318 / 332
316話 「鍋の季節 3」
しおりを挟む
そして夕飯時。
巨大な鍋が置かれたテーブルに宿の探索者達が席に着いたのを見て、加賀がぽんと手を叩いて皆の注目を集める。
「ほいじゃー、みんな準備いいー?」
加賀の言葉に応える一同。
彼らの手には具材の入ったタッパーのようなものが抱えられていた。
「んじゃ、明かり消すから鍋に具材いれて蓋しめてねー」
そう言って食堂の灯りを消してしまう加賀。
鍋は沸騰した段階で一度火を止めており、光源は僅かな月明かりと近所の家の窓から漏れる照明の光のみである。
先ほどまで明るい部屋に目が慣れていたこともあって、彼らの目にはぼんやりとした鍋の輪郭しか見えない。
暗くなったことでテンションが上がったのだろうか、しばらく騒がしくしていた彼らであるがやがて鍋に具材を投入し始めた。
「思っていたより平和に終わりそうね」
その様子を厨房から眺めていたアイネが加賀に話しかける。
加賀は具材のリストを眺め、うーんと唸りながらアイネの元へと近寄っていく。
「んー……リスト見る限りまともなのばっかりなんだけど」
リストをアイネに手渡しそう話す加賀。
ちなみにアイネは元から暗闇でも視界が効き、加賀は吸血鬼からもらった魔道具を使用しているためこちらも暗闇でも支障はなかったりする。
「けど?」
リストを確認したアイネであるが、確かにそこにはまともな具材しか載っていないように見える。
何か問題はあるのだろうかと加賀へ視線を向ける。
「絶対何か隠し持ってるのいると思うんだよね……」
闇鍋の性質上ぜったい何かやらかす奴が出る、そう考えていた加賀は疑わしい目を食堂の方へと向けた。
「ちょっ、スープこぼれるっての!」
「なんでガサゴソいってんの!? 誰だよ生き物いれたの!」
「え? なんで、液体? 具材じゃないの!?」
「……」
やっぱりといった感じの表情を浮かべ息を吐く加賀。
とりあえず食材以外をいれない限りは見守ることにするのであった。
テーブル1
ギュネイ:野菜盛り合わせ(???)
アルヴィン:スペアリブ
イクセル:ロールキャベツ
ラヴィ:ゆで卵、たまご焼き
ここは1と書かれた番号札が置かれたテーブル。
席につくメンバーの組み合わせは全てくじによって決められている。探索者の一人からその方が面白いと提案があり、それが採用されたのだ。
「それじゃ食べるとするか」
鍋に具材をいれ火にかけてから暫く経つ。
そろそろ火が通っただろうと火を止め蓋を開ける。
「真っ暗でほぼ見えませんね」
「いやはや中々スリルがありますな」
「ウム……」
相変わらず食堂は真っ暗である、それでも薄っすらと鍋の形状はわかるので具材を取ることは出来るらしい。
「あがぁっ……骨ぇ!?」
「なわけないでしょう……」
ガキッと鈍い音とギュネイの悲鳴が室内に響く。
前歯を押さえ涙目のギュネイにアルヴィンが突っ込みを入れる。
「あ、スペアリブかこれ……うん、うまいな」
再び恐る恐るといった感じで具材を口にするギュネイ。
今度は勢いよく口にいれず、ちょびちょびと齧り取るように口にしていく。
先ほどとは違いホロホロと崩れるように肉が骨からはがれていく。
「この妙に転がって取りにくいの……どう考えても卵でしょうな」
「ウム」
真っ暗な部屋の中、本来であれば口にするまで何の具材なのか分からないはずである。だがメンバーを考えるところころと転がりそうなものを入れる者は限られてくるし、物も限られてくる。
イクセルの言葉に頷くラヴィ、どうやら隠す気はなさそうである。
「この中央にある妙にでかいのが気にはなりますが、美味しいですね。 スープも少しピリ辛で……グボァォッ!?」
「お、当たり引いたのアルヴィンか。 いやーやっぱただの野菜だけじゃもの足りないかなと思ってさー。はっはっはっ……ほ?」
中央にあるもの……キャベツ1玉つかったそれは巨大すぎてまだ誰も手を出せないでいた。 それはそうと鍋の具材、おそらく野菜らしきものを口にしたアルヴィンの口から悲鳴と共に何かが飛び出る。
ゲホゲホとせき込むアルヴィンをみて笑うギュネイであったが、ふいにがしりとその腕を何かがつかむ。
暗闇から次々伸びる腕はギュネイの口を押え、その中に先ほどアルヴィンが食べたものと同じものを詰め込んでいく。やからしたものは自動的に罰ゲーム状態となるようだ……。
「もごぉーっ!?」
ギュネイ:野菜盛り合わせ(唐辛子)
テーブル2
ソシエ:魚介類セット
ヒルデ:キノコ一杯
ロレン:ウィンナー
アントン:ボアの肉団子
そして2番のテーブルであるが。
こちらは先ほどのテーブルと違いいたって平和であった。
やからしそうな人物が居ないというのが大きいのだろう。
「そろそろ煮えたかねえ」
「いいと思うよー」
火を止め鍋の蓋を上げるヒルデ。
ふわりと湯気が舞い、あたりに魚介とそしてわずかな燻製香が漂う。
「匂いは良いですね」
「どれ……これは魚か。いけるぞ」
「ああ、こいつはいけるねえ」
「良いお出汁がでてるー」
全ての具材からいい感じに出汁がでていた。
それにどれもが鍋でよく使う……ウィンナーは別かも知れないが、あれはあれでポトフなどに使ったりするので鍋の具材としてカウントして構わないだろう。
普通においしいお鍋に仕上がっていたのである。
「〆は何でしょうね」
「麺か米ではないかな」
出汁がおいしければ〆もきっと美味しくなるだろう。
麺でも良いし、最近食べなれた米でも良い。どちらにしても美味しいのは間違いないのだから。
「……結局みんなまともな食材だったね」
一通り具材を食べ、それぞれ何の食材を持ってきたのか判明したところでソシエがぽつりと独り言ちる。
「そりゃ自分が食うこと考えるとねえ」
4人共何かしかけようかとまったく思わなかった訳ではない。ただ入れた以上は自分も食べなければならないし、何より食べ物にいたずらすると酷い目にあう予感がしてたのだ。
「やらかすとああなると……」
その言葉に4人の視線があつまる。
視線の先には真っ白になったギュネイがいた。
巨大な鍋が置かれたテーブルに宿の探索者達が席に着いたのを見て、加賀がぽんと手を叩いて皆の注目を集める。
「ほいじゃー、みんな準備いいー?」
加賀の言葉に応える一同。
彼らの手には具材の入ったタッパーのようなものが抱えられていた。
「んじゃ、明かり消すから鍋に具材いれて蓋しめてねー」
そう言って食堂の灯りを消してしまう加賀。
鍋は沸騰した段階で一度火を止めており、光源は僅かな月明かりと近所の家の窓から漏れる照明の光のみである。
先ほどまで明るい部屋に目が慣れていたこともあって、彼らの目にはぼんやりとした鍋の輪郭しか見えない。
暗くなったことでテンションが上がったのだろうか、しばらく騒がしくしていた彼らであるがやがて鍋に具材を投入し始めた。
「思っていたより平和に終わりそうね」
その様子を厨房から眺めていたアイネが加賀に話しかける。
加賀は具材のリストを眺め、うーんと唸りながらアイネの元へと近寄っていく。
「んー……リスト見る限りまともなのばっかりなんだけど」
リストをアイネに手渡しそう話す加賀。
ちなみにアイネは元から暗闇でも視界が効き、加賀は吸血鬼からもらった魔道具を使用しているためこちらも暗闇でも支障はなかったりする。
「けど?」
リストを確認したアイネであるが、確かにそこにはまともな具材しか載っていないように見える。
何か問題はあるのだろうかと加賀へ視線を向ける。
「絶対何か隠し持ってるのいると思うんだよね……」
闇鍋の性質上ぜったい何かやらかす奴が出る、そう考えていた加賀は疑わしい目を食堂の方へと向けた。
「ちょっ、スープこぼれるっての!」
「なんでガサゴソいってんの!? 誰だよ生き物いれたの!」
「え? なんで、液体? 具材じゃないの!?」
「……」
やっぱりといった感じの表情を浮かべ息を吐く加賀。
とりあえず食材以外をいれない限りは見守ることにするのであった。
テーブル1
ギュネイ:野菜盛り合わせ(???)
アルヴィン:スペアリブ
イクセル:ロールキャベツ
ラヴィ:ゆで卵、たまご焼き
ここは1と書かれた番号札が置かれたテーブル。
席につくメンバーの組み合わせは全てくじによって決められている。探索者の一人からその方が面白いと提案があり、それが採用されたのだ。
「それじゃ食べるとするか」
鍋に具材をいれ火にかけてから暫く経つ。
そろそろ火が通っただろうと火を止め蓋を開ける。
「真っ暗でほぼ見えませんね」
「いやはや中々スリルがありますな」
「ウム……」
相変わらず食堂は真っ暗である、それでも薄っすらと鍋の形状はわかるので具材を取ることは出来るらしい。
「あがぁっ……骨ぇ!?」
「なわけないでしょう……」
ガキッと鈍い音とギュネイの悲鳴が室内に響く。
前歯を押さえ涙目のギュネイにアルヴィンが突っ込みを入れる。
「あ、スペアリブかこれ……うん、うまいな」
再び恐る恐るといった感じで具材を口にするギュネイ。
今度は勢いよく口にいれず、ちょびちょびと齧り取るように口にしていく。
先ほどとは違いホロホロと崩れるように肉が骨からはがれていく。
「この妙に転がって取りにくいの……どう考えても卵でしょうな」
「ウム」
真っ暗な部屋の中、本来であれば口にするまで何の具材なのか分からないはずである。だがメンバーを考えるところころと転がりそうなものを入れる者は限られてくるし、物も限られてくる。
イクセルの言葉に頷くラヴィ、どうやら隠す気はなさそうである。
「この中央にある妙にでかいのが気にはなりますが、美味しいですね。 スープも少しピリ辛で……グボァォッ!?」
「お、当たり引いたのアルヴィンか。 いやーやっぱただの野菜だけじゃもの足りないかなと思ってさー。はっはっはっ……ほ?」
中央にあるもの……キャベツ1玉つかったそれは巨大すぎてまだ誰も手を出せないでいた。 それはそうと鍋の具材、おそらく野菜らしきものを口にしたアルヴィンの口から悲鳴と共に何かが飛び出る。
ゲホゲホとせき込むアルヴィンをみて笑うギュネイであったが、ふいにがしりとその腕を何かがつかむ。
暗闇から次々伸びる腕はギュネイの口を押え、その中に先ほどアルヴィンが食べたものと同じものを詰め込んでいく。やからしたものは自動的に罰ゲーム状態となるようだ……。
「もごぉーっ!?」
ギュネイ:野菜盛り合わせ(唐辛子)
テーブル2
ソシエ:魚介類セット
ヒルデ:キノコ一杯
ロレン:ウィンナー
アントン:ボアの肉団子
そして2番のテーブルであるが。
こちらは先ほどのテーブルと違いいたって平和であった。
やからしそうな人物が居ないというのが大きいのだろう。
「そろそろ煮えたかねえ」
「いいと思うよー」
火を止め鍋の蓋を上げるヒルデ。
ふわりと湯気が舞い、あたりに魚介とそしてわずかな燻製香が漂う。
「匂いは良いですね」
「どれ……これは魚か。いけるぞ」
「ああ、こいつはいけるねえ」
「良いお出汁がでてるー」
全ての具材からいい感じに出汁がでていた。
それにどれもが鍋でよく使う……ウィンナーは別かも知れないが、あれはあれでポトフなどに使ったりするので鍋の具材としてカウントして構わないだろう。
普通においしいお鍋に仕上がっていたのである。
「〆は何でしょうね」
「麺か米ではないかな」
出汁がおいしければ〆もきっと美味しくなるだろう。
麺でも良いし、最近食べなれた米でも良い。どちらにしても美味しいのは間違いないのだから。
「……結局みんなまともな食材だったね」
一通り具材を食べ、それぞれ何の食材を持ってきたのか判明したところでソシエがぽつりと独り言ちる。
「そりゃ自分が食うこと考えるとねえ」
4人共何かしかけようかとまったく思わなかった訳ではない。ただ入れた以上は自分も食べなければならないし、何より食べ物にいたずらすると酷い目にあう予感がしてたのだ。
「やらかすとああなると……」
その言葉に4人の視線があつまる。
視線の先には真っ白になったギュネイがいた。
0
お気に入りに追加
824
あなたにおすすめの小説
異世界に転生!堪能させて頂きます
葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。
大手企業の庶務課に勤める普通のOL。
今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。
ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ!
死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。
女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。
「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」
笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉
鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉
趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。
こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。
何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m
女神スキル転生〜知らない間に無双します〜
悠任 蓮
ファンタジー
少女を助けて死んでしまった康太は、少女を助けて貰ったお礼に異世界転生のチャンスを手に入れる。
その時に貰ったスキルは女神が使っていた、《スキルウィンドウ》というスキルだった。
そして、スキルを駆使して異世界をさくさく攻略していく・・・
HOTランキング1位!4/24
ありがとうございます!
基本は0時に毎日投稿しますが、不定期になったりしますがよろしくお願いします!
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
よろしくお願いいたします。
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる