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二十五話 アホの極み
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「どうして私のバカ息子は、外出するたびに同じ場所を負傷して帰って来るんだい?」
ステヴナン領に戻ったクロードの右手を治療しながら、カトリーヌが呆れた声でため息をついた。
「しかも痛くて仕方ないはずなのにスカしたこの無表情。前から気になってたんだけど、お前の体どうなってんの? てか感情あるの?」
「申し訳ありません、俺が付いていながら……」
一応護衛という名目で同行した手前、セルジュは緊張した面持ちで謝罪した。
「こいつは悪くありません。ロベール伯爵の悪い趣味に付き合わされただけですから」
「あの古狸め。昔から何を考えているのかよく分からないやつだったけど、よその辺境伯を無駄に襲ったりすることはなかったのに。何か気に触るようなことでもしたのかい?」
「いや、そんなはずは……」
「じゃあ単なる八つ当たりかもな。何かイライラするようなことでもあったんだろう」
(俺たちの倍以上生きているとは思えない大人気のなさだな)
セルジュも呆れて思わず天井を見上げた。久しぶりに抱いたエミールの温かさが今の彼の唯一の癒しだった。
「それで、セルジュとも話していたのですが、来年の聖樹祭の貢物をどうするべきでしょうか?」
「熊数頭くらいなら私が仕留めてきてもいいが」
「いや、流石にそれは……」
「しかしここ北方の地には、他の地域に比べて見栄えのする特産品は他にないぞ」
そんなことないのではないか、とセルジュは疑問に思ったが、この祭りにほとんど参加したことのない自分の出る幕ではないので、黙って二人の話を聞く事にした。
「とりあえず国王陛下にお伺いを立ててみよう。代替案をいくつか挙げるんだ」
「はい、すぐに書簡を送ります」
「あ、それなら俺が……」
「いや、領主の筆跡でないとまずいだろう」
(熊狩りと同様に無理する場面じゃないと思うけど)
クロードが痛む指先で慎重に手紙を書いている時、セルジュは使用人のマルクを見つけて慌てて駆け寄った。
「マルクさん! こないだはすみませんでした」
「セルジュ様!」
少しやつれた様子のマルクを見て、セルジュはうっと罪悪感に胸が痛んだ。
「もしかして俺のせいで何か罰を……」
「一カ月分の給料の返上ですよ」
「す、すみません。俺がなんとかしますから、金額を言っていただければ……」
「いえいえ、私の責任です。セルジュ様とご子息の安全を危うく損ねる所だったんですよ。この程度で済んだのはむしろ軽いくらいです」
マルクがセルジュに抱かれたエミールの頭を優しく撫でると、ちょうど目を覚ましたエミールがぐずって泣き声をあげた。
「ふっ、ふげっ!」
「あ、そろそろミルクかな」
「すぐに取って参りますね」
「いや、たまには自分で。ちょっと抱いててもらってもいいですか?」
マルクへの罪悪感から自分でミルクの準備をしようとしたセルジュだったが、マルクに抱かれた瞬間エミールが火がついたように泣き出した。
「ふんぎゃああああああ!」
クロードとカトリーヌが驚いて振り返り、セルジュは慌ててマルクからエミールを受け取った。
「あれっ、すみません!」
「いえいえ、お腹の空いたタイミングで母親から引き離されたらそりゃあ怒りますよ」
マルクはそう言うと、にこにこしながら哺乳瓶を取りに行ってくれた。
(本当に? こんなに小さいのに、俺が他の人間とは違う、特別な人間だってちゃんと分かってるのかな?)
涙をいっぱい溜めた目をぱっちり開けて見上げてくるエミールがさらに愛おしく思えて、セルジュも思わず顔を綻ばせてぎゅっと赤ん坊を抱きしめた。
◇◆◇
北方の冬は長くて厳しい。セルジュも十歳まではこの辺りに住んでいたので経験はあったが、久しぶりに体験すると、王都でのぬるま湯のような冬に慣れきった体にはやはり堪えるものがあった。
「さっむ!」
城内にいても暖炉から離れると、体の芯から冷えるような冷気に襲われる。
(指先が痛くてちぎれそうだ。王都の冬だって寒いと思ってたけど、やっぱり格が違うな)
セルジュは足早に廊下を渡りきると、暖炉の火が暖かい自室に戻ってほっとため息をついた。ぐるぐる巻きにしていたエミールを毛布から取り出すと、りんごのように赤い頬っぺたの赤ん坊をそっとベビーベッドに寝かせた。
(子供の頃はあまり裕福ではなかったから、こんな風に薪を好きなだけ使うことなんて出来なかった。冷たい寝具だと手足がなかなか温まらなくて、しばらく寝付けなかった覚えがあるな)
それでも徐々に自らの体温で布団は温まり、快適な寝具の中で迎える朝はいつまでもそこから抜け出したくない幸せに満ちていた。
セルジュがうつらうつらと眠りに引き込まれそうになっていた時、そっと扉を開ける気配がして、外の冷気と共に全身黒づくめの男が入ってきた。
「ぎゃっ!」
氷のように冷たい肌が触れて、セルジュは大声を上げるのをなんとか堪えて小声に止めた。
「ちょ、お前今帰ってきたのかよ?」
「ああ、領民との話が少し長引いたんだ」
「風呂入ってこいよ」
「いい、疲れた」
クロードは温もりを求めるかのように、セルジュの背後からぎゅうっと抱きついてきた。
「今日はしないから許してくれ」
「今日も、だろ」
「したいのか?」
「馬鹿、勘違いすんな。ていうか自分の部屋で寝ろよ」
「ここにいないとエミールが起きた時面倒見れないだろ」
(いや、風呂にも入れないほど疲れてるやつに育児を頼むほど鬼嫁じゃないんだが……)
セルジュはため息を付いてクロードの手の甲をさすった。
「冷え切ってるぞ。痛むんじゃないか?」
「あまり感覚がない」
「ははっ! そろそろもげ落ちるんじゃないか?」
笑っていると、ふと昔の記憶が蘇ってきた。
「昔はよくこうやって一緒に寝てたよな」
「覚えてるのか?」
「そりゃ覚えてるさ。お前は自分の家に帰れば贅沢に薪をくべられる暖炉付きの寝室を持ってたくせに、わざわざ俺ん家に来て寒さに震えてても意地でも帰ろうとしなかったよな。アホの極みだと思ったね」
セルジュの家は室内でも氷が張るほど寒かったため、クロードは昼夜関係なく毛布にくるまってセルジュにピタリとくっついていたものだ。
「お前の家は寒かったが、お前の側は俺の城の暖炉の前にいるよりずっと暖かかった」
「そんなわけないだろ」
「あるさ」
クロードはセルジュの背中に顔を埋めて、くぐもった声で言った。
「人の体は、心とは完全に切り離せないものだ」
セルジュは驚いて一瞬ピタリと動きを止めた。
(心だって? それを一番持ってなさそうなお前がそれを言うのか?)
セルジュは少しの間躊躇ったが、意を決して前からどうしても聞きたかった質問を口に出した。
「……なあ、どうして三年前、お前はあんなことしたんだよ?」
どうして俺の親友だったお前が、俺の恩人を傷つけたりしたんだ?
しばらく返事が無かったので恐る恐る振り返ると、クロードはいつに間にかセルジュの背中にくっついたまま、すやすやと寝息を立てていた。
(早っ! ってまたかよ!)
セルジュは仕方なく上半身を少し持ち上げて、エミールがちゃんとベビーベッドに仰向けで寝ていることを確認すると、掛け布団を引っ張り上げてクロードと一緒に包まった。
(いつかはちゃんと聞こう。なあなあのままじゃ、やっぱり先に進めない気がするから)
ステヴナン領に戻ったクロードの右手を治療しながら、カトリーヌが呆れた声でため息をついた。
「しかも痛くて仕方ないはずなのにスカしたこの無表情。前から気になってたんだけど、お前の体どうなってんの? てか感情あるの?」
「申し訳ありません、俺が付いていながら……」
一応護衛という名目で同行した手前、セルジュは緊張した面持ちで謝罪した。
「こいつは悪くありません。ロベール伯爵の悪い趣味に付き合わされただけですから」
「あの古狸め。昔から何を考えているのかよく分からないやつだったけど、よその辺境伯を無駄に襲ったりすることはなかったのに。何か気に触るようなことでもしたのかい?」
「いや、そんなはずは……」
「じゃあ単なる八つ当たりかもな。何かイライラするようなことでもあったんだろう」
(俺たちの倍以上生きているとは思えない大人気のなさだな)
セルジュも呆れて思わず天井を見上げた。久しぶりに抱いたエミールの温かさが今の彼の唯一の癒しだった。
「それで、セルジュとも話していたのですが、来年の聖樹祭の貢物をどうするべきでしょうか?」
「熊数頭くらいなら私が仕留めてきてもいいが」
「いや、流石にそれは……」
「しかしここ北方の地には、他の地域に比べて見栄えのする特産品は他にないぞ」
そんなことないのではないか、とセルジュは疑問に思ったが、この祭りにほとんど参加したことのない自分の出る幕ではないので、黙って二人の話を聞く事にした。
「とりあえず国王陛下にお伺いを立ててみよう。代替案をいくつか挙げるんだ」
「はい、すぐに書簡を送ります」
「あ、それなら俺が……」
「いや、領主の筆跡でないとまずいだろう」
(熊狩りと同様に無理する場面じゃないと思うけど)
クロードが痛む指先で慎重に手紙を書いている時、セルジュは使用人のマルクを見つけて慌てて駆け寄った。
「マルクさん! こないだはすみませんでした」
「セルジュ様!」
少しやつれた様子のマルクを見て、セルジュはうっと罪悪感に胸が痛んだ。
「もしかして俺のせいで何か罰を……」
「一カ月分の給料の返上ですよ」
「す、すみません。俺がなんとかしますから、金額を言っていただければ……」
「いえいえ、私の責任です。セルジュ様とご子息の安全を危うく損ねる所だったんですよ。この程度で済んだのはむしろ軽いくらいです」
マルクがセルジュに抱かれたエミールの頭を優しく撫でると、ちょうど目を覚ましたエミールがぐずって泣き声をあげた。
「ふっ、ふげっ!」
「あ、そろそろミルクかな」
「すぐに取って参りますね」
「いや、たまには自分で。ちょっと抱いててもらってもいいですか?」
マルクへの罪悪感から自分でミルクの準備をしようとしたセルジュだったが、マルクに抱かれた瞬間エミールが火がついたように泣き出した。
「ふんぎゃああああああ!」
クロードとカトリーヌが驚いて振り返り、セルジュは慌ててマルクからエミールを受け取った。
「あれっ、すみません!」
「いえいえ、お腹の空いたタイミングで母親から引き離されたらそりゃあ怒りますよ」
マルクはそう言うと、にこにこしながら哺乳瓶を取りに行ってくれた。
(本当に? こんなに小さいのに、俺が他の人間とは違う、特別な人間だってちゃんと分かってるのかな?)
涙をいっぱい溜めた目をぱっちり開けて見上げてくるエミールがさらに愛おしく思えて、セルジュも思わず顔を綻ばせてぎゅっと赤ん坊を抱きしめた。
◇◆◇
北方の冬は長くて厳しい。セルジュも十歳まではこの辺りに住んでいたので経験はあったが、久しぶりに体験すると、王都でのぬるま湯のような冬に慣れきった体にはやはり堪えるものがあった。
「さっむ!」
城内にいても暖炉から離れると、体の芯から冷えるような冷気に襲われる。
(指先が痛くてちぎれそうだ。王都の冬だって寒いと思ってたけど、やっぱり格が違うな)
セルジュは足早に廊下を渡りきると、暖炉の火が暖かい自室に戻ってほっとため息をついた。ぐるぐる巻きにしていたエミールを毛布から取り出すと、りんごのように赤い頬っぺたの赤ん坊をそっとベビーベッドに寝かせた。
(子供の頃はあまり裕福ではなかったから、こんな風に薪を好きなだけ使うことなんて出来なかった。冷たい寝具だと手足がなかなか温まらなくて、しばらく寝付けなかった覚えがあるな)
それでも徐々に自らの体温で布団は温まり、快適な寝具の中で迎える朝はいつまでもそこから抜け出したくない幸せに満ちていた。
セルジュがうつらうつらと眠りに引き込まれそうになっていた時、そっと扉を開ける気配がして、外の冷気と共に全身黒づくめの男が入ってきた。
「ぎゃっ!」
氷のように冷たい肌が触れて、セルジュは大声を上げるのをなんとか堪えて小声に止めた。
「ちょ、お前今帰ってきたのかよ?」
「ああ、領民との話が少し長引いたんだ」
「風呂入ってこいよ」
「いい、疲れた」
クロードは温もりを求めるかのように、セルジュの背後からぎゅうっと抱きついてきた。
「今日はしないから許してくれ」
「今日も、だろ」
「したいのか?」
「馬鹿、勘違いすんな。ていうか自分の部屋で寝ろよ」
「ここにいないとエミールが起きた時面倒見れないだろ」
(いや、風呂にも入れないほど疲れてるやつに育児を頼むほど鬼嫁じゃないんだが……)
セルジュはため息を付いてクロードの手の甲をさすった。
「冷え切ってるぞ。痛むんじゃないか?」
「あまり感覚がない」
「ははっ! そろそろもげ落ちるんじゃないか?」
笑っていると、ふと昔の記憶が蘇ってきた。
「昔はよくこうやって一緒に寝てたよな」
「覚えてるのか?」
「そりゃ覚えてるさ。お前は自分の家に帰れば贅沢に薪をくべられる暖炉付きの寝室を持ってたくせに、わざわざ俺ん家に来て寒さに震えてても意地でも帰ろうとしなかったよな。アホの極みだと思ったね」
セルジュの家は室内でも氷が張るほど寒かったため、クロードは昼夜関係なく毛布にくるまってセルジュにピタリとくっついていたものだ。
「お前の家は寒かったが、お前の側は俺の城の暖炉の前にいるよりずっと暖かかった」
「そんなわけないだろ」
「あるさ」
クロードはセルジュの背中に顔を埋めて、くぐもった声で言った。
「人の体は、心とは完全に切り離せないものだ」
セルジュは驚いて一瞬ピタリと動きを止めた。
(心だって? それを一番持ってなさそうなお前がそれを言うのか?)
セルジュは少しの間躊躇ったが、意を決して前からどうしても聞きたかった質問を口に出した。
「……なあ、どうして三年前、お前はあんなことしたんだよ?」
どうして俺の親友だったお前が、俺の恩人を傷つけたりしたんだ?
しばらく返事が無かったので恐る恐る振り返ると、クロードはいつに間にかセルジュの背中にくっついたまま、すやすやと寝息を立てていた。
(早っ! ってまたかよ!)
セルジュは仕方なく上半身を少し持ち上げて、エミールがちゃんとベビーベッドに仰向けで寝ていることを確認すると、掛け布団を引っ張り上げてクロードと一緒に包まった。
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