229 / 332
227話 「飛行艇はすごく速いらしい」
しおりを挟む
リッカルドに行くことを決めてからしばし経った頃。宿の玄関にリッカルド国からの迎えが八木を訪ねてきていた。
「八木殿、ご無沙汰しておりますな。お元気そうでなによりです」
「大臣様も……えっと、ご立派になられて?」
リッカルド国からはまさかの大臣自らがお出迎えとあって玄関に向かった八木は驚きのあまり目を瞬かせいる。
そして混乱する頭からひねり出された挨拶は割と失礼なものであった。
「いやはや、悩みごとが無くなって食欲が出て来ましてな……いや、お恥ずかしい話で」
そう言って太鼓の様に膨れた腹を抱えて笑うぽんと叩いて笑う大臣。幸いな事に八木の発言はあまり気にしてはいないようである。たぶん。
「領主の館の北に飛行艇を止める場所がありましてな、そちらまでは馬車を用意してますので、どうぞ護衛の方もご一緒に」
「それは助かりますね」
「こんな車体長い馬車あったんすね……」
「大人数用の馬車ですな、では行きましょう」
宿の前には護衛の者も一緒に運ぶため、大型の馬車が何台もならんでいる。
いずれも普段街中では見かける事が無いような大きさだ。
雪道を飛行艇まで歩くことを覚悟していた探索者達もこれにはにっこりと笑みを浮かべている。
「ところで八木殿、こちらのご令嬢はもしかして……」
「ぶふっ」
馬車には見送り……と言うよりは飛行艇を一目見ようと加賀も乗り込んでいた。
加賀の席は八木のすぐ側であり、飛行艇について二人で盛り上がっている。そんな二人の様子を見た大臣は加賀が神の落とし子だろうと分かったようだ。
「加賀と申します。八木と同じ神の落とし子です……一応男です」
噴き出した八木をじろりと睨み付けてから大臣へと挨拶を返す加賀。勿論男であることもしっかりと伝えておく。
「おお……これはとんだ失礼を」
一瞬加賀の頭からつま先まで視線を這わせはっとした表情を浮かべる大臣。
髪も伸びている上に着る物もどちらかと言うと可愛らしい。そんな加賀を初見で男と見抜けと言う方が無理があるだろう。
「今回は加賀殿もご一緒されるのですかな?」
「いえ、ボクは残念ながら別の用事が……せめて見送りだけでもと思いまして」
「そうでしたか……またこう言った機会があるかと思いますのでその際はぜひともご一緒に。歓迎いたしますぞ」
社交辞令ではなく本心で言っているのだろう。
残念そうな表情を浮かべ話す大臣を見てこれなら次は行ってみようかな、と思う加賀であった。
「お、見えてきたぞ」
「え、どこどこ?」
馬車に乗っていた探索者の一人が声をあげる。
それに釣られてキョロキョロとあたりを見渡す八木と加賀の二人。
「……あれか? 木でよく見えないけど」
「おー? おおー? でかくない?」
気の合間にちらりと見えるシルエット、それは二人が想像していたものよりも大分大きかった。
「100人近く乗れますからなあ」
100人乗れると言う大臣。それは決して誇張ではないだろう、近くまで行ってみれば見上げるようなその大きさはちょっとした客船並みはある。
「やっばい、むっちゃ格好いいんですけど」
「プロペラたくさんついてるねー……ん、あれって大砲じゃ……」
「え? ……まじだっ!?」
それにデザインもいかにもファンタジー世界で出てくる飛行艇といった見た目をしており、船体についた多数のプロペラや大砲を見た二人はまるで子供の様にはしゃいでいる。
「ほっほっほっ、楽しんで頂けた様で何よりです」
「うぉーい。何時まで見てんだー? そろそろ出発するってよー!」
そんな二人をニコニコと大臣が眺めていると探索者達が二人へとそろそろ出発する事を伝える。
探索者達はダンジョンで飛行艇を見付けた際に飽きるほど見ており、皆さっさと荷物を持って乗り込み済みであった。
ちなみに大臣も乗り込み済みであり、下で見ているのは加賀と八木の二人だけだったりする。
「っと、やば。それじゃ加賀、行ってくるなー!」
「おー。色々きーつけてねー」
加賀は見送りにきただけなので飛行艇に乗り込むことは無い。
八木は加賀に別れの挨拶をすると飛行艇へと乗り込んでいく、そして少しするとプロペラが激しく回り出し、ずずっと言う音と共に船体が浮かび上がりそのままゆっくりと上昇していく。
「おぉぉぉ……すっげ、飛んでるよ……」
「そりゃ飛行艇なんだから飛ぶに決まってるべ」
飛んだことに感動する八木を呆れたような目で見る探索者。
八木としてはファンタジー世界の飛行艇ににって飛ぶと言うことは非日常的な出来事であるが、彼らにとってはあたり前の事であったりするのだ。
「おー……やっぱあの汽水湖広いなあ。そりゃ対岸見えないはずだわ」
「おーい、着くまで暇つぶしにトランプやろうぜ」
「あっ今行くー!」
ある程度の高度まできたところで前方に加速し始める飛行艇。
流れる景色をぼーっと眺めていると後ろからトランプのお誘いの声が掛かる。
このまましばらくはずっと空の上である、暇つぶしの道具もきっちり用意してあるのだ。
「革命返さないでえええっ」
「お、速度落としたな? そろそろ着くな」
負けのこんだ八木が悲鳴を上げる中、探索者の一人が飛行艇の速度が落ちたことに気がついた。
もうすぐ目的であるリッカルド国に着くため、飛行艇はゆっくりと速度を落とし始めたのだ。
「早くない?」
「そりゃ飛行艇なんだから当然だべ」
前回行ったときは片道1週間以上掛かった道のりだ。
それからするとほんの数時間と言うのはとても早く感じるが、そこは速度が違い過ぎる故にである。
八木が窓から下を覗き込むとそこには黒っぽい森と森に囲まれた大きな都市の姿が存在していた。
「八木殿、ご無沙汰しておりますな。お元気そうでなによりです」
「大臣様も……えっと、ご立派になられて?」
リッカルド国からはまさかの大臣自らがお出迎えとあって玄関に向かった八木は驚きのあまり目を瞬かせいる。
そして混乱する頭からひねり出された挨拶は割と失礼なものであった。
「いやはや、悩みごとが無くなって食欲が出て来ましてな……いや、お恥ずかしい話で」
そう言って太鼓の様に膨れた腹を抱えて笑うぽんと叩いて笑う大臣。幸いな事に八木の発言はあまり気にしてはいないようである。たぶん。
「領主の館の北に飛行艇を止める場所がありましてな、そちらまでは馬車を用意してますので、どうぞ護衛の方もご一緒に」
「それは助かりますね」
「こんな車体長い馬車あったんすね……」
「大人数用の馬車ですな、では行きましょう」
宿の前には護衛の者も一緒に運ぶため、大型の馬車が何台もならんでいる。
いずれも普段街中では見かける事が無いような大きさだ。
雪道を飛行艇まで歩くことを覚悟していた探索者達もこれにはにっこりと笑みを浮かべている。
「ところで八木殿、こちらのご令嬢はもしかして……」
「ぶふっ」
馬車には見送り……と言うよりは飛行艇を一目見ようと加賀も乗り込んでいた。
加賀の席は八木のすぐ側であり、飛行艇について二人で盛り上がっている。そんな二人の様子を見た大臣は加賀が神の落とし子だろうと分かったようだ。
「加賀と申します。八木と同じ神の落とし子です……一応男です」
噴き出した八木をじろりと睨み付けてから大臣へと挨拶を返す加賀。勿論男であることもしっかりと伝えておく。
「おお……これはとんだ失礼を」
一瞬加賀の頭からつま先まで視線を這わせはっとした表情を浮かべる大臣。
髪も伸びている上に着る物もどちらかと言うと可愛らしい。そんな加賀を初見で男と見抜けと言う方が無理があるだろう。
「今回は加賀殿もご一緒されるのですかな?」
「いえ、ボクは残念ながら別の用事が……せめて見送りだけでもと思いまして」
「そうでしたか……またこう言った機会があるかと思いますのでその際はぜひともご一緒に。歓迎いたしますぞ」
社交辞令ではなく本心で言っているのだろう。
残念そうな表情を浮かべ話す大臣を見てこれなら次は行ってみようかな、と思う加賀であった。
「お、見えてきたぞ」
「え、どこどこ?」
馬車に乗っていた探索者の一人が声をあげる。
それに釣られてキョロキョロとあたりを見渡す八木と加賀の二人。
「……あれか? 木でよく見えないけど」
「おー? おおー? でかくない?」
気の合間にちらりと見えるシルエット、それは二人が想像していたものよりも大分大きかった。
「100人近く乗れますからなあ」
100人乗れると言う大臣。それは決して誇張ではないだろう、近くまで行ってみれば見上げるようなその大きさはちょっとした客船並みはある。
「やっばい、むっちゃ格好いいんですけど」
「プロペラたくさんついてるねー……ん、あれって大砲じゃ……」
「え? ……まじだっ!?」
それにデザインもいかにもファンタジー世界で出てくる飛行艇といった見た目をしており、船体についた多数のプロペラや大砲を見た二人はまるで子供の様にはしゃいでいる。
「ほっほっほっ、楽しんで頂けた様で何よりです」
「うぉーい。何時まで見てんだー? そろそろ出発するってよー!」
そんな二人をニコニコと大臣が眺めていると探索者達が二人へとそろそろ出発する事を伝える。
探索者達はダンジョンで飛行艇を見付けた際に飽きるほど見ており、皆さっさと荷物を持って乗り込み済みであった。
ちなみに大臣も乗り込み済みであり、下で見ているのは加賀と八木の二人だけだったりする。
「っと、やば。それじゃ加賀、行ってくるなー!」
「おー。色々きーつけてねー」
加賀は見送りにきただけなので飛行艇に乗り込むことは無い。
八木は加賀に別れの挨拶をすると飛行艇へと乗り込んでいく、そして少しするとプロペラが激しく回り出し、ずずっと言う音と共に船体が浮かび上がりそのままゆっくりと上昇していく。
「おぉぉぉ……すっげ、飛んでるよ……」
「そりゃ飛行艇なんだから飛ぶに決まってるべ」
飛んだことに感動する八木を呆れたような目で見る探索者。
八木としてはファンタジー世界の飛行艇ににって飛ぶと言うことは非日常的な出来事であるが、彼らにとってはあたり前の事であったりするのだ。
「おー……やっぱあの汽水湖広いなあ。そりゃ対岸見えないはずだわ」
「おーい、着くまで暇つぶしにトランプやろうぜ」
「あっ今行くー!」
ある程度の高度まできたところで前方に加速し始める飛行艇。
流れる景色をぼーっと眺めていると後ろからトランプのお誘いの声が掛かる。
このまましばらくはずっと空の上である、暇つぶしの道具もきっちり用意してあるのだ。
「革命返さないでえええっ」
「お、速度落としたな? そろそろ着くな」
負けのこんだ八木が悲鳴を上げる中、探索者の一人が飛行艇の速度が落ちたことに気がついた。
もうすぐ目的であるリッカルド国に着くため、飛行艇はゆっくりと速度を落とし始めたのだ。
「早くない?」
「そりゃ飛行艇なんだから当然だべ」
前回行ったときは片道1週間以上掛かった道のりだ。
それからするとほんの数時間と言うのはとても早く感じるが、そこは速度が違い過ぎる故にである。
八木が窓から下を覗き込むとそこには黒っぽい森と森に囲まれた大きな都市の姿が存在していた。
0
お気に入りに追加
824
あなたにおすすめの小説
異世界に転生!堪能させて頂きます
葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。
大手企業の庶務課に勤める普通のOL。
今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。
ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ!
死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。
女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。
「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」
笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉
鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉
趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。
こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。
何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m
女神スキル転生〜知らない間に無双します〜
悠任 蓮
ファンタジー
少女を助けて死んでしまった康太は、少女を助けて貰ったお礼に異世界転生のチャンスを手に入れる。
その時に貰ったスキルは女神が使っていた、《スキルウィンドウ》というスキルだった。
そして、スキルを駆使して異世界をさくさく攻略していく・・・
HOTランキング1位!4/24
ありがとうございます!
基本は0時に毎日投稿しますが、不定期になったりしますがよろしくお願いします!
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
よろしくお願いいたします。
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる