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03 遅すぎる後悔
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「……ッ」
そろりと振り向きかけた顔の側に、月島の右手が叩き付けられる。耳元で鳴った大きな音に思わず身を竦ませると同時に、簡単には逃がしてもらえないことを悟った。
緊張から振り向けないままでいる俺の腰に、熱いものが押し当てられる。
それがナニかなど考えるまでもない。
「……!」
興奮しているのか。あの月島が、俺を相手に?
到底信じられないことだったが、その事実は奇妙な優越感を俺に与えた。
心が、揺らぐ。
「みすみす逃がすと思うか?」
「……ッ」
至近距離で流し込まれた声が、思考を犯していく。
いつの間にか服の隙間に忍び込まされていた月島の手は火傷させられそうなほど熱く、明らかに欲情した手付きでシャツの奥へと侵入してきた。
力が抜け、扉へ縋り付いたまま崩れ落ちそうになったが、それは月島によって阻まれた。脚の間に膝を捻じ込まれ、股間を嬲るようにして無理矢理立ち上がらされる。
「あっ……う、やめろっ」
「やめてほしいならしっかり立て」
加えて扉に押し付けられ、反応を示し始めた股間を圧迫される。腕を突っ張ろうとしてもビクともしない。腹いせに足を踏むと、仕返しとばかりに首筋に噛みつかれた。
「痛って……!」
鋭い痛みが反骨心を呼び覚ます。
そうだ、なんで俺がコイツなんかに良いようにされなきゃならないんだ。
「大人しくしていろ、悪いようにはしない」
「誰がお前の言うことなんか聞くか!」
「ぐっ……」
一瞬の隙をついて月島の鳩尾に肘を叩き込む。一切手加減しなかったので流石に効いたのか、月島は呻き声をあげてよろめいた。
月島の腕の中から解放され、思わず安堵の息が漏れる。
「はっ……これ以上やるなら本気で殴るぞ」
「そういう台詞は、殴る前に言って欲しいものだね」
「もう一発ぶん殴るって言ってるんだ。丁度いいから日頃のストレスを発散させてもらおうか」
「分かった、離れるから落ち着いてくれ」
本気で拳を握りしめると、月島は肩をすくめて距離を取った。
その姿を視界の端に収めながら、慎重に電話へと近付いていく。そして、受話器を持ち上げようとした瞬間、月島が「ところで」と口を開いた。
「これは親切心なのだがね、その状態で外に出ると言うのはいささか問題があるのではないだろうか」
「……」
月島の視線に釣られて己の下半身を見やる。その状態とは、一目で分かるこのズボンの膨らみを指しての言葉だろう。
全くもっていい訳がない。思わず押し黙ると、月島は殊更甘美に囁いた。
「なぁ、嫌いな男に犯されるというのも、屈辱的で興奮しないか?」
ぞくり、と身体の芯が疼く。
思わず想像してしまったのだ、嫌々月島に組み敷かれ、惨めに嬲られる自分の姿を。
受話器に手を置いたまま動けなくなった俺を見て、月島は笑みを深めた。
「ここまで来てしまったのだから、一度くらい試してみないか? 満足できなかったなら、その時に改めて私を殴り飛ばして出ていけばいい。……どうだ」
「……」
「正直なところ私も辛いんだ。君も知ってのとおり、ここ最近は忙しかったからご無沙汰でね。だから頼むよ。抱かせてくれないか?」
眉根を寄せて同情を誘う表情で懇願する月島の姿は、俺の胸に暗い喜びを沸きたてた。例えそれが演技だと分かっていても。
押してダメなら引いてみろというのは交渉事の基本だが、月島は何より、相手に『自分が決定権を握っている』と錯覚させるのが上手かった。
仕事中に何度も見てきた手口だ。それでも実際使われる立場になってみると、その威力を痛感した。
「どうだ?」
「……仕方ない、な」
そして俺は、騙されていると理解しながらも性欲と優越感に負け、受話器から手を離すのだった。
やっぱりやめておけば良かったと思ったのは、俺を組み敷いた月島の笑みを見た後である。その後、どうなったかは言うまでもない。
目先の欲に目が眩んだ人間は、往往にして判断を誤るものだ。
無論一回だけで終わる訳もなく。加えて言えば、一度達して力の抜けた身体で逃げられる訳もなく。
抵抗も懇願も全て受け流され、身体の奥まで蹂躙されて気力を根こそぎ奪い取られた俺は、月島の気が済むまでいいように貪り食われることになるのであった。
◆
「……騙された」
結局、意識が飛ぶまで抱き潰された俺は、目が覚めるなり悪態を吐いた。
なんせ、俺はしっかり殴ろうとしたのだ。当然のように二回目を始めようとする月島を。
別に良くなかった訳じゃない。むしろその逆で、これ以上続けたらやばいと思ったから逃げ出そうとしたのだが、それは遅すぎる後悔だった。
やすやすと俺の拳を受け止めた月島は、嘲笑すら浮かべて言ったのだ。
「これを言うのは二度目だが……私がみすみす逃がすと思うか?」
などと。そこから先は思い出したくもない。
いや、分かってはいたけれども。ロクなことにならないと思ってはいたけれども。
それにしたって、もう少し手加減してくれてもバチは当たらないんじゃないんですかね、というのが正直な感想だった。
情けないことに本気で死ぬかと思ったのだ。泣いて叫んで、最後の方は声も出せずに呻いていた気がする。鬼畜の所業だ。
「起きて早々御挨拶だな。君だって気持ち良さそうにしてたじゃないか」
「俺は何度もやめろ、嫌だって言っていたんだが聞こえなかったか?」
「それはすまなかった、喘ぎ声しか聞こえなかったものでね。しかし、満足させられたようで安心したよ」
「この鬼畜野郎……」
もはや噛み付く元気もなく、俺はそれ以上何も言わずに身支度を整え始めた。月島の方は既にスーツを着込んでおり、髪までセットし直している余裕ぶりだ。
待ってもらっているというのも腹立たしく、乱雑に服を身に付け、荒れた髪もそのままに荷物を手に取った。
そして、何やかんやと理由を付けて月島を先にホテルから追い出し、適当にロビーで時間を潰してから外へ出る。
時刻はすでに深夜。ホテルの前は閑散としていたが、それでも人気が無いことを確認して外に出る。
まだ疲労感が残っている上にあちこち痛んでおり、よたよたと歩くだけで精一杯だ。
いかにも抱かれてきましたというこの様は、誰にも見られたくなかった。
「痛ぇ……」
ここへ来た時の三倍以上の時間をかけて車まで辿り着き、乗り込もうとした瞬間。
力強い手に腕を引かれて、気が付くと後部座席に放り込まれていた。
「な、何……!?」
ドアが閉まる音に慌てて顔を上げれば、運転席に乗り込んできた月島と目が合った。
「君はそこで大人しくしていたまえ。そんな身体で運転して、事故を起こされても寝覚めが悪い」
「余計なお世話だ、ほっとけ!」
「寝てろ。うるさい」
「何だと……!?」
こうなったら力づくで引きずり下ろしてやろうとも考えたが、月島は手早くエンジンをかけて車を動かし始めてしまう。こうなっては暴れる訳にもいかず、不本意ながら月島と夜のドライブに興じることになってしまった。
月島の運転は、いかにも『優等生』といった印象を受けるものだった。
加減速は穏やかに、交差点も十分にスピードを落として侵入し、ギアも回転数を合わせてから繋いで……まあ、素直に表現してやるならば大変乗り心地が良く。
元々疲れていたことも相まって、舌の回りも鈍るほどの眠気が襲ってくるのに、さほど時間はかからなかった。
「おい。眠いのなら素直に寝ていろ。その方が静かでいい」
「別に、眠くなんか……ない……」
うつらうつらと船をこぎながらも睡魔に抗う。月島が平然としているのに俺だけ疲れているというのは、何だか負けたような気がして癪だ。
頑なに瞼を持ち上げようとする俺を見て呆れたのか、月島の溜息が聞こえた。反射的に噛みつこうとしたが、もう眠くて口も開けない。気付けば目の前は真っ暗だ。
ああ、今の溜息はやっと眠ったと思って漏らしたものだったのか。そうぼんやりと考えながら、俺は深い眠りへと落ちていった。
そろりと振り向きかけた顔の側に、月島の右手が叩き付けられる。耳元で鳴った大きな音に思わず身を竦ませると同時に、簡単には逃がしてもらえないことを悟った。
緊張から振り向けないままでいる俺の腰に、熱いものが押し当てられる。
それがナニかなど考えるまでもない。
「……!」
興奮しているのか。あの月島が、俺を相手に?
到底信じられないことだったが、その事実は奇妙な優越感を俺に与えた。
心が、揺らぐ。
「みすみす逃がすと思うか?」
「……ッ」
至近距離で流し込まれた声が、思考を犯していく。
いつの間にか服の隙間に忍び込まされていた月島の手は火傷させられそうなほど熱く、明らかに欲情した手付きでシャツの奥へと侵入してきた。
力が抜け、扉へ縋り付いたまま崩れ落ちそうになったが、それは月島によって阻まれた。脚の間に膝を捻じ込まれ、股間を嬲るようにして無理矢理立ち上がらされる。
「あっ……う、やめろっ」
「やめてほしいならしっかり立て」
加えて扉に押し付けられ、反応を示し始めた股間を圧迫される。腕を突っ張ろうとしてもビクともしない。腹いせに足を踏むと、仕返しとばかりに首筋に噛みつかれた。
「痛って……!」
鋭い痛みが反骨心を呼び覚ます。
そうだ、なんで俺がコイツなんかに良いようにされなきゃならないんだ。
「大人しくしていろ、悪いようにはしない」
「誰がお前の言うことなんか聞くか!」
「ぐっ……」
一瞬の隙をついて月島の鳩尾に肘を叩き込む。一切手加減しなかったので流石に効いたのか、月島は呻き声をあげてよろめいた。
月島の腕の中から解放され、思わず安堵の息が漏れる。
「はっ……これ以上やるなら本気で殴るぞ」
「そういう台詞は、殴る前に言って欲しいものだね」
「もう一発ぶん殴るって言ってるんだ。丁度いいから日頃のストレスを発散させてもらおうか」
「分かった、離れるから落ち着いてくれ」
本気で拳を握りしめると、月島は肩をすくめて距離を取った。
その姿を視界の端に収めながら、慎重に電話へと近付いていく。そして、受話器を持ち上げようとした瞬間、月島が「ところで」と口を開いた。
「これは親切心なのだがね、その状態で外に出ると言うのはいささか問題があるのではないだろうか」
「……」
月島の視線に釣られて己の下半身を見やる。その状態とは、一目で分かるこのズボンの膨らみを指しての言葉だろう。
全くもっていい訳がない。思わず押し黙ると、月島は殊更甘美に囁いた。
「なぁ、嫌いな男に犯されるというのも、屈辱的で興奮しないか?」
ぞくり、と身体の芯が疼く。
思わず想像してしまったのだ、嫌々月島に組み敷かれ、惨めに嬲られる自分の姿を。
受話器に手を置いたまま動けなくなった俺を見て、月島は笑みを深めた。
「ここまで来てしまったのだから、一度くらい試してみないか? 満足できなかったなら、その時に改めて私を殴り飛ばして出ていけばいい。……どうだ」
「……」
「正直なところ私も辛いんだ。君も知ってのとおり、ここ最近は忙しかったからご無沙汰でね。だから頼むよ。抱かせてくれないか?」
眉根を寄せて同情を誘う表情で懇願する月島の姿は、俺の胸に暗い喜びを沸きたてた。例えそれが演技だと分かっていても。
押してダメなら引いてみろというのは交渉事の基本だが、月島は何より、相手に『自分が決定権を握っている』と錯覚させるのが上手かった。
仕事中に何度も見てきた手口だ。それでも実際使われる立場になってみると、その威力を痛感した。
「どうだ?」
「……仕方ない、な」
そして俺は、騙されていると理解しながらも性欲と優越感に負け、受話器から手を離すのだった。
やっぱりやめておけば良かったと思ったのは、俺を組み敷いた月島の笑みを見た後である。その後、どうなったかは言うまでもない。
目先の欲に目が眩んだ人間は、往往にして判断を誤るものだ。
無論一回だけで終わる訳もなく。加えて言えば、一度達して力の抜けた身体で逃げられる訳もなく。
抵抗も懇願も全て受け流され、身体の奥まで蹂躙されて気力を根こそぎ奪い取られた俺は、月島の気が済むまでいいように貪り食われることになるのであった。
◆
「……騙された」
結局、意識が飛ぶまで抱き潰された俺は、目が覚めるなり悪態を吐いた。
なんせ、俺はしっかり殴ろうとしたのだ。当然のように二回目を始めようとする月島を。
別に良くなかった訳じゃない。むしろその逆で、これ以上続けたらやばいと思ったから逃げ出そうとしたのだが、それは遅すぎる後悔だった。
やすやすと俺の拳を受け止めた月島は、嘲笑すら浮かべて言ったのだ。
「これを言うのは二度目だが……私がみすみす逃がすと思うか?」
などと。そこから先は思い出したくもない。
いや、分かってはいたけれども。ロクなことにならないと思ってはいたけれども。
それにしたって、もう少し手加減してくれてもバチは当たらないんじゃないんですかね、というのが正直な感想だった。
情けないことに本気で死ぬかと思ったのだ。泣いて叫んで、最後の方は声も出せずに呻いていた気がする。鬼畜の所業だ。
「起きて早々御挨拶だな。君だって気持ち良さそうにしてたじゃないか」
「俺は何度もやめろ、嫌だって言っていたんだが聞こえなかったか?」
「それはすまなかった、喘ぎ声しか聞こえなかったものでね。しかし、満足させられたようで安心したよ」
「この鬼畜野郎……」
もはや噛み付く元気もなく、俺はそれ以上何も言わずに身支度を整え始めた。月島の方は既にスーツを着込んでおり、髪までセットし直している余裕ぶりだ。
待ってもらっているというのも腹立たしく、乱雑に服を身に付け、荒れた髪もそのままに荷物を手に取った。
そして、何やかんやと理由を付けて月島を先にホテルから追い出し、適当にロビーで時間を潰してから外へ出る。
時刻はすでに深夜。ホテルの前は閑散としていたが、それでも人気が無いことを確認して外に出る。
まだ疲労感が残っている上にあちこち痛んでおり、よたよたと歩くだけで精一杯だ。
いかにも抱かれてきましたというこの様は、誰にも見られたくなかった。
「痛ぇ……」
ここへ来た時の三倍以上の時間をかけて車まで辿り着き、乗り込もうとした瞬間。
力強い手に腕を引かれて、気が付くと後部座席に放り込まれていた。
「な、何……!?」
ドアが閉まる音に慌てて顔を上げれば、運転席に乗り込んできた月島と目が合った。
「君はそこで大人しくしていたまえ。そんな身体で運転して、事故を起こされても寝覚めが悪い」
「余計なお世話だ、ほっとけ!」
「寝てろ。うるさい」
「何だと……!?」
こうなったら力づくで引きずり下ろしてやろうとも考えたが、月島は手早くエンジンをかけて車を動かし始めてしまう。こうなっては暴れる訳にもいかず、不本意ながら月島と夜のドライブに興じることになってしまった。
月島の運転は、いかにも『優等生』といった印象を受けるものだった。
加減速は穏やかに、交差点も十分にスピードを落として侵入し、ギアも回転数を合わせてから繋いで……まあ、素直に表現してやるならば大変乗り心地が良く。
元々疲れていたことも相まって、舌の回りも鈍るほどの眠気が襲ってくるのに、さほど時間はかからなかった。
「おい。眠いのなら素直に寝ていろ。その方が静かでいい」
「別に、眠くなんか……ない……」
うつらうつらと船をこぎながらも睡魔に抗う。月島が平然としているのに俺だけ疲れているというのは、何だか負けたような気がして癪だ。
頑なに瞼を持ち上げようとする俺を見て呆れたのか、月島の溜息が聞こえた。反射的に噛みつこうとしたが、もう眠くて口も開けない。気付けば目の前は真っ暗だ。
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