48 / 80
神様Help!
騒動後の顛末(後)
しおりを挟む
バルバロイの神殿を出たヴリンダは、識神の神殿へと足を向けた。
彼女がバルバロイの神殿前の広場から門へと向かう間に多くの人とすれ違う。
すれ違う人々の顔は皆おなじように暗い。
アンジェラの死を悼むために出向いてきた人々のようだ。
夫であるデビッドが魔堕ちしたという話は、既にエルトーラじゅうに伝わっているはずで、ともすれば忌避感から排斥の対象になる可能性すらあったというのに。
だが彼女に対するエルトーラの民の信頼は、その忌避感を遙かに上回るものだったようだ。さすがに筆頭巫女だけのことはある。
神殿広場の門を抜ければ識神の神殿はすぐ近い。
エルトーラは街の建設当初から区画を明確に分けて建設されていたので、多くの神殿が近場に纏まっているという珍しい都市でもあった。
識神の神殿は敷地面積でいえば闘神の神殿の半分ほどだが、神殿前の広場が無いぶん建物の面積としては闘神の神殿と遜色ない。また、地下にまで及ぶ書架の並ぶ部屋があるので、総面積でいえば闘神の神殿より大きいだろう。
ヴリンダが識神の神殿が見える場所までやってくると、神殿の入り口へと続く階段に小さな影が見えた。
「ヴリンダさま!」
小さな影はヴリンダを確認すると、懸命に駆け寄ってきた。
「どうしたのですかリル。そんなに慌てたら転びますよ」
リルはヴリンダの忠告の言葉を言い終えぬうちに、石畳につまずき転がりそうになるが、何とか体制を立て直し彼女の胸に飛び込んだ。
「ヴリンダさま! 私、あっ、あの、あの……、結局あのあと顔を合わせることができなかったので、その、心配で心配で」
顔を上げたリルには涙が滲んでいた。
ヴリンダは愛おしそうにリルの頭を撫でる。
「ごめんなさいリル。上の者達には大まかな通達したのですが、あなたにも連絡しておくべきでしたね」
ブリンダは、リルを優しく抱きしめる。
「……お別れを云いにきました」
ビクリ、とリルの肩が揺れる。
「………………」
「……ここでは、できぬ話もありますし場を移しましょう」
やさしい、それはとてもやさしい声音で、それを発したのが戦女神であるとは、かの神を知るものには理解すらしえないものだったろう。
ヴリンダに促され、ふたりは連れだって識神の神殿へと入っていく。
識神の神殿の一室、ヴリンダが滞在している部屋でふたりは向き合った。
「この場ならば、大丈夫でしょう」
この部屋は、今回の件を調べるために識神の神殿に留まることをブリンダが決めたとき、識神の神職たちが結界の強化をした部屋だ。
「………………」
「…………」
「……幸せな日々でした。いままでの私は、戦の神として地上に降臨するのは、戦禍にまみれた血なまぐさい場所ばかりでした。魔と戦うことが多かったのですが、人々の醜さもまた多く目にしていたのです。いま考えるとそのことが影響していたのでしょう。長らく地上の出来事は眷属の戦女神たちに見て回らせて、私は報告を受けるだけでした。今回も魔の者が関わってはいましたが、戦の無い平和な場所に降臨し、地上の者達の平時の生活を、この目で見ることもできました。そしてリル、あなたに出会えたことが私の心にどれほどの安らぎをくれたか……」
ヴリンダは言葉を切ると、普段の戦女神としての凜とした雰囲気に少しだけ弱気な気を滲ませた。それは弱気というよりは未練だったかもしれない。
「あなたの返事は分かっているつもりです。――ですが最後にいまいちどだけ、あなたに問うことを赦してください。リル……私の巫女になってくれませんか?」
「………………」
静寂が満ちるなか、涙目だったリルが真っ直ぐにヴリンダに視線を向ける。そこには、決意の色が見える。
「やはり私、識神さまの巫女を辞めることはできません。ヴリンダさまのお申し出は正直嬉しいです。……でも私はただただ知識欲が強いだけで、戦女神の巫女としては、ヴリンダさまのお役に立てないと思うのです。でも、識神さまの巫女としてならばきっと天上の方々、そして、ヴリンダさまのお役にも立てると思うのです」
リルの返事にヴリンダは目を瞑り、その後清々しそうに笑顔を返した。
「……リル励みなさい。そうすればいずれまたまみえることができるかも知れません。最後にリル、――あなたには、私の神名を告げましょう。我が名はヴリュンヒルデ。天界の戦女神たちを束ねる女神です。どうしても私の助けが必要なことが起きたのならば我が神名を呼びなさい。リル、あなたとの友誼にかけて、いかなる時、場所にでも駆けつけましょう」
「ヴリュンヒルデさま!」
ふたりは、暫しのあいだしっかりと抱擁を交わした。
◆◇◆◇◆◇
剣闘士デビッドの使徒化による討伐の報がエルトーラに衝撃をもって伝えられた日。
エルトーラの民は、数々の異変を目撃していた。
ある者は、地上から天へと、逆に立ち上る稲妻を。ある者は、天に昇るペガサスに乗る騎士型の閃光を。またある者は、光球が都市の上空から東へと飛び去るのを。
人々はその日の異変に、「使徒デビッドを勇者が現れ斃したのだ」「いや、神々が裁きの雷を下したのだ」「いや、未確認飛行物体がキャトルミューティレーションのためにやって来たのだ」など、真偽不明の噂話に花を咲かせた。
しかしそんな噂話も、半年も過ぎれば人々の口の端に上ることも少なくなるだろう。
だが……その日の夜。エルトーラの闇の中で起こった異変。それを目にしたものはただの一人も居なかった。
ボコリッ――と、地面が盛り上がった。
その場所は、昼の騒ぎが起こったコロッセオの試合場だ。
ヴリンダが空間を遮る防御結界を張ったものの、その結界さえも震わしたヤマトの闇の気のおかげで、コロッセオには大小の数知れないヒビが入ったた。その為に人の出入りは禁止されていた。
盛り上がった地面はモコモコと人ひとりほどの大きさまで高くなると、その上部に穴が開き黒い粘ついた泥のような物体がせり出してきた。それはまるで火山から溢れでるマグマのようだ。
「……う゛ぁ……」
その黒い泥は地面からドクドクと吹き出し小山の下に黒い泥だまりをつくりだす。
黒い泥が小山の噴火口から生き物のように全て出きると、モゴモゴと蠕動し、しだいに人の形をとっていった。
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
それは、まるで絶頂をむかえる寸前のような喘ぎ声。
そんな淫蕩さをもった声だった。
「凄いですわぁ……」
快楽に酔った呟き。
黒い人型はその形を整えて、見事な造形の女体を創りだした。
「……ワタシのカラダ、その総てが犯された。……まさに蹂躙ですわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
視線をボーッと漂わせ、どこを見ているのか――銀光が滲む赤い瞳を持つ顔からは、しだいに黒みが抜け艶のある白すぎる肌に変質してゆく。
「あの方の持つ闇……あの方の心の奥底に沈む無限の闇の泥濘……魔神など問題ではありませんわぁぁぁぁぁ……」
魔神の使徒ルチア、その場に現れたのは間違いなくヤマトによって塵芥のごとく切り刻まれたルチアであった。
「欲しいッ! 欲しいですわあのお方……。あのお方は――きっと、きっとこの醜い世界を滅ぼしてくれる。あぁぁ……愛しい――愛おしいヤマトさま……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ…………!」
白蛇を連想させる、その白すぎるそのカラダを自ら抱きしめ、ルチアは絶頂を迎えたように細かく痙攣した。
彼女がバルバロイの神殿前の広場から門へと向かう間に多くの人とすれ違う。
すれ違う人々の顔は皆おなじように暗い。
アンジェラの死を悼むために出向いてきた人々のようだ。
夫であるデビッドが魔堕ちしたという話は、既にエルトーラじゅうに伝わっているはずで、ともすれば忌避感から排斥の対象になる可能性すらあったというのに。
だが彼女に対するエルトーラの民の信頼は、その忌避感を遙かに上回るものだったようだ。さすがに筆頭巫女だけのことはある。
神殿広場の門を抜ければ識神の神殿はすぐ近い。
エルトーラは街の建設当初から区画を明確に分けて建設されていたので、多くの神殿が近場に纏まっているという珍しい都市でもあった。
識神の神殿は敷地面積でいえば闘神の神殿の半分ほどだが、神殿前の広場が無いぶん建物の面積としては闘神の神殿と遜色ない。また、地下にまで及ぶ書架の並ぶ部屋があるので、総面積でいえば闘神の神殿より大きいだろう。
ヴリンダが識神の神殿が見える場所までやってくると、神殿の入り口へと続く階段に小さな影が見えた。
「ヴリンダさま!」
小さな影はヴリンダを確認すると、懸命に駆け寄ってきた。
「どうしたのですかリル。そんなに慌てたら転びますよ」
リルはヴリンダの忠告の言葉を言い終えぬうちに、石畳につまずき転がりそうになるが、何とか体制を立て直し彼女の胸に飛び込んだ。
「ヴリンダさま! 私、あっ、あの、あの……、結局あのあと顔を合わせることができなかったので、その、心配で心配で」
顔を上げたリルには涙が滲んでいた。
ヴリンダは愛おしそうにリルの頭を撫でる。
「ごめんなさいリル。上の者達には大まかな通達したのですが、あなたにも連絡しておくべきでしたね」
ブリンダは、リルを優しく抱きしめる。
「……お別れを云いにきました」
ビクリ、とリルの肩が揺れる。
「………………」
「……ここでは、できぬ話もありますし場を移しましょう」
やさしい、それはとてもやさしい声音で、それを発したのが戦女神であるとは、かの神を知るものには理解すらしえないものだったろう。
ヴリンダに促され、ふたりは連れだって識神の神殿へと入っていく。
識神の神殿の一室、ヴリンダが滞在している部屋でふたりは向き合った。
「この場ならば、大丈夫でしょう」
この部屋は、今回の件を調べるために識神の神殿に留まることをブリンダが決めたとき、識神の神職たちが結界の強化をした部屋だ。
「………………」
「…………」
「……幸せな日々でした。いままでの私は、戦の神として地上に降臨するのは、戦禍にまみれた血なまぐさい場所ばかりでした。魔と戦うことが多かったのですが、人々の醜さもまた多く目にしていたのです。いま考えるとそのことが影響していたのでしょう。長らく地上の出来事は眷属の戦女神たちに見て回らせて、私は報告を受けるだけでした。今回も魔の者が関わってはいましたが、戦の無い平和な場所に降臨し、地上の者達の平時の生活を、この目で見ることもできました。そしてリル、あなたに出会えたことが私の心にどれほどの安らぎをくれたか……」
ヴリンダは言葉を切ると、普段の戦女神としての凜とした雰囲気に少しだけ弱気な気を滲ませた。それは弱気というよりは未練だったかもしれない。
「あなたの返事は分かっているつもりです。――ですが最後にいまいちどだけ、あなたに問うことを赦してください。リル……私の巫女になってくれませんか?」
「………………」
静寂が満ちるなか、涙目だったリルが真っ直ぐにヴリンダに視線を向ける。そこには、決意の色が見える。
「やはり私、識神さまの巫女を辞めることはできません。ヴリンダさまのお申し出は正直嬉しいです。……でも私はただただ知識欲が強いだけで、戦女神の巫女としては、ヴリンダさまのお役に立てないと思うのです。でも、識神さまの巫女としてならばきっと天上の方々、そして、ヴリンダさまのお役にも立てると思うのです」
リルの返事にヴリンダは目を瞑り、その後清々しそうに笑顔を返した。
「……リル励みなさい。そうすればいずれまたまみえることができるかも知れません。最後にリル、――あなたには、私の神名を告げましょう。我が名はヴリュンヒルデ。天界の戦女神たちを束ねる女神です。どうしても私の助けが必要なことが起きたのならば我が神名を呼びなさい。リル、あなたとの友誼にかけて、いかなる時、場所にでも駆けつけましょう」
「ヴリュンヒルデさま!」
ふたりは、暫しのあいだしっかりと抱擁を交わした。
◆◇◆◇◆◇
剣闘士デビッドの使徒化による討伐の報がエルトーラに衝撃をもって伝えられた日。
エルトーラの民は、数々の異変を目撃していた。
ある者は、地上から天へと、逆に立ち上る稲妻を。ある者は、天に昇るペガサスに乗る騎士型の閃光を。またある者は、光球が都市の上空から東へと飛び去るのを。
人々はその日の異変に、「使徒デビッドを勇者が現れ斃したのだ」「いや、神々が裁きの雷を下したのだ」「いや、未確認飛行物体がキャトルミューティレーションのためにやって来たのだ」など、真偽不明の噂話に花を咲かせた。
しかしそんな噂話も、半年も過ぎれば人々の口の端に上ることも少なくなるだろう。
だが……その日の夜。エルトーラの闇の中で起こった異変。それを目にしたものはただの一人も居なかった。
ボコリッ――と、地面が盛り上がった。
その場所は、昼の騒ぎが起こったコロッセオの試合場だ。
ヴリンダが空間を遮る防御結界を張ったものの、その結界さえも震わしたヤマトの闇の気のおかげで、コロッセオには大小の数知れないヒビが入ったた。その為に人の出入りは禁止されていた。
盛り上がった地面はモコモコと人ひとりほどの大きさまで高くなると、その上部に穴が開き黒い粘ついた泥のような物体がせり出してきた。それはまるで火山から溢れでるマグマのようだ。
「……う゛ぁ……」
その黒い泥は地面からドクドクと吹き出し小山の下に黒い泥だまりをつくりだす。
黒い泥が小山の噴火口から生き物のように全て出きると、モゴモゴと蠕動し、しだいに人の形をとっていった。
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
それは、まるで絶頂をむかえる寸前のような喘ぎ声。
そんな淫蕩さをもった声だった。
「凄いですわぁ……」
快楽に酔った呟き。
黒い人型はその形を整えて、見事な造形の女体を創りだした。
「……ワタシのカラダ、その総てが犯された。……まさに蹂躙ですわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
視線をボーッと漂わせ、どこを見ているのか――銀光が滲む赤い瞳を持つ顔からは、しだいに黒みが抜け艶のある白すぎる肌に変質してゆく。
「あの方の持つ闇……あの方の心の奥底に沈む無限の闇の泥濘……魔神など問題ではありませんわぁぁぁぁぁ……」
魔神の使徒ルチア、その場に現れたのは間違いなくヤマトによって塵芥のごとく切り刻まれたルチアであった。
「欲しいッ! 欲しいですわあのお方……。あのお方は――きっと、きっとこの醜い世界を滅ぼしてくれる。あぁぁ……愛しい――愛おしいヤマトさま……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ…………!」
白蛇を連想させる、その白すぎるそのカラダを自ら抱きしめ、ルチアは絶頂を迎えたように細かく痙攣した。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

魔王に捨てられた剣を振るのはパーティに捨てられた勇者 【Episode5連載中】
音喜多子平
ファンタジー
『無期休載中』
長年、魔王の魔力に晒されている間に人格を得、人の姿に顕現した魔剣の精霊。
彼女は人格を持ってしまったために、魔王に疎まれ奈落へ破棄されてしまう。
時同じくして、魔王側に寝返ったパーティに追放された勇者がいた。仲間たちの突然の裏切りに応戦するも、不利を覆すことはできず剣の落ちたのと同じ奈落へと消えていった。
かくして二人は奈落の底で出会った。
剣は魔王へ、勇者はパーティへの復讐を果たすべく結託する。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた! 〜仲間と一緒に難題を解決します!〜
藤なごみ
ファンタジー
簡易説明
異世界転生した主人公が、仲間と共に難題に巻き込まれていき、頑張って解決していきます
詳細説明
ブラック企業に勤めているサトーは、仕事帰りにお酒を飲んで帰宅中に道端の段ボールに入っていた白い子犬と三毛の子猫を撫でていたところ、近くで事故を起こした車に突っ込まれてしまった
白い子犬と三毛の子猫は神の使いで、サトーは天界に行きそこから異世界に転生する事になった。
魂の輪廻転生から外れてしまった為の措置となる。
そして異世界に転生したその日の内に、サトーは悪徳貴族と闇組織の争いに巻き込まれる事に
果たしてサトーは、のんびりとした異世界ライフをする事が出来るのか
王道ファンタジーを目指して書いていきます
本作品は、作者が以前に投稿しました「【完結済】異世界転生したので、のんびり冒険したい!」のリメイク作品となります
登場人物やストーリーに変更が発生しております
20230205、「異世界に転生したので、ゆっくりのんびりしたい」から「異世界に転生したら、いきなり面倒ごとに巻き込まれた!」に題名を変更しました
小説家になろう様にも投稿しています
異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?
澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果
異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。
実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。
異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。
そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。
だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。
最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。

竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……

最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる