上 下
2 / 3

断罪劇は二度目ですが、冤罪でしてよ

しおりを挟む
 紺碧の瞳はまっすぐとルーリエを見つめてくる。
 何か裏があるのではと探るが、目の前の男は心配そうな面持ちのままだ。純粋にこちらを案じるような視線に耐えきれず、パッと視線を逸らしてしまう。

(こ、この様子だと、どうやら「先ほどの壁宣言」も冗談ではなさそうね)

 少し迷ったが、気持ちを吐露することで解決の糸口をつかめるかもしれない。

「お心遣いに感謝します。実は――」

 意を決してこれまでの出来事を端的に説明すると、イグナーツは端正な顔をしかめた。だが口元に手を当てて考えこむ時間は短かった。

「……なるほど。ルーリエ嬢の言い分はわかりました。その話、信じましょう」
「し、信じてくださるのですか……? 自分で言うのもなんですが、とても現実味のない話だと思うのですけれど」
「でも事実なのでしょう? それとも作り話だったのですか?」
「いいえ。嘘はついていません」
「――でしょうね。あなたはカールストン家のご令嬢ですから。平気で嘘をつくような教育は受けていないはずです。代々カールストン家は嘘を殊の外嫌いますから」

 どうやらその話は社交界でも有名らしい。
 事実、ルーリエは幼少の頃から「嘘はいけないこと」だと徹底的に教え込まれてきた。一般常識と思っていたが、我が家は少々特殊だったようだ。
 こほん、と咳払いをしてイグナーツが話を本題に戻す。

「先ほどの話ですが……。突如変わった第一王子殿下や家族の態度、何らかの魔法か呪いが使われた可能性が高い。特にヘレン嬢は要注意人物ですね。幸い、魔法関連は私が得意とする分野です。早速、明日から調査を始めましょう」
「ご協力、感謝いたします。……ところで、以前イグナーツ様とどこかでお会いしたことがありましたか?」
「いえ、今日が初対面です。それが何か?」
「……失礼ながら、古くからの知り合いでもないのに、助けていただく理由がありません。わたくしのような小娘を助けても、イグナーツ様には何のメリットもないのではと」

 むしろ、時間の無駄になるのではないか。
 申し訳なく思っていると、心配は杞憂だというようにイグナーツは首を横に振った。

「別に何も不思議ではないですよ。ここにもあなたに一目惚れした男がいた、ただそれだけなのですから」
「……は……?」
「ただし、条件があります」

 硬い声にぴしりと緊張が走る。
 これは慈善事業ではない。対価を求められるのは当然だろう。

「無事に未来を変えられたら、私の花嫁になってもらいたい」
「…………。わたくしは未来で悪女呼ばわりされていたのですよ。結婚してから後悔することになるかもしれません。それでも求婚してくださると?」
「その悪女という噂も事実無根なのでしょう? ならば何も問題はありません。私は自分の直感を信じます。今までは恋愛や異性にまったく興味が持てませんでしたが、ルーリエ嬢と出会って新しい感情を知ることができた。恋をするならあなたがいい」

 出会ってすぐに好きや愛していると言われたら信用できないが、この言葉は信じられると思った。何より素直な言葉は胸に響いた。
 息が詰まって返事ができないでいると、イグナーツが凜とした声でたたみかける。

「どうぞお任せください。あなたのことは私が守ります。冤罪という卑劣な真似をしたことを後悔させてやりましょう」
「……わかりました。では冤罪からの死を回避できたとき、わたくしをあなたの妻に」
「契約成立ですね。ルーリエ嬢を当家の花嫁として迎えられる日が待ち遠しいです」

 イグナーツはさらりとルーリエのローズピンクの髪を一房持ち上げ、そこに唇を落とす。直接、唇と唇が触れあったわけではない。だが無性に羞恥心がこみ上げてきて動揺してしまう。頬に熱が集まるのがわかる。
 経験値の差は明らかだった。それもそのはず、イグナーツは今年二十五歳の若き伯爵。社交界に身を置いている年数は言わずもがな、魔法伯として名を馳せるほどの功績も挙げている。
 しかもイグナーツは最年少で魔法省長官になった実力者。クライン魔法伯といえば、ひたむきに仕事に打ち込み、国王の信頼も得てきた人物だ。老若男女を虜にする美貌を持ちながら、これまで浮いた話もない。
 そんな男に求婚された。今さらながら、その事実に心臓が高鳴る。

「あ……あの……そんなに見つめないでくださる?」

 思わず逃げ腰になると、イグナーツは紳士的な距離を保ちながら悪びれもなく言う。

「どうしてです? 恥じらうあなたも大変可愛いですよ」
「わ、わたくしたちはまだ婚約もしていないはずですが……!?」
「ふむ。確かにそうですね。本格的に口説くのは婚約してからにしましょうか」

 紺碧の双眸に見つめられ、視線がそらせない。
 心臓が脈打つ。芽吹いたばかりの恋心はきっと大きくなる。
 もう後戻りはできない、そんな予感がした。

 ◆◆◆

 そして、運命の日がやって来た。
 二度目の断罪は前回と同じく、社交界シーズンの始まりに行われる王族主催の舞踏会だった。

「稀代の悪女、ルーリエ・カールストン! 俺はこの場をもって貴様との婚約を破棄し、ボーデン子爵家令嬢のヘレンを伴侶とすることを誓う」

 婚約者ではない令嬢を横に侍らせたまま、ヨハニスは勝ち誇った顔でルーリエを侮辱した。彼の腕に甘えるようにくっつくヘレンも嫌らしい笑みを浮かべている。これではどちらが悪女かわからない。
 パートナー連れが普通の夜会に一人で出席する時点でも屈辱だが、二度目ともなると何の感慨も湧かない。
 一度目は周囲の様子を窺う余裕はなかったが、今ならわかる。何が起こっているかわからない若い貴族以外は、余興が始まったとばかりに嬉しそうな気配を隠そうともしない。淑女は扇の下に笑みを忍ばせて。紳士は罠にかかった獲物を見つめる視線で。
 
(この反応、やはり……。オペラの観客気分なのでしょうね。まったく悪趣味だこと)

 公共の場で婚約者を断罪するなど、とても褒められた行為ではない。婚約破棄なら書面上で済む話だし、わざわざ大勢の貴族が集う舞踏会で言う必要はない。
 本来なら、こうなる前に王子の側近が止めるべきだ。
 それが黙認されているということは、それだけルーリエを悪女にしたいのだろう。元婚約者が悪女ならば、婚約破棄に王子の過失はない。しかも被害者のヘレンに同情が集まる。
 家格が釣り合わない子爵令嬢でも王妃にふさわしいと思わせれば、向こうの勝ちだ。恋の障害は大きければ大きいほど美談になる。そこにわかりやすい悪役がいれば完璧だ。
 おそらく、この筋書きをヨハニスに吹き込んだのはヘレンだ。
 他者を貶めるやり方は悪意に満ちている。実にくだらない。
 彼女の台本では悪女であるルーリエは怒り狂う場面だ。ならばと、ルーリエはふっと穏やかな笑みを湛えたまま、右手を自分の頬に添えた。

「まぁ、どちらに悪女がいらっしゃるのでしょうか」
「しらばっくれる気か? 貴様以外にいるわけないだろうッ!」

 ヨハニスの背中越しにイグナーツと視線を交わし、キッパリと否定した。

「申し訳ないのですが、悪女呼ばわりされる覚えがありません。理由をお聞かせ願えますか?」
「ふん、白々しい。散々ヘレンの悪口を言い、誰もいないところで彼女を害してきたというではないか。人目がないところで嫌がらせを繰り返すなど、貴族の風上にも置けん」
「おかしいですわね。わたくしは他の方がいる前でしか、ヘレン様と会話したことはありません。それに話した内容だって、社交界で生き抜くマナーを優しく諭しただけですわ。彼女は養女となってまだ浅い。貴族の一般常識が欠けていらっしゃるようでしたので」

 わざと煽るように言うと、案の定ヨハニスは激高した。

「お前のせいでヘレンは、社交界で肩身の狭いを思いをしていたのだぞ! しかも日常的な嫌がらせに飽き足らず、彼女を殺そうとした! 未遂とはいえ、殺人は重罪だ。未来の王妃を手にかけた罪を死んで償うがいい」
「……証拠はあるのですか? わたくしがやったという証拠が」

 ルーリエの質問を待っていたとばかりに一瞬、ヨハニスの口の端がつり上がる。けれど、すぐに痛ましい顔を作って声を張り上げる。

「彼女の喉元を見るがいい! 縄で絞められた痕がハッキリと残っている。これが動かぬ証拠だ。このような非道な真似をする奴は、ヘレンに悪意を抱いていた貴様以外におるまい。さっさと罪を認めるんだな」

 わざと見せつけるように、ゆったりとした動きで、ヘレンが首元のチョーカーのリボンをはらりと解く。そこには遠目にわかるほど、痛々しい赤いあざがあった。
 だが前回と違うのは、この断罪劇で糾弾されるのはルーリエではない。
 イグナーツの協力でヘレンには監視がつけられていた。首のあざは、ヘレンの自作自演だ。正気の沙汰とは思えないが、彼女は自分で自分の首を絞めたという報告を受けている。

「…………」
「だんまりか。……まぁいい、証拠は他にもあるからな」
「あら。まだあるのですか? あまり期待はしておりませんが、次は何が出てくるのでしょうか」
「その余裕ぶった顔を続けられるのも今のうちだ。おい、あれを!」

 ヨハニスの一声で、彼の側近がさっと現れる。銀製のお盆には、束というには少なすぎる枚数の羊皮紙が載せられていた。

「……この書類は?」
「嘆願書だ。多くの者が、悪女であるお前を裁くべきだと署名している」

 死ぬ前に見たときは数えきれないほどの枚数があったはずだが、今は数枚しかない。
 見えないところで、イグナーツがいろいろ手を回してくれたおかげだろう。ここに署名した者たちは皆、ヨハニスの取り巻きだけだ。
 署名した時点で、ルーリエを悪女として裁くことに同意したも同じなのだから、彼らの未来に悪影響が出ても問題ないだろう。これなら罪悪感を覚えずに済みそうだ。
 ルーリエは読み終えた書類をバサッと放り投げた。

「多くの者……ですか。こちらに名を連ねているのは、中流貴族や下級貴族ばかりのようですね。まさか、王族の圧力で脅して書かせたのですか?」
「なっ……我が王家を愚弄するつもりか!?」
「いいえ。ただ事実確認をしたまでです。賢い上級貴族は署名しなかったのだ、ということを」
「ふん、どうだかな。あいにく、その署名は善意から寄せられたものばかりだ。貴様の罪は明白だからな。――誰か! この悪女をひっ捕らえろ!!」

 頃合いを見計らっていたように、ざっと衛兵たちが一斉にホールの真ん中に集結する。ガチャガチャと鎧の音が近づき、ルーリエの背後に立つ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢は死んでも治らない?! やり直しの機会を得た悪役令嬢はそれでも変わる気なし! しかもみんななぜか勘違いしてくれてチョロイw

高岩唯丑
恋愛
 ヴィオラ・グリムは贅沢三昧わがまま三昧をする、貴族令嬢だった。そして、領主の座を受け継いだ後は、さらにひどくなり、財政が傾いてもなお領民に重税を課してつなぎとめ、生活を変えようとはしなかった。  そしてついに、我慢できなくなった領民が、グリム家の遠縁であるオースティに頼り、革命が起こってしまう。これまで周りの人間を愚物と見下し、人を大事にしてこなかったヴィオラは、抵抗しようにも共に戦ってくれる者がおらず、捕まってしまい処刑されてしまうのだった。  処刑されたはずだった。しかしヴィオラが目を覚ますと、過去に戻ってきていた。そして、懲りずに贅沢をする日々。しかし、ふと処刑された時の事を思い出し、このままではまた処刑されてしまうと気づく。  考え抜いたヴィオラは、やはり贅沢はやめられないし、変わるのも嫌だった。残された手段はいくら贅沢をしても傾かない盤石な領地作りだけだった。  ヴィオラが最初に手を付けたのは社会階級の固定の撤廃だった。領地に限らず、この国ではいくら頑張っても庶民は庶民のままだ。それを撤廃すれば、領民を味方にできると考えた。  その手始めとして、スラム街の適当な人間を近衛の騎士にしてそれを証明とし、領民に公約をしようと考え、スラム街へと向かうのだった。

拾った仔猫の中身は、私に嘘の婚約破棄を言い渡した王太子さまでした。面倒なので放置したいのですが、仔猫が気になるので救出作戦を実行します。

石河 翠
恋愛
婚約者に婚約破棄をつきつけられた公爵令嬢のマーシャ。おバカな王子の相手をせずに済むと喜んだ彼女は、家に帰る途中なんとも不細工な猫を拾う。 助けを求めてくる猫を見捨てられず、家に連れて帰ることに。まるで言葉がわかるかのように賢い猫の相手をしていると、なんと猫の中身はあの王太子だと判明する。猫と王子の入れ替わりにびっくりする主人公。 バカは傀儡にされるくらいでちょうどいいが、可愛い猫が周囲に無理難題を言われるなんてあんまりだという理由で救出作戦を実行することになるが……。 もふもふを愛するヒロインと、かまってもらえないせいでいじけ気味の面倒くさいヒーローの恋物語。 ハッピーエンドです。 この作品は、他サイトにも投稿しております。 扉絵は写真ACより pp7さまの作品をお借りしております。

護国の聖女、婚約破棄の上、国外追放される。〜もう護らなくていいんですね〜

ココちゃん
恋愛
平民出身と蔑まれつつも、聖女として10年間一人で護国の大結界を維持してきたジルヴァラは、学園の卒業式で、冤罪を理由に第一王子に婚約を破棄され、国外追放されてしまう。 護国の大結界は、聖女が結界の外に出た瞬間、消滅してしまうけれど、王子の新しい婚約者さんが次の聖女だっていうし大丈夫だよね。 がんばれ。 …テンプレ聖女モノです。

宮廷外交官の天才令嬢、王子に愛想をつかれて婚約破棄されたあげく、実家まで追放されてケダモノ男爵に読み書きを教えることになりました

悠木真帆
恋愛
子爵令嬢のシャルティナ・ルーリックは宮廷外交官として日々忙しくはたらく毎日。 クールな見た目と頭の回転の速さからついたあだ名は氷の令嬢。 婚約者である王子カイル・ドルトラードを長らくほったらかしてしまうほど仕事に没頭していた。 そんなある日の夜会でシャルティナは王子から婚約破棄を宣言されてしまう。 そしてそのとなりには見知らぬ令嬢が⋯⋯ 王子の婚約者ではなくなった途端、シャルティナは宮廷外交官の立場まで失い、見かねた父の強引な勧めで冒険者あがりの男爵のところへ行くことになる。 シャルティナは宮廷外交官の実績を活かして辣腕を振るおうと張り切るが、男爵から命じられた任務は男爵に文字の読み書きを教えることだった⋯⋯

私は王子の婚約者にはなりたくありません。

黒蜜きな粉
恋愛
公爵令嬢との婚約を破棄し、異世界からやってきた聖女と結ばれた王子。 愛を誓い合い仲睦まじく過ごす二人。しかし、そのままハッピーエンドとはならなかった。 いつからか二人はすれ違い、愛はすっかり冷めてしまった。 そんな中、主人公のメリッサは留学先の学校の長期休暇で帰国。 父と共に招かれた夜会に顔を出すと、そこでなぜか王子に見染められてしまった。 しかも、公衆の面前で王子にキスをされ逃げられない状況になってしまう。 なんとしてもメリッサを新たな婚約者にしたい王子。 さっさと留学先に戻りたいメリッサ。 そこへ聖女があらわれて――   婚約破棄のその後に起きる物語

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです

青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。 しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。 婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。 さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。 失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。 目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。 二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。 一方、義妹は仕事でミスばかり。 闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。 挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。 ※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます! ※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。

公爵令嬢エイプリルは嘘がお嫌い〜断罪を告げてきた王太子様の嘘を暴いて差し上げましょう〜

星井柚乃(旧名:星里有乃)
恋愛
「公爵令嬢エイプリル・カコクセナイト、今日をもって婚約は破棄、魔女裁判の刑に処す!」 「ふっ……わたくし、嘘は嫌いですの。虚言症の馬鹿な異母妹と、婚約者のクズに振り回される毎日で気が狂いそうだったのは事実ですが。それも今日でおしまい、エイプリル・フールの嘘は午前中まで……」  公爵令嬢エイプリル・カコセクナイトは、新年度の初日に行われたパーティーで婚約者のフェナス王太子から断罪を言い渡される。迫り来る魔女裁判に恐怖で震えているのかと思われていたエイプリルだったが、フェナス王太子こそが嘘をついているとパーティー会場で告発し始めた。 * エイプリルフールを題材にした作品です。更新期間は2023年04月01日・02日の二日間を予定しております。 * この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。

処理中です...