【BL】婚約破棄されたら年下男子から熱烈なプロポーズを受けた件

笹山もちもち

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第4話 ※

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早速翌日の夕食後、高志くんを僕の部屋へお招きした。

「お邪魔します」
「いらっしゃい。お茶どうぞ」

高志くんは少しよそよそしく、でも僕のよく知っている笑顔で向かいに座ってくれた。
良かった。やはりこの前の高志くんは何かの間違いだったのではと思ってしまう。

「親父から話聞いたよ。なんか養子に来てくれてもいいとまで言ってくれてるんだって?」
「はい!俺優さんの為なら出来ることなんでもします!」

前のめりで目をキラキラさせて嬉しいことを言ってくれる高志くん。
嬉しいけれど、やっぱり僕は彼をそういう対象としてみることができない。
彼も僕への感情は何か誤解しているに違いない。でないと12も年上のおじさんにこんな酔狂な提案はしてこないだろう。

「気持ちは嬉しいよ。でも君はまだ若いし、勘違いというか思い違いをしていると思うんだ。よく考えてほしい、君みたいな素敵な子が僕みたいなおじさんなんて本気で好きになるはずないじゃない、ね?」

出来るだけ優しく、諭すように語り掛ける。
高志くんの表情が曇った。と思えばみるみるうちに怒りが滲み出てくる。
しまった。

「優さんはどうしたら俺が本気だってわかってくれるんですか?」

机を避けてぐいと距離を詰めてくる。

「っ・・・わぁっ!」

あ、と思った時には腕を引かれ高志くんの下に組み敷かれていた。
前回と同じように押し返そうとするも、圧し掛かられてビクともしない。

「ちょっと高志くんッ・・・んッ!!!」

激しく抵抗するも唇を塞がれ、熱い舌の侵入を許してしまう。

「んっ・・・ッ・・・うぅん・・・」

舌を吸い、絡ませ、擦りあわされて、先ほどまでの抵抗の力が嘘のように抜ける。
顎の付け根から甘い痺れが広がる。
どうして、頭では高志くんの暴挙を拒みたいのに、力が入らずただただ受け入れてしまう。

「・・・んっ・・・ん、・・・」
「はは、優さんに意識してもらうには、言葉を尽くすより身体の関係を持った方が早いのかな?」

高志くんの濡れた瞳、艶っぽい前髪が大写しになる。
聞き捨てならない台詞に抗議しようにも、押し返す腕には力はなく、ただ縋るだけになった。
高志くんは不敵に笑い、腰を押し付けてきた。

「あっ・・・!」
「俺ずっと昔から優さんの事、いやらしい目で見てたんですよ。全然気付いてなかったみたいですけど」

熱い塊を擦りつけられながら、高志くんの長い指が僕の上半身を無遠慮に這い回る。
その指が下へ下へと下がり、ついに中心を服の上から包まれた。

「あ・・・ぁんッ・・・やっ・・・!」
「ちょっと触られただけでもうこんなですよ?こんなに感じやすくてこれから一人でどうやっていくんですか?
それとももう決まった相手が居るんですか?」
「そ、そんなのいるわけないだろっ・・・!」
「じゃあ僕にしとけばいいじゃないですか。僕なら絶対、優さんのいやらしい身体、満足させてみせますよ。」
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