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二十七話 頭がおかしいとしか言いようがない
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透明度の高い遠浅の海が、白い砂の上を薄く覆って太陽の光を反射している。そのさらに先、遠浅の終わる部分からは紺碧の深い海が広がり、水面に見事な二色のグラデーションを作り出していた。
「これが海かぁ」
そのあまりの雄大な美しさに、セルジュは思わずため息をついた。
「セルジュは海を見るのは初めてですか?」
「海とはあまり馴染みのない場所にしか住んだことなくて……ていうかマルタン伯爵、どうして裸なんですか?」
「裸ではありませんよ。ちゃんと下着はつけてます」
スワンは上半身裸で、筋肉の盛り上がった褐色の肌を日の元に惜しげもなく晒している。ピッタリとした下着の下に伸びる脚も見事に引き締まっていて、伊達に好色漢を名乗っているわけではないことがよく分かった。
「ここ南部は一年中温暖な気候で、四月から十月の間は観光に訪れた人々でどこのビーチも賑わうんです。真冬でも水温は二十度を下回ることは無いので、私は年中泳いで体を鍛えているんですよ」
「へぇ」
半ば呆れながらもちょっと感心してセルジュが相槌を打った時、急にぐっと肩を強く掴まれた。
「え、何?」
「俺も年中川に入って鍛えてるぞ」
「は?」
クロードが着ている黒い服を突然バサっと脱ぎ捨てた。
「うわっ!」
輝くような白い上半身が太陽の光の下で眩しく輝き、セルジュは思わず手で目を覆った。
(そういえばこいつの裸を見るのは初めてだ。記憶上では……)
北方の領主であるクロードは基本的に厚着をしていることが多く、その下の肉体は秘められた部分であった。それを拝めるというのはある意味貴重な経験で、スワンも興味深げに視線をよこしている。スワンのようにあからさまな筋肉ではなく、どちらかというとすっと細く引き締まった、丁寧に彫られた美しい彫刻のような上半身に、セルジュは知らず知らずのうちに言葉を失っていた。
「北の川は真夏でも冷たくて長くは入っていられないと聞くが、年中入っているなんて大した物だ」
「いや、そんなわけないでしょう。心臓麻痺起こしますよ」
素直に感心するスワンに、セルジュははっと我に返ってツッコミを入れた。
「お前も何でそんな嘘つくんだよ」
「嘘では無い」
「え、マジで?」
嘘でないなら、もはや頭がおかしいとしか言いようがない。
「北の騎士たちの精神力は異常だと聞いたことがあるが、厳しい修行の賜物だというわけだね」
スワンは大人特有の余裕のある笑みを浮かべると、南国の木の葉っぱで作られた大きな傘の下に敷物を敷いた。
「そんな君たちに南国での休暇の方法を教えてあげよう」
「いや、俺は一応王都の騎士なので、こいつと一緒にしないでください」
(クロードの騎士団に入れてもらおうとか、安易に考えない方が良さそうだな)
「ところでどうしてお前もここにいるんだ?」
今更ながらクロードが冷たい目でスワンを睨んだ。
「家族水入らずの邪魔して悪いとは思ったんだけど、私だってたまには遊びたくて」
「いつも海で泳いでるんだろう?」
「だから遊びたいんだって! 一人で遊んでたらさ、ほら、色々と人の目が気になるだろう?」
「友達でも女でも呼んだらいいだろ」
「私は君たちと遊びたいんだってば!」
スワンはエミールのほっぺたをちょんちょん突きながら、「エミールもおじちゃんと遊びたいでしゅよね~?」と笑いかけた。エミールはスワンに懐いているのか、キャッキャッと笑い声を上げた。
「別にいいだろ。泊めてもらってるんだし、それに俺たちは海のことってよく知らないから」
セルジュの取りなしで、仕方なくクロードは不機嫌そうに頷いた。
「分かった。その代わりお前は脱ぐな」
「え?」
「あいつはアルファなんだ」
「薬も飲んでるし、発情期の周期でもないし、大丈夫だって」
別に元々脱ぐつもりなど無かったのだが、そう言われると何となく腹が立って、セルジュは思わず言い返していた。
「そんなに気になるなら番にしちまえばよかっただろ。そうすれば何の心配も……」
(いや、何言ってんだ俺!)
言ってしまった後でセルジュはハッとした。これではまるで番にして欲しかったように聞こえるではないか! クロードも少し驚いたような表情でこちらを見ている。
「セルジュ、それは……」
「や、やっぱ今の無し!」
セルジュは咄嗟にエミールをクロードに押し付けると、靴を脱ぎ捨てて海に向かって走り出した。
「おい! 気をつけ……」
クロードの警告とほぼ同時に、透明な海面の下の砂に足を取られて、セルジュは海に向かってばったり倒れそうになった。
「あっ」
と、突然セルジュの周りの海水がざざざっと立ち上がり、まるで人間がするように転びそうになっているセルジュを支えてくれた。
「え?」
「大丈夫ですか?」
気持ちよく冷たい海水が体から滑り落ちた後、ぽかんとしているセルジュの所にスワンがゆっくりと歩いてきた。
「砂に足を取られると意外と危険ですから、気をつけて下さいね」
「今のって……」
「おや、ご存知ありませんでしたか?」
スワンは右手をパッと顔の横に上げて見せた。青い石のはめこまれた指輪が、太くて浅黒い中指にしっかりとおさまっている。
「『青の騎士』が代々受け継ぐのは、水を操る力なんですよ」
スワンは右手を海に向かってさっと振った。すると、穏やかだったはずの海面が突然揺れ始め、砂浜から離れた青の濃い部分に大きな波が現れた。
「『青の騎士』がいる限り、他国が海から攻めるのは不可能です。私が中指一本動かすだけで、どんな船も簡単に海の底に沈めることができるのですから」
辺境伯は代々、称号と力を宿した指輪を受け継いで国境を守っている。
(炎を操る赤の指輪、水を操る青の指輪。ロベール伯爵の白の指輪はよく分からなかったな。それから……)
クロードの持つ黒の指輪。この指輪の持つ力は他の三つの指輪と違って印象があまり良くなく、北領の住民はその庇護下にあるにも関わらず、畏怖するだけではなく忌み嫌う者もいるほどだった。
そこまで考えていた時、突然スワンが長い木の板を抱えて海に向かって走り出した。
「え、ちょっと、伯爵?」
スワンは木の板に腹ばいになると、両手で水を掻いて波に向かって突き進み、タイミングを見計らって板の上に立ち上がった。
「そしてこんなアトラクションを作り出すことも可能なのです!」
肩まで伸びた茶色い髪を風になびかせながら、木の板で滑るように波に乗る姿は、セルジュの目にはさながら海を支配する神のように映った。
「す、すげぇ!」
「ふげぇ!」
目を輝かせてポセイドンまがいのスワンを見ているセルジュとエミールを見て、クロードは何を思ったのか、エミールをセルジュに返してから急に自分もざぶざぶと海の中に入って行った。
「クロード?」
クロードは腰まで海水に浸かったところでさっと右手を振った。と、すぐに海の中から何やら黒い物体がクロード目掛けて進んでくるのが見えた。
(え、何だあれ?)
海面に姿を現したそれは、一見するとスワンの乗っている木の板ほどの長さの巨大な魚に見えたが、黒い体からは隠しきれない魔法の痕跡が染み出している。
(魔魚だ!)
目の前までやってきた魔魚に跨ると、クロードはセルジュとエミールを振り返ってじっと見た。
そう、『黒の騎士』が代々受け継いできた力とは、魔獣を使役する力なのだ。
(そんな、どうだ! って顔されても……っていうか、スワンと張り合うためだけに辺境伯の特殊能力使ってんじゃねーよ!)
「これが海かぁ」
そのあまりの雄大な美しさに、セルジュは思わずため息をついた。
「セルジュは海を見るのは初めてですか?」
「海とはあまり馴染みのない場所にしか住んだことなくて……ていうかマルタン伯爵、どうして裸なんですか?」
「裸ではありませんよ。ちゃんと下着はつけてます」
スワンは上半身裸で、筋肉の盛り上がった褐色の肌を日の元に惜しげもなく晒している。ピッタリとした下着の下に伸びる脚も見事に引き締まっていて、伊達に好色漢を名乗っているわけではないことがよく分かった。
「ここ南部は一年中温暖な気候で、四月から十月の間は観光に訪れた人々でどこのビーチも賑わうんです。真冬でも水温は二十度を下回ることは無いので、私は年中泳いで体を鍛えているんですよ」
「へぇ」
半ば呆れながらもちょっと感心してセルジュが相槌を打った時、急にぐっと肩を強く掴まれた。
「え、何?」
「俺も年中川に入って鍛えてるぞ」
「は?」
クロードが着ている黒い服を突然バサっと脱ぎ捨てた。
「うわっ!」
輝くような白い上半身が太陽の光の下で眩しく輝き、セルジュは思わず手で目を覆った。
(そういえばこいつの裸を見るのは初めてだ。記憶上では……)
北方の領主であるクロードは基本的に厚着をしていることが多く、その下の肉体は秘められた部分であった。それを拝めるというのはある意味貴重な経験で、スワンも興味深げに視線をよこしている。スワンのようにあからさまな筋肉ではなく、どちらかというとすっと細く引き締まった、丁寧に彫られた美しい彫刻のような上半身に、セルジュは知らず知らずのうちに言葉を失っていた。
「北の川は真夏でも冷たくて長くは入っていられないと聞くが、年中入っているなんて大した物だ」
「いや、そんなわけないでしょう。心臓麻痺起こしますよ」
素直に感心するスワンに、セルジュははっと我に返ってツッコミを入れた。
「お前も何でそんな嘘つくんだよ」
「嘘では無い」
「え、マジで?」
嘘でないなら、もはや頭がおかしいとしか言いようがない。
「北の騎士たちの精神力は異常だと聞いたことがあるが、厳しい修行の賜物だというわけだね」
スワンは大人特有の余裕のある笑みを浮かべると、南国の木の葉っぱで作られた大きな傘の下に敷物を敷いた。
「そんな君たちに南国での休暇の方法を教えてあげよう」
「いや、俺は一応王都の騎士なので、こいつと一緒にしないでください」
(クロードの騎士団に入れてもらおうとか、安易に考えない方が良さそうだな)
「ところでどうしてお前もここにいるんだ?」
今更ながらクロードが冷たい目でスワンを睨んだ。
「家族水入らずの邪魔して悪いとは思ったんだけど、私だってたまには遊びたくて」
「いつも海で泳いでるんだろう?」
「だから遊びたいんだって! 一人で遊んでたらさ、ほら、色々と人の目が気になるだろう?」
「友達でも女でも呼んだらいいだろ」
「私は君たちと遊びたいんだってば!」
スワンはエミールのほっぺたをちょんちょん突きながら、「エミールもおじちゃんと遊びたいでしゅよね~?」と笑いかけた。エミールはスワンに懐いているのか、キャッキャッと笑い声を上げた。
「別にいいだろ。泊めてもらってるんだし、それに俺たちは海のことってよく知らないから」
セルジュの取りなしで、仕方なくクロードは不機嫌そうに頷いた。
「分かった。その代わりお前は脱ぐな」
「え?」
「あいつはアルファなんだ」
「薬も飲んでるし、発情期の周期でもないし、大丈夫だって」
別に元々脱ぐつもりなど無かったのだが、そう言われると何となく腹が立って、セルジュは思わず言い返していた。
「そんなに気になるなら番にしちまえばよかっただろ。そうすれば何の心配も……」
(いや、何言ってんだ俺!)
言ってしまった後でセルジュはハッとした。これではまるで番にして欲しかったように聞こえるではないか! クロードも少し驚いたような表情でこちらを見ている。
「セルジュ、それは……」
「や、やっぱ今の無し!」
セルジュは咄嗟にエミールをクロードに押し付けると、靴を脱ぎ捨てて海に向かって走り出した。
「おい! 気をつけ……」
クロードの警告とほぼ同時に、透明な海面の下の砂に足を取られて、セルジュは海に向かってばったり倒れそうになった。
「あっ」
と、突然セルジュの周りの海水がざざざっと立ち上がり、まるで人間がするように転びそうになっているセルジュを支えてくれた。
「え?」
「大丈夫ですか?」
気持ちよく冷たい海水が体から滑り落ちた後、ぽかんとしているセルジュの所にスワンがゆっくりと歩いてきた。
「砂に足を取られると意外と危険ですから、気をつけて下さいね」
「今のって……」
「おや、ご存知ありませんでしたか?」
スワンは右手をパッと顔の横に上げて見せた。青い石のはめこまれた指輪が、太くて浅黒い中指にしっかりとおさまっている。
「『青の騎士』が代々受け継ぐのは、水を操る力なんですよ」
スワンは右手を海に向かってさっと振った。すると、穏やかだったはずの海面が突然揺れ始め、砂浜から離れた青の濃い部分に大きな波が現れた。
「『青の騎士』がいる限り、他国が海から攻めるのは不可能です。私が中指一本動かすだけで、どんな船も簡単に海の底に沈めることができるのですから」
辺境伯は代々、称号と力を宿した指輪を受け継いで国境を守っている。
(炎を操る赤の指輪、水を操る青の指輪。ロベール伯爵の白の指輪はよく分からなかったな。それから……)
クロードの持つ黒の指輪。この指輪の持つ力は他の三つの指輪と違って印象があまり良くなく、北領の住民はその庇護下にあるにも関わらず、畏怖するだけではなく忌み嫌う者もいるほどだった。
そこまで考えていた時、突然スワンが長い木の板を抱えて海に向かって走り出した。
「え、ちょっと、伯爵?」
スワンは木の板に腹ばいになると、両手で水を掻いて波に向かって突き進み、タイミングを見計らって板の上に立ち上がった。
「そしてこんなアトラクションを作り出すことも可能なのです!」
肩まで伸びた茶色い髪を風になびかせながら、木の板で滑るように波に乗る姿は、セルジュの目にはさながら海を支配する神のように映った。
「す、すげぇ!」
「ふげぇ!」
目を輝かせてポセイドンまがいのスワンを見ているセルジュとエミールを見て、クロードは何を思ったのか、エミールをセルジュに返してから急に自分もざぶざぶと海の中に入って行った。
「クロード?」
クロードは腰まで海水に浸かったところでさっと右手を振った。と、すぐに海の中から何やら黒い物体がクロード目掛けて進んでくるのが見えた。
(え、何だあれ?)
海面に姿を現したそれは、一見するとスワンの乗っている木の板ほどの長さの巨大な魚に見えたが、黒い体からは隠しきれない魔法の痕跡が染み出している。
(魔魚だ!)
目の前までやってきた魔魚に跨ると、クロードはセルジュとエミールを振り返ってじっと見た。
そう、『黒の騎士』が代々受け継いできた力とは、魔獣を使役する力なのだ。
(そんな、どうだ! って顔されても……っていうか、スワンと張り合うためだけに辺境伯の特殊能力使ってんじゃねーよ!)
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