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「189話」
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それからおよそ10分後。
中村が発した「ちょっとお前責任とってあれ倒してこいよ」その一言により、俺は俺擬きと死闘を繰り広げるはめになっていた。
泥沼になりそうだから断りたかったんだけど……島津くんの本気で戦ってるところ、みてみたいなーなんて言われたら戦うっきゃないよね。
まあ、懸念通り泥沼化したけどなっ!
お互いの攻撃が致命傷にならないんだよ……衝撃波を頭に叩き込むか、土蜘蛛で吹っ飛ばすしかないんだけど、お互いそれは分かってるもんで削り合いになってしまった。
一応事前にセットしなおしたカードのおかげで、こっち有利ではあったんだけどねえ。
ただ有利とは言え、削り合う程度ではすぐ回復してしまうもんで、それこそどちらかの再生が止まるまで戦わなければいけなく……と思ったけど。
「はい、時間切れそこまでー!」
戦い初めて3分経過したあたりでストップが掛かった。
おめーら何時までやってんだよ、次のお客様がお待ちだるぉ??ってことらしい。
「……つかれた」
アバター使ったから肉体的には大丈夫なんだけどね、お互い一撃必殺を持ってる状態で削り合いをするのはかなり精神的に負担が大きい。
もふもふに埋もれたい。
後は得たのが参加賞のアマツ饅頭だけと言うのがとても悲しい。
てかなんだよアマツ饅頭ってさ……中にアマツでも入ってるのだろうか?吐きそう。
そんな疲れた俺を皆は暖かく出迎えてくれるのであった。
「見事に泥沼な戦いになったな」
「観客ドン引きっすよ!さすがっす!」
暖かく……?
「でも惜しかったねー。もう少し時間あればいけそうだったのに」
「そうなんですよねー……レベル上げれば行けるかな。最終日に間に合えば……」
ちなみにセットしなおしたカードは氷童ね。
俺擬きは観客のことを考慮してか、傷を負っても血を流さない……てか液体が一切ないって感じ。
だからシーサーペントカードは無駄になっちゃうんだよね。
そこに気付いて氷童カードをセットして戦い、若干だけど有利に戦闘を進めていたという訳だ。
もう少し時間があれば倒せるとは思うけど、時間制限があると分かった以上は……レベル上げるしかないね。
俺擬きはいつかの時点の俺を参考にしているのだろう。
だから期間中にレベルを上げれば倒せるはず。
「この戦闘民族が。もー……ガチャしにいこうぜ、ガチャ」
戦闘民族じゃないです。
「そう言えばもう一つ沼りそうなのあったねー」
あー、確かにねえ。
たぶんポイントかお金で回せる奴だろうし、素材が必要ない分装備の強化よりやばいかも。
期間限定なのが救いか……?
何が当たるか次第だけど、全財産ぶっこむ人出そうだよなあ。
ニュースとかで流れるんじゃないか?ダンジョンのガチャに全財産をつぎ込んだAさん、手元に残ったのは役にも立たないガラクタばかり……みたいな。
まじでありそうでこわひー。
まあ、とりあえず見に行くべさ。
「あ、ちゃんと回数制限つけてる。偉いぞアマツ」
おお。
ちょっと心配したけど、日本のソシャゲ事情的なものはアマツも分かってるようだ。
きっちり回数制限かけて対策してたね。
「一回1000円もしくは1000ポイントで、一日10回まで……一気にやるなら11回まわせるよーっと」
まあ、良心的……よね?
お子様には辛い金額だけど、この場合は親が出すでしょ。
たぶん景品もそんな変なのはないだろうし……ないよな。ないと思いたい……回して後悔するようなもんは出ないと信じたい。
「こんなん一気にやるに決まってるじゃん!」
中村のテンションが高い。
さっそく財布から万札を取り出して……ポイントで回さんのかいっ。
そしてそのまま列の列の最後尾へと向かった。
他の人の勿論回すつもりだけど、その前に景品を確認するつもりのようだ。
一覧が張り出してあるんだよね。まあ、張り出すというかホログラムぽいのだけどさ。
さて、どんなのがあたるのやら。
「SSRとか付けるのやめーや」
一覧をみた吉田さんが、思わずといった感じでそう口にする。
眼鏡プルプルしてるじゃん。何かいやな記憶でもあるぼだろうか
まあ……SSRとか聞くとソシャゲとか思い出しちゃうから……せめて特賞とかにすれば良いのに、と思わなくもない。
まあ、内容が変わるわけじゃないんだけどね。
「Rのドリンクホルダー地味に欲しいな……企業のとこじゃ扱ってなかったよな」
机とかにおいて使うようなやつだね。
飲み物……コップでもペットボトルでも何でも良いんだけど、とりあえず置いておけば夏だろうが冬だろうが5度ぐらいを保ってくれるそうな。
単純に触れたところが冷たいとか、そんなんじゃない気がする。
地味に欲しい。
あとはー……。
「なんで松阪牛とか混ざってんだ……いや、貰えたら嬉しいけどさ」
てっきりダンジョン産のお肉かと思ったら、思いっ切り松阪牛って書いてあったぞ!しかもA5ランクとか……1kg入ってるらしいので、当たれば地味に嬉しい。あ、ちなみにこれはCだから、コモンってやつかな?他にもダンジョン産の素材を使った小物とか、食材なんかも混ざってたのでコモンって言う割には結構良いんじゃないかなーって気がする。
まあ、それよりも本命はレア度の高い奴だ。
「てかSRとSSRが無茶苦茶欲しいんだけど……」
特に上二つのは絶対欲しいと思えるようなのが一杯だ……例えば。
「あのボードか?似たようなのは一応存在しているが……半重力発生装置……最高速度は600km、衝突回避装置有り、空気の障壁を作成、高度……無制限!?」
ゲームなどで出て来そうな空飛ぶボードなんてものがあった。
一応現時点でも、それっぽいのが開発されてるそうだけど、性能は段違いだ。
「欲しい」
「欲しい。確かに欲しいが……日本で乗れるのか?」
「あー……うーん、分かんない」
これには他の皆も興味を示す。
高度無制限ってのがちょっと怖いけど、これ頑張れば宇宙空間に行けちゃうってことだもんね。
そのまま宇宙センターまで……行かないけどね。
速度が違いすぎるし、もし触れでもしたらそれだけで大惨事である。
衝突回避装置があるって話だけど、地球を周回しているようなとんでもない速度の物にまで対応しているかなんて分からないしね。
……まあ、大人しく地上で乗るだけだとしても凄く欲しい。確率考えるとまず当たらない気がするけどなっ。
「SSRの双頭蛇神の牙ってなに……すっごい禍々しい」
あとね、すっごいヤバそうなのがSSRにあるんだ。
名前に神とか入っちゃってますわよ。
「土蜘蛛と同じ感じの強化素材かなって思う……すっごい欲しい」
牙ってぐらいだから、強化に使えば攻撃スキル使えるようになるんじゃないかなーって思ってる。
個人的には中距離~遠距離用だと嬉しいかな。
近距離は土蜘蛛があるし……まあ、これも当たるかどうか分からんのだけどね。
「……毎日ガチャ回すのは決定だな」
「そっすね!」
一日にまわせる回数決まっている以上は毎日まわすっきゃねーのです。
「他にも地味に良さそうなのあるんだよね。SRにドラゴン素材の鎧とかあるし……こっちのRは刀匠がダンジョン素材で作った刀だって」
SRとSSRとか以外にも良いものはあるしね。
入り口で配ってたバッグ……あれの日常で使える版なんかもある。
これは皆……特に北上さんが欲しそうにしてる。
キャンプ用品でも入れるつもりかなー?
……とまあ、基本的に良さげな景品のラインナップなんだけど……中には例外もあるわけで。
「……Rでも酷いのあるぞ。なんだアマツシャツって……」
アマツのどや顔がプリントされたシャツなんぞ、誰が欲しがると言うのか。
こんなん当たった日には泣くぞ。
「よっし回すぞー!」
ん?
「おうるぁっ!!」
俺たちが景品眺めている間に、中村の順番が回ってきてたようだ。
どんなの当たるか気になるし……みとこっと。
「C……C……外ればっかり……!Rきたぁっ!?」
松阪牛に松阪牛に……タワシ。
誰だよタワシいれたの……アマツしかおらんのだけどさ。シャツよりひでぇや。
いや、コモンだからまだましか……?どっちにしろ酷いけど。
っと、R引いたか……。
「……」
「ドンマイ」
ここでシャツを引くあたり、持ってるな中村!
まじドンマイ。
中村が発した「ちょっとお前責任とってあれ倒してこいよ」その一言により、俺は俺擬きと死闘を繰り広げるはめになっていた。
泥沼になりそうだから断りたかったんだけど……島津くんの本気で戦ってるところ、みてみたいなーなんて言われたら戦うっきゃないよね。
まあ、懸念通り泥沼化したけどなっ!
お互いの攻撃が致命傷にならないんだよ……衝撃波を頭に叩き込むか、土蜘蛛で吹っ飛ばすしかないんだけど、お互いそれは分かってるもんで削り合いになってしまった。
一応事前にセットしなおしたカードのおかげで、こっち有利ではあったんだけどねえ。
ただ有利とは言え、削り合う程度ではすぐ回復してしまうもんで、それこそどちらかの再生が止まるまで戦わなければいけなく……と思ったけど。
「はい、時間切れそこまでー!」
戦い初めて3分経過したあたりでストップが掛かった。
おめーら何時までやってんだよ、次のお客様がお待ちだるぉ??ってことらしい。
「……つかれた」
アバター使ったから肉体的には大丈夫なんだけどね、お互い一撃必殺を持ってる状態で削り合いをするのはかなり精神的に負担が大きい。
もふもふに埋もれたい。
後は得たのが参加賞のアマツ饅頭だけと言うのがとても悲しい。
てかなんだよアマツ饅頭ってさ……中にアマツでも入ってるのだろうか?吐きそう。
そんな疲れた俺を皆は暖かく出迎えてくれるのであった。
「見事に泥沼な戦いになったな」
「観客ドン引きっすよ!さすがっす!」
暖かく……?
「でも惜しかったねー。もう少し時間あればいけそうだったのに」
「そうなんですよねー……レベル上げれば行けるかな。最終日に間に合えば……」
ちなみにセットしなおしたカードは氷童ね。
俺擬きは観客のことを考慮してか、傷を負っても血を流さない……てか液体が一切ないって感じ。
だからシーサーペントカードは無駄になっちゃうんだよね。
そこに気付いて氷童カードをセットして戦い、若干だけど有利に戦闘を進めていたという訳だ。
もう少し時間があれば倒せるとは思うけど、時間制限があると分かった以上は……レベル上げるしかないね。
俺擬きはいつかの時点の俺を参考にしているのだろう。
だから期間中にレベルを上げれば倒せるはず。
「この戦闘民族が。もー……ガチャしにいこうぜ、ガチャ」
戦闘民族じゃないです。
「そう言えばもう一つ沼りそうなのあったねー」
あー、確かにねえ。
たぶんポイントかお金で回せる奴だろうし、素材が必要ない分装備の強化よりやばいかも。
期間限定なのが救いか……?
何が当たるか次第だけど、全財産ぶっこむ人出そうだよなあ。
ニュースとかで流れるんじゃないか?ダンジョンのガチャに全財産をつぎ込んだAさん、手元に残ったのは役にも立たないガラクタばかり……みたいな。
まじでありそうでこわひー。
まあ、とりあえず見に行くべさ。
「あ、ちゃんと回数制限つけてる。偉いぞアマツ」
おお。
ちょっと心配したけど、日本のソシャゲ事情的なものはアマツも分かってるようだ。
きっちり回数制限かけて対策してたね。
「一回1000円もしくは1000ポイントで、一日10回まで……一気にやるなら11回まわせるよーっと」
まあ、良心的……よね?
お子様には辛い金額だけど、この場合は親が出すでしょ。
たぶん景品もそんな変なのはないだろうし……ないよな。ないと思いたい……回して後悔するようなもんは出ないと信じたい。
「こんなん一気にやるに決まってるじゃん!」
中村のテンションが高い。
さっそく財布から万札を取り出して……ポイントで回さんのかいっ。
そしてそのまま列の列の最後尾へと向かった。
他の人の勿論回すつもりだけど、その前に景品を確認するつもりのようだ。
一覧が張り出してあるんだよね。まあ、張り出すというかホログラムぽいのだけどさ。
さて、どんなのがあたるのやら。
「SSRとか付けるのやめーや」
一覧をみた吉田さんが、思わずといった感じでそう口にする。
眼鏡プルプルしてるじゃん。何かいやな記憶でもあるぼだろうか
まあ……SSRとか聞くとソシャゲとか思い出しちゃうから……せめて特賞とかにすれば良いのに、と思わなくもない。
まあ、内容が変わるわけじゃないんだけどね。
「Rのドリンクホルダー地味に欲しいな……企業のとこじゃ扱ってなかったよな」
机とかにおいて使うようなやつだね。
飲み物……コップでもペットボトルでも何でも良いんだけど、とりあえず置いておけば夏だろうが冬だろうが5度ぐらいを保ってくれるそうな。
単純に触れたところが冷たいとか、そんなんじゃない気がする。
地味に欲しい。
あとはー……。
「なんで松阪牛とか混ざってんだ……いや、貰えたら嬉しいけどさ」
てっきりダンジョン産のお肉かと思ったら、思いっ切り松阪牛って書いてあったぞ!しかもA5ランクとか……1kg入ってるらしいので、当たれば地味に嬉しい。あ、ちなみにこれはCだから、コモンってやつかな?他にもダンジョン産の素材を使った小物とか、食材なんかも混ざってたのでコモンって言う割には結構良いんじゃないかなーって気がする。
まあ、それよりも本命はレア度の高い奴だ。
「てかSRとSSRが無茶苦茶欲しいんだけど……」
特に上二つのは絶対欲しいと思えるようなのが一杯だ……例えば。
「あのボードか?似たようなのは一応存在しているが……半重力発生装置……最高速度は600km、衝突回避装置有り、空気の障壁を作成、高度……無制限!?」
ゲームなどで出て来そうな空飛ぶボードなんてものがあった。
一応現時点でも、それっぽいのが開発されてるそうだけど、性能は段違いだ。
「欲しい」
「欲しい。確かに欲しいが……日本で乗れるのか?」
「あー……うーん、分かんない」
これには他の皆も興味を示す。
高度無制限ってのがちょっと怖いけど、これ頑張れば宇宙空間に行けちゃうってことだもんね。
そのまま宇宙センターまで……行かないけどね。
速度が違いすぎるし、もし触れでもしたらそれだけで大惨事である。
衝突回避装置があるって話だけど、地球を周回しているようなとんでもない速度の物にまで対応しているかなんて分からないしね。
……まあ、大人しく地上で乗るだけだとしても凄く欲しい。確率考えるとまず当たらない気がするけどなっ。
「SSRの双頭蛇神の牙ってなに……すっごい禍々しい」
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名前に神とか入っちゃってますわよ。
「土蜘蛛と同じ感じの強化素材かなって思う……すっごい欲しい」
牙ってぐらいだから、強化に使えば攻撃スキル使えるようになるんじゃないかなーって思ってる。
個人的には中距離~遠距離用だと嬉しいかな。
近距離は土蜘蛛があるし……まあ、これも当たるかどうか分からんのだけどね。
「……毎日ガチャ回すのは決定だな」
「そっすね!」
一日にまわせる回数決まっている以上は毎日まわすっきゃねーのです。
「他にも地味に良さそうなのあるんだよね。SRにドラゴン素材の鎧とかあるし……こっちのRは刀匠がダンジョン素材で作った刀だって」
SRとSSRとか以外にも良いものはあるしね。
入り口で配ってたバッグ……あれの日常で使える版なんかもある。
これは皆……特に北上さんが欲しそうにしてる。
キャンプ用品でも入れるつもりかなー?
……とまあ、基本的に良さげな景品のラインナップなんだけど……中には例外もあるわけで。
「……Rでも酷いのあるぞ。なんだアマツシャツって……」
アマツのどや顔がプリントされたシャツなんぞ、誰が欲しがると言うのか。
こんなん当たった日には泣くぞ。
「よっし回すぞー!」
ん?
「おうるぁっ!!」
俺たちが景品眺めている間に、中村の順番が回ってきてたようだ。
どんなの当たるか気になるし……みとこっと。
「C……C……外ればっかり……!Rきたぁっ!?」
松阪牛に松阪牛に……タワシ。
誰だよタワシいれたの……アマツしかおらんのだけどさ。シャツよりひでぇや。
いや、コモンだからまだましか……?どっちにしろ酷いけど。
っと、R引いたか……。
「……」
「ドンマイ」
ここでシャツを引くあたり、持ってるな中村!
まじドンマイ。
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