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46 望まぬ再会
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月島が目覚めてから、俺は一度も病院に足を運んでいなかった。
猫宮から伝え聞いた話によると、明日には月島も退院となるらしい。
けれども、まだ顔を合わせてやる気はなかった。
「じゃあ、しばらく留守にするから」
月島と協力して進めていたプロジェクトの終局を見届けてから、俺は長期の有給休暇を申請していた。
今までほとんど使っていなかった有給を、年度末に向けてほぼ使い果たした形だ。
課長は何か言いたそうにしていたが、仕事も一段落したこのタイミングでの休暇申請は無事に受理された。
休暇前最後の仕事を終え、机を片付け終えた俺を、神原が心配そうに見詰めている。
「ちゃんと、戻ってきますよね?」
そう尋ねる神原は、至極不安そうな表情を浮かべていた。
まさか失踪するとでも思っているのだろうか。今の俺が神原の目にどう映っているのか測りかね、思わず苦笑いを浮かべた。
「当たり前だろ? ただ、ちょっと遠出をしてくるだけだ」
「何処に行かれるんですか」
「とりあえずは、叔母さんのところに顔を出しに行くつもりだが」
予定は未定だ。神原は少し考えてから、再び口を開いた。
「じゃあ、何をしに行かれるんですか」
「そうだな……自分を見つめ直させる旅、かな」
俺の答えを聞いて、神原は納得した顔つきになる。
しかし、今後自分に降りかかってくるだろう苦労を思い浮かべたのか、徐々にその顔色は苦いものとなっていく。
コイツもかなり察しが良くなったようだ。
「かさばる荷物は置いていくから、後はよろしくな」
「僕があの人をよろしく出来る訳ないでしょう。お土産期待して待ってますからね」
「おう、じゃあな」
軽く言い残して、俺は普段通りに会社を後にした。
◆
俺が叔母さんの元を訪ねようと考えたのは、ただの思いつきからではない。少し前に、葵さんから声をかけられていたのだ。
年度末が近付いてきたこの繁忙期に、なんと事務員が急病を患ってしまったらしい。
そこで、白羽の矢を立てられたのが俺だった。
「聡くんが手伝いに来てくれて本当に助かったわ。お疲れ様」
「いえ、このくらい気にしないでください。それに、俺も色々と都合が良かったので」
数日かけて処理を終えた伝票の山を片付けて、葵さんが淹れてくれた紅茶を口に含む。
すると、せっかく一心地ついた空気を切り裂くようにコール音が鳴り響いた。
「ふん」
問答無用で叩き切る。
「都合っていうのは……」
「これのことですね」
間髪置かずに再び鳴り響いたスマホをワンコールで黙らせて、悠々と紅茶を味わう。
マナーモードや着信拒否にしないのは、敢えて着信を断ち切る事で話す意思がないと思い知らせてやるためだ。
不毛な攻防戦は丸一日続いている。お互い、意地になっていた。
「それ、月島くんからの連絡でしょう。喧嘩でもしたの?」
「実は……」
これまでの経緯をかいつまんで伝えると、葵さんは神妙な顔つきで口を開いた。
「だから、仕返しの為に姿をくらませているのね」
「大人げないと思いますか?」
「まさか。やられた分はしっかりやり返しなさい」
流石、俺の育ての親である。喧嘩っ早いところばかり似てしまったとは葵さんの談だ。
「それで、気が済んだらちゃんと仲直りするのよ」
「……はい」
優しく諭されて素直に頷く。
とっくに独り立ちしていても、葵さんにとって、俺はいつまでも手のかかる子どものようだ。
月島は、今頃どうしているだろうか。アイツの部屋に突き返した荷物の山や、神原に預けた手紙を見て、打ちひしがれている頃だろうか。
まだ、荷物を全部返した訳じゃないことには気付いていないだろう。あまり早く気付いてさっさと安心されても癪だ。
ひとり残される辛さを、俺が味わった何分の一かでも思い知ればいい。
「そうだ。一週間も休みがあるなら、兄さんたちの墓参りでもして来たら? しばらく行ってないでしょう」
「そう、ですね」
声をかけられて我に返り、慌てて月島への恨み節を振り払う。
両親の墓参りは、しばらく行っていないどころの話ではない。葬儀の日から、一度も顔を見せられずにいた。
向き合えなかったのだ。
「……これも、良い機会かもしれません」
「今の貴方の姿を、二人が見たらきっと喜ぶわよ」
「そうですかね。やっと出来た恋人とも喧嘩してるなんて、心配させちゃうかもしれませんよ」
「それだけ本気でぶつかり合える相手に出会えたんでしょう、喜ぶわよ。無理にとは言わないけど、考えてみたら?」
「……ええ」
葵さんはそれっきり、事務所の片づけの為にバックルームから出て行ってしまった。
一人になり、何ともなしに窓から外を眺める。
どうせ行く宛てなどなかったのだ。心の整理をつけるためにも、悪くない提案かもしれない。
過去と向き合う勇気なら、すでに月島からもらっているのだから。
「月島……」
傍らに置いた鞄から、布にくるんだ小さな箱を取り出して、胸に抱く。
事故のあった日から肌身離さず持ち歩いている、月島の想いの表れを。
「聡君、そろそろ事務所を閉めるわよ」
「あ、はい!」
急いで帰り支度を整え、葵さんに続いて事務所を後にする。
今日の夕食は、などと他愛もない話に興じていた俺は、物陰からじっとこちらを伺う視線がある事に気付かなかった。
◆
「うわ」
葵さんの家で一晩を過ごした俺は、起き抜けにスマホを眺めて固まった。
不在着信が三十件。未読メッセージが二十件。たった一晩でこの惨状である。
こうなることは想定済みではあったものの、いざおびただしい量の着信を目にすると、引く。
まあ俺が何度呼んでも目を覚まさなかったのだ。いくらかけて来ようと全くかけ直してやる気はないのだが。
埋もれていた神原からのメールにだけ返信を打ち込んで、俺はスマホを鞄へと仕舞い込んだ。
「おはよう、今日は早いのね」
「ええ。……葵さんの言う通り、墓参りに行こうかと思いまして」
「そう、気を付けていってらっしゃい」
俺の言葉を聞いて、葵さんが僅かに頬を緩ませる。どうやら随分と長い間、気を揉ませてしまっていたらしい。
「色々、世話をかけました。また近い内に顔を出しに来ます」
「そうしてくれると嬉しいわ。あんた、仕事でトラブルがあった時くらいしか連絡を寄越さないんだもの」
「ははは……すみません」
痛いところを突かれたのを笑ってごまかす。
葵さんは不服そうな表情を作って黙り込んでいたが、やがて根負けして大きな溜息を吐いた。
「まあいいわ、月島くんとの逢瀬に忙しいんだろうし。邪魔するのも野暮ね」
「いや、別に、そういう訳ではないですよ」
「視線も声のトーンもぶれぶれ。嘘を吐くのも下手になったわねぇ」
「ぐぐっ」
腹いせとばかりに翻弄されて、なす術もなく口をつぐむ。
葵さんに口で勝てた例はない。形勢不利を悟った俺は、そそくさと荷物をまとめて逃げるように玄関へと向かった。
「じゃあ、行って来ます」
「はいはい。また今度ね」
葵さんに見送られながら家を後にして、スーツケースを転がしながら少し離れた駐車場へと歩みを進める。
通勤通学が終わった後の時間帯だからか、周囲にはほとんど誰も歩いていなかった。聞こえてくるのは犬の鳴き声と室外機の音くらいだ。
そんな寂しい街の中、俺の愛車の隣に、一際目を引く長身の男が立っていた。
すらっとした長身を仕立ての良い白のコートに包み、茶色がかったさらさらの髪をきっちりと左右に分けた男が、俺の姿を認めて顔を綻ばす。
そして、形の良い眉を僅かに垂れさせ、薄い唇を開いた。
「篠崎君」
甘く、低い声が耳朶を打つ。
「――――!」
思わず我が目を疑った。
何故この男がここに居るのか。とても信じられなかった。
男は、驚く俺を見て苦しそうに顔を歪ませながら言葉を続ける。
「私が悪かった。両親を早くに失って人一倍孤独に苦しんできた君に、ひとりでも幸せになって欲しいなんて、思った私が馬鹿だった」
「……」
「今度は君の手を離さないから。頼む、私の元へ戻ってきてくれないか。私には、君が居ないと駄目なんだ」
「……ッ」
「一緒に帰ろう、篠崎君」
そう言って包帯に包まれた大きな手を差し出し、俺を迎える男の姿に鼓動が早まる。
強く両手を握り締め、我慢出来ずに駆け寄り、勢いのまま――男の顔に向かって拳を振り上げた。
「なッ!」
男は驚いて顔を逸らすが、避ける暇など与えない。
ガーゼを付けた頬に体重を乗せた拳を叩き込み、憎たらしい長身を地面に叩き伏せた。
鈍い音を立てて倒れ込んだ身体を追い、腹に足をかけて仰向けに転がす。そして、未だ呆気にとられた表情を浮かべているその真横に、勢いよく靴底を叩き付けた。
固いアスファルトを打ち鳴らした派手な音に、足元に転がる男が肩を揺らす。
「篠崎君、待て、落ちつ……」
「黙れ」
踏みつけた髪をにじって、五月蠅く喚く男を黙らせる。もう一言たりとも、男の言葉を聞きたくなかった。
唯一無二のあの男を騙る、偽物の言葉など。
「お前、よくもぬけぬけと俺の前に顔を見せられたな。……玲二」
猫宮から伝え聞いた話によると、明日には月島も退院となるらしい。
けれども、まだ顔を合わせてやる気はなかった。
「じゃあ、しばらく留守にするから」
月島と協力して進めていたプロジェクトの終局を見届けてから、俺は長期の有給休暇を申請していた。
今までほとんど使っていなかった有給を、年度末に向けてほぼ使い果たした形だ。
課長は何か言いたそうにしていたが、仕事も一段落したこのタイミングでの休暇申請は無事に受理された。
休暇前最後の仕事を終え、机を片付け終えた俺を、神原が心配そうに見詰めている。
「ちゃんと、戻ってきますよね?」
そう尋ねる神原は、至極不安そうな表情を浮かべていた。
まさか失踪するとでも思っているのだろうか。今の俺が神原の目にどう映っているのか測りかね、思わず苦笑いを浮かべた。
「当たり前だろ? ただ、ちょっと遠出をしてくるだけだ」
「何処に行かれるんですか」
「とりあえずは、叔母さんのところに顔を出しに行くつもりだが」
予定は未定だ。神原は少し考えてから、再び口を開いた。
「じゃあ、何をしに行かれるんですか」
「そうだな……自分を見つめ直させる旅、かな」
俺の答えを聞いて、神原は納得した顔つきになる。
しかし、今後自分に降りかかってくるだろう苦労を思い浮かべたのか、徐々にその顔色は苦いものとなっていく。
コイツもかなり察しが良くなったようだ。
「かさばる荷物は置いていくから、後はよろしくな」
「僕があの人をよろしく出来る訳ないでしょう。お土産期待して待ってますからね」
「おう、じゃあな」
軽く言い残して、俺は普段通りに会社を後にした。
◆
俺が叔母さんの元を訪ねようと考えたのは、ただの思いつきからではない。少し前に、葵さんから声をかけられていたのだ。
年度末が近付いてきたこの繁忙期に、なんと事務員が急病を患ってしまったらしい。
そこで、白羽の矢を立てられたのが俺だった。
「聡くんが手伝いに来てくれて本当に助かったわ。お疲れ様」
「いえ、このくらい気にしないでください。それに、俺も色々と都合が良かったので」
数日かけて処理を終えた伝票の山を片付けて、葵さんが淹れてくれた紅茶を口に含む。
すると、せっかく一心地ついた空気を切り裂くようにコール音が鳴り響いた。
「ふん」
問答無用で叩き切る。
「都合っていうのは……」
「これのことですね」
間髪置かずに再び鳴り響いたスマホをワンコールで黙らせて、悠々と紅茶を味わう。
マナーモードや着信拒否にしないのは、敢えて着信を断ち切る事で話す意思がないと思い知らせてやるためだ。
不毛な攻防戦は丸一日続いている。お互い、意地になっていた。
「それ、月島くんからの連絡でしょう。喧嘩でもしたの?」
「実は……」
これまでの経緯をかいつまんで伝えると、葵さんは神妙な顔つきで口を開いた。
「だから、仕返しの為に姿をくらませているのね」
「大人げないと思いますか?」
「まさか。やられた分はしっかりやり返しなさい」
流石、俺の育ての親である。喧嘩っ早いところばかり似てしまったとは葵さんの談だ。
「それで、気が済んだらちゃんと仲直りするのよ」
「……はい」
優しく諭されて素直に頷く。
とっくに独り立ちしていても、葵さんにとって、俺はいつまでも手のかかる子どものようだ。
月島は、今頃どうしているだろうか。アイツの部屋に突き返した荷物の山や、神原に預けた手紙を見て、打ちひしがれている頃だろうか。
まだ、荷物を全部返した訳じゃないことには気付いていないだろう。あまり早く気付いてさっさと安心されても癪だ。
ひとり残される辛さを、俺が味わった何分の一かでも思い知ればいい。
「そうだ。一週間も休みがあるなら、兄さんたちの墓参りでもして来たら? しばらく行ってないでしょう」
「そう、ですね」
声をかけられて我に返り、慌てて月島への恨み節を振り払う。
両親の墓参りは、しばらく行っていないどころの話ではない。葬儀の日から、一度も顔を見せられずにいた。
向き合えなかったのだ。
「……これも、良い機会かもしれません」
「今の貴方の姿を、二人が見たらきっと喜ぶわよ」
「そうですかね。やっと出来た恋人とも喧嘩してるなんて、心配させちゃうかもしれませんよ」
「それだけ本気でぶつかり合える相手に出会えたんでしょう、喜ぶわよ。無理にとは言わないけど、考えてみたら?」
「……ええ」
葵さんはそれっきり、事務所の片づけの為にバックルームから出て行ってしまった。
一人になり、何ともなしに窓から外を眺める。
どうせ行く宛てなどなかったのだ。心の整理をつけるためにも、悪くない提案かもしれない。
過去と向き合う勇気なら、すでに月島からもらっているのだから。
「月島……」
傍らに置いた鞄から、布にくるんだ小さな箱を取り出して、胸に抱く。
事故のあった日から肌身離さず持ち歩いている、月島の想いの表れを。
「聡君、そろそろ事務所を閉めるわよ」
「あ、はい!」
急いで帰り支度を整え、葵さんに続いて事務所を後にする。
今日の夕食は、などと他愛もない話に興じていた俺は、物陰からじっとこちらを伺う視線がある事に気付かなかった。
◆
「うわ」
葵さんの家で一晩を過ごした俺は、起き抜けにスマホを眺めて固まった。
不在着信が三十件。未読メッセージが二十件。たった一晩でこの惨状である。
こうなることは想定済みではあったものの、いざおびただしい量の着信を目にすると、引く。
まあ俺が何度呼んでも目を覚まさなかったのだ。いくらかけて来ようと全くかけ直してやる気はないのだが。
埋もれていた神原からのメールにだけ返信を打ち込んで、俺はスマホを鞄へと仕舞い込んだ。
「おはよう、今日は早いのね」
「ええ。……葵さんの言う通り、墓参りに行こうかと思いまして」
「そう、気を付けていってらっしゃい」
俺の言葉を聞いて、葵さんが僅かに頬を緩ませる。どうやら随分と長い間、気を揉ませてしまっていたらしい。
「色々、世話をかけました。また近い内に顔を出しに来ます」
「そうしてくれると嬉しいわ。あんた、仕事でトラブルがあった時くらいしか連絡を寄越さないんだもの」
「ははは……すみません」
痛いところを突かれたのを笑ってごまかす。
葵さんは不服そうな表情を作って黙り込んでいたが、やがて根負けして大きな溜息を吐いた。
「まあいいわ、月島くんとの逢瀬に忙しいんだろうし。邪魔するのも野暮ね」
「いや、別に、そういう訳ではないですよ」
「視線も声のトーンもぶれぶれ。嘘を吐くのも下手になったわねぇ」
「ぐぐっ」
腹いせとばかりに翻弄されて、なす術もなく口をつぐむ。
葵さんに口で勝てた例はない。形勢不利を悟った俺は、そそくさと荷物をまとめて逃げるように玄関へと向かった。
「じゃあ、行って来ます」
「はいはい。また今度ね」
葵さんに見送られながら家を後にして、スーツケースを転がしながら少し離れた駐車場へと歩みを進める。
通勤通学が終わった後の時間帯だからか、周囲にはほとんど誰も歩いていなかった。聞こえてくるのは犬の鳴き声と室外機の音くらいだ。
そんな寂しい街の中、俺の愛車の隣に、一際目を引く長身の男が立っていた。
すらっとした長身を仕立ての良い白のコートに包み、茶色がかったさらさらの髪をきっちりと左右に分けた男が、俺の姿を認めて顔を綻ばす。
そして、形の良い眉を僅かに垂れさせ、薄い唇を開いた。
「篠崎君」
甘く、低い声が耳朶を打つ。
「――――!」
思わず我が目を疑った。
何故この男がここに居るのか。とても信じられなかった。
男は、驚く俺を見て苦しそうに顔を歪ませながら言葉を続ける。
「私が悪かった。両親を早くに失って人一倍孤独に苦しんできた君に、ひとりでも幸せになって欲しいなんて、思った私が馬鹿だった」
「……」
「今度は君の手を離さないから。頼む、私の元へ戻ってきてくれないか。私には、君が居ないと駄目なんだ」
「……ッ」
「一緒に帰ろう、篠崎君」
そう言って包帯に包まれた大きな手を差し出し、俺を迎える男の姿に鼓動が早まる。
強く両手を握り締め、我慢出来ずに駆け寄り、勢いのまま――男の顔に向かって拳を振り上げた。
「なッ!」
男は驚いて顔を逸らすが、避ける暇など与えない。
ガーゼを付けた頬に体重を乗せた拳を叩き込み、憎たらしい長身を地面に叩き伏せた。
鈍い音を立てて倒れ込んだ身体を追い、腹に足をかけて仰向けに転がす。そして、未だ呆気にとられた表情を浮かべているその真横に、勢いよく靴底を叩き付けた。
固いアスファルトを打ち鳴らした派手な音に、足元に転がる男が肩を揺らす。
「篠崎君、待て、落ちつ……」
「黙れ」
踏みつけた髪をにじって、五月蠅く喚く男を黙らせる。もう一言たりとも、男の言葉を聞きたくなかった。
唯一無二のあの男を騙る、偽物の言葉など。
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