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神様Help!
囮捜査は、役得ですか?(後)
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「良いところでしたのに、少し興が削がれましたわね。ねっ、ヤンマーさま」
奥に下がっていくうさ耳ウエイトレスさんにルリアが横目で視線を送っている。
同意は求めないで欲しい。
「ルチアさん、せっかくだから食事を楽しみましょう」
「……そうですね。ワタシがお連れしたのですものね。このお店、宮廷料理が愉しめる隠れた名店なんですよ。少しの間ワタシも慎みますわ」
ルチアは、俺に撓垂れかかっていた身体を離し食事を愉しむことにしたようだ。でも、少しの間ですか。できればこの後はおとなしくしていて欲しい。
テーブルに置かれた卵にはガルムと呼ばれる魚醤のような調味料が使われている。少し匂いがきついが味はなかなかのものだ。
前菜は牡蠣をメインにキノコにオリーブ、スライスしたニンニクとアスパラを使ったマリネで、彩りにもにも気を遣っている。さすがは宮廷料理を愉しめる店といったところか。
そう言えば本来俺の世界のローマ時代には、既に食前酒や前菜、メイン料理、デザートなどのコース料理の流れは出来上がっていたんだよな。
「ねぇヤンマーさま……、率直に言わせていただきますけど、次のヴリンダさんとの試合に勝算がありますの?」
食事が一段落するのを見計らったように、ルチアが口を開いた。
それにあわせるようにまた俺に寄り添ってくる。
彼女の身体は酒が入ったためか、またはそれを装っているのか、骨が抜けたようにクテリと俺にすり付いてくる。
この角度だと、薄く桃色に色づいた彼女の胸元がもろに見えるんでドギマギはするんだけど、本能的な忌避感との間で何か変な感覚になってきてるんですよ。
変な趣味に目覚めたらどうしよう……。
しかし傍から見たら、「もげろ!」とか「爆発しろ!」との声が掛かりそうだよね。
「いやー、どうなんだろうね。彼女相当強そうだよね」
「ふふっ、自信がおありなんですね……」
ルチアは軽く笑らうが、笑ってないですよ――目が。
◇
(なんだいこの煮え切らない男はヘラヘラと。
アナタ昔からこの手の人と相性悪かったものね。そういえば、あの人も似た雰囲気でしたよね。
ハンッ、どこが? アイツには全然似てないだろ。
いえ外見ではありませんよ。雰囲気の話です。
だねぇーっ、ボクはこういう感じの人好きだなー。
それにあの人と同じでこの人、勝利欲とか権力欲とかそういう欲望が弱そうな感じですよね。性欲も弱いみたいですし。
全く……、欲深い奴だったらコッチに引き込めるかと思ったのにダメかね。
この男、いまの状態でデビッドと良い勝負ができそうですし、魔堕ちすれば間違いなくヴリンダにも勝てるんじゃないですか?
でもでも、この人、神使かもしれないよ。
ハッ、この男が? 剣の腕はそこそこ立つみたいだけど見てみなよ、この状況におろおろして――童貞でもないだろうに、情けない! 神の使いにこんな情けない奴いままでいたか?
うん、確かに見たことないけどさ。
できることならヴリンダを倒してもらいたいところですけど、いまのこの人では無理なんですよね?
ムリムリ、これまでの戦いを視てもまだまだ甘いところが有るし、実力差がありすぎるよ。
やはり専門家が見ると違うんですねぇ――と言いたいところですけれど、あの人があそこまで成長するとは思っていなかったのでしょう? 私にはそこまで力の差があるようには見えないのですが。
………………。
ねえねえ、だから声をかけたの?
そうよ。この人をうまく魔堕ちさせられれば、確実にここから逃げられそうですもの。それに、もう少しでデビッドが使徒化しそうですし、あの女とやり合わせたくないんですよ)
◇
ルチアの心の内で三つの人格が大和に対して討論をしている。
しかしそれはルチアの外面には全く影響を及ぼしていなかった。
「いやぁ、これまではたまたま攻撃がうまく嵌まったからね。次は……無理そうかな~、ルチアさんもさっきの試合は見てたんでしょ?」
「ええ、しっかりと。……もし、ですけれど確実にヴリンダさんに勝てる方法が有るとしたらどうなさいます? ヤンマーさま」
「……えーっと、ルチアさん。なんで俺に肩入れしてくれるのかな? 俺が勝っても結局のところ、あなたのところのデビッドと戦うことには変わりがないと思うんだけど」
ルチアは探るように上目遣いに俺を見つめている。
こういう探り合いは工場で流れ作業をしていた人間には荷が重いよホント。
身体は正直なもんで思わず逃げ腰になっているしね。
できれば探査を使って見てみたいんだけど、スキルを使ったらすぐに見破られそうな予感がする。
うまいタイミングがあれば良いんだけど。
「恋の理由を聞かれましても、正直答えられませんわ。ヤンマーさまの戦いぶりを見た瞬間からワタシの中に産まれたこの……、ただただ――アナタのお役に立ちたいと、湧き上がる感情に素直に従ったまでですので」
うッわー、なんて嘘くさい。
でも俺のタイプじゃないってのはあるにしても、この強烈な忌避感が無ければ、ここまで色っぽい女にこうまで迫られたらどうなってたか分かんないよな。
……エエ、モテマセンデシタトモ。
まあ俺は彼女と目を合わせた瞬間から、バルバロイたちが目を付けていた相手だということは分かっていた。
いまは人化降臨しているので、基本人間の持てる力しか使えないのだが、確かに怪しいと感じるのだ。
実際のところ、探査を使っても通常の人間の能力値しか視えないんだろうなとは思うんだけどね。
ついでに言うと、自分が神だからという理由で、怪しいから倒すというわけにもいかないしなぁ。
特にこのあたりは、俺の育った日本の社会的倫理観でも「疑わしきは罰せず」だしね。
まあバルバロイの場合は、それをやると主神と変らないだろうという忌避感も有るみたいだけど。
「うーん。申し出は有り難いけど、女性に助けられて女性と戦うか……、いくらなんでも情けないかなぁ、それは。俺にも一応男としてのプライドがあるからね」
まあ彼女、間違いなく魔の者なんだろうけど、彼女が俺を神やその関係者だと疑っている感じは受けない。
たぶん、俺が本来はただの人間だっていうのが良い方に影響してるんだろうな。
それに今までの話の感じだと、自分達に都合の良い当て馬とか、自分達の陣営に引き込めないかとか考えてるような感じも受ける。
◇
(ふぅ、やっぱりコイツはダメだね、覇気が無さ過ぎる。技術だけは良いモノ持ってるけどそれだけだ。
そうですね。こちらの誘惑にも精神の揺らぎが有りませんものね。まあこちらは性的に未熟だからのような気もしますけど、うふふ)
ルチアの口調に一番近い心中の声は、言葉に年下を誘惑する熟女のような雰囲気を漂わせる。
(たぶんねぇ、ボクみたいなキュートな女の子が好きなんだと思うよ。エロエロじゃなくてロリロリ?
コイツの性的嗜好なんか興味ないよ!
出来ればデビッドをヴリンダとは戦わせたくなかったのですが、最悪どこかで騒ぎを起こして雲隠れでもしましょうか?
それはアンタに任せるよできるだけ手駒は減らしたくないからね。あのヤロウを主神の座から引きずり下ろす為にも……)
ハスッパな口調の声からは、昏い憎しみが覗いていた。
◇
「……そうですか、でもそんな男らしいヤンマーさま事ますます好きになってしまいそうですわ。アナタの実力でヴリンダさんを見事倒すことをお祈りしています。まあそうなりましたら仕事ですのでデビッドを応援しなければならないのですが――ご健闘を」
ルチアは見事に最後まで大和に対する好意を持つ女を演じ、いかにも名残惜しそうに身体を離すと立ち去って行った……。
……。
…………。
………………。
あれ? ちょっと待って、いや、こんな怪しい店に一人取り残されても困るんですが……。
「客さま、こちらを」
大和の目の前に、貼り付けたような見事な笑顔を浮かべたうさ耳ウェイトレスが立っていた。
あれ、ルチアさん? 連れてきたのアナタだったよね。この世界でもデートは男持ちですか?
「ああっ、支払いね…… !!」
差し出された料金表に書かれた数字をみて目が飛び出るほどの衝撃を受けた。
……さようなら、俺の賞金。
今回の腹の読み合い。
試合にも勝負にも勝ったと思ったのに、別の痛撃を浴びせられてしまいました。
奥に下がっていくうさ耳ウエイトレスさんにルリアが横目で視線を送っている。
同意は求めないで欲しい。
「ルチアさん、せっかくだから食事を楽しみましょう」
「……そうですね。ワタシがお連れしたのですものね。このお店、宮廷料理が愉しめる隠れた名店なんですよ。少しの間ワタシも慎みますわ」
ルチアは、俺に撓垂れかかっていた身体を離し食事を愉しむことにしたようだ。でも、少しの間ですか。できればこの後はおとなしくしていて欲しい。
テーブルに置かれた卵にはガルムと呼ばれる魚醤のような調味料が使われている。少し匂いがきついが味はなかなかのものだ。
前菜は牡蠣をメインにキノコにオリーブ、スライスしたニンニクとアスパラを使ったマリネで、彩りにもにも気を遣っている。さすがは宮廷料理を愉しめる店といったところか。
そう言えば本来俺の世界のローマ時代には、既に食前酒や前菜、メイン料理、デザートなどのコース料理の流れは出来上がっていたんだよな。
「ねぇヤンマーさま……、率直に言わせていただきますけど、次のヴリンダさんとの試合に勝算がありますの?」
食事が一段落するのを見計らったように、ルチアが口を開いた。
それにあわせるようにまた俺に寄り添ってくる。
彼女の身体は酒が入ったためか、またはそれを装っているのか、骨が抜けたようにクテリと俺にすり付いてくる。
この角度だと、薄く桃色に色づいた彼女の胸元がもろに見えるんでドギマギはするんだけど、本能的な忌避感との間で何か変な感覚になってきてるんですよ。
変な趣味に目覚めたらどうしよう……。
しかし傍から見たら、「もげろ!」とか「爆発しろ!」との声が掛かりそうだよね。
「いやー、どうなんだろうね。彼女相当強そうだよね」
「ふふっ、自信がおありなんですね……」
ルチアは軽く笑らうが、笑ってないですよ――目が。
◇
(なんだいこの煮え切らない男はヘラヘラと。
アナタ昔からこの手の人と相性悪かったものね。そういえば、あの人も似た雰囲気でしたよね。
ハンッ、どこが? アイツには全然似てないだろ。
いえ外見ではありませんよ。雰囲気の話です。
だねぇーっ、ボクはこういう感じの人好きだなー。
それにあの人と同じでこの人、勝利欲とか権力欲とかそういう欲望が弱そうな感じですよね。性欲も弱いみたいですし。
全く……、欲深い奴だったらコッチに引き込めるかと思ったのにダメかね。
この男、いまの状態でデビッドと良い勝負ができそうですし、魔堕ちすれば間違いなくヴリンダにも勝てるんじゃないですか?
でもでも、この人、神使かもしれないよ。
ハッ、この男が? 剣の腕はそこそこ立つみたいだけど見てみなよ、この状況におろおろして――童貞でもないだろうに、情けない! 神の使いにこんな情けない奴いままでいたか?
うん、確かに見たことないけどさ。
できることならヴリンダを倒してもらいたいところですけど、いまのこの人では無理なんですよね?
ムリムリ、これまでの戦いを視てもまだまだ甘いところが有るし、実力差がありすぎるよ。
やはり専門家が見ると違うんですねぇ――と言いたいところですけれど、あの人があそこまで成長するとは思っていなかったのでしょう? 私にはそこまで力の差があるようには見えないのですが。
………………。
ねえねえ、だから声をかけたの?
そうよ。この人をうまく魔堕ちさせられれば、確実にここから逃げられそうですもの。それに、もう少しでデビッドが使徒化しそうですし、あの女とやり合わせたくないんですよ)
◇
ルチアの心の内で三つの人格が大和に対して討論をしている。
しかしそれはルチアの外面には全く影響を及ぼしていなかった。
「いやぁ、これまではたまたま攻撃がうまく嵌まったからね。次は……無理そうかな~、ルチアさんもさっきの試合は見てたんでしょ?」
「ええ、しっかりと。……もし、ですけれど確実にヴリンダさんに勝てる方法が有るとしたらどうなさいます? ヤンマーさま」
「……えーっと、ルチアさん。なんで俺に肩入れしてくれるのかな? 俺が勝っても結局のところ、あなたのところのデビッドと戦うことには変わりがないと思うんだけど」
ルチアは探るように上目遣いに俺を見つめている。
こういう探り合いは工場で流れ作業をしていた人間には荷が重いよホント。
身体は正直なもんで思わず逃げ腰になっているしね。
できれば探査を使って見てみたいんだけど、スキルを使ったらすぐに見破られそうな予感がする。
うまいタイミングがあれば良いんだけど。
「恋の理由を聞かれましても、正直答えられませんわ。ヤンマーさまの戦いぶりを見た瞬間からワタシの中に産まれたこの……、ただただ――アナタのお役に立ちたいと、湧き上がる感情に素直に従ったまでですので」
うッわー、なんて嘘くさい。
でも俺のタイプじゃないってのはあるにしても、この強烈な忌避感が無ければ、ここまで色っぽい女にこうまで迫られたらどうなってたか分かんないよな。
……エエ、モテマセンデシタトモ。
まあ俺は彼女と目を合わせた瞬間から、バルバロイたちが目を付けていた相手だということは分かっていた。
いまは人化降臨しているので、基本人間の持てる力しか使えないのだが、確かに怪しいと感じるのだ。
実際のところ、探査を使っても通常の人間の能力値しか視えないんだろうなとは思うんだけどね。
ついでに言うと、自分が神だからという理由で、怪しいから倒すというわけにもいかないしなぁ。
特にこのあたりは、俺の育った日本の社会的倫理観でも「疑わしきは罰せず」だしね。
まあバルバロイの場合は、それをやると主神と変らないだろうという忌避感も有るみたいだけど。
「うーん。申し出は有り難いけど、女性に助けられて女性と戦うか……、いくらなんでも情けないかなぁ、それは。俺にも一応男としてのプライドがあるからね」
まあ彼女、間違いなく魔の者なんだろうけど、彼女が俺を神やその関係者だと疑っている感じは受けない。
たぶん、俺が本来はただの人間だっていうのが良い方に影響してるんだろうな。
それに今までの話の感じだと、自分達に都合の良い当て馬とか、自分達の陣営に引き込めないかとか考えてるような感じも受ける。
◇
(ふぅ、やっぱりコイツはダメだね、覇気が無さ過ぎる。技術だけは良いモノ持ってるけどそれだけだ。
そうですね。こちらの誘惑にも精神の揺らぎが有りませんものね。まあこちらは性的に未熟だからのような気もしますけど、うふふ)
ルチアの口調に一番近い心中の声は、言葉に年下を誘惑する熟女のような雰囲気を漂わせる。
(たぶんねぇ、ボクみたいなキュートな女の子が好きなんだと思うよ。エロエロじゃなくてロリロリ?
コイツの性的嗜好なんか興味ないよ!
出来ればデビッドをヴリンダとは戦わせたくなかったのですが、最悪どこかで騒ぎを起こして雲隠れでもしましょうか?
それはアンタに任せるよできるだけ手駒は減らしたくないからね。あのヤロウを主神の座から引きずり下ろす為にも……)
ハスッパな口調の声からは、昏い憎しみが覗いていた。
◇
「……そうですか、でもそんな男らしいヤンマーさま事ますます好きになってしまいそうですわ。アナタの実力でヴリンダさんを見事倒すことをお祈りしています。まあそうなりましたら仕事ですのでデビッドを応援しなければならないのですが――ご健闘を」
ルチアは見事に最後まで大和に対する好意を持つ女を演じ、いかにも名残惜しそうに身体を離すと立ち去って行った……。
……。
…………。
………………。
あれ? ちょっと待って、いや、こんな怪しい店に一人取り残されても困るんですが……。
「客さま、こちらを」
大和の目の前に、貼り付けたような見事な笑顔を浮かべたうさ耳ウェイトレスが立っていた。
あれ、ルチアさん? 連れてきたのアナタだったよね。この世界でもデートは男持ちですか?
「ああっ、支払いね…… !!」
差し出された料金表に書かれた数字をみて目が飛び出るほどの衝撃を受けた。
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