268 / 304
「268話」
しおりを挟む
道着を着て、その上に防具をつけて道場へと向かうと、俺に気付いた遥さんが声をかけてきた。
「道着似合ってるね」
「そ、そうかな?」
鏡まだ見ていないから自分では分からないんだよな。
ちょっと照れくさいけど、素直に喜んでおこう。
しっかし、足元がスースーして落ち着かないな。
そのうち慣れるだろうか。
「うんうん。……お父さん結構脳筋だから、ここでばしっといいとこ見せておけば、あとは楽勝よー」
足元を気にしていたら、遥さんの口から重要な情報が出てきたぞっ。
なるほど脳筋か……自分の父親を脳筋と言い切るのはちょっとどうかと思うけど、俺にはありがたいことだ。
「がんばってねー」
「いいところ……」
ようはばっちり戦えるところを見せれば良いってことだろうけど。
……龍化する? いや、でもそれはさすがにまずいか? 娘が彼氏連れてきたと思ったら、人外に化けましたとかちょっとお付き合いの許可が出ないかもしれんぞ。
最悪「おのれ妖の類か!? 娘は渡さん!」とかいって切り掛かってくるかもしれん。
そうなると普通に戦うしかないか……でもなあ、手加減が難しいんだよなあ。
ダンジョン外でも5%とはいえ身体能力が上がっているわけで、下手するとゴブリンみたいになってしまう。
うーん……どうすんべかな。
「……だいじょぶかなー」
「ダンジョンに潜っているとはいえ、剣道はやったことがないんだったか? 最初はうまく立ち回れないかも知れないな」
「んー、そうじゃなくて……ちょっと煽り過ぎたかも? って」
「ふむ?」
うんうんと唸りながら竹刀を取りに行く俺の後ろで、兄妹間でそんな会話がなされていたらしい。
義兄さんが気をきかせて、いきなり試合形式でやるのではなく、まずは素振りから始めることになった。
ありがたいこっちゃ。
剣道やったことないからなあ。
いちおう学生の時に授業であったけど……選択しなかったら、遠目で見ていただけだからさ、とりあえず竹刀で相手を叩けばいいぐらいしか分からん。
「竹刀の持ち方はこう。 左手で持つのが基本で、右は添えるだけ」
「こうですか?」
「そうそう。あとは打つ個所は面、小手、胴な。突きは危ないから……慣れるまではなし」
さらにありがたいことに、義兄さんが俺の稽古をみてくれるそうだ。
俺に竹刀を持たせ、横で実際に竹刀を振って見せる姿は実に堂々としたものだ。
さっきまでの幸薄そうな印象とは大違いである。
さて、とりあえず持ち方はわかったし……右は添えるだけってのがよくわからんけど、とりあえず俺も素振りを始めたのだけどね。
「ちなみに向こうでやっているのはなんでしょうか?」
道場は結構広いんだけど、どうも左右に分かれて違うことをやってるっぽい。
木刀降ってる人もいるし……お義父さんはこっちの面子を指導してるみたいだ。
「うちは古武道も教えていてね、希望者にはああやって教えているんだよ……危険だからあれも慣れるまではなし」
ほへー。
古武道か……なんかいいね! 惹かれるものがあるぞ。
ただ危ないからということで、俺が参加することはなさそうだ。
……俺自体は思いっきり木刀で殴られても、痛いですむ……というか痛いとすら感じないかもしれないけどね。
ま、とりあえず稽古を続けよう。
素振りから打ち込み……最終的には試合形式でもやるらしい。
お義父さんにいいところを見せるためにも、試合では絶対勝ちたいところだ。
その後、とくに問題なく稽古をこなしていき、今は試合形式の稽古をやっている。
相手をしてくれるのは義兄さん……ではなく、道場の門徒? 生徒? さん達だ。
段持ちの人が多い中、わりと善戦してるかなと思う。
というか、ぶっちゃけ全部スローモーションに見えるんですよ……ダンジョン恩恵はんぱない。
普通なら目視するのも大変なぐらいの速度で竹刀が向かってくるんだけど、見てから避けて反撃も出来てしまう。正直反則だと思う。
これ、ダンジョンに潜っている人は公式の試合とか出ちゃダメだろうなあ。
なにせ試合しながら盗み聞きもできちゃうぐらいだ。
「……随分余裕をもって動いとるな」
お義父さん、いつのまにかこっちの試合みにきてたんだよね。
余裕もって動いている俺を関心した様子……じゃないな、なんか半目でみてるんですけどっ。
「さすが実戦で鍛えているだけあって、体捌きは相当……ただ、それに比べて竹刀の振りに違和感が」
「普段使ってるのそこまで長い獲物じゃないし、それに竹刀とじゃ振り方ちがうじゃーん」
そうなんです!
竹刀ってなんか斬るって感じでは振らないんだよー……逆胴は別として、なんか叩くって感じ。これが中々慣れないんですわ。
身体能力で誤魔化してるけど、やっぱ見る人には分かるんだなあ。
「ふむ、ちょっとええかな」
なんて感心してたらお義父さんからストップがかかったー!?
まって、まだ頑張るから! ちょっと本気でぶっ叩くからあっ!
たんに竹刀が苦手なら木刀使えってお話でした。
道場の反対側に移動して、お義父さんと一緒にみんなが木刀振るってるのを見学してるよ。
いくつか型があって、それの練習をしているんだそうな。
結構実戦で使えそうな型もあって、みてて楽しい。
鍔迫り合いから首を押し切るのとか、結構使いやすいんじゃないかな? 今も似たようなことはやっているけど、あれは結構ごり押しだからねえ。
動きをまねしてやれば、よりスムーズに首を切れそうな気がする。
「おー……そっか、別に手首切り落とさなくても武器は落とせるか」
「落とさなくてもまともには振れなくなるだろう」
「また物騒な話してー」
あと、俺って今まで相手の攻撃手段を奪うために、手首だけを狙ったりとかしてたんだけどね。
ようは武器を叩き落せばいいんだから、別にこちらの攻撃が相手の武器にあたってもいい、相手の腕ごと武器を叩き落すように振ればいいと7気が付いた。
手首は防具で守られてることも多いから、狙うならなるべく指かなあ? ああでもピンポイントで狙うのは難しいだろうから、あたればラッキーぐらいの気持ちで振るとしよう。
稽古のほうだけど、型が終わり次は試合形式の稽古になった……さすがに木刀のままやると死人が出るので、木刀は竹刀に変えて防具もつけるようだ。
引き続き見学していたけど、こっちはこっちで迫力があってみていて面白い。
竹刀を全力で振るってるもんで、かなり重い音が響いてる。
ダンジョンに潜る為に練習している人が多いらしく、相手に致命傷を負わせるようにあてる時は振り切るようにしてるとかなんとか。
こっちなら俺でも普通にやれそうだなあ。
それがフラグだったのか、それとも最初からそのつもりだったのか……お義父さんが試合をみていた視線を俺へと向け、口を開く。
「さて、せっかくだ康平くんもやっていくと良い。なに、防具もあるし全力で振っても構わんよ。使うのも竹刀だ」
「それは……」
全力はさすがに不味いんじゃないだろうか。
防具の上からでも死にそうな気がする……でもお義父さんすっごい楽しそうにニコニコしてるんだよなあ。
俺もいいところを見せたいし、出来れば参加したいけど……手加減したらバレるよな。どうするか。
「婿殿の本気を見てみたいものだのう」
「やります!!」
やってやろうじゃん!!
婿殿とかそこまでいわれたらやらない訳にはいかないよねっ。
よっしゃ、全員ボッコボコのボコにしてやんよ。
死ぬんじゃないかって? ダンジョン潜ってる人も居るんだし、多少強化されてるからへーきへーき。
「お父さん、島津くんが本気出したらさすがに……」
「まずいか?」
なんて俺が竹刀もってハッスルしてたら、遥さんがすっごい心配そうにお義父さんに声をかけた。
「防具あっても普通の人は死ぬと思う」
「む……」
おう、誰だよへーきへーきとかいってたの。
俺だよ。ちょうし乗ってすみませんでしたあ!
そうなるとやっぱどうにか手加減してやるしかないなあ。
お義父さんはちょっち不満そうだけど我慢して貰うしかない……。
と、俺もお義父さんも半ば諦めていた時であった。
「俺が相手しましょうか?」
チャレンジャー現る。
お義父さんと遥さんの会話を聞いてたらしい。
てか誰だこいつ。
「ダンジョンの深層で鍛えてるんで、ちょっとやそっとじゃ怪我なんてしませんよ?」
そういってニィって感じの笑みを遥さんに向ける男。
よっしゃ殺そう。
「道着似合ってるね」
「そ、そうかな?」
鏡まだ見ていないから自分では分からないんだよな。
ちょっと照れくさいけど、素直に喜んでおこう。
しっかし、足元がスースーして落ち着かないな。
そのうち慣れるだろうか。
「うんうん。……お父さん結構脳筋だから、ここでばしっといいとこ見せておけば、あとは楽勝よー」
足元を気にしていたら、遥さんの口から重要な情報が出てきたぞっ。
なるほど脳筋か……自分の父親を脳筋と言い切るのはちょっとどうかと思うけど、俺にはありがたいことだ。
「がんばってねー」
「いいところ……」
ようはばっちり戦えるところを見せれば良いってことだろうけど。
……龍化する? いや、でもそれはさすがにまずいか? 娘が彼氏連れてきたと思ったら、人外に化けましたとかちょっとお付き合いの許可が出ないかもしれんぞ。
最悪「おのれ妖の類か!? 娘は渡さん!」とかいって切り掛かってくるかもしれん。
そうなると普通に戦うしかないか……でもなあ、手加減が難しいんだよなあ。
ダンジョン外でも5%とはいえ身体能力が上がっているわけで、下手するとゴブリンみたいになってしまう。
うーん……どうすんべかな。
「……だいじょぶかなー」
「ダンジョンに潜っているとはいえ、剣道はやったことがないんだったか? 最初はうまく立ち回れないかも知れないな」
「んー、そうじゃなくて……ちょっと煽り過ぎたかも? って」
「ふむ?」
うんうんと唸りながら竹刀を取りに行く俺の後ろで、兄妹間でそんな会話がなされていたらしい。
義兄さんが気をきかせて、いきなり試合形式でやるのではなく、まずは素振りから始めることになった。
ありがたいこっちゃ。
剣道やったことないからなあ。
いちおう学生の時に授業であったけど……選択しなかったら、遠目で見ていただけだからさ、とりあえず竹刀で相手を叩けばいいぐらいしか分からん。
「竹刀の持ち方はこう。 左手で持つのが基本で、右は添えるだけ」
「こうですか?」
「そうそう。あとは打つ個所は面、小手、胴な。突きは危ないから……慣れるまではなし」
さらにありがたいことに、義兄さんが俺の稽古をみてくれるそうだ。
俺に竹刀を持たせ、横で実際に竹刀を振って見せる姿は実に堂々としたものだ。
さっきまでの幸薄そうな印象とは大違いである。
さて、とりあえず持ち方はわかったし……右は添えるだけってのがよくわからんけど、とりあえず俺も素振りを始めたのだけどね。
「ちなみに向こうでやっているのはなんでしょうか?」
道場は結構広いんだけど、どうも左右に分かれて違うことをやってるっぽい。
木刀降ってる人もいるし……お義父さんはこっちの面子を指導してるみたいだ。
「うちは古武道も教えていてね、希望者にはああやって教えているんだよ……危険だからあれも慣れるまではなし」
ほへー。
古武道か……なんかいいね! 惹かれるものがあるぞ。
ただ危ないからということで、俺が参加することはなさそうだ。
……俺自体は思いっきり木刀で殴られても、痛いですむ……というか痛いとすら感じないかもしれないけどね。
ま、とりあえず稽古を続けよう。
素振りから打ち込み……最終的には試合形式でもやるらしい。
お義父さんにいいところを見せるためにも、試合では絶対勝ちたいところだ。
その後、とくに問題なく稽古をこなしていき、今は試合形式の稽古をやっている。
相手をしてくれるのは義兄さん……ではなく、道場の門徒? 生徒? さん達だ。
段持ちの人が多い中、わりと善戦してるかなと思う。
というか、ぶっちゃけ全部スローモーションに見えるんですよ……ダンジョン恩恵はんぱない。
普通なら目視するのも大変なぐらいの速度で竹刀が向かってくるんだけど、見てから避けて反撃も出来てしまう。正直反則だと思う。
これ、ダンジョンに潜っている人は公式の試合とか出ちゃダメだろうなあ。
なにせ試合しながら盗み聞きもできちゃうぐらいだ。
「……随分余裕をもって動いとるな」
お義父さん、いつのまにかこっちの試合みにきてたんだよね。
余裕もって動いている俺を関心した様子……じゃないな、なんか半目でみてるんですけどっ。
「さすが実戦で鍛えているだけあって、体捌きは相当……ただ、それに比べて竹刀の振りに違和感が」
「普段使ってるのそこまで長い獲物じゃないし、それに竹刀とじゃ振り方ちがうじゃーん」
そうなんです!
竹刀ってなんか斬るって感じでは振らないんだよー……逆胴は別として、なんか叩くって感じ。これが中々慣れないんですわ。
身体能力で誤魔化してるけど、やっぱ見る人には分かるんだなあ。
「ふむ、ちょっとええかな」
なんて感心してたらお義父さんからストップがかかったー!?
まって、まだ頑張るから! ちょっと本気でぶっ叩くからあっ!
たんに竹刀が苦手なら木刀使えってお話でした。
道場の反対側に移動して、お義父さんと一緒にみんなが木刀振るってるのを見学してるよ。
いくつか型があって、それの練習をしているんだそうな。
結構実戦で使えそうな型もあって、みてて楽しい。
鍔迫り合いから首を押し切るのとか、結構使いやすいんじゃないかな? 今も似たようなことはやっているけど、あれは結構ごり押しだからねえ。
動きをまねしてやれば、よりスムーズに首を切れそうな気がする。
「おー……そっか、別に手首切り落とさなくても武器は落とせるか」
「落とさなくてもまともには振れなくなるだろう」
「また物騒な話してー」
あと、俺って今まで相手の攻撃手段を奪うために、手首だけを狙ったりとかしてたんだけどね。
ようは武器を叩き落せばいいんだから、別にこちらの攻撃が相手の武器にあたってもいい、相手の腕ごと武器を叩き落すように振ればいいと7気が付いた。
手首は防具で守られてることも多いから、狙うならなるべく指かなあ? ああでもピンポイントで狙うのは難しいだろうから、あたればラッキーぐらいの気持ちで振るとしよう。
稽古のほうだけど、型が終わり次は試合形式の稽古になった……さすがに木刀のままやると死人が出るので、木刀は竹刀に変えて防具もつけるようだ。
引き続き見学していたけど、こっちはこっちで迫力があってみていて面白い。
竹刀を全力で振るってるもんで、かなり重い音が響いてる。
ダンジョンに潜る為に練習している人が多いらしく、相手に致命傷を負わせるようにあてる時は振り切るようにしてるとかなんとか。
こっちなら俺でも普通にやれそうだなあ。
それがフラグだったのか、それとも最初からそのつもりだったのか……お義父さんが試合をみていた視線を俺へと向け、口を開く。
「さて、せっかくだ康平くんもやっていくと良い。なに、防具もあるし全力で振っても構わんよ。使うのも竹刀だ」
「それは……」
全力はさすがに不味いんじゃないだろうか。
防具の上からでも死にそうな気がする……でもお義父さんすっごい楽しそうにニコニコしてるんだよなあ。
俺もいいところを見せたいし、出来れば参加したいけど……手加減したらバレるよな。どうするか。
「婿殿の本気を見てみたいものだのう」
「やります!!」
やってやろうじゃん!!
婿殿とかそこまでいわれたらやらない訳にはいかないよねっ。
よっしゃ、全員ボッコボコのボコにしてやんよ。
死ぬんじゃないかって? ダンジョン潜ってる人も居るんだし、多少強化されてるからへーきへーき。
「お父さん、島津くんが本気出したらさすがに……」
「まずいか?」
なんて俺が竹刀もってハッスルしてたら、遥さんがすっごい心配そうにお義父さんに声をかけた。
「防具あっても普通の人は死ぬと思う」
「む……」
おう、誰だよへーきへーきとかいってたの。
俺だよ。ちょうし乗ってすみませんでしたあ!
そうなるとやっぱどうにか手加減してやるしかないなあ。
お義父さんはちょっち不満そうだけど我慢して貰うしかない……。
と、俺もお義父さんも半ば諦めていた時であった。
「俺が相手しましょうか?」
チャレンジャー現る。
お義父さんと遥さんの会話を聞いてたらしい。
てか誰だこいつ。
「ダンジョンの深層で鍛えてるんで、ちょっとやそっとじゃ怪我なんてしませんよ?」
そういってニィって感じの笑みを遥さんに向ける男。
よっしゃ殺そう。
0
お気に入りに追加
930
あなたにおすすめの小説
パーティ追放が進化の条件?! チートジョブ『道化師』からの成り上がり。
荒井竜馬
ファンタジー
『第16回ファンタジー小説大賞』奨励賞受賞作品
あらすじ
勢いが凄いと話題のS級パーティ『黒龍の牙』。そのパーティに所属していた『道化師見習い』のアイクは突然パーティを追放されてしまう。
しかし、『道化師見習い』の進化条件がパーティから独立をすることだったアイクは、『道化師見習い』から『道化師』に進化する。
道化師としてのジョブを手に入れたアイクは、高いステータスと新たなスキルも手に入れた。
そして、見習いから独立したアイクの元には助手という女の子が現れたり、使い魔と契約をしたりして多くのクエストをこなしていくことに。
追放されて良かった。思わずそう思ってしまうような世界がアイクを待っていた。
成り上がりとざまぁ、後は異世界で少しゆっくりと。そんなファンタジー小説。
ヒロインは6話から登場します。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
出戻り国家錬金術師は村でスローライフを送りたい
新川キナ
ファンタジー
主人公の少年ジンが村を出て10年。
国家錬金術師となって帰ってきた。
村の見た目は、あまり変わっていないようでも、そこに住む人々は色々と変化してて……
そんな出戻り主人公が故郷で錬金工房を開いて生活していこうと思っていた矢先。王都で付き合っていた貧乏貴族令嬢の元カノが突撃してきた。
「私に貴方の子種をちょうだい!」
「嫌です」
恋に仕事に夢にと忙しい田舎ライフを送る青年ジンの物語。
※話を改稿しました。内容が若干変わったり、登場人物が増えたりしています。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ローグ・ナイト ~復讐者の研究記録~
mimiaizu
ファンタジー
迷宮に迷い込んでしまった少年がいた。憎しみが芽生え、復讐者へと豹変した少年は、迷宮を攻略したことで『前世』を手に入れる。それは少年をさらに変えるものだった。迷宮から脱出した少年は、【魔法】が差別と偏見を引き起こす世界で、復讐と大きな『謎』に挑むダークファンタジー。※小説家になろう様・カクヨム様でも投稿を始めました。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる