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森の賢人
「77話」
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今まで散々オーガの体からちゅーちゅー吸っといて何を今更って感じだけど、血塊をもろにどーんと出されるとちょっとねえ……?
そんな訳で断固拒否するのです。
俺が真顔でお断りするとタマさんは血塊を湖のほうへと打ち出した。
そんな大量の血塊を入れたら湖が赤く染まるんじゃないのと思ったけど……思った以上に遠くに飛んでいったので結果は分からない。
こんだけ広けりゃ大丈夫かな……。
「ニャ」
すっ飛んでった血塊をみて満足そうなタマさん。
今度は包丁で鱗を剥ぎだした。
タマさんが包丁を振るう度に面白いぐらい鱗がぽろぽろと落ちていく。
やっぱでかいだけあって鱗の方も大きいね。
それにやたらとガッチガチだし、これってスケイルアーマーとか作れたりするのかな?
タマさんもその辺に放置せずに一箇所に集めてるぽいし、たぶん回収するつもりなんじゃないかなー?
鱗を引っ剥がし終えたタマさんは次はお腹を割き始める。
やはりあの巨体だけあって出てくる内蔵もこれまた大きい……そして一際大きな内臓がゴロンと腹から出てくる。
「肝でかっ」
「これも食べるニャ」
出て来たのは肝である。
アンコウやカジカに似たこの巨大魚である。きっと肝も美味しいに違いない。
鍋かなあ……やっぱ。
タマさん何作るつもりなんだろう?
捌いている姿を見るにちゃんとしたものが出て来そうな気はするけど……むむん。
「何か手伝えることある?」
「ニャ。 ウッドは料理できるのかニャ?」
「……目玉焼きぐらいなら」
そうだった俺、料理ダメだった。
魚の扱いなんかさっぱりだし、俺が手を出したらただの炭になりかねない……大人しくしてよう。
「荷物に炭が入っているから火を起こしてほしいニャー」
「ほいさ」
あ、それぐらいなら出来るよ!
炭はこれで火種はー……火種は?
むちゃくちゃ棒を擦ったった。
俺がなんとか火をおこす頃にはタマさんの解体も終わっていた。
部位によって大小様々な形に切られたお魚さん。すごく美味しそうです。
タマさんはでっかい鍋を火に掛けるとそこに水やら具材をぽいぽいと放り込んでいく。
ちなみに野菜は俺産です。
タマさん的には魚だけでよかったらしいけど、俺が食べたかったので入れて貰ったのだ。
鍋だけじゃ無くて焼き魚にもするつもりらしく、やたらとでっかい切り身に串をぶっすぶす刺していく。
あとは地面に串を刺して遠火でじっくり焼く模様である。
時々脂がじゅわーって言っててむっちゃ美味しそうです。
味付けは塩のみ。シンプルだけど間違いなく美味しいに決まっている。
ちなみに鍋の味付けはまだっぽい。 なんだろうねー?
焼き始めてから20分ぐらい経ったんだけど。
……そろそろ焼けたかな?
「まだかなー……あいたっ」
「まだニャ。 こいつはじっくり焼かないと美味しくないニャ」
手をそろーっと伸ばしたらはたかれたぞっ!
タマさん意外と厳しい。
「お鍋は?」
「そっちはもういけるニャ」
鍋の方は大丈夫らしく、タマさんはおたまで味噌をすくうと鍋に入れ溶かしはじめる。
「おお……鍋からいっちゃう?」
「でも少し煮込んだ方が美味しいニャ。 がまんニャ」
そういってバターをぽいっと鍋にいれるタマさん。
バターもいれちゃうのか! たぶん合うだろうけど食べたことないなあ……いやあ楽しみだ。
味噌とバターの香りがあたりに漂っててお腹がぐーぐー言い出したぞう。
…………え、まって。
「味噌ぉ!!?」
「ニャッ!?」
俺が急にでかい声を上げたもんでタマさんがびくっと身を竦ませる。
ごめん、タマさん!
「タ、タタタタマさん! そ、それって……」
それってどう見ても味噌だよね!?
な、なんでタマさんが……。
「ニャ。 たまの故郷で作ってる調味料ニャ。 見た目悪いけど美味しいニャー」
「おぉぉぉ……まじかぁ、まさか味噌があるなんて……泣けてきた」
まじかぁ……タマさんの故郷で作ってるなんて……。
この世界の料理美味しいし、そこまで求めていた訳じゃ無いけど……あると分かった途端むっちゃ嬉しくなってきた。
涙腺まで緩んできたし……ずびぃ。
「ニャー? ……焼いたのはそろそろできたニャ」
お味噌をゴソゴソとしまって不思議そうに俺を見るタマさん。
そうだよね、いきなり泣き出したら変な奴と思うよね。
でもそこには特に突っ込まず、すっと焼き魚を俺に手渡してくれる……天使かな?
「! いただきまあぐっ」
頂きますと言い終わる前にかぶりつく。
噛んだ瞬間、脂と……魚だけど肉汁があふれ出す。
皮はぱりっぱりに焼き上がっていて香ばしい。
つまりは超美味しい。
「んっっっま! 焼き加減まじで完璧だこれ!」
身がすっごいふっくらでジューシーなのよ。
焼きすぎず、かといって決して生焼けなんかじゃない……タマさんぱねえ。
「皮うまーい」
皮がおいしい。
巨体の割にはあまり厚くないんだよね、鮭の皮に通じる美味しさがある。
「鍋も食べるニャ」
! そうだ鍋があった。
久しぶりの味噌だ、しっかり堪能しないと。
「あ、お野菜ちゃんと取ってる。 えらいえらい」
タマさん自分の器によそうときにちゃんとお野菜も入れてるね。
えらいえらい。 撫でようとすると相変わらず噛んでくるけど、えらいぞう。
「ちょっとでいいニャ」
……まあ、やっぱ野菜自体はそんな好きではないみたい。
あ、俺のはお野菜たっぷりでお願いしますね。
今回入れたのは大根と人参と白菜少々、それに大根の菜っ葉も入れてみてる。
味噌仕立てだし、間違いなく美味しいでしょ。
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ~…………出汁やべえ。味噌味うめぇ……バターも良い感じで濃くが出てうめぇ」
出汁がやばすぎる。
魚とお野菜の旨味にお味噌とバター……鍋丸ごと飲み干せそう。
「骨は気を付けるニャ」
たまに骨がいるけど、やったらとぶっとい。
これ刺さったら大惨事だね。 まあ、こんだけ目立つからすぐ取り除けるんだけどね。
「おー。 ……皮ぷるっぷるだ。 さっきはパリパリだったのに煮るとこうなるんだ」
焼いたときはぱりっぱりだったのに煮るとぷるぷるな皮。とても美味しいれす。
コラーゲンたっぷりでお肌によさそう。リタさん喜びそうねこれ。
絶対一匹丸々は食い切れないし、お土産にするのもありかも? タマさん次第だけどね。
「あー……うま」
鍋も焼き魚もおいしい。
一串目とか結構な大きさだったのにもう食べちゃったし。
もう一本いっておこうかなー……あ、そうだ。
「あ、そうだ……カボス……いや、色々出せばいいか?」
焼き魚にかけようと思ってたんだ。
色々種類あるし、知っているのは全部出しちゃおう……どうせなら美味しいの出したいし、まわりに根を張ってと……どうせ何度も作るんだろうし、遠くまで伸ばしておこうかね。
そんな訳で断固拒否するのです。
俺が真顔でお断りするとタマさんは血塊を湖のほうへと打ち出した。
そんな大量の血塊を入れたら湖が赤く染まるんじゃないのと思ったけど……思った以上に遠くに飛んでいったので結果は分からない。
こんだけ広けりゃ大丈夫かな……。
「ニャ」
すっ飛んでった血塊をみて満足そうなタマさん。
今度は包丁で鱗を剥ぎだした。
タマさんが包丁を振るう度に面白いぐらい鱗がぽろぽろと落ちていく。
やっぱでかいだけあって鱗の方も大きいね。
それにやたらとガッチガチだし、これってスケイルアーマーとか作れたりするのかな?
タマさんもその辺に放置せずに一箇所に集めてるぽいし、たぶん回収するつもりなんじゃないかなー?
鱗を引っ剥がし終えたタマさんは次はお腹を割き始める。
やはりあの巨体だけあって出てくる内蔵もこれまた大きい……そして一際大きな内臓がゴロンと腹から出てくる。
「肝でかっ」
「これも食べるニャ」
出て来たのは肝である。
アンコウやカジカに似たこの巨大魚である。きっと肝も美味しいに違いない。
鍋かなあ……やっぱ。
タマさん何作るつもりなんだろう?
捌いている姿を見るにちゃんとしたものが出て来そうな気はするけど……むむん。
「何か手伝えることある?」
「ニャ。 ウッドは料理できるのかニャ?」
「……目玉焼きぐらいなら」
そうだった俺、料理ダメだった。
魚の扱いなんかさっぱりだし、俺が手を出したらただの炭になりかねない……大人しくしてよう。
「荷物に炭が入っているから火を起こしてほしいニャー」
「ほいさ」
あ、それぐらいなら出来るよ!
炭はこれで火種はー……火種は?
むちゃくちゃ棒を擦ったった。
俺がなんとか火をおこす頃にはタマさんの解体も終わっていた。
部位によって大小様々な形に切られたお魚さん。すごく美味しそうです。
タマさんはでっかい鍋を火に掛けるとそこに水やら具材をぽいぽいと放り込んでいく。
ちなみに野菜は俺産です。
タマさん的には魚だけでよかったらしいけど、俺が食べたかったので入れて貰ったのだ。
鍋だけじゃ無くて焼き魚にもするつもりらしく、やたらとでっかい切り身に串をぶっすぶす刺していく。
あとは地面に串を刺して遠火でじっくり焼く模様である。
時々脂がじゅわーって言っててむっちゃ美味しそうです。
味付けは塩のみ。シンプルだけど間違いなく美味しいに決まっている。
ちなみに鍋の味付けはまだっぽい。 なんだろうねー?
焼き始めてから20分ぐらい経ったんだけど。
……そろそろ焼けたかな?
「まだかなー……あいたっ」
「まだニャ。 こいつはじっくり焼かないと美味しくないニャ」
手をそろーっと伸ばしたらはたかれたぞっ!
タマさん意外と厳しい。
「お鍋は?」
「そっちはもういけるニャ」
鍋の方は大丈夫らしく、タマさんはおたまで味噌をすくうと鍋に入れ溶かしはじめる。
「おお……鍋からいっちゃう?」
「でも少し煮込んだ方が美味しいニャ。 がまんニャ」
そういってバターをぽいっと鍋にいれるタマさん。
バターもいれちゃうのか! たぶん合うだろうけど食べたことないなあ……いやあ楽しみだ。
味噌とバターの香りがあたりに漂っててお腹がぐーぐー言い出したぞう。
…………え、まって。
「味噌ぉ!!?」
「ニャッ!?」
俺が急にでかい声を上げたもんでタマさんがびくっと身を竦ませる。
ごめん、タマさん!
「タ、タタタタマさん! そ、それって……」
それってどう見ても味噌だよね!?
な、なんでタマさんが……。
「ニャ。 たまの故郷で作ってる調味料ニャ。 見た目悪いけど美味しいニャー」
「おぉぉぉ……まじかぁ、まさか味噌があるなんて……泣けてきた」
まじかぁ……タマさんの故郷で作ってるなんて……。
この世界の料理美味しいし、そこまで求めていた訳じゃ無いけど……あると分かった途端むっちゃ嬉しくなってきた。
涙腺まで緩んできたし……ずびぃ。
「ニャー? ……焼いたのはそろそろできたニャ」
お味噌をゴソゴソとしまって不思議そうに俺を見るタマさん。
そうだよね、いきなり泣き出したら変な奴と思うよね。
でもそこには特に突っ込まず、すっと焼き魚を俺に手渡してくれる……天使かな?
「! いただきまあぐっ」
頂きますと言い終わる前にかぶりつく。
噛んだ瞬間、脂と……魚だけど肉汁があふれ出す。
皮はぱりっぱりに焼き上がっていて香ばしい。
つまりは超美味しい。
「んっっっま! 焼き加減まじで完璧だこれ!」
身がすっごいふっくらでジューシーなのよ。
焼きすぎず、かといって決して生焼けなんかじゃない……タマさんぱねえ。
「皮うまーい」
皮がおいしい。
巨体の割にはあまり厚くないんだよね、鮭の皮に通じる美味しさがある。
「鍋も食べるニャ」
! そうだ鍋があった。
久しぶりの味噌だ、しっかり堪能しないと。
「あ、お野菜ちゃんと取ってる。 えらいえらい」
タマさん自分の器によそうときにちゃんとお野菜も入れてるね。
えらいえらい。 撫でようとすると相変わらず噛んでくるけど、えらいぞう。
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……まあ、やっぱ野菜自体はそんな好きではないみたい。
あ、俺のはお野菜たっぷりでお願いしますね。
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「あ゛あ゛ぁ゛ぁ~…………出汁やべえ。味噌味うめぇ……バターも良い感じで濃くが出てうめぇ」
出汁がやばすぎる。
魚とお野菜の旨味にお味噌とバター……鍋丸ごと飲み干せそう。
「骨は気を付けるニャ」
たまに骨がいるけど、やったらとぶっとい。
これ刺さったら大惨事だね。 まあ、こんだけ目立つからすぐ取り除けるんだけどね。
「おー。 ……皮ぷるっぷるだ。 さっきはパリパリだったのに煮るとこうなるんだ」
焼いたときはぱりっぱりだったのに煮るとぷるぷるな皮。とても美味しいれす。
コラーゲンたっぷりでお肌によさそう。リタさん喜びそうねこれ。
絶対一匹丸々は食い切れないし、お土産にするのもありかも? タマさん次第だけどね。
「あー……うま」
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「あ、そうだ……カボス……いや、色々出せばいいか?」
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