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「103話」
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釣れるかどうか不安だったけど、どうにか人数分は確保する事が出来た。
2時間かそこらでこの釣果なので、悪くは無いんじゃないかなー?
他の人もかなり釣ってるからねえ、ウナギなんかも人数分確保出来てるし、カジカも大漁。
マス?なんか絶対食いきれないだろうなってぐらい釣れてる。
昼飯にはこれだけあれば十分だろうと、一旦引き上げてお昼ご飯を食べる事にした。
釣りたての魚を串にぶっさして焼くだけでも、十分ご馳走になる。
凝った料理はマーシーに任せて、とりあえず空腹を満たすために焼き立ての魚に齧り付く。
「んんっ…………うまっ」
「昼から豪勢っすねー」
超うまい。
さらにはマス子も作って貰っているので、焼いた身と一緒に親子丼にしても良いし……いやぁ、胃袋がぜんっぜん足らないね!
あ、ウナギは明日食べる事にしたよ。
なんでもドロを吐かせる必要があるとかないとか?本当なら結構な期間掛かるらしいんだけど、マーシー曰く一晩あれば十分とのことだった。
明日も楽しみだね。ウナギ大好きです。
「もう食う分は確保出来たし、昼からは大物狙ってみるか」
食事も終わり、片づけをしているとそんな事を太田さんが言い出した。
そういや娘さんと約束したんだっけか。さっき釣ってたマスも結構大きいけど、それでも1m超えてるのは居なかったので、マグロ並みと言うにはちょっと小さいのだろう。
「大物?」
「生け簀に小さめの奴を生かしてあるからな、それを餌にする」
「えぇっ?」
え?生きてる魚を餌にすんの??
そんなんして釣れるのだろうか……釣れるな。
魚だって肉食のもいるし、自分より小さい魚ならぱくっと食べちゃうだろう。
つまり生け簀に居る小さいやつ……それでも20cmぐらいあるけど、あいつを餌にする様な魚も居るって訳だ。
そして、魚に針をかけて水に入れること数分。
突如竿が大きくしなり、ドラムから音を立てて糸が出ていく。
数分の格闘の後、釣り上げられたのは人の身長ほどもある、巨大な鮭……じゃない、イトウかな。こんだけでかいのとなるとイトウぐらいしか居ないだろう。幻の魚とか言われてるそうだけど、こんなにあっさり釣れるとは……。
「でっか!」
「うぉっしゃ!」
釣り上げた太田さんもめちゃくちゃ嬉しそう。
幻の魚だもんね、それにこれだけ大きければマグロとまでは言わなくても……。
「……もっとでかいの餌にしたら何釣れるんだろうね?」
そういやさ、カタログにあった妙にごっつい竿だけど、あんなの用意してあるって事はそれに見合うだけの魚がこの湖に居るって事だよね?
「考えられるのはでかいナマズとかか?」
魚に針を掛けながらそう言ったのは都丸さんである。
そういえばナマズもでかいのは滅茶苦茶でかいんだっけか。
口もでかいし、あの針とか丁度良いのかもだけど……うーん。なんか違うような。
「チョウザメ釣れたりしてー」
大きさ考えたら、それぐらいで丁度良い感じかも。
でもあいつって肉食じゃなかったような?釣れたらキャビア食えそうだから、嬉しいけどねっ。
なんて皆で色々話していたら、いつの間にか太田さんが普通サイズのマスを釣り上げていて……それにでっかい針を掛けていた。
「え、やるんすか?」
「やらいでかっ」
そう言うや否やドボンっと仕掛けを投げこむ太田さん。
一体何が掛かるんだろうねー?
そして4時間ほど経過した。
ごつい釣り竿にそれからあたりは無く、時間だけが過ぎてしまった。
……まあ、もう1本竿を用意して色々釣ってたみたいだけど。
「そろそろ夕飯の準備するー?」
「そうっすねー」
「そうだな、夜も出来るしここらで――」
そう言って、太田さんが仕掛けを巻き上げ始めた瞬間、竿がグィンッと恐ろしい勢いでしなる。
「――どっせい!」
それに対して、半ば反射的にだろう、太田さんは思いっきり合わせるが……。
「うぉぉおああ!?」
「太田さんっ!?」
スポンッて感じで太田さんが船からすっ飛んでいく。
まるでギャグ漫画のような光景だが……すっとんだ先に居るのは、太田さんを船から引っこ抜くほどの大物、しかも肉食である。まじでやべえ。
「ッセーフ!」
ぎりっぎり間に合った。
足をがしっと掴んで、なんとか水面に引き込まれる寸前で止める事が出来た。
これ、つい何時もの靴を履いてきてたから良かったけど、普通の靴だったら俺毎引っ張り込まれていたかも知れない。
それぐらい強い力で引っ張られている……なにしろ船がぐぅぅって動いているからね。
そんな力で引いているのだけど、竿はごついし糸も太い上に、先のほうはワイヤーだ。
そう簡単に切れるものでは無い……太田さんがゴリゴリとリールを巻いていくと、徐々に水面に近づき……そして思いっきりジャンプする。
「な、なんだこいつはっ!??」
「……ワニ?」
「んな訳あるかっ」
見えたのは一瞬だったが、シルエットがどう見ても魚に見えなかった。
口はでかいし、ヒレも……ヒレと言うよりは、足に近い感じがする。
そのまま10分ほどゴリゴリ巻いては、ドラムから糸が出ていき、またゴリゴリと巻く……を繰り返していると、徐々に弱ってきたのか、ついにそいつは水面に姿を現す。
「うひゃぁっ……な、なんすかこいつ!?」
「上げるぞ!……せーのっ」
いつの間にかマーシー(子機)が用意してくれていた手鉤を使い、皆で必死に……身体能力上がってるからそうでもないんだけど、雰囲気は必至な感じで船にそいつを引っ張り上げる。
「魚竜……?」
そいつは体長は10m近く、魚と言えば魚なのかも知れないが……おそらく名前を付けるとしたら、最後にサウルスとか付いちゃう様なタイプだ。
これをダンジョンの世界で釣り上げよう物なんら全世界のトップニュースになる事間違いなし。
お土産にばっちりだね!
「よかったじゃないっすか、お土産とれたっすよ」
「持って帰れるか!こんなもん!」
ですよねー。
2時間かそこらでこの釣果なので、悪くは無いんじゃないかなー?
他の人もかなり釣ってるからねえ、ウナギなんかも人数分確保出来てるし、カジカも大漁。
マス?なんか絶対食いきれないだろうなってぐらい釣れてる。
昼飯にはこれだけあれば十分だろうと、一旦引き上げてお昼ご飯を食べる事にした。
釣りたての魚を串にぶっさして焼くだけでも、十分ご馳走になる。
凝った料理はマーシーに任せて、とりあえず空腹を満たすために焼き立ての魚に齧り付く。
「んんっ…………うまっ」
「昼から豪勢っすねー」
超うまい。
さらにはマス子も作って貰っているので、焼いた身と一緒に親子丼にしても良いし……いやぁ、胃袋がぜんっぜん足らないね!
あ、ウナギは明日食べる事にしたよ。
なんでもドロを吐かせる必要があるとかないとか?本当なら結構な期間掛かるらしいんだけど、マーシー曰く一晩あれば十分とのことだった。
明日も楽しみだね。ウナギ大好きです。
「もう食う分は確保出来たし、昼からは大物狙ってみるか」
食事も終わり、片づけをしているとそんな事を太田さんが言い出した。
そういや娘さんと約束したんだっけか。さっき釣ってたマスも結構大きいけど、それでも1m超えてるのは居なかったので、マグロ並みと言うにはちょっと小さいのだろう。
「大物?」
「生け簀に小さめの奴を生かしてあるからな、それを餌にする」
「えぇっ?」
え?生きてる魚を餌にすんの??
そんなんして釣れるのだろうか……釣れるな。
魚だって肉食のもいるし、自分より小さい魚ならぱくっと食べちゃうだろう。
つまり生け簀に居る小さいやつ……それでも20cmぐらいあるけど、あいつを餌にする様な魚も居るって訳だ。
そして、魚に針をかけて水に入れること数分。
突如竿が大きくしなり、ドラムから音を立てて糸が出ていく。
数分の格闘の後、釣り上げられたのは人の身長ほどもある、巨大な鮭……じゃない、イトウかな。こんだけでかいのとなるとイトウぐらいしか居ないだろう。幻の魚とか言われてるそうだけど、こんなにあっさり釣れるとは……。
「でっか!」
「うぉっしゃ!」
釣り上げた太田さんもめちゃくちゃ嬉しそう。
幻の魚だもんね、それにこれだけ大きければマグロとまでは言わなくても……。
「……もっとでかいの餌にしたら何釣れるんだろうね?」
そういやさ、カタログにあった妙にごっつい竿だけど、あんなの用意してあるって事はそれに見合うだけの魚がこの湖に居るって事だよね?
「考えられるのはでかいナマズとかか?」
魚に針を掛けながらそう言ったのは都丸さんである。
そういえばナマズもでかいのは滅茶苦茶でかいんだっけか。
口もでかいし、あの針とか丁度良いのかもだけど……うーん。なんか違うような。
「チョウザメ釣れたりしてー」
大きさ考えたら、それぐらいで丁度良い感じかも。
でもあいつって肉食じゃなかったような?釣れたらキャビア食えそうだから、嬉しいけどねっ。
なんて皆で色々話していたら、いつの間にか太田さんが普通サイズのマスを釣り上げていて……それにでっかい針を掛けていた。
「え、やるんすか?」
「やらいでかっ」
そう言うや否やドボンっと仕掛けを投げこむ太田さん。
一体何が掛かるんだろうねー?
そして4時間ほど経過した。
ごつい釣り竿にそれからあたりは無く、時間だけが過ぎてしまった。
……まあ、もう1本竿を用意して色々釣ってたみたいだけど。
「そろそろ夕飯の準備するー?」
「そうっすねー」
「そうだな、夜も出来るしここらで――」
そう言って、太田さんが仕掛けを巻き上げ始めた瞬間、竿がグィンッと恐ろしい勢いでしなる。
「――どっせい!」
それに対して、半ば反射的にだろう、太田さんは思いっきり合わせるが……。
「うぉぉおああ!?」
「太田さんっ!?」
スポンッて感じで太田さんが船からすっ飛んでいく。
まるでギャグ漫画のような光景だが……すっとんだ先に居るのは、太田さんを船から引っこ抜くほどの大物、しかも肉食である。まじでやべえ。
「ッセーフ!」
ぎりっぎり間に合った。
足をがしっと掴んで、なんとか水面に引き込まれる寸前で止める事が出来た。
これ、つい何時もの靴を履いてきてたから良かったけど、普通の靴だったら俺毎引っ張り込まれていたかも知れない。
それぐらい強い力で引っ張られている……なにしろ船がぐぅぅって動いているからね。
そんな力で引いているのだけど、竿はごついし糸も太い上に、先のほうはワイヤーだ。
そう簡単に切れるものでは無い……太田さんがゴリゴリとリールを巻いていくと、徐々に水面に近づき……そして思いっきりジャンプする。
「な、なんだこいつはっ!??」
「……ワニ?」
「んな訳あるかっ」
見えたのは一瞬だったが、シルエットがどう見ても魚に見えなかった。
口はでかいし、ヒレも……ヒレと言うよりは、足に近い感じがする。
そのまま10分ほどゴリゴリ巻いては、ドラムから糸が出ていき、またゴリゴリと巻く……を繰り返していると、徐々に弱ってきたのか、ついにそいつは水面に姿を現す。
「うひゃぁっ……な、なんすかこいつ!?」
「上げるぞ!……せーのっ」
いつの間にかマーシー(子機)が用意してくれていた手鉤を使い、皆で必死に……身体能力上がってるからそうでもないんだけど、雰囲気は必至な感じで船にそいつを引っ張り上げる。
「魚竜……?」
そいつは体長は10m近く、魚と言えば魚なのかも知れないが……おそらく名前を付けるとしたら、最後にサウルスとか付いちゃう様なタイプだ。
これをダンジョンの世界で釣り上げよう物なんら全世界のトップニュースになる事間違いなし。
お土産にばっちりだね!
「よかったじゃないっすか、お土産とれたっすよ」
「持って帰れるか!こんなもん!」
ですよねー。
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