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第31話
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上から順番に見ていくと……最初は隠密からか。
スキル『鑑定』。
「スキル名 隠密 スキルレベル2
解説
レベル1と同様に、MPを消費せず使用する事ができ、スキル使用時は気配を消して行動することができる。また、レベルが2になったことにより、以前よりも完全に気配を消すことができるようになった」
ふむ、ふむ。特に能力が変わったわけではないのか。新しくできたスキルを見てからだと、なんだかしょぼいく見えるが、効果が上がったんだったらそれに越したことはないか。それに、このスキルは普段からずっと使っているスキルだし、安全性が高まったと思えばいい。
そしたら次は……鑑定か。これはレベル4ってことは、もう4回目のレベルアップなのか。前回も凄かったから今回はどんななのか楽しみだな。
スキル『鑑定』。
「スキル名 鑑定 スキルレベル4
解説
とある転生者が神から与えられたスキルの一つ。有機物から無機物まで全ての名称、特徴などが分かる。レベル4では、次の三つの能力が追加された。
・敵対する魔獣を鑑定した際、鑑定した魔獣の弱点を表示されるようになる。
・自身への鑑定を行った際、ウィンドウに表示されたステータスの右上の鏡マークをタップすることによって、自身の姿を確認できるようになる。
・レベルアップ、スキル習得時に通知し、その後自動で自身のステータスが表示されるようになった。(ON/OFF可)」
……なるほど。今回は特にこれといった機能の追加はないのか。……少し残念だな。以前のスキルレベルアップ時はラノベの主人公に近づいたって思えるくらい凄かったんだが。まあでも、スキルレベル3の状態でも十分すぎるくらいの能力だったし、しかたないか。今のままでもこのスキルに関しては特に不便はない。だったら、これ以上望むことはないか。それに、前から地味に言ってた、通知機能も追加されたみたいだし。これはこれで満足だ。
よし、そしたら次は……高速水泳か。
スキル『鑑定』。
「スキル名 高速水泳 スキルレベル2
解説
スキルを使用時、その名の通り水の中を高速で泳ぐことができる。勢いが強い為、突進すれば強力なタックルとなる。水中を高速で移動できて便利だが、距離によっては体力を大きく消耗するだめ使用には少々注意が必要。レベル2では、スピードの調整が可能となりスピードによって体力の消耗を抑えることが可能となった」
ふむ、ふむ。こっちも、能力は変わらないが便利になった感じか。んん……まあ、以前一度問題としたスキル使用時の体力の消耗を改善できるようになったなら、これもレベルが上がったかいはあったかな。
――よし。これで全部のスキル確認が終わったな。今回も特にハズレがなくてよかった。できれば、新しく習得したスキルの効果確認と、進化した自分の力を確認することも含めて魔獣を狩りに行きたいんだけど……。
ここで、がれきの山となった自分の周囲を見渡す。俺の周囲には藁的な物や、大きな石、そして木の破片などが錯乱している。皆が察している通りこれは、拠点の残骸だ。拠点が木っ端みじんに壊れている為、俺には安心して寝られる場所がない。いくら前より格段に強くなったとはいえ、これは大きな問題だ。
……さすがに拠点が無いのはやばいか。だとしたら、やっぱり魔獣を狩りに行く前に拠点の方をどうにかしないとな。でも、どうするか……。うーむ。流石に、もう樹洞に拠点を作るのは体の大きさ的に無理だしな。それじゃあ、あの時みたいに土を掘って拠点にするか。……いや、流石に蛇の時と違って今はもう無理だろう。だとすると、ファンタジー系のドラゴンみたいにどっかの洞窟に拠点を作るか。……そういう所に心当たりは無いが、現実的に考えれば可能かな。ということは俺が最初にやるべき行動は、この湖付近で洞窟を探すこと。確か湖を探索した時は湖岸にそれらしいものは無かったはず。となると……取り敢えず森の中を探しに行くか。そうすれば、必然的に進化後のこの体がどんな感じか確認できるしな。あわよくば、そこそこの魔獣と遭遇しますように。
いくつもの巨木が生い茂っている。木の葉と土で絨毯のようになっている地面は、ここ最近雨が降っていないのになぜか少し湿っていて、足を踏み出すたびに足裏には弾むような感覚が残る。そんな事に、ほんの少し不快に思ってもただただ周囲を見回し森を駆ける。前方から押し寄せてくる、木々を駆け抜け、まさしく風の如く疾走する。洞窟など全然見つらず、ただ走っているだけだが俺は少し新鮮な気持ちになっていた。
……凄いな。普通に走ってるだけで風の切る音が聞こえる。蛇の時はもちろん、人間の時だってこんな感覚は初めてだ。流石、ドラゴンまであと一歩なだけあるな。ただ……目的の洞窟が見つからない。ひょっとしたらこの辺にはないのか? できれば、昼前には見つけて、午後には拠点を大方完成させておきたいんだけど。やっぱりそう簡単にはいかないか。ワンチャンくらいで、マップで表示できたりしないかな。そしたら楽なんだけど。うーむ。一回試してみるだけ試してみるか。物は試しだ。
スキル『鑑定』マップ 周辺洞窟。
俺の声に合わせて、ウィンドウにマップが表示される。そして、その数秒後には紫色の見慣れない矢印が数か所に表示された。
あっ、あれ? これは、まさかの表示出来てしまったのか……?。
もう一度、表示されたマップを見返し、取り敢えず近場にある紫色の矢印をタップする。すると、次には現在地からその矢印まで所々曲がりくねった線と現在地から矢印の位置までの距離が表示された。
この表示された線がルートだとすると、これ、行けてしまったパティーンですね。ははっは、は、は、は……はぁ。これまでの俺の約二時間ほどの苦労はいったい。まあ良いか、進化後の体の調査だと思えば。それに、これで大体の目星は付いたんだし、これだけあればどれか一つは拠点にできそうな場所もあるだろう。
――よし。そんじゃまあ、矢印の所目指して一走りしますか!
スキル『鑑定』。
「スキル名 隠密 スキルレベル2
解説
レベル1と同様に、MPを消費せず使用する事ができ、スキル使用時は気配を消して行動することができる。また、レベルが2になったことにより、以前よりも完全に気配を消すことができるようになった」
ふむ、ふむ。特に能力が変わったわけではないのか。新しくできたスキルを見てからだと、なんだかしょぼいく見えるが、効果が上がったんだったらそれに越したことはないか。それに、このスキルは普段からずっと使っているスキルだし、安全性が高まったと思えばいい。
そしたら次は……鑑定か。これはレベル4ってことは、もう4回目のレベルアップなのか。前回も凄かったから今回はどんななのか楽しみだな。
スキル『鑑定』。
「スキル名 鑑定 スキルレベル4
解説
とある転生者が神から与えられたスキルの一つ。有機物から無機物まで全ての名称、特徴などが分かる。レベル4では、次の三つの能力が追加された。
・敵対する魔獣を鑑定した際、鑑定した魔獣の弱点を表示されるようになる。
・自身への鑑定を行った際、ウィンドウに表示されたステータスの右上の鏡マークをタップすることによって、自身の姿を確認できるようになる。
・レベルアップ、スキル習得時に通知し、その後自動で自身のステータスが表示されるようになった。(ON/OFF可)」
……なるほど。今回は特にこれといった機能の追加はないのか。……少し残念だな。以前のスキルレベルアップ時はラノベの主人公に近づいたって思えるくらい凄かったんだが。まあでも、スキルレベル3の状態でも十分すぎるくらいの能力だったし、しかたないか。今のままでもこのスキルに関しては特に不便はない。だったら、これ以上望むことはないか。それに、前から地味に言ってた、通知機能も追加されたみたいだし。これはこれで満足だ。
よし、そしたら次は……高速水泳か。
スキル『鑑定』。
「スキル名 高速水泳 スキルレベル2
解説
スキルを使用時、その名の通り水の中を高速で泳ぐことができる。勢いが強い為、突進すれば強力なタックルとなる。水中を高速で移動できて便利だが、距離によっては体力を大きく消耗するだめ使用には少々注意が必要。レベル2では、スピードの調整が可能となりスピードによって体力の消耗を抑えることが可能となった」
ふむ、ふむ。こっちも、能力は変わらないが便利になった感じか。んん……まあ、以前一度問題としたスキル使用時の体力の消耗を改善できるようになったなら、これもレベルが上がったかいはあったかな。
――よし。これで全部のスキル確認が終わったな。今回も特にハズレがなくてよかった。できれば、新しく習得したスキルの効果確認と、進化した自分の力を確認することも含めて魔獣を狩りに行きたいんだけど……。
ここで、がれきの山となった自分の周囲を見渡す。俺の周囲には藁的な物や、大きな石、そして木の破片などが錯乱している。皆が察している通りこれは、拠点の残骸だ。拠点が木っ端みじんに壊れている為、俺には安心して寝られる場所がない。いくら前より格段に強くなったとはいえ、これは大きな問題だ。
……さすがに拠点が無いのはやばいか。だとしたら、やっぱり魔獣を狩りに行く前に拠点の方をどうにかしないとな。でも、どうするか……。うーむ。流石に、もう樹洞に拠点を作るのは体の大きさ的に無理だしな。それじゃあ、あの時みたいに土を掘って拠点にするか。……いや、流石に蛇の時と違って今はもう無理だろう。だとすると、ファンタジー系のドラゴンみたいにどっかの洞窟に拠点を作るか。……そういう所に心当たりは無いが、現実的に考えれば可能かな。ということは俺が最初にやるべき行動は、この湖付近で洞窟を探すこと。確か湖を探索した時は湖岸にそれらしいものは無かったはず。となると……取り敢えず森の中を探しに行くか。そうすれば、必然的に進化後のこの体がどんな感じか確認できるしな。あわよくば、そこそこの魔獣と遭遇しますように。
いくつもの巨木が生い茂っている。木の葉と土で絨毯のようになっている地面は、ここ最近雨が降っていないのになぜか少し湿っていて、足を踏み出すたびに足裏には弾むような感覚が残る。そんな事に、ほんの少し不快に思ってもただただ周囲を見回し森を駆ける。前方から押し寄せてくる、木々を駆け抜け、まさしく風の如く疾走する。洞窟など全然見つらず、ただ走っているだけだが俺は少し新鮮な気持ちになっていた。
……凄いな。普通に走ってるだけで風の切る音が聞こえる。蛇の時はもちろん、人間の時だってこんな感覚は初めてだ。流石、ドラゴンまであと一歩なだけあるな。ただ……目的の洞窟が見つからない。ひょっとしたらこの辺にはないのか? できれば、昼前には見つけて、午後には拠点を大方完成させておきたいんだけど。やっぱりそう簡単にはいかないか。ワンチャンくらいで、マップで表示できたりしないかな。そしたら楽なんだけど。うーむ。一回試してみるだけ試してみるか。物は試しだ。
スキル『鑑定』マップ 周辺洞窟。
俺の声に合わせて、ウィンドウにマップが表示される。そして、その数秒後には紫色の見慣れない矢印が数か所に表示された。
あっ、あれ? これは、まさかの表示出来てしまったのか……?。
もう一度、表示されたマップを見返し、取り敢えず近場にある紫色の矢印をタップする。すると、次には現在地からその矢印まで所々曲がりくねった線と現在地から矢印の位置までの距離が表示された。
この表示された線がルートだとすると、これ、行けてしまったパティーンですね。ははっは、は、は、は……はぁ。これまでの俺の約二時間ほどの苦労はいったい。まあ良いか、進化後の体の調査だと思えば。それに、これで大体の目星は付いたんだし、これだけあればどれか一つは拠点にできそうな場所もあるだろう。
――よし。そんじゃまあ、矢印の所目指して一走りしますか!
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