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「118話」
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ダンジョンに潜り、顔の怖いあいつを狩り続けること数日。
週末になったので小麦の刈り取りをするために、俺とクロは祖父母宅へと向かった。
「すごいね、みっしり生えてる。なんか上に乗って歩けそう」
せっかくだから自分で刈り取ったらどうだい?と言うばあちゃんの提案で、俺はコンバインに乗り込んでいた。
高いところから見下ろした畑は、麦の穂でびっしりと埋まり、それこそ歩けるんじゃないだろうか?と思うぐらいに実っていた。
本当はここまでびっしり生えてるとダメらしいけど、ここまで育つと思っていたなかったから仕方のない事だろう。
次回以降はちゃんと調整して植えるんじゃないかな。
ま、それはさておき早速刈り取っちゃおう。
じいちゃんは回収用のトラックとりに行ったし、早めに終わらせないとだからね。
畑の面積は一反らしいので、割とすぐに刈り取りは終わった。
今はじいちゃんが持ってきたトラックに、コンバインから刈り取った小麦を移しているところである。
「どれぐらい収穫できたのかなー」
「こんなになった事ないでな……予想だと800kgにはなるな」
「おー」
800kgかー……こんなになった事はないってじいちゃんが言うぐらいだから、相当多いんだろうけどいまいちピンとこないんだよね。
前に手伝ったときよりは増えてそうだなってのは分かるんだけど。
「多いのか少ないの分からんって顔だの」
ばれてーら。
「この間収穫したのあるでしょ?あれで一反あたり600kgぐらいよ」
「ってことは3割増ぐらい?もっと増えるのかなーと思ってけど、そうでもないのね」
3割増しかー……食料問題を解決!って言うにはちょっと弱い気もするけど……あ、でも全世界で使えばそんなことはないか?
でもちょっとインパクト弱いよね。ダンジョンの有用性を世間に訴えるのであれば、もっとガツンってくるのが欲しいところである。
「いんや、春まきで800kgは異常だぞ。2倍と思っていい」
「……おぉぅ」
ごめん、実はすごかった!
そっかこれ春まき小麦だもんな。秋まきと比べて量が少ないのが当然なのに、それが」3割増しって凄い事だよね。
「2倍かー。ってことは秋まきだと1トン余裕で超えちゃう?」
「かも知れんな」
前に収穫したのが600kgとかって話だから、秋まきにあの肥料使えば1トンとれちゃうって事だよね。
道産の小麦の生産量が2倍になれば、食料自給率も……2倍じゃ足らないか?米と違って小麦の自給率むっちゃ低かった気がするし。
まあ、それでも大分改善されるのは間違いないだろうね。
「質はどうなのかしらねえ。みた感じは良さそうだけど」
「かなり詰まってたなあ。味は食ってみんと分からんが……丘野さんに頼んだの来週だったか?」
「来週の木曜だねえ」
「ん?なになに」
俺が色々考え事している間に何かお話が進んでた。
丘野さんって誰じゃい。
「町のはずれでパン屋やってる丘野さん知っとるか?その人にこの小麦使ってパンを焼いて貰うように依頼しといた」
「おお!」
なるほど!
確かにパン屋さんがあった気がする。じいちゃんまじグッジョブ。
でも名前はまでは知らないです。
「よその小麦も一緒に焼いて貰うから、食い比べできるぞ」
「いいねいいね。楽しみだー」
食べ比べが出来ると味の善し悪しが分かるからいいね。
自分も生産に関わった小麦だし、ぜひとも参加したいところだ。
楽しみが増えたね!
「こいつカードなかなか落とさないなあ」
パンの試食まで時間あるし、隊員さんはまだ次の階層行かないみたいだしで、ここ数日はひたすらダンジョンに潜っていた。
結構な数を狩ったはずだけど、未だにあの顔の怖い奴はカードを落とさない。
まあ、こればっかりは気長にやるしかない。
ある日ぽろぽろっと2枚ドロップするかもだし、確率が低いから狙って出すようなもんでもない。
数が狩れるなら別だけど、さすがにこいつ相手にゴブリンとかと同じ戦い方は出来ないからね。
「ポイントだけが無駄にたまっていく……他の施設もアップグレードしちゃおうかなあ」
ただこいつ、腕が回収しやすくてポイントがどんどん貯まっていくんだよなー。
ポイントが貯まるのが良い事だけど、使い道が……カフェルームみたいに他の施設もアップグレード出来るところまでやっちゃうか?
あ、でもそれをすると……。
「……あ」
そうだった。
この前カフェルームで首相たちと会った時に、俺と首相たちでケーキに必要なポイントが違ってたんだよな。
あれをアマツに聞こうと思っていたの忘れてた。
よし、休憩がてらにケーキ買って会いに行こうそうしよう。
「やあ!いらっしゃい!!」
耳痛ぇ。
「テンション高いっすね。これお土産です」
「ありがとう!!」
だから声がでかい。
何かいつもに増してテンション高いなー。
まあいいや。
ケーキ食べて、お茶飲んでさっきの質問しちゃおう。
「この間カフェルームをアップグレードしたんですけど、その時に俺はケーキ一つ2000ポイントとかで、ほかの人は3000超えてた見たいなんです。これって何故でしょう?」
俺の問いにアマツはしばし考える仕草をみせ……はて?って感じで首を傾げた。ははは、こやつめ。ケーキ没収しちゃうぞ。
アマツにあげたケーキを回収しようとしたら思い出したらしい。
バクバクとケーキをほおばり、お茶で飲み下すと、アマツはふぅーと息を吐いてから話し始めた。
「島津くんは施設を買ったり、アップグレードする際にポイントを払っているからね。ほかの人はその分高くなってるんだよ」
「あー」
なるほど?安いのは最初に施設を購入した特典みたいな感じ?
「施設を造ったり、アップグレードに使用したポイント分追加で支払えば島津くんと同じ価格設定になるよ」
「なるほど。理解しました」
そう言うことか。
それなら気にせずアップグレードしちゃってよさそうだなー。
週末になったので小麦の刈り取りをするために、俺とクロは祖父母宅へと向かった。
「すごいね、みっしり生えてる。なんか上に乗って歩けそう」
せっかくだから自分で刈り取ったらどうだい?と言うばあちゃんの提案で、俺はコンバインに乗り込んでいた。
高いところから見下ろした畑は、麦の穂でびっしりと埋まり、それこそ歩けるんじゃないだろうか?と思うぐらいに実っていた。
本当はここまでびっしり生えてるとダメらしいけど、ここまで育つと思っていたなかったから仕方のない事だろう。
次回以降はちゃんと調整して植えるんじゃないかな。
ま、それはさておき早速刈り取っちゃおう。
じいちゃんは回収用のトラックとりに行ったし、早めに終わらせないとだからね。
畑の面積は一反らしいので、割とすぐに刈り取りは終わった。
今はじいちゃんが持ってきたトラックに、コンバインから刈り取った小麦を移しているところである。
「どれぐらい収穫できたのかなー」
「こんなになった事ないでな……予想だと800kgにはなるな」
「おー」
800kgかー……こんなになった事はないってじいちゃんが言うぐらいだから、相当多いんだろうけどいまいちピンとこないんだよね。
前に手伝ったときよりは増えてそうだなってのは分かるんだけど。
「多いのか少ないの分からんって顔だの」
ばれてーら。
「この間収穫したのあるでしょ?あれで一反あたり600kgぐらいよ」
「ってことは3割増ぐらい?もっと増えるのかなーと思ってけど、そうでもないのね」
3割増しかー……食料問題を解決!って言うにはちょっと弱い気もするけど……あ、でも全世界で使えばそんなことはないか?
でもちょっとインパクト弱いよね。ダンジョンの有用性を世間に訴えるのであれば、もっとガツンってくるのが欲しいところである。
「いんや、春まきで800kgは異常だぞ。2倍と思っていい」
「……おぉぅ」
ごめん、実はすごかった!
そっかこれ春まき小麦だもんな。秋まきと比べて量が少ないのが当然なのに、それが」3割増しって凄い事だよね。
「2倍かー。ってことは秋まきだと1トン余裕で超えちゃう?」
「かも知れんな」
前に収穫したのが600kgとかって話だから、秋まきにあの肥料使えば1トンとれちゃうって事だよね。
道産の小麦の生産量が2倍になれば、食料自給率も……2倍じゃ足らないか?米と違って小麦の自給率むっちゃ低かった気がするし。
まあ、それでも大分改善されるのは間違いないだろうね。
「質はどうなのかしらねえ。みた感じは良さそうだけど」
「かなり詰まってたなあ。味は食ってみんと分からんが……丘野さんに頼んだの来週だったか?」
「来週の木曜だねえ」
「ん?なになに」
俺が色々考え事している間に何かお話が進んでた。
丘野さんって誰じゃい。
「町のはずれでパン屋やってる丘野さん知っとるか?その人にこの小麦使ってパンを焼いて貰うように依頼しといた」
「おお!」
なるほど!
確かにパン屋さんがあった気がする。じいちゃんまじグッジョブ。
でも名前はまでは知らないです。
「よその小麦も一緒に焼いて貰うから、食い比べできるぞ」
「いいねいいね。楽しみだー」
食べ比べが出来ると味の善し悪しが分かるからいいね。
自分も生産に関わった小麦だし、ぜひとも参加したいところだ。
楽しみが増えたね!
「こいつカードなかなか落とさないなあ」
パンの試食まで時間あるし、隊員さんはまだ次の階層行かないみたいだしで、ここ数日はひたすらダンジョンに潜っていた。
結構な数を狩ったはずだけど、未だにあの顔の怖い奴はカードを落とさない。
まあ、こればっかりは気長にやるしかない。
ある日ぽろぽろっと2枚ドロップするかもだし、確率が低いから狙って出すようなもんでもない。
数が狩れるなら別だけど、さすがにこいつ相手にゴブリンとかと同じ戦い方は出来ないからね。
「ポイントだけが無駄にたまっていく……他の施設もアップグレードしちゃおうかなあ」
ただこいつ、腕が回収しやすくてポイントがどんどん貯まっていくんだよなー。
ポイントが貯まるのが良い事だけど、使い道が……カフェルームみたいに他の施設もアップグレード出来るところまでやっちゃうか?
あ、でもそれをすると……。
「……あ」
そうだった。
この前カフェルームで首相たちと会った時に、俺と首相たちでケーキに必要なポイントが違ってたんだよな。
あれをアマツに聞こうと思っていたの忘れてた。
よし、休憩がてらにケーキ買って会いに行こうそうしよう。
「やあ!いらっしゃい!!」
耳痛ぇ。
「テンション高いっすね。これお土産です」
「ありがとう!!」
だから声がでかい。
何かいつもに増してテンション高いなー。
まあいいや。
ケーキ食べて、お茶飲んでさっきの質問しちゃおう。
「この間カフェルームをアップグレードしたんですけど、その時に俺はケーキ一つ2000ポイントとかで、ほかの人は3000超えてた見たいなんです。これって何故でしょう?」
俺の問いにアマツはしばし考える仕草をみせ……はて?って感じで首を傾げた。ははは、こやつめ。ケーキ没収しちゃうぞ。
アマツにあげたケーキを回収しようとしたら思い出したらしい。
バクバクとケーキをほおばり、お茶で飲み下すと、アマツはふぅーと息を吐いてから話し始めた。
「島津くんは施設を買ったり、アップグレードする際にポイントを払っているからね。ほかの人はその分高くなってるんだよ」
「あー」
なるほど?安いのは最初に施設を購入した特典みたいな感じ?
「施設を造ったり、アップグレードに使用したポイント分追加で支払えば島津くんと同じ価格設定になるよ」
「なるほど。理解しました」
そう言うことか。
それなら気にせずアップグレードしちゃってよさそうだなー。
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