13 / 304
「13話」
しおりを挟む
カウンター気味にでかウサギへと鉈を振るうが、ズキンと蹴られた箇所が痛み振り切ることが出来ず、脚を掠めるに終わる。
その後もウサギの蹴りを捌いては攻撃を仕掛けるが傷が痛み中々倒すことが出来ないでいた。
「はぁー……はぁー……」
……結局倒すまで数分掛かってしまった。
息が切れてる事から分かる様にポーションの効果も切れている。
そして最悪なのは骨をへし折られた部分がまだ痛むと言うこと。でかウサギ2匹を倒すのにポーション一つでは足りないのだ。
(どうする、どうすれば良い?? このままじゃレベル上がりきる前にポーション使い切っちゃう)
レベルが上がれば2匹同時に相手をしても被弾しなくはなるだろう。
だが今までの経験から言ってそれまでに相当な数のでかウサギを倒す必要がある。
クロと一緒であればまず通路の敵を倒しまくってレベルを上げ、次に数の少ない小部屋を……と段階を踏んで強くなっていくことが出来たのだが、俺一人では最初の通路の時点で詰んでいる。 ポーションの在庫は50近くあるがレベルを上げるまでに使い切ってしまうだろう。
(2階で……ダメだ時間が掛かりすぎる)
2階でレベルを上げると言う手もあるが、同じ敵をずっと倒していると段々とレベルが上がりにくくなるのだ……2階でレベルを上げるとなるとかなり時間を消費するはずだ。 時間に余裕があるときならとにかく今はダメだ。
(攻撃はまだ避けきれないし、防いでも軽減するだけでダメージはある…………あ)
悶々と悩んでいた俺だが、ここである考えに至る。
「っ防具!! 防具付ければ良いじゃん!?」
最初にホームセンター行っても防具は揃わないだろうと、それに防具が無くてもここまで来られていた事からすっかり頭の中から抜け落ちていた。
だとしても何でそんな簡単な事にすぐ思い至らなかったのか、自分でも疑問ではあるが……そこまで頭が回らない程に動揺していたのかな、と思う。
(クロの事で動揺してる、ちょっと落ち着いて考えないとっ)
落ち着いて考えてみれば身を守る防具は購入しようと思えば購入できる。
簡易的なもので良ければスポーツ品店で売っているだろう。
しっかりしたものだと俺には思い浮かばないが、これネットで検索すれば出てくるんじゃないだろうか?
ただ通販であれば少し時間が掛かる、出来れば実店舗で揃えたい。 これも恐らく調べれば分かるだろう。
「……今日は戻る。 そして俺でも買える防具を探して明日買いに行く。 攻略を進めるのはそれからだ……」
気持ちは今すぐ敵を倒して強くなって先に進みたい。
でも冷静になった頭がそれじゃダメだと言っている。
俺は2階へと引き返し、可能な限りウサギを倒して1階の休憩所へと戻っていった。
「クロ、ただいま」
俺が休憩所に入るとクロが出迎えに来てくれていた。
それだけで落ち込んでいた気持ちがすっと楽になる。
俺はクロを満足するまで撫で回し、簡単な食事にする事にした。
「……ん? これ、防具だよ。 さすがにそろそろ有っても良いよなーって、明日用意しようと思っているんだ」
食後にスマホで購入できそうな防具を調べていると、クロが画面を覗き込んできた。
俺の話を聞いたクロはじっと俺の顔を見つめてくる。
「ん、大丈夫無茶はしないから」
そう答えて頭を撫でてあげるとクロはにゃんと鳴いて毛布の上に丸くなる。
無茶はしない。
……無理はするけど。
翌朝、俺はクロに買い物に行くことを告げ、ある店まで来ていた。
「ここか……疲れた」
慣れない運転で緊張したけれど、事故ることもなくついて良かったと思う。
とりあえずお店に入ろう、出来るだけ早く買いたい。
「いらっしゃいませーぇ!」
店員がシャッターを開けたので俺は一番乗りで店へと入店する。
俺に気が付いた店員が朝からテンション高く声を掛けてくる。
自分で探すと時間掛かりそうだし、ここは店員さんにお願いした方がいいだろね。
そう考えた俺は店員さんに向かい手を上げ声を掛ける。
「あ、すみません。 ホームページを見たんですが、軍用品って今でも扱っているのでしょうか?」
「はい、御座いますよー。 サバゲー用ですか?」
あ、扱ってるのか、良かった。
「はい、そうです。 これから始めるのですが、折角なら一式全部本物で揃えようかと思いまして……一式揃いますか?」
「ええ、一式ですね……そうなると、今有る在庫ですと米軍のであれば一式御座いますぅ」
俺が買いに来たはミリタリーショップと呼ばれるところだ。
最初はサバゲー用のレプリカだとなあ……とあまり買う気は無かったが、よくよく見て行くと中には本物の軍装備もある事が分かった。
これならダンジョンでも使えるんじゃないかと思い買いに来たのだ。
店員さんにサイズを告げると次々に店内から商品が集まってくる。
5分かそこらで俺の前にテレビなどで見かけるあの米軍の装備一式が揃っていたのである。
あ、さすがに銃は本物じゃ無いからね?
本物が使えるなら絶対買うけど……あの速度で動き回るウサギに当てる自信はない。
「おぉ」
「つけてみますか?」
「良いんですか?」
「ええ、どーぞどーぞぅ」
いざ実物を見るとこう……何かワクワク感がある。
それが俺の表情にも出ていたのだろう、俺は店員さんの言葉に甘えて装備をつけてみることにした。
装着はそこまで難しくはなかった……つけるの大変だと軍人さん大変だろうし、そりゃそうだよね。
「ここ、鉄板入ってるんですね」
「そちらセラミックとなってますぅ」
「あ、そうなんだ」
胸の辺りに堅い板状の物が入っている。
最初は鉄板かと思ったが違ったらしい、軽く話を聞くとこのプレートは弾を防ぐようで昔は鉄板が主流だったが今は違うとのこと。
「ええ、あとこちらヘルメットとフェイスガードですぅー」
「ありがとうございます」
フェイスガードごついな……でもこれならウサギの蹴りも結構軽減してくれそうだ。
「よくお似合いですよぅ」
「そ、そうかな……それじゃ、これ一式買いますんでお会計お願いします」
「はい、かしこまりましたぁー!」
似合っていると言うのはお世辞だろう、何せ装備の見た目に対して中の人が貧弱すぎる。
……筋トレしようかな、レベルアップの恩恵で身体能力上がっているけれど、そこに素の筋力も加わればもっと強くなるよね。
うん、そうしよう。 スポーツ店にも寄って筋トレ道具も揃えるとしよう。
とりあえず会計済ませますかね。
「ん?」
会計のためレジに向かった俺だが、ふと視界にあるものを捉え、足が止まる。
「……あの、これって」
「それですかぁ? そちらは軍のものでは無いですが、特殊警察などが使う暴徒鎮圧用のシールドですねぇ。 銃弾ぐらいなら防ぐそうですよぅ?」
「……これもください、あとこのプロテクターも」
「かしこまりましたぁー!」
取り扱っているのは軍の物だけでは無かったらしい。
盾があれば攻撃を防ぐのは大分楽になるだろう、それにパッドが入って居ない箇所をプロテクターで保護すれば防御面は大分ましになると思う。
帰ったらすぐ試さないと。
その後もウサギの蹴りを捌いては攻撃を仕掛けるが傷が痛み中々倒すことが出来ないでいた。
「はぁー……はぁー……」
……結局倒すまで数分掛かってしまった。
息が切れてる事から分かる様にポーションの効果も切れている。
そして最悪なのは骨をへし折られた部分がまだ痛むと言うこと。でかウサギ2匹を倒すのにポーション一つでは足りないのだ。
(どうする、どうすれば良い?? このままじゃレベル上がりきる前にポーション使い切っちゃう)
レベルが上がれば2匹同時に相手をしても被弾しなくはなるだろう。
だが今までの経験から言ってそれまでに相当な数のでかウサギを倒す必要がある。
クロと一緒であればまず通路の敵を倒しまくってレベルを上げ、次に数の少ない小部屋を……と段階を踏んで強くなっていくことが出来たのだが、俺一人では最初の通路の時点で詰んでいる。 ポーションの在庫は50近くあるがレベルを上げるまでに使い切ってしまうだろう。
(2階で……ダメだ時間が掛かりすぎる)
2階でレベルを上げると言う手もあるが、同じ敵をずっと倒していると段々とレベルが上がりにくくなるのだ……2階でレベルを上げるとなるとかなり時間を消費するはずだ。 時間に余裕があるときならとにかく今はダメだ。
(攻撃はまだ避けきれないし、防いでも軽減するだけでダメージはある…………あ)
悶々と悩んでいた俺だが、ここである考えに至る。
「っ防具!! 防具付ければ良いじゃん!?」
最初にホームセンター行っても防具は揃わないだろうと、それに防具が無くてもここまで来られていた事からすっかり頭の中から抜け落ちていた。
だとしても何でそんな簡単な事にすぐ思い至らなかったのか、自分でも疑問ではあるが……そこまで頭が回らない程に動揺していたのかな、と思う。
(クロの事で動揺してる、ちょっと落ち着いて考えないとっ)
落ち着いて考えてみれば身を守る防具は購入しようと思えば購入できる。
簡易的なもので良ければスポーツ品店で売っているだろう。
しっかりしたものだと俺には思い浮かばないが、これネットで検索すれば出てくるんじゃないだろうか?
ただ通販であれば少し時間が掛かる、出来れば実店舗で揃えたい。 これも恐らく調べれば分かるだろう。
「……今日は戻る。 そして俺でも買える防具を探して明日買いに行く。 攻略を進めるのはそれからだ……」
気持ちは今すぐ敵を倒して強くなって先に進みたい。
でも冷静になった頭がそれじゃダメだと言っている。
俺は2階へと引き返し、可能な限りウサギを倒して1階の休憩所へと戻っていった。
「クロ、ただいま」
俺が休憩所に入るとクロが出迎えに来てくれていた。
それだけで落ち込んでいた気持ちがすっと楽になる。
俺はクロを満足するまで撫で回し、簡単な食事にする事にした。
「……ん? これ、防具だよ。 さすがにそろそろ有っても良いよなーって、明日用意しようと思っているんだ」
食後にスマホで購入できそうな防具を調べていると、クロが画面を覗き込んできた。
俺の話を聞いたクロはじっと俺の顔を見つめてくる。
「ん、大丈夫無茶はしないから」
そう答えて頭を撫でてあげるとクロはにゃんと鳴いて毛布の上に丸くなる。
無茶はしない。
……無理はするけど。
翌朝、俺はクロに買い物に行くことを告げ、ある店まで来ていた。
「ここか……疲れた」
慣れない運転で緊張したけれど、事故ることもなくついて良かったと思う。
とりあえずお店に入ろう、出来るだけ早く買いたい。
「いらっしゃいませーぇ!」
店員がシャッターを開けたので俺は一番乗りで店へと入店する。
俺に気が付いた店員が朝からテンション高く声を掛けてくる。
自分で探すと時間掛かりそうだし、ここは店員さんにお願いした方がいいだろね。
そう考えた俺は店員さんに向かい手を上げ声を掛ける。
「あ、すみません。 ホームページを見たんですが、軍用品って今でも扱っているのでしょうか?」
「はい、御座いますよー。 サバゲー用ですか?」
あ、扱ってるのか、良かった。
「はい、そうです。 これから始めるのですが、折角なら一式全部本物で揃えようかと思いまして……一式揃いますか?」
「ええ、一式ですね……そうなると、今有る在庫ですと米軍のであれば一式御座いますぅ」
俺が買いに来たはミリタリーショップと呼ばれるところだ。
最初はサバゲー用のレプリカだとなあ……とあまり買う気は無かったが、よくよく見て行くと中には本物の軍装備もある事が分かった。
これならダンジョンでも使えるんじゃないかと思い買いに来たのだ。
店員さんにサイズを告げると次々に店内から商品が集まってくる。
5分かそこらで俺の前にテレビなどで見かけるあの米軍の装備一式が揃っていたのである。
あ、さすがに銃は本物じゃ無いからね?
本物が使えるなら絶対買うけど……あの速度で動き回るウサギに当てる自信はない。
「おぉ」
「つけてみますか?」
「良いんですか?」
「ええ、どーぞどーぞぅ」
いざ実物を見るとこう……何かワクワク感がある。
それが俺の表情にも出ていたのだろう、俺は店員さんの言葉に甘えて装備をつけてみることにした。
装着はそこまで難しくはなかった……つけるの大変だと軍人さん大変だろうし、そりゃそうだよね。
「ここ、鉄板入ってるんですね」
「そちらセラミックとなってますぅ」
「あ、そうなんだ」
胸の辺りに堅い板状の物が入っている。
最初は鉄板かと思ったが違ったらしい、軽く話を聞くとこのプレートは弾を防ぐようで昔は鉄板が主流だったが今は違うとのこと。
「ええ、あとこちらヘルメットとフェイスガードですぅー」
「ありがとうございます」
フェイスガードごついな……でもこれならウサギの蹴りも結構軽減してくれそうだ。
「よくお似合いですよぅ」
「そ、そうかな……それじゃ、これ一式買いますんでお会計お願いします」
「はい、かしこまりましたぁー!」
似合っていると言うのはお世辞だろう、何せ装備の見た目に対して中の人が貧弱すぎる。
……筋トレしようかな、レベルアップの恩恵で身体能力上がっているけれど、そこに素の筋力も加わればもっと強くなるよね。
うん、そうしよう。 スポーツ店にも寄って筋トレ道具も揃えるとしよう。
とりあえず会計済ませますかね。
「ん?」
会計のためレジに向かった俺だが、ふと視界にあるものを捉え、足が止まる。
「……あの、これって」
「それですかぁ? そちらは軍のものでは無いですが、特殊警察などが使う暴徒鎮圧用のシールドですねぇ。 銃弾ぐらいなら防ぐそうですよぅ?」
「……これもください、あとこのプロテクターも」
「かしこまりましたぁー!」
取り扱っているのは軍の物だけでは無かったらしい。
盾があれば攻撃を防ぐのは大分楽になるだろう、それにパッドが入って居ない箇所をプロテクターで保護すれば防御面は大分ましになると思う。
帰ったらすぐ試さないと。
0
お気に入りに追加
929
あなたにおすすめの小説
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
ダンジョン配信 【人と関わるより1人でダンジョン探索してる方が好きなんです】ダンジョン生活10年目にして配信者になることになった男の話
天野 星屑
ファンタジー
突如地上に出現したダンジョン。中では現代兵器が使用できず、ダンジョンに踏み込んだ人々は、ダンジョンに初めて入ることで発現する魔法などのスキルと、剣や弓といった原始的な武器で、ダンジョンの環境とモンスターに立ち向かい、その奥底を目指すことになった。
その出現からはや10年。ダンジョン探索者という職業が出現し、ダンジョンは身近な異世界となり。ダンジョン内の様子を外に配信する配信者達によってダンジョンへの過度なおそれも減った現在。
ダンジョン内で生活し、10年間一度も地上に帰っていなかった男が、とある事件から配信者達と関わり、己もダンジョン内の様子を配信することを決意する。
10年間のダンジョン生活。世界の誰よりも豊富な知識と。世界の誰よりも長けた戦闘技術によってダンジョンの様子を明らかにする男は、配信を通して、やがて、世界に大きな動きを生み出していくのだった。
*本作は、ダンジョン籠もりによって強くなった男が、配信を通して地上の人たちや他の配信者達と関わっていくことと、ダンジョン内での世界の描写を主としています
*配信とは言いますが、序盤はいわゆるキャンプ配信とかブッシュクラフト、旅動画みたいな感じが多いです。のちのち他の配信者と本格的に関わっていくときに、一般的なコラボ配信などをします
*主人公と他の探索者(配信者含む)の差は、後者が1~4まで到達しているのに対して、前者は100を越えていることから推察ください。
*主人公はダンジョン引きこもりガチ勢なので、あまり地上に出たがっていません
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~
ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。
対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。
これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。
防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。
損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。
派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。
其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。
海上自衛隊版、出しました
→https://ncode.syosetu.com/n3744fn/
※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。
「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。
→https://ncode.syosetu.com/n3570fj/
「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369
倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~
乃神レンガ
ファンタジー
謎の白い空間で、神から異世界に送られることになった主人公。
二重取りの神授スキルを与えられ、その効果により追加でカード召喚術の神授スキルを手に入れる。
更にキャラクターメイキングのポイントも、二重取りによって他の人よりも倍手に入れることができた。
それにより主人公は、本来ポイント不足で選択できないデミゴッドの種族を選び、ジンという名前で異世界へと降り立つ。
異世界でジンは倒したモンスターをカード化して、最強の軍団を作ることを目標に、世界を放浪し始めた。
しかし次第に世界のルールを知り、争いへと巻き込まれていく。
国境門が数カ月に一度ランダムに他国と繋がる世界で、ジンは様々な選択を迫られるのであった。
果たしてジンの行きつく先は魔王か神か、それとも別の何かであろうか。
現在毎日更新中。
※この作品は『カクヨム』『ノベルアップ+』にも投稿されています。
平和国家異世界へ―日本の受難―
あずき
ファンタジー
平和国家、日本。 東アジアの島国であるこの国は、厳しさを増す安全保障環境に対応するため、 政府は戦闘機搭載型護衛艦、DDV-712「しなの」を開発した。 「しなの」は第八護衛隊群に配属され、領海の警備を行なうことに。
それから数年後の2035年、8月。
日本は異世界に転移した。
帝国主義のはびこるこの世界で、日本は生き残れるのか。
総勢1200億人を抱えた国家サバイバルが今、始まる――
何番煎じ蚊もわからない日本転移小説です。
質問などは感想に書いていただけると、返信します。
毎日投稿します。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる