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「299話」
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フラグを立てたつもりはない。
なかったが、何度も蹴りを入れて相手の体を削ってっても一向にコアの位置は分からないし、まぐれ当たりすることもなかった。ふぁっきん。
とはいえ、このまま地道に削っていけばいずれはコアにあたるか、それか体積が減り過ぎて固まったマグマを突き破れなくなるとは思う。
地面に留まってくれるなら、それこそこっちのもんだ。クロと二人掛りで踏みつけまくればサクっと倒せるだろう。
……まあ、この階層のゲートキーパーって考えるとそう簡単に倒せるはずはないんだけどな。
きっと何かしら隠し玉があったりするんじゃないかと疑っている。
ドラゴン戦の時もひどい目にあったし、油断せずに削っていくとしよう。
いざとなったら撤退するのもありだ。
そんなことを考えながら削る事、数分。
敵の体積は見てはっきり分かるぐらい小さくなってきていた。
「……やな予感がする」
今のところ隠し玉とかそういったものはない。
ただなんかちょっと……いや、もう頭では分かってはいるんだけど、認めたくないというかなんというか。
「なんかだんだん色が白っぽく……」
そう、削るにつれて、体の色が変わっているんですわ。
冷えて固まった体は黒っぽくなる。そして白っぽい体はというと……どう考えても体温上がってるよなこれ。
「ぐっ」
けしてそう考えたのが切っ掛けではないだろうけど、ついには相手に攻撃する前に障壁が割れた。そして全身が盛大に燃える。
あちいなこんちくしょう。
「おっりゃ……!?」
熱いの我慢して、蹴りを入れるが……体が砕け散らない!
いや、わずかに砕け散ってはいるのだけど、冷えて固まった部分が少なくて、赤い溶岩のような部分が飛び散るように広がっている。
そして冷えてない部分は粘性があるのか、すぐに元に戻ろうと引き寄せられている。
つまり、敵の体を砕いてぶち抜こうとしていた俺目掛けて集まっているのだ。
「ぐぅぅぅぅううっ!!」
全身を溶岩のような体で包まれ焼かれていく。
限界まで強化した防具、それに龍化しているためダメージはある程度抑えられてはいる。だがそれでも全身を襲う激痛は耐えがたいものがある。
再生はおそらく追いついていない。
このまま焼かれ続ければ死ぬは避けられないだろう。
どうにか脱出をしようともがいていると、徐々に全身を焼く熱が下がっていくことに気が付いた。
……そうか、足が触れているから氷童の効果で敵の体が冷やされているのか。
蹴りで一瞬触れるだけでは冷やしきれなくても、ずっと触れ続けていれば別ってことだ。
問題は冷えた事によって体が固まり、結果として俺を動けないようにがっちり固めてしまっていることだろう。
まあ、元々蹴りで砕ける程度の堅さしか無いし、どうとでも出来るとは思う。
「がっハ!?」
そう思い、体に力を込めた直後全身を衝撃が襲った。
激しい衝撃に内蔵がやられたのか、盛大に血反吐を吐く。
そして水面に落ちるような感覚と、次いで再び全身を包まれ焼かれる感覚……これは、地面に叩きつけられ、溶岩に落ちたのだろう。
幸か不幸か叩き付けられたことによって、全身を固めていたものは砕けちった。
俺は全身を焼く熱に耐えながら、どうにか溶岩の海から飛び出した。
自分の体を見れば、全身が赤熱していた。龍化していなければ全身炭化していたに違いない。
俺は冷えて固まった溶岩へと降り、氷童の効果も借りて熱くなった体を冷やしていく。
「厄介な敵だなほんと……」
冷えるまで持続ダメージを食らうことになるし、その間は再生をずっと続けることになる。
再生のデメリットを考えると、かなり不味い。そう遠くないうちに俺は自我を失うことになるだろう。
できれば短期決戦にしたい。
だがそうするには火力が不足している。
どうしたもんかと悩んでいる内にも敵は再び溶岩の海から飛び出し、こちらへと向かってくる。
とりあえず、攻撃を続けるしかない。
そう思い、俺は敵をじっと見つめ……視界の端から敵に向かい飛んで行く物体をとらえた。、
「クロ……さっすがー」
クロが走りながら敵に向かい氷礫を放っていた。それも全て同じ地点に着弾している。
着弾している箇所は徐々に黒く変色していっている。同じ個所に蹴りを入れれば問題なく砕け散らせるだろう。
俺はクロに感謝しつつ、敵に向かい飛んでいった。
それからおよそ10分。
最後の決め手は俺とクロのダブルドロップキックだった。
敵を削れば削るほど、際限なく温度が高くなっていって、ついには氷礫は敵にあたる前に蒸発し、俺の蹴りも両足使ってすら相手の体を砕くに至らなかったのだ。
そして両足を使いドロップキックかました俺を、敵の体が飲み込もうとしたその瞬間。
「クロッ!?」
クロが俺に合わせて敵に向かい蹴りを放ったのだ。
絵面はシュールだけど、感動的な場面だと俺は思う。そうだよね!
さすがに二人分の蹴りを食らえば、いくら高温になった敵の体だろうと冷えて固まる。
そして冷えて固まった体は砕け散り、相手の体積をさらに減らすことになる。
ひたすら冷やして削ることを繰り返し、減りに減った敵の隊先。
ついには固まったマグマを突き破れなくなるところまできたのだ。
「くっつく前に潰す!!」
地面に激突し、盛大に巻き散った敵の体であるが、すぐに一か所に集まろうとしていた。
どうにか集まる前に冷やして固めなければいけない。俺とクロは手分けして敵を冷やして回った。
幸い冷えた地面と触れたことによって、敵の体温が下がっていたこと。
それもあって氷礫も再び通じるようになっていた。
これにより冷やす範囲が増え、どうにか一か所に集まり切る前に敵を冷やしきることに成功した。
冷え切った敵は動く様子はない。
だがまだコアを潰してない以上、復活する恐れもある。
現に次の階層へと続く階段が現れていないし、こいつはまだ死んでないはずだ。
「このへんかな」
なので俺とクロはコアを攻撃すべく、コアがあるであろう場所……敵の殻が集まろうとしていた地点へと向かっていた。
なかったが、何度も蹴りを入れて相手の体を削ってっても一向にコアの位置は分からないし、まぐれ当たりすることもなかった。ふぁっきん。
とはいえ、このまま地道に削っていけばいずれはコアにあたるか、それか体積が減り過ぎて固まったマグマを突き破れなくなるとは思う。
地面に留まってくれるなら、それこそこっちのもんだ。クロと二人掛りで踏みつけまくればサクっと倒せるだろう。
……まあ、この階層のゲートキーパーって考えるとそう簡単に倒せるはずはないんだけどな。
きっと何かしら隠し玉があったりするんじゃないかと疑っている。
ドラゴン戦の時もひどい目にあったし、油断せずに削っていくとしよう。
いざとなったら撤退するのもありだ。
そんなことを考えながら削る事、数分。
敵の体積は見てはっきり分かるぐらい小さくなってきていた。
「……やな予感がする」
今のところ隠し玉とかそういったものはない。
ただなんかちょっと……いや、もう頭では分かってはいるんだけど、認めたくないというかなんというか。
「なんかだんだん色が白っぽく……」
そう、削るにつれて、体の色が変わっているんですわ。
冷えて固まった体は黒っぽくなる。そして白っぽい体はというと……どう考えても体温上がってるよなこれ。
「ぐっ」
けしてそう考えたのが切っ掛けではないだろうけど、ついには相手に攻撃する前に障壁が割れた。そして全身が盛大に燃える。
あちいなこんちくしょう。
「おっりゃ……!?」
熱いの我慢して、蹴りを入れるが……体が砕け散らない!
いや、わずかに砕け散ってはいるのだけど、冷えて固まった部分が少なくて、赤い溶岩のような部分が飛び散るように広がっている。
そして冷えてない部分は粘性があるのか、すぐに元に戻ろうと引き寄せられている。
つまり、敵の体を砕いてぶち抜こうとしていた俺目掛けて集まっているのだ。
「ぐぅぅぅぅううっ!!」
全身を溶岩のような体で包まれ焼かれていく。
限界まで強化した防具、それに龍化しているためダメージはある程度抑えられてはいる。だがそれでも全身を襲う激痛は耐えがたいものがある。
再生はおそらく追いついていない。
このまま焼かれ続ければ死ぬは避けられないだろう。
どうにか脱出をしようともがいていると、徐々に全身を焼く熱が下がっていくことに気が付いた。
……そうか、足が触れているから氷童の効果で敵の体が冷やされているのか。
蹴りで一瞬触れるだけでは冷やしきれなくても、ずっと触れ続けていれば別ってことだ。
問題は冷えた事によって体が固まり、結果として俺を動けないようにがっちり固めてしまっていることだろう。
まあ、元々蹴りで砕ける程度の堅さしか無いし、どうとでも出来るとは思う。
「がっハ!?」
そう思い、体に力を込めた直後全身を衝撃が襲った。
激しい衝撃に内蔵がやられたのか、盛大に血反吐を吐く。
そして水面に落ちるような感覚と、次いで再び全身を包まれ焼かれる感覚……これは、地面に叩きつけられ、溶岩に落ちたのだろう。
幸か不幸か叩き付けられたことによって、全身を固めていたものは砕けちった。
俺は全身を焼く熱に耐えながら、どうにか溶岩の海から飛び出した。
自分の体を見れば、全身が赤熱していた。龍化していなければ全身炭化していたに違いない。
俺は冷えて固まった溶岩へと降り、氷童の効果も借りて熱くなった体を冷やしていく。
「厄介な敵だなほんと……」
冷えるまで持続ダメージを食らうことになるし、その間は再生をずっと続けることになる。
再生のデメリットを考えると、かなり不味い。そう遠くないうちに俺は自我を失うことになるだろう。
できれば短期決戦にしたい。
だがそうするには火力が不足している。
どうしたもんかと悩んでいる内にも敵は再び溶岩の海から飛び出し、こちらへと向かってくる。
とりあえず、攻撃を続けるしかない。
そう思い、俺は敵をじっと見つめ……視界の端から敵に向かい飛んで行く物体をとらえた。、
「クロ……さっすがー」
クロが走りながら敵に向かい氷礫を放っていた。それも全て同じ地点に着弾している。
着弾している箇所は徐々に黒く変色していっている。同じ個所に蹴りを入れれば問題なく砕け散らせるだろう。
俺はクロに感謝しつつ、敵に向かい飛んでいった。
それからおよそ10分。
最後の決め手は俺とクロのダブルドロップキックだった。
敵を削れば削るほど、際限なく温度が高くなっていって、ついには氷礫は敵にあたる前に蒸発し、俺の蹴りも両足使ってすら相手の体を砕くに至らなかったのだ。
そして両足を使いドロップキックかました俺を、敵の体が飲み込もうとしたその瞬間。
「クロッ!?」
クロが俺に合わせて敵に向かい蹴りを放ったのだ。
絵面はシュールだけど、感動的な場面だと俺は思う。そうだよね!
さすがに二人分の蹴りを食らえば、いくら高温になった敵の体だろうと冷えて固まる。
そして冷えて固まった体は砕け散り、相手の体積をさらに減らすことになる。
ひたすら冷やして削ることを繰り返し、減りに減った敵の隊先。
ついには固まったマグマを突き破れなくなるところまできたのだ。
「くっつく前に潰す!!」
地面に激突し、盛大に巻き散った敵の体であるが、すぐに一か所に集まろうとしていた。
どうにか集まる前に冷やして固めなければいけない。俺とクロは手分けして敵を冷やして回った。
幸い冷えた地面と触れたことによって、敵の体温が下がっていたこと。
それもあって氷礫も再び通じるようになっていた。
これにより冷やす範囲が増え、どうにか一か所に集まり切る前に敵を冷やしきることに成功した。
冷え切った敵は動く様子はない。
だがまだコアを潰してない以上、復活する恐れもある。
現に次の階層へと続く階段が現れていないし、こいつはまだ死んでないはずだ。
「このへんかな」
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