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後日談?
「アフター8話」
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まずタマさんの魔法が効かないって時点でちょっとヤバすぎる。
それに俺よりずっと高レベルのタマさんですら堅くて面倒って……防御特化なのか?
……正直不安はあるけど、まあ行かないって選択はない。
それに新しい能力を実践で試すと思えば悪くない……と思うことにしよう。
やったろうじゃないのー!
「ショートカットしまくるから、頑張ってついてくるニャー」
「おー」
ダンジョンに入るなり、タマさんはそう言って駆け出した。
俺も後を追うが……まあ、ちゃんと加減してくれているので置いて行かれるなんてことはない。ないったらない。
「……相変わらず強いなータマさん」
「ニャ!」
道中の敵も宣言通りタマさんがすべて仕留めていく。
敵の姿を確認する暇すらなく、爆発四散する様子を見ているとちょっぴり可哀そうにすら思えてくる。
まあ、タマさんが仕留めるとは言っても、敵が攻撃してこない訳じゃないんですよね。
「かすった!?」
たまにこっちに攻撃が飛んでくるのですわ。
最初は楽によけて居たその攻撃も、徐々に深く潜るにつれて厳しくなっていく。
だんだん掠めるたびに肉がそがれ、これはさすがに不味いか?と思い始めた時、タマさんが走るのを止め、くいっと壁に開いた穴をさし示した。
「もう着くニャー」
どうやらこの先が目的地のようである。
穴に入るタマさんの後を追い、進んでいくとやがて奥から光が見えてきた。
「……地底湖?その割には明るいけど……てかこれ全部水晶?むっちゃ奇麗」
視界が開け、姿を現したのは地底湖だった。
それも岩などではなく、透明な水晶で出来た地底湖だ。
どこが光源かは分からないが、水と水晶の透明度もあってかなり深くまで見渡せる。……が、一見では蟹の姿は見当たらない。どこかに隠れているのだろうか?
「ニャ。蟹は水晶に擬態してるニャー。がんばって探すニャ」
「なるほどなるほど」
隠れてると言うか、擬態か。
そりゃ見つからない訳だ。
「んじゃ、根っこ伸ばしますかねー」
本来であれば潜るなりしないといけないんだろうけど、俺には根っこという便利なものがあるのだ。
触手伸ばすのも手だけど、目玉部分をちょきってやられると洒落にならないぐらい痛いのでやらない。
「……中々居ないね」
「レアだからニャー」
20分ぐらい探ってみたけど見つからない。
どうも全く動いてないらしく、振動とも感じないんだよね。
たぶん直接ピンポイントで触るしかなさそうな気がする。
……お?
「んー……っいだ!?」
根っこばすんって切られた!
触れた瞬間切ってくるとか中々好戦的な蟹めっ。
「あっちの方向、500mぐらい先になんかいる」
「ニャ。たぶん蟹だニャー」
根っこは切られたけど、位置は把握してる。
逃げられる前に走って向かおう。
「ウッド、絶対正面に立たないようにするニャ。あの蟹へんなの吐いてくるからニャー」
「変なの……」
走ってる最中に、タマさんが蟹との戦闘について注意をしてくるが……変なのってなんだろ。ゲロかな?消化液とか混ざってそうでとても嫌ですね。
絶対くらわんからなっ。
フラグじゃないぞ!
「あそこっす!俺の蔦落ちてる!」
蔦が切られた地点までいくと、千切れた蔦が水中で動いていた。
この蟹俺の蔦食ってやがりますよ。
やばいじゃん、俺食料認定されちゃう。
透明感が強くて……こりゃ動いてなけりゃ分からんね。
今は動いてるから分かるけどね。大きさは……あれ、意外と普通だ。もっと巨大かと思ったけど、人とあまり変わらんねあれ。
「大きさは割と普通……はええええぇぇっ!?」
大きさは普通だったけど、動きは普通じゃなかった!
急に横向いたと思ったら、すんごい速度でこっち近づいてきたっ!
「まじでタマさんの魔法効いてないしっ」
幸い攻撃される前にタマさんが魔法で迎撃したけど、一瞬動きを止めただけで何事もなかったかのように再び突っ込んでくる。
やばすぎんだろ。
なんとか避けて、蔦とか根っこを伸ばすが……。
「は、はやっくて、抑え……むりっ」
早すぎて捉えられない。
仮につかんでも、一瞬でちぎられてしまう。
やっぱ格上はきっついぞ……。
「魔法打つと一瞬止まるから、そこを狙うニャ」
「はははいっ」
でも俺一人じゃないもんね!
タマさんおるもん。
俺に指示をだすと、タマさんはすぐに魔法の詠唱に入り、ほんの数秒で魔法が発動する。
そこまで強力な魔法ではないのだろう。魔法を食らうと動きが一瞬止まるのはこの蟹の性質かなにかなのだろうか。
てか、強力な魔法だと俺ごと吹っ飛ぶからね!
少なくともそこの蟹よりは貧弱ボディなので勘弁してくだち。
まあ、それはさておき。
タマさんの魔法で一瞬動きを止めた蟹を、根っこや蔦て一気に雁字搦めにする。
1本じゃすぐ切られるけど、こう束ねたそうそう切れないぞっ!
数は力なのだよっ。
「おっしゃ!死ねーい!!」
動きを止めたらあとは砲撃ぶっぱなすだけ!
近付いて反撃されるのも怖いし、これ一択ですわー。
この蟹まじでかったい。
数発はじいたよ……まあ、でもそう何度も耐えられるもんじゃないみたいで、ヒビがぴしって入ってそこからは早かった。
頭の部分がべっこり凹んで、抵抗が一気に弱まる。
それに色も変わったし……これはやったか?
フラグちゃうで。
それに俺よりずっと高レベルのタマさんですら堅くて面倒って……防御特化なのか?
……正直不安はあるけど、まあ行かないって選択はない。
それに新しい能力を実践で試すと思えば悪くない……と思うことにしよう。
やったろうじゃないのー!
「ショートカットしまくるから、頑張ってついてくるニャー」
「おー」
ダンジョンに入るなり、タマさんはそう言って駆け出した。
俺も後を追うが……まあ、ちゃんと加減してくれているので置いて行かれるなんてことはない。ないったらない。
「……相変わらず強いなータマさん」
「ニャ!」
道中の敵も宣言通りタマさんがすべて仕留めていく。
敵の姿を確認する暇すらなく、爆発四散する様子を見ているとちょっぴり可哀そうにすら思えてくる。
まあ、タマさんが仕留めるとは言っても、敵が攻撃してこない訳じゃないんですよね。
「かすった!?」
たまにこっちに攻撃が飛んでくるのですわ。
最初は楽によけて居たその攻撃も、徐々に深く潜るにつれて厳しくなっていく。
だんだん掠めるたびに肉がそがれ、これはさすがに不味いか?と思い始めた時、タマさんが走るのを止め、くいっと壁に開いた穴をさし示した。
「もう着くニャー」
どうやらこの先が目的地のようである。
穴に入るタマさんの後を追い、進んでいくとやがて奥から光が見えてきた。
「……地底湖?その割には明るいけど……てかこれ全部水晶?むっちゃ奇麗」
視界が開け、姿を現したのは地底湖だった。
それも岩などではなく、透明な水晶で出来た地底湖だ。
どこが光源かは分からないが、水と水晶の透明度もあってかなり深くまで見渡せる。……が、一見では蟹の姿は見当たらない。どこかに隠れているのだろうか?
「ニャ。蟹は水晶に擬態してるニャー。がんばって探すニャ」
「なるほどなるほど」
隠れてると言うか、擬態か。
そりゃ見つからない訳だ。
「んじゃ、根っこ伸ばしますかねー」
本来であれば潜るなりしないといけないんだろうけど、俺には根っこという便利なものがあるのだ。
触手伸ばすのも手だけど、目玉部分をちょきってやられると洒落にならないぐらい痛いのでやらない。
「……中々居ないね」
「レアだからニャー」
20分ぐらい探ってみたけど見つからない。
どうも全く動いてないらしく、振動とも感じないんだよね。
たぶん直接ピンポイントで触るしかなさそうな気がする。
……お?
「んー……っいだ!?」
根っこばすんって切られた!
触れた瞬間切ってくるとか中々好戦的な蟹めっ。
「あっちの方向、500mぐらい先になんかいる」
「ニャ。たぶん蟹だニャー」
根っこは切られたけど、位置は把握してる。
逃げられる前に走って向かおう。
「ウッド、絶対正面に立たないようにするニャ。あの蟹へんなの吐いてくるからニャー」
「変なの……」
走ってる最中に、タマさんが蟹との戦闘について注意をしてくるが……変なのってなんだろ。ゲロかな?消化液とか混ざってそうでとても嫌ですね。
絶対くらわんからなっ。
フラグじゃないぞ!
「あそこっす!俺の蔦落ちてる!」
蔦が切られた地点までいくと、千切れた蔦が水中で動いていた。
この蟹俺の蔦食ってやがりますよ。
やばいじゃん、俺食料認定されちゃう。
透明感が強くて……こりゃ動いてなけりゃ分からんね。
今は動いてるから分かるけどね。大きさは……あれ、意外と普通だ。もっと巨大かと思ったけど、人とあまり変わらんねあれ。
「大きさは割と普通……はええええぇぇっ!?」
大きさは普通だったけど、動きは普通じゃなかった!
急に横向いたと思ったら、すんごい速度でこっち近づいてきたっ!
「まじでタマさんの魔法効いてないしっ」
幸い攻撃される前にタマさんが魔法で迎撃したけど、一瞬動きを止めただけで何事もなかったかのように再び突っ込んでくる。
やばすぎんだろ。
なんとか避けて、蔦とか根っこを伸ばすが……。
「は、はやっくて、抑え……むりっ」
早すぎて捉えられない。
仮につかんでも、一瞬でちぎられてしまう。
やっぱ格上はきっついぞ……。
「魔法打つと一瞬止まるから、そこを狙うニャ」
「はははいっ」
でも俺一人じゃないもんね!
タマさんおるもん。
俺に指示をだすと、タマさんはすぐに魔法の詠唱に入り、ほんの数秒で魔法が発動する。
そこまで強力な魔法ではないのだろう。魔法を食らうと動きが一瞬止まるのはこの蟹の性質かなにかなのだろうか。
てか、強力な魔法だと俺ごと吹っ飛ぶからね!
少なくともそこの蟹よりは貧弱ボディなので勘弁してくだち。
まあ、それはさておき。
タマさんの魔法で一瞬動きを止めた蟹を、根っこや蔦て一気に雁字搦めにする。
1本じゃすぐ切られるけど、こう束ねたそうそう切れないぞっ!
数は力なのだよっ。
「おっしゃ!死ねーい!!」
動きを止めたらあとは砲撃ぶっぱなすだけ!
近付いて反撃されるのも怖いし、これ一択ですわー。
この蟹まじでかったい。
数発はじいたよ……まあ、でもそう何度も耐えられるもんじゃないみたいで、ヒビがぴしって入ってそこからは早かった。
頭の部分がべっこり凹んで、抵抗が一気に弱まる。
それに色も変わったし……これはやったか?
フラグちゃうで。
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