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転生

パーシヴァルの目覚め

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「うぅ……」

 薄目を開けた
 眩しい光が入ってくるせいで視界がぼやけて見える。ここは何処なのだろうか………

 俺は、いったい……何故


 その時、突如凄まじい激痛に襲われて意識を失う



 ~~~~~~~~~~~~~~~~

 ~~~~~~~~~~~

 ~~~~~~~

 ~~~~

 ~~

 思い出した。
 俺の名前は 黒木 陸 (くろき りく)
 いたって普通の男子中学生だ。
フツーに友達もいるし部活もやっているだからと言って特に秀でている訳でもない

唯一変わっているところがあるとしたらかなりのBLオタクであることくらいだ

あと授業中BLマンガを読みまくっている、とこもかも?



…さてそんな俺はある日

いつものように近場の書店でお気に入り作家の新作BLマンガを買って外に出た。


その日は大雪警報が出ていて寒いし外に出たくなかったのだが
お気に入り作家の新作発売日だったので仕方なく来ることにしたのだった。


だが俺は侮っていたのだった、

吹雪の恐ろしさを

そしてこれが
まさか運命の分かれ道になるとも知らず……


外に出ると吹雪が少し止んでいた

「よしッ」

いまのうちに帰ってさっさとマンガ読も
今日は何のご飯かなー昨日の残りの餃子かなー

そんな呑気な事をその時は考えていた。

暫くして突如また吹雪いてきた
しかも前が見えなくなっていって……

「ホワイトアウトだ!」

ホワイトアウトとは目の前が吹雪て真っ白になる現象だ
こうなったらもう完全に動けない
止むのを待つしかない…


……………………

……………

……



いつになったら止むのだろうか?
 
辺りは相変わらず真っ白
もう手足の感覚はない

そんな中

意識が

薄れていく……


そして


そして


黒木 陸(12)歳は1人寂しく死んだ。


筈だった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~

~~~~

~~


そして目を開ける。


何なんだ此処は、

天蓋付きベッドに豪華な部屋、
何だドッキリ?全部夢なのか、
ま、まぁ、
取り敢えず夢か確認する為に頬っぺを思いっきり噛んでみる事にしよう。

ど、どうせ夢だと思うけど

「ッいってー!」

うぅ、痛い強く噛みすぎて血が出てきた。
でも覚めないって事は現実って事、

そんなまさかね、無いよねどうせ死ぬ前に見る幻覚だよね……



ガチャ

「パーシヴァル樣、お目覚めになられましたか。」

「………」


えっ、なんか金髪のメイド服の外国顔の女性が来たんだけど

それにパーシヴァル樣って一体?

それってまさか俺のことですかっ!?
でも何で


俺は頭が混乱しまくった。





_________________________________________



続けられるかどうか自信が無いですが取り敢えず頑張ります。





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