背番号なしの戦いー元プロ野球選手が書いたリアルストーリー

Astolz

文字の大きさ
23 / 27

第二十三話 第一期生、始動

しおりを挟む

「本日から、君たち3人がこのプロジェクトの第一期生だ。」

悠真がそう告げると、目の前に座る3人の表情が引き締まる。

佐藤 直人(さとう なおと)(元プロ野球選手・投手)、
高橋 蓮(たかはし れん)(元陸上選手・短距離走)、
山本 優奈(やまもと ゆうな)(元女子バスケットボール選手)。

それぞれ競技も違えば、性格も違う。

だが、共通しているのは**「アスリートとして戦い抜いてきた経験」** だ。

「スポーツの世界で培った力を、ビジネスに変換する。そのために必要なスキルは俺たちが全力でサポートする。」

悠真の言葉に、3人は真剣に頷いた。

「まずは、それぞれがビジネスのどこに適性があるのかを探るところから始めよう。」



早速、3人はそれぞれの特性を活かせる部署で研修を開始した。

直人はデータ分析が得意だったため、マーケティング部へ。
蓮は目標に向かって突き進む力があるため、営業部へ。
優奈はコミュニケーション力を活かし、人材開発チームへ。

「データを分析するのは面白い。でも、ビジネスは野球と違って“正解”がないのが難しいな。」

「営業って、陸上と似てるかもしれない。目標達成のために、自分がどれだけ努力できるかが鍵だな。」

「人の成長を支えるのって、バスケでキャプテンをやってたときに似てる気がする!」

3人は試行錯誤しながらも、それぞれの適性を見つけつつあった。



そんな中、悠真たちは**「スポーツビジネス向けの新サービス開発」** にも着手することになった。

「スポーツ選手の強みを、企業の研修に取り入れられないか?」

「アスリートが持つ目標達成能力やメンタル管理のノウハウは、ビジネスでも活かせるはずだ。」

「データ分析や戦略思考を活用した営業研修も面白いかもしれない。」

直人・蓮・優奈も意見を出し合いながら、新たなビジネスの形を模索していく。

そして、彼らの挑戦が、新たな可能性を生み出していく——。

「俺たちが、この道を切り拓くんだ。」

悠真は3人を見ながら、確信していた。

これは、単なる転職支援ではない。

アスリートが新たなフィールドで輝くための、新しい道を作る挑戦なのだ。

挑戦の先に見えた景色

研修が進むにつれ、3人の表情にも変化が現れ始めた。

直人は、「データを活用した戦略を立てるのが楽しい」と言うようになった。

蓮は、「営業は競技と同じで、積み重ねが結果につながる」と自信を持ち始めた。

優奈は、「人の成長をサポートすることが、こんなにもやりがいがあるとは思わなかった」と話すようになった。

悠真は、彼らの成長を見守りながら、改めて思う。

「スポーツで培った力は、必ず別の世界でも通用する。」

このプロジェクトが成功すれば、さらに多くのアスリートに新たな選択肢を示すことができる。

「アスリートの未来を変える。」

その使命を胸に、悠真はさらに前へと進んでいく。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

真面目な女性教師が眼鏡を掛けて誘惑してきた

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
仲良くしていた女性達が俺にだけ見せてくれた最も可愛い瞬間のほっこり実話です

島猫たちのエピソード2025

BIRD
エッセイ・ノンフィクション
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。 石垣島は野良猫がとても多い島。 2021年2月22日に設立した保護団体【Cat nursery Larimar(通称ラリマー)】は、自宅では出来ない保護活動を、施設にスペースを借りて頑張るボランティアの集まりです。 「保護して下さい」と言うだけなら、誰にでも出来ます。 でもそれは丸投げで、猫のために何かした内には入りません。 もっと踏み込んで、その猫の医療費やゴハン代などを負担出来る人、譲渡会を手伝える人からの依頼のみ受け付けています。 本作は、ラリマーの保護活動や、石垣島の猫ボランティアについて書いた作品です。 スコア収益は、保護猫たちのゴハンやオヤツの購入に使っています。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

処理中です...