」
私が話し終えると、陛下は悲しみに満ちた表情で息を吐いた。
「何ということじゃ、わしがもっと厳しくクリストフを育てていれば……」
病気が良くなったと思ったらこのようなことになっていた陛下には同情するが、それについてはその通りですとしか言いようがない。
陛下はしばらくの間頭の整理が追いつかないのか無言で考え事をしていたが、やがて私の方を見て口を開く。
「何はともあれ、まず国の窮状を助けてもらったことには感謝しよう。我が国では魔法や精霊についての研究を軽視しすぎていたようだ。少なくともわしの代ではそなたが名乗り出るまでそのような者はいなかったから半信半疑だったのじゃ」
陛下は申し訳なさそうに言った。こればかりはそういう資質がある者が少ないのだから仕方がない。マナライト王国ですら精霊についての研究はほぼ手付かずだったし。今後にいかしていくしかないだろう。
次に陛下は殿下の方を向く。
「アルツリヒト殿も隣国からわざわざ助けに来ていただき、まことに感謝している」
「いえ、当然のことをしたまでです。ですがもし可能であれば一つだけ所望したいことがございます」
「ほう、何じゃ」
「クリストフ殿下とシルア殿の婚約破棄を正式に認めて欲しいのです」
急に何かを要求しだすので一体何を言い出すのかと思ったら、外堀を埋められていた。確かに今回の婚約破棄はクリストフが勝手にしたことであり、陛下が無効にする可能性は十分にある。この状況でそこまで考えている殿下はさすがと言わざるを得ない。というか、そこまで私のことを?
陛下は陛下で殿下の申し出に驚いていたが、少し考えた末にやがて頷いた。
「今後のことは少し考えさせて欲しい。あれでも予の唯一の男子じゃからな。とはいえ、もし他の者にも聞き取りをして今ほど聞いた内容と違いがなければあれは廃嫡も視野にいれねばならぬ。そうなれば当然婚約も考え直さなければならぬだろう」
「分かりました。先走ったことを申してしまい申し訳ありません」
「いや、良いのじゃ。それよりもわしはバカ息子の教育と摂政の解任を行わなければならぬ。慌ただしくてすまぬが落ち着いたらまた改めて礼をさせてもらおう」
「ではお待ちしております」
こうして陛下は慌ただしくその場を後にした。私は勝手に一仕事終えた気分になっていたが、陛下にしてみれば問題は山積みだろう。
いくら息子の教育が悪かったとはいえ、病に一月ほど倒れて回復したと思ったら国が滅茶苦茶になっていたというのは可哀想だ。
「ところで、殿下、先ほどのは一体……」
陛下が出ていった後、私は殿下に尋ねる。
「確かにまだそなたからの答えは受け取っていない。しかしその答えがどちらであるにせよそなたがあの王子と結ばれるのは許せぬことだ」
「ご配慮ありがとうございます。分かりました、ではこれより共に我が屋敷に向かってはいただけませんか?」
「それはつまり……」
殿下は私の意図に気づいたのか、さっと緊張する。
私は照れながらも答えた。きっと今頃私の頬は真っ赤に染まっていることだろう。
「はい、婚約者は両親に紹介しないといけませんので」
「分かった、それなら一緒に行こう」
少しして私は思い出す。アイリスによると陛下は闇の精霊の力で病に倒れたと言っていた。一人息子であるクリストフがこうなった以上、陛下に万一のことがあればこの国は終わりだ。
「もう大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
元々私が使っているのは精霊の魔力であり、少し疲れただけだ。
私と殿下は広間を出ると控えていたゲルハルトらと合流して離れにある病室を目指す。
「おい、一体何があったんだ!?」
広間で倒れている者たちを見て兵士たちが声をかけてくるが、事情は倒れている者たちに聞いて欲しい。
離宮に向かうとそちらも兵士だらけになっており、私はうんざりした。むしろここが一番守りが固いと言えるかもしれない。
伯爵はよほど自分が手に入れた張りぼての権力を失うことを恐れていたのだろう。逆に言えば自分に人望がないということを理解しているということでもあるが。
私たちが離宮に向かって歩くのを見ると兵士は動揺した様子で声をかけてくる。
「な、何者だ! ここは伯爵様の許可がない者は通すことは出来ない!」
「その伯爵の娘は闇の精霊と契約していたことが明らかになりました。もはや伯爵の命令に従う義理はありません」
私は兵士に伝えたが、伯爵はよほど命令に忠実な者たちを集めたのだろう、兵士たちは首を縦に振らない。
もし陛下が一言でも「伯爵が摂政であるのはおかしい」と言ってしまえば伯爵の全てが終了する。だからこそ守りを固めていたのだろうが、私はすっかり弱ってしまった。
まさか陛下が病気で寝ている横で大きな魔法を使って兵士を倒す訳にもいかない。アルツリヒト殿下もこの国の兵士に対しては特に指揮権を持っている訳ではない。が、私が困惑していると離れの扉が開き、中からやせ細った老人が現れる。
「え、陛下?」
思わず陛下に対して間抜けな声を上げてしまう。
正装で玉座に座っている陛下しか見たことがなかった私は、部屋着をまとい頬がこけた老人を同一人物だと認識するのに時間を要してしまった。
もしや闇の精霊とアイリスの関係が途切れ、陛下に及ぼされていた悪影響も解けて病状も回復したのだろうか。
急な陛下の登場に兵士たちは泡を食って姿勢を正す。私も慌ててそれに倣い、殿下も続いた。
「外が騒がしいが、わしが寝ている間に一体何があったのじゃ」
陛下はかすれるような声で言った。
「それよりもお体は大丈夫でございますか!?」
「うむ、寝たきりで体力はなくなったが、悪いものが抜けた感覚がある」
「ウンディーネ、お願い……ヒール・ウォーター」
私は手元に癒しの水を生成する。
それを見て陛下は目を丸くした。
「おお、まさかそなたにそのような力があったとは。クリストフは良き嫁を持ったのう」
どうやら陛下はずっと寝たきりだったせいで一か月ほど前の世界を生きているらしい。無邪気な笑みを浮かべながら癒しの水を飲む陛下に真実を告げるのは心苦しかったが、元はと言えば陛下が子育てに失敗したせいでもあるので、真実を受け止めて欲しい。
癒しの水を飲んだ陛下は心なしか血色が良くなっていくようである。
「すごいな、水を飲んだだけで失った体力が戻ってくるようじゃ」
「あの、陛下、お話をよろしいでしょうか。少々長くなるのですが……」
病み上がりではあるが、会話ぐらいは大丈夫だろうと私は意を決して切り出す。
私の真剣な表情、私の傍らに立つ謎の男(おそらく陛下は殿下と会ったことがない)、そして離れの周辺を取り囲む兵士たちの様子。それらからただならぬことが起こっているという雰囲気を感じ取ったのだろう。
陛下の表情も真剣なものになる。
「分かった。病室で良ければ聞こう」
陛下は室内に私たちを招き入れてくれるのであった。
改めて私たちは病室のテーブルを囲んで向き合って座る。何から話そうかと思ったが、私はとりあえず殿下の紹介をする。
「改めまして陛下、こちらは隣国マナライト王国の第一王子、アルツリヒト殿下でございます」
「アルツリヒトと申します。故あってシルア殿に同行させていただいております」
そう言って殿下は頭を下げる。それを見てさすがの陛下も驚いたようだった。
そして私は婚約破棄から始まった一連の出来事をかいつまんで話した。最初は驚愕の表情で聞いていた陛下だったが、徐々に表情が怒りと悲しみに変わっていく。
「……という顛末で今に至っております」
私が話し終えると、陛下は悲しみに満ちた表情で息を吐いた。
「何ということじゃ、わしがもっと厳しくクリストフを育てていれば……」
病気が良くなったと思ったらこのようなことになっていた陛下には同情するが、それについてはその通りですとしか言いようがない。
陛下はしばらくの間頭の整理が追いつかないのか無言で考え事をしていたが、やがて私の方を見て口を開く。
「何はともあれ、まず国の窮状を助けてもらったことには感謝しよう。我が国では魔法や精霊についての研究を軽視しすぎていたようだ。少なくともわしの代ではそなたが名乗り出るまでそのような者はいなかったから半信半疑だったのじゃ」
陛下は申し訳なさそうに言った。こればかりはそういう資質がある者が少ないのだから仕方がない。マナライト王国ですら精霊についての研究はほぼ手付かずだったし。今後にいかしていくしかないだろう。
次に陛下は殿下の方を向く。
「アルツリヒト殿も隣国からわざわざ助けに来ていただき、まことに感謝している」
「いえ、当然のことをしたまでです。ですがもし可能であれば一つだけ所望したいことがございます」
「ほう、何じゃ」
「クリストフ殿下とシルア殿の婚約破棄を正式に認めて欲しいのです」
急に何かを要求しだすので一体何を言い出すのかと思ったら、外堀を埋められていた。確かに今回の婚約破棄はクリストフが勝手にしたことであり、陛下が無効にする可能性は十分にある。この状況でそこまで考えている殿下はさすがと言わざるを得ない。というか、そこまで私のことを?
陛下は陛下で殿下の申し出に驚いていたが、少し考えた末にやがて頷いた。
「今後のことは少し考えさせて欲しい。あれでも予の唯一の男子じゃからな。とはいえ、もし他の者にも聞き取りをして今ほど聞いた内容と違いがなければあれは廃嫡も視野にいれねばならぬ。そうなれば当然婚約も考え直さなければならぬだろう」
「分かりました。先走ったことを申してしまい申し訳ありません」
「いや、良いのじゃ。それよりもわしはバカ息子の教育と摂政の解任を行わなければならぬ。慌ただしくてすまぬが落ち着いたらまた改めて礼をさせてもらおう」
「ではお待ちしております」
こうして陛下は慌ただしくその場を後にした。私は勝手に一仕事終えた気分になっていたが、陛下にしてみれば問題は山積みだろう。
いくら息子の教育が悪かったとはいえ、病に一月ほど倒れて回復したと思ったら国が滅茶苦茶になっていたというのは可哀想だ。
「ところで、殿下、先ほどのは一体……」
陛下が出ていった後、私は殿下に尋ねる。
「確かにまだそなたからの答えは受け取っていない。しかしその答えがどちらであるにせよそなたがあの王子と結ばれるのは許せぬことだ」
「ご配慮ありがとうございます。分かりました、ではこれより共に我が屋敷に向かってはいただけませんか?」
「それはつまり……」
殿下は私の意図に気づいたのか、さっと緊張する。
私は照れながらも答えた。きっと今頃私の頬は真っ赤に染まっていることだろう。
「はい、婚約者は両親に紹介しないといけませんので」
「分かった、それなら一緒に行こう」
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