280 / 304
「280話」
しおりを挟む
「なんつーか、ホラーというかシュールというか……」
ぼすんぼすんと弾む頭と、それを追いかける太郎。そして生首の体。
ぱっと見はホラーと言えなくもないが、太郎が混ざっているせいでコメディにみえなくもない。
「いだだだっ!?」
あ、太郎が生首咥えて走り出した。
生えたばかりだからかな? 生首の体はしるの遅いなー。
てか太郎お腹壊さないといいけど……。
結局回収するまで5分ぐらい掛かった。
俺たちが回収すればすぐなんだけど、なんか太郎楽しそうだったし……いいかなって。
「もう頭抱えておけばいいんじゃね?」
クロに蹴られたことでより座りが悪くなったのか、やたらと乗せるのに苦労してるんだよね。
わきに抱えておけば、蹴られても転がることはないし、デュラハンぽいしいいと思うんだ。
「少しは心配してくれてもいいと思うんだがねえ!?」
そう訴える生首であるが、全員無言である。
いや、太郎だけ『はっはっはっ』と息がうるさいけど……まだ遊び足りないのかな?
まあ、クロも手加減してるので、大事には至らないだろうってのと、やっぱ日頃の行いが大きいと思うのですよ。俺は。
「とりあえず炎上しそうだから、ドヤ顔は止めといてもらえると……」
「むぅ……」
中村にそういわれ、自分の顔を揉む生首。
もしかして無意識やっとったんかいな。
「まあいい、続きを話そうじゃないか」
「いいんだ……」
太郎に咥えられたことなんて気にしてなさそうな生首をみて、遥さんがちょっと驚いたような……引いたような? なんかそんな感じの目で生首をみていた。
この前は怖い目をしていたけれど、生首の実物をみて毒気を抜かれたというかなんというか……まあ、俺の目の前で生首を棒の先端に刺したりとか、そんなことにならなくてよかった。
「アマツのダンジョンとの違いだけど、ここではダンジョン外から装備を持ち込むことはできないよ」
そんな俺の心配をよそに、生首の話は続く。
どうにかドヤ顔はおさえているのでクロに蹴られることはなさそうである。
「これはいくつか理由があるけれど、まずアマツのダンジョンで鍛えた装備を使うとなると、その時点で差が生まれてしまうだろう? 自力で揃えた装備を持ち込んで何が悪いと思うかも知れないが、アマツのダンジョンとここは別物だからね。今やっているゲームに他のゲームから装備を持ち込んだりはしないだろう?」
まあ理由は理解できる。
てか、それよりも気になることがあったんだけど……。
「ん、まった。じゃあ俺たちの装備はどうすりゃいいの? 着たままダンジョン入ってるけど」
思いっきりいつもの装備でいるんですが……。
「そっちで着替えるんだよ」
すっと襖をゆびさして、俺の疑問に答える生首。
この奥になんかあるんかいな。
「廊下……?」
「向かいの部屋で着替えんの?」
襖をあけ、その先にを覗き込む俺と中村。
開いた襖の先には廊下があり、俺たちがいる部屋の向かいにさらに襖がある。
……ちなみに廊下は左右に10mほど進んだあたりで暗くなり、先が見通せない状態だ。
ちょっと怖い。
「そうだよ。そう見えて鍵も掛かるから安心するといいさ」
なるほどねえ。
「ここってダンジョンっていうか、入る前の控室的な感じ?」
「そうさね」
俺の疑問に頷く生首。腋に抱えた状態で頷くとか器用だな。
ふむ、しかし控室ね。
広さ的にあまり大人数は入れないよな……。パーティ毎に用意されてるってことなのだろうか。
知らない人と一緒になるよりは気軽でいいかもね。
このへんちゃんと考えてるんだなあ。生首なのに。
「装備はダンジョン内で入手できるん?」
俺がへんなことに関心していると、中村が生首質問してた。
確かにそれは気になるとこだよね。
「もちろんだとも。敵を倒すと確率でドロップしたり、落ちたものを拾ったり、買う事もできる」
ほほう。
「通貨は拾ったり、ものを売って得るよ」
「かなりゲームよりだなあ」
ドロップがあるとかまじでゲームだなこりゃ。
たぶん剥ぎ取りとか無くなるんじゃないかな……確率でドロップだし、倒すとモンスターが消えて、消えたあとにアイテム残る方式とみた。
それか某狩りゲームみたいにそれっぽく剥ぎ取るとかね。
尻尾切らなきゃ。
「そっちのほうがとっつきやすいだろう?」
まあ確かにそうかも。
「ちなみに一度潜ると特定のアイテムを使用するか、10階層ごとにある町からしかここには戻れないから気を付けて」
おう、まじかー……。
そこはアマツダンジョンよりキツイね。
傷みもないし、ゲームよりになってるってことは、普通に死ねる難易度の敵物ぶっこんでくるかもだし。
結構慎重に進まないと全滅してアイテム……ロストするのかな? ロストするの結構きっついよな。せめて所持金が半額になるとかならいいんだけど。
「入手したアイテムは専用の袋を用意したからそこにいれるといい。容量というよりかは、入る個数が決まっているのがアマツのダンジョンとの違いかねえ。ああ、そうそう。死亡判定になったら、装備しているもの含めて、全アイテムがその場にぶちまけられるよ。味方が回収できればロストはしないけど……回収できなかったら、時間経過で消えるよ」
するんかいっ。
これ、いい装備とか持ってロストしたらまじで泣ける。
……ゲームとして考えれば、それぐらいで良いのかもだけどさあ。
「あとは、アマツのダンジョンとの最大の違いとしてはだね」
「まだあんのか」
「大分変えてきてるなあ」
「なんだろうねー」
今出ている部分だけでも結構違うけど、このうえ何があるのやら。
俺たちの視線が生首にあつまると、ついにこらえきれなくなったのか生首はドヤ顔で語り始める。
「なんと入るごとにダンジョンの構造が変わるんだよ!」
えへん! と胸をはる生首の体……うーん、実際にみるとなかなかシュールな光景だ。
てか、てかね。
なんか結構とんでもない内容を言いやがった気がするんですよ。この生首。
「……どっかでみたことあるような」
「大丈夫? それ怒られない?」
「私、そのゲームやったことある」
著作権とか大丈夫なのかな!?
怒られるのは生首だからいいけどさっ。
とりあえず俺たちはダンジョンの仕様の決定には一切関わってない事を動画でアピールしておこう。
ぼすんぼすんと弾む頭と、それを追いかける太郎。そして生首の体。
ぱっと見はホラーと言えなくもないが、太郎が混ざっているせいでコメディにみえなくもない。
「いだだだっ!?」
あ、太郎が生首咥えて走り出した。
生えたばかりだからかな? 生首の体はしるの遅いなー。
てか太郎お腹壊さないといいけど……。
結局回収するまで5分ぐらい掛かった。
俺たちが回収すればすぐなんだけど、なんか太郎楽しそうだったし……いいかなって。
「もう頭抱えておけばいいんじゃね?」
クロに蹴られたことでより座りが悪くなったのか、やたらと乗せるのに苦労してるんだよね。
わきに抱えておけば、蹴られても転がることはないし、デュラハンぽいしいいと思うんだ。
「少しは心配してくれてもいいと思うんだがねえ!?」
そう訴える生首であるが、全員無言である。
いや、太郎だけ『はっはっはっ』と息がうるさいけど……まだ遊び足りないのかな?
まあ、クロも手加減してるので、大事には至らないだろうってのと、やっぱ日頃の行いが大きいと思うのですよ。俺は。
「とりあえず炎上しそうだから、ドヤ顔は止めといてもらえると……」
「むぅ……」
中村にそういわれ、自分の顔を揉む生首。
もしかして無意識やっとったんかいな。
「まあいい、続きを話そうじゃないか」
「いいんだ……」
太郎に咥えられたことなんて気にしてなさそうな生首をみて、遥さんがちょっと驚いたような……引いたような? なんかそんな感じの目で生首をみていた。
この前は怖い目をしていたけれど、生首の実物をみて毒気を抜かれたというかなんというか……まあ、俺の目の前で生首を棒の先端に刺したりとか、そんなことにならなくてよかった。
「アマツのダンジョンとの違いだけど、ここではダンジョン外から装備を持ち込むことはできないよ」
そんな俺の心配をよそに、生首の話は続く。
どうにかドヤ顔はおさえているのでクロに蹴られることはなさそうである。
「これはいくつか理由があるけれど、まずアマツのダンジョンで鍛えた装備を使うとなると、その時点で差が生まれてしまうだろう? 自力で揃えた装備を持ち込んで何が悪いと思うかも知れないが、アマツのダンジョンとここは別物だからね。今やっているゲームに他のゲームから装備を持ち込んだりはしないだろう?」
まあ理由は理解できる。
てか、それよりも気になることがあったんだけど……。
「ん、まった。じゃあ俺たちの装備はどうすりゃいいの? 着たままダンジョン入ってるけど」
思いっきりいつもの装備でいるんですが……。
「そっちで着替えるんだよ」
すっと襖をゆびさして、俺の疑問に答える生首。
この奥になんかあるんかいな。
「廊下……?」
「向かいの部屋で着替えんの?」
襖をあけ、その先にを覗き込む俺と中村。
開いた襖の先には廊下があり、俺たちがいる部屋の向かいにさらに襖がある。
……ちなみに廊下は左右に10mほど進んだあたりで暗くなり、先が見通せない状態だ。
ちょっと怖い。
「そうだよ。そう見えて鍵も掛かるから安心するといいさ」
なるほどねえ。
「ここってダンジョンっていうか、入る前の控室的な感じ?」
「そうさね」
俺の疑問に頷く生首。腋に抱えた状態で頷くとか器用だな。
ふむ、しかし控室ね。
広さ的にあまり大人数は入れないよな……。パーティ毎に用意されてるってことなのだろうか。
知らない人と一緒になるよりは気軽でいいかもね。
このへんちゃんと考えてるんだなあ。生首なのに。
「装備はダンジョン内で入手できるん?」
俺がへんなことに関心していると、中村が生首質問してた。
確かにそれは気になるとこだよね。
「もちろんだとも。敵を倒すと確率でドロップしたり、落ちたものを拾ったり、買う事もできる」
ほほう。
「通貨は拾ったり、ものを売って得るよ」
「かなりゲームよりだなあ」
ドロップがあるとかまじでゲームだなこりゃ。
たぶん剥ぎ取りとか無くなるんじゃないかな……確率でドロップだし、倒すとモンスターが消えて、消えたあとにアイテム残る方式とみた。
それか某狩りゲームみたいにそれっぽく剥ぎ取るとかね。
尻尾切らなきゃ。
「そっちのほうがとっつきやすいだろう?」
まあ確かにそうかも。
「ちなみに一度潜ると特定のアイテムを使用するか、10階層ごとにある町からしかここには戻れないから気を付けて」
おう、まじかー……。
そこはアマツダンジョンよりキツイね。
傷みもないし、ゲームよりになってるってことは、普通に死ねる難易度の敵物ぶっこんでくるかもだし。
結構慎重に進まないと全滅してアイテム……ロストするのかな? ロストするの結構きっついよな。せめて所持金が半額になるとかならいいんだけど。
「入手したアイテムは専用の袋を用意したからそこにいれるといい。容量というよりかは、入る個数が決まっているのがアマツのダンジョンとの違いかねえ。ああ、そうそう。死亡判定になったら、装備しているもの含めて、全アイテムがその場にぶちまけられるよ。味方が回収できればロストはしないけど……回収できなかったら、時間経過で消えるよ」
するんかいっ。
これ、いい装備とか持ってロストしたらまじで泣ける。
……ゲームとして考えれば、それぐらいで良いのかもだけどさあ。
「あとは、アマツのダンジョンとの最大の違いとしてはだね」
「まだあんのか」
「大分変えてきてるなあ」
「なんだろうねー」
今出ている部分だけでも結構違うけど、このうえ何があるのやら。
俺たちの視線が生首にあつまると、ついにこらえきれなくなったのか生首はドヤ顔で語り始める。
「なんと入るごとにダンジョンの構造が変わるんだよ!」
えへん! と胸をはる生首の体……うーん、実際にみるとなかなかシュールな光景だ。
てか、てかね。
なんか結構とんでもない内容を言いやがった気がするんですよ。この生首。
「……どっかでみたことあるような」
「大丈夫? それ怒られない?」
「私、そのゲームやったことある」
著作権とか大丈夫なのかな!?
怒られるのは生首だからいいけどさっ。
とりあえず俺たちはダンジョンの仕様の決定には一切関わってない事を動画でアピールしておこう。
0
お気に入りに追加
929
あなたにおすすめの小説
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ダンジョン配信 【人と関わるより1人でダンジョン探索してる方が好きなんです】ダンジョン生活10年目にして配信者になることになった男の話
天野 星屑
ファンタジー
突如地上に出現したダンジョン。中では現代兵器が使用できず、ダンジョンに踏み込んだ人々は、ダンジョンに初めて入ることで発現する魔法などのスキルと、剣や弓といった原始的な武器で、ダンジョンの環境とモンスターに立ち向かい、その奥底を目指すことになった。
その出現からはや10年。ダンジョン探索者という職業が出現し、ダンジョンは身近な異世界となり。ダンジョン内の様子を外に配信する配信者達によってダンジョンへの過度なおそれも減った現在。
ダンジョン内で生活し、10年間一度も地上に帰っていなかった男が、とある事件から配信者達と関わり、己もダンジョン内の様子を配信することを決意する。
10年間のダンジョン生活。世界の誰よりも豊富な知識と。世界の誰よりも長けた戦闘技術によってダンジョンの様子を明らかにする男は、配信を通して、やがて、世界に大きな動きを生み出していくのだった。
*本作は、ダンジョン籠もりによって強くなった男が、配信を通して地上の人たちや他の配信者達と関わっていくことと、ダンジョン内での世界の描写を主としています
*配信とは言いますが、序盤はいわゆるキャンプ配信とかブッシュクラフト、旅動画みたいな感じが多いです。のちのち他の配信者と本格的に関わっていくときに、一般的なコラボ配信などをします
*主人公と他の探索者(配信者含む)の差は、後者が1~4まで到達しているのに対して、前者は100を越えていることから推察ください。
*主人公はダンジョン引きこもりガチ勢なので、あまり地上に出たがっていません
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~
乃神レンガ
ファンタジー
謎の白い空間で、神から異世界に送られることになった主人公。
二重取りの神授スキルを与えられ、その効果により追加でカード召喚術の神授スキルを手に入れる。
更にキャラクターメイキングのポイントも、二重取りによって他の人よりも倍手に入れることができた。
それにより主人公は、本来ポイント不足で選択できないデミゴッドの種族を選び、ジンという名前で異世界へと降り立つ。
異世界でジンは倒したモンスターをカード化して、最強の軍団を作ることを目標に、世界を放浪し始めた。
しかし次第に世界のルールを知り、争いへと巻き込まれていく。
国境門が数カ月に一度ランダムに他国と繋がる世界で、ジンは様々な選択を迫られるのであった。
果たしてジンの行きつく先は魔王か神か、それとも別の何かであろうか。
現在毎日更新中。
※この作品は『カクヨム』『ノベルアップ+』にも投稿されています。
異世界宿屋の住み込み従業員
熊ごろう
ファンタジー
なろう様でも投稿しています。
真夏の昼下がり歩道を歩いていた「加賀」と「八木」、気が付くと二人、見知らぬ空間にいた。
そこに居たのは神を名乗る一組の男女。
そこで告げられたのは現実世界での死であった。普通であればそのまま消える運命の二人だが、もう一度人生をやり直す事を報酬に、異世界へと行きそこで自らの持つ技術広めることに。
「転生先に危険な生き物はいないからー」そう聞かせれていたが……転生し森の中を歩いていると巨大な猪と即エンカウント!? 助けてくれたのは通りすがりの宿の主人。
二人はそのまま流れで宿の主人のお世話になる事に……これは宿屋「兎の宿」を中心に人々の日常を描いた物語。になる予定です。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる