222 / 304
「222話」
しおりを挟む
俺の問いに都丸さんは「ああ」と一言呟いて、懐から書類を取り出した。
スケジュールでも書いてあるのだろうか。
ちょっとそのスケジュールほしいんですけど。
「ほれ」
……英語で書かれてるじゃん。いらんわっ。
「10階までは直通だそうだ」
「おー……それ以降は?」
なるほど。
事前にアマツにネゴってたのかな?
イベントがあった時にはアメリカから話きてそうだったし、それより前の事だろう。
まあ、ショートカット出来るのならありがたい話だね。
問題は10階についてからだけど、極大ダンジョンって確か広いんだよな。
どこに次の階へと続く道があるか分からないし、俺だけ先行も出来ないしなあ。
てか、置いてったら今回集まった意味がないし、やっぱ米軍と足並み揃えて行くしかないんだろうけどさ。徒歩はちょっと面倒よね? かと言って車とかだとねえ……。
「車で移動だそうだ」
なんだって。
「大丈夫なんです? そっこうで大破しそうな予感がしますけど」
10階以降の敵と接敵すると、車なんて破壊されそうな予感しかしない。
たぶん牛さんでも破壊出来そうだし、極大ダンジョンの敵ならもっと楽勝で車をスクラップにしてくれる事だろう。どうせなら飛行機だそうよ飛行機。俺が操縦しても良いしさ。墜落するけど。
俺がだいじょぶかいなーと疑いの視線を向けると、都丸さんは顎をさすり、ふむと呟く。
「道中の安全は米軍が確保するそうだ」
資料に書いてあったんかね?
安全確保するって、道中の敵を全て排除してるとかだろうか。
相当広い範囲になると思うけど、いけるんかなー。
いや、でも自衛隊と比べてずっと人数多いだろうし、いけるのかな?
「が、それなりの率で壊されるだろうな」
「ダメじゃんっ」
安全確保出来てないじゃんかよう。
書類に書いておいてそりゃないぜ。思わず突っ込んだ俺は悪くないはずだ。
「なに、壊れたら走れば良い」
「えー……」
徒歩で行軍とかつらたん。
「道路が整備されてる訳じゃないんだ、どう考えても走ったほうが早いだろう」
「……まあ、確かにそうっすね」
整備されてない道を車でかっ飛ばすとか、地獄かな?
酔いそうで嫌だ。
それに、悪路だと車はあまり速度出せないしね。
車で酔う上に遅いとか、そら歩いた方がいいわ。歩くというか、この場合は走るだけど。
ポーションあればスタミナは問題ないし……うん、走ったほうが良いな。
「……いっそ壊しちゃいます?」
「うおい」
思わず口走った俺のセリフに、都丸さんが少し焦る。
珍しいこともあるもんだ……いやね、むしろ始めから徒歩の方が良いんじゃないか? って思ってしまった訳ですよ。
車をちょっと壊して、慣れない装備で躓いちゃって……とか言い訳すれば……都丸さんの目が怖いのでやらんけどなっ。
「じょーだんですって!」
ジロリとこちらを見る都丸さんに、笑顔でごまかす俺。
眉間をおさえて黙ったので、きっと誤魔化されてくれたに違いない。
さてさて、冗談はさておき。
そろそろ時間だし、行く準備しますかね?
とりあえず床で転がってるクロを回収せねばいかん。
「ほりゃ、クロいくよー?」
未だにちょっと機嫌が悪いのか、声をかけても尻尾を少し振るだけで、動く気配がない。
しょうがない……と思いながら、クロを抱えようとするが……。
「ちょっ」
にょろんとまるで液体のように、クロが俺の手から抜け出してしまう。
そしてやはり動く気配はない……まったく、クロってばしょうが無いなあ。
「え、ク、クロさん? クロさん???」
何度やってもにゅるりと逃げていくクロ。
しまいには床をすーっと滑って俺から離れて行ってしまう。
あれ、重力操作で浮かんでやがりますよ??
「疲れた……」
結局5分ぐらいクロは逃げ続けた。
疲れた俺を余所に、クロは実に機嫌が良さそうだ。
クロとしては俺と遊んでいるつもりだったのだろう……まあ、良いのだけどね。膝の上でまるくなったクロを見れば疲れも吹っ飛ぶというものだ……なんか、まわりの俺を見る視線がどこか微笑ましいというか、生暖かいというか、そんな感じがする。あと、こんなところまで撮影するんじゃねーですよ。
まあ、とにかく出発だ。
もう俺も含めて皆、車に乗り込んでるしね。
ゲートキーパーは米軍が引き受けてくれるそうだ。何事もなければ今日中に目的の階層につくらしい。今日中に一度は例のスライム? 山羊? を見ておきたいところだ。
んで、その日の夕方頃。
巨大な扉を開き、中に足を踏み入れる俺とクロ。その後を続く隊員さん達。
「おお、確かに山羊だ」
眼前には色がちょっと……黒の強い玉虫色って感じで、どう考えても山羊の色では無いけれど、確かに山羊らしき生物が蠢いていた。
……いや、あれを眼前というのはちとおかしいか。ちょっと距離がありすぎる。あの山羊くっそデカいなっ。
「極大ダンジョンだけはあるなあ」
ちなみに俺たちがいるのは、ゲートキーパーの居る部屋だ。広すぎて部屋って言えない気もするけどねー。
予定よりも早く到着したらしく、夕飯前に一度戦ってみようってことになったのだ。
「それじゃ、荷物はそこにまとめて置いておくか。」
「うぃっす」
都丸さん指示に従って、俺たちは背負っていた荷物を下ろして、一箇所にまとめていく……うん、背負ってた荷物なんだ。車に積んでおいた荷物では無い。
車はどうしたかって? もちろん壊れましたとも。
やっぱさ、不整地をあの速度で走るのは無理があるんだって。
俺とクロ、それに北上さんは後部座席に乗っていたんだけど車が岩に乗り上げた反動で、体が浮いて車から落ちそうになったし。
あ、乗ってたのは屋根が無いタイプね。
んで、落ちそうになったもんで、思わず反射的に鉈を床に突き刺した訳なんですよね。そしたらね、切れ味良すぎて床を突き抜けて、地面にぶっささった訳でして……まあ、なにが起きたかというと。
鉈で車を地面に縫い付けた形になって、車が前後で泣き別れになった。
不可抗力だよ……わざとじゃないもん。車が脆すぎたんだ。
幸いにして俺とクロは勿論、隊員さんも米軍も車で事故ったぐらいじゃ、ダメージらしいダメージはないので、そこは助かった。
ただ、クロと北上さんが座席からスポーンと射出されたのは本気で焦ったけどな!
全力ダッシュして、地面につく前にキャッチ出来たから良かったものの、これが間に合ってなかったら……丸一日ぐらい構ってくれなくなっていたかも知れない。
あ、クロの話しね。北上さんはキャッチしたあと、ツボに入ったのかしばらく笑ってたよ。楽しそうでよかった……まあ、罰としてここに付くまで北上さんの車変わりをすることになったけどね。ようは荷物もって北上さん背負って走ったってことだよ。クロは頭の上に乗ってた。
そんなんご褒美じゃんって? 鎧がゴツゴツしててわかんねーですよ。ハハハ!
……はあ。
まあ、それは過ぎたことである。
とりあえず今はこちらに迫ってきているあのくそでっかい山羊に集中する時だ。
「おいしいのかな?」
「あれは食べちゃダメやつでしょー」
集中するときだ?
スケジュールでも書いてあるのだろうか。
ちょっとそのスケジュールほしいんですけど。
「ほれ」
……英語で書かれてるじゃん。いらんわっ。
「10階までは直通だそうだ」
「おー……それ以降は?」
なるほど。
事前にアマツにネゴってたのかな?
イベントがあった時にはアメリカから話きてそうだったし、それより前の事だろう。
まあ、ショートカット出来るのならありがたい話だね。
問題は10階についてからだけど、極大ダンジョンって確か広いんだよな。
どこに次の階へと続く道があるか分からないし、俺だけ先行も出来ないしなあ。
てか、置いてったら今回集まった意味がないし、やっぱ米軍と足並み揃えて行くしかないんだろうけどさ。徒歩はちょっと面倒よね? かと言って車とかだとねえ……。
「車で移動だそうだ」
なんだって。
「大丈夫なんです? そっこうで大破しそうな予感がしますけど」
10階以降の敵と接敵すると、車なんて破壊されそうな予感しかしない。
たぶん牛さんでも破壊出来そうだし、極大ダンジョンの敵ならもっと楽勝で車をスクラップにしてくれる事だろう。どうせなら飛行機だそうよ飛行機。俺が操縦しても良いしさ。墜落するけど。
俺がだいじょぶかいなーと疑いの視線を向けると、都丸さんは顎をさすり、ふむと呟く。
「道中の安全は米軍が確保するそうだ」
資料に書いてあったんかね?
安全確保するって、道中の敵を全て排除してるとかだろうか。
相当広い範囲になると思うけど、いけるんかなー。
いや、でも自衛隊と比べてずっと人数多いだろうし、いけるのかな?
「が、それなりの率で壊されるだろうな」
「ダメじゃんっ」
安全確保出来てないじゃんかよう。
書類に書いておいてそりゃないぜ。思わず突っ込んだ俺は悪くないはずだ。
「なに、壊れたら走れば良い」
「えー……」
徒歩で行軍とかつらたん。
「道路が整備されてる訳じゃないんだ、どう考えても走ったほうが早いだろう」
「……まあ、確かにそうっすね」
整備されてない道を車でかっ飛ばすとか、地獄かな?
酔いそうで嫌だ。
それに、悪路だと車はあまり速度出せないしね。
車で酔う上に遅いとか、そら歩いた方がいいわ。歩くというか、この場合は走るだけど。
ポーションあればスタミナは問題ないし……うん、走ったほうが良いな。
「……いっそ壊しちゃいます?」
「うおい」
思わず口走った俺のセリフに、都丸さんが少し焦る。
珍しいこともあるもんだ……いやね、むしろ始めから徒歩の方が良いんじゃないか? って思ってしまった訳ですよ。
車をちょっと壊して、慣れない装備で躓いちゃって……とか言い訳すれば……都丸さんの目が怖いのでやらんけどなっ。
「じょーだんですって!」
ジロリとこちらを見る都丸さんに、笑顔でごまかす俺。
眉間をおさえて黙ったので、きっと誤魔化されてくれたに違いない。
さてさて、冗談はさておき。
そろそろ時間だし、行く準備しますかね?
とりあえず床で転がってるクロを回収せねばいかん。
「ほりゃ、クロいくよー?」
未だにちょっと機嫌が悪いのか、声をかけても尻尾を少し振るだけで、動く気配がない。
しょうがない……と思いながら、クロを抱えようとするが……。
「ちょっ」
にょろんとまるで液体のように、クロが俺の手から抜け出してしまう。
そしてやはり動く気配はない……まったく、クロってばしょうが無いなあ。
「え、ク、クロさん? クロさん???」
何度やってもにゅるりと逃げていくクロ。
しまいには床をすーっと滑って俺から離れて行ってしまう。
あれ、重力操作で浮かんでやがりますよ??
「疲れた……」
結局5分ぐらいクロは逃げ続けた。
疲れた俺を余所に、クロは実に機嫌が良さそうだ。
クロとしては俺と遊んでいるつもりだったのだろう……まあ、良いのだけどね。膝の上でまるくなったクロを見れば疲れも吹っ飛ぶというものだ……なんか、まわりの俺を見る視線がどこか微笑ましいというか、生暖かいというか、そんな感じがする。あと、こんなところまで撮影するんじゃねーですよ。
まあ、とにかく出発だ。
もう俺も含めて皆、車に乗り込んでるしね。
ゲートキーパーは米軍が引き受けてくれるそうだ。何事もなければ今日中に目的の階層につくらしい。今日中に一度は例のスライム? 山羊? を見ておきたいところだ。
んで、その日の夕方頃。
巨大な扉を開き、中に足を踏み入れる俺とクロ。その後を続く隊員さん達。
「おお、確かに山羊だ」
眼前には色がちょっと……黒の強い玉虫色って感じで、どう考えても山羊の色では無いけれど、確かに山羊らしき生物が蠢いていた。
……いや、あれを眼前というのはちとおかしいか。ちょっと距離がありすぎる。あの山羊くっそデカいなっ。
「極大ダンジョンだけはあるなあ」
ちなみに俺たちがいるのは、ゲートキーパーの居る部屋だ。広すぎて部屋って言えない気もするけどねー。
予定よりも早く到着したらしく、夕飯前に一度戦ってみようってことになったのだ。
「それじゃ、荷物はそこにまとめて置いておくか。」
「うぃっす」
都丸さん指示に従って、俺たちは背負っていた荷物を下ろして、一箇所にまとめていく……うん、背負ってた荷物なんだ。車に積んでおいた荷物では無い。
車はどうしたかって? もちろん壊れましたとも。
やっぱさ、不整地をあの速度で走るのは無理があるんだって。
俺とクロ、それに北上さんは後部座席に乗っていたんだけど車が岩に乗り上げた反動で、体が浮いて車から落ちそうになったし。
あ、乗ってたのは屋根が無いタイプね。
んで、落ちそうになったもんで、思わず反射的に鉈を床に突き刺した訳なんですよね。そしたらね、切れ味良すぎて床を突き抜けて、地面にぶっささった訳でして……まあ、なにが起きたかというと。
鉈で車を地面に縫い付けた形になって、車が前後で泣き別れになった。
不可抗力だよ……わざとじゃないもん。車が脆すぎたんだ。
幸いにして俺とクロは勿論、隊員さんも米軍も車で事故ったぐらいじゃ、ダメージらしいダメージはないので、そこは助かった。
ただ、クロと北上さんが座席からスポーンと射出されたのは本気で焦ったけどな!
全力ダッシュして、地面につく前にキャッチ出来たから良かったものの、これが間に合ってなかったら……丸一日ぐらい構ってくれなくなっていたかも知れない。
あ、クロの話しね。北上さんはキャッチしたあと、ツボに入ったのかしばらく笑ってたよ。楽しそうでよかった……まあ、罰としてここに付くまで北上さんの車変わりをすることになったけどね。ようは荷物もって北上さん背負って走ったってことだよ。クロは頭の上に乗ってた。
そんなんご褒美じゃんって? 鎧がゴツゴツしててわかんねーですよ。ハハハ!
……はあ。
まあ、それは過ぎたことである。
とりあえず今はこちらに迫ってきているあのくそでっかい山羊に集中する時だ。
「おいしいのかな?」
「あれは食べちゃダメやつでしょー」
集中するときだ?
0
お気に入りに追加
933
あなたにおすすめの小説
【後日談完結】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長していった。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、そして・・・。
初投稿というか、初作品というか、まともな初執筆品です。
今までこういうものをまともに書いたこともなかったのでいろいろと変なところがあるかもしれませんがご了承ください。
誤字脱字等あれば連絡をお願いします。
感想やレビューをいただけるととてもうれしいです。書くときの参考にさせていただきます。
おもしろかっただけでも励みになります。
2021/6/27 無事に完結しました。
2021/9/10 後日談の追加開始
2022/2/18 後日談完結
特殊スキル《錬装》に目覚めた俺は無敵の装備を作り、全てのダンジョンを制覇したい
紙風船
ファンタジー
等しく芽生える”職業”と呼ばれるある種の才能に恵まれなかった俺は森の中でモンスターに囲まれていた。
窮地に陥ったその時、偶然にも才能が開花した俺は命からがらに危機を脱することができた。
町に戻った俺が確認した職業は《錬装術師》。
聞いたことのない職業だったが、俺は偶然にもその力の一端を垣間見ていた。
それは、”武器”と”武器”の融合……”錬装”だった。
武器に備わった”特性”と”属性”。その無限の可能性に俺は震えた。
俺はこの力で強くなりたいと強く、強く願った。
そんな俺の前に現れた最強と名高い冒険者”チトセ・ココノエ”。
偶然現れた彼女だが、その出会いは俺の運命を大きく変える出会いだった。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
イレギュラーから始まるポンコツハンター 〜Fランクハンターが英雄を目指したら〜
KeyBow
ファンタジー
遡ること20年前、世界中に突如として同時に多数のダンジョンが出現し、人々を混乱に陥れた。そのダンジョンから湧き出る魔物たちは、生活を脅かし、冒険者たちの誕生を促した。
主人公、市河銀治は、最低ランクのハンターとして日々を生き抜く高校生。彼の家計を支えるため、ダンジョンに潜り続けるが、その実力は周囲から「洋梨」と揶揄されるほどの弱さだ。しかし、銀治の心には、行方不明の父親を思う強い思いがあった。
ある日、クラスメイトの春森新司からレイド戦への参加を強要され、銀治は不安を抱えながらも挑むことを決意する。しかし、待ち受けていたのは予想外の強敵と仲間たちの裏切り。絶望的な状況で、銀治は新たなスキルを手に入れ、運命を切り開くために立ち上がる。
果たして、彼は仲間たちを救い、自らの運命を変えることができるのか?友情、裏切り、そして成長を描くアクションファンタジーここに始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる