22 / 80
神様Help!
我が家が筋肉ワンダーランドにやって来た!?(前)
しおりを挟む
(……ペルカ元気にしてるかい)
(はい、ヤマトさん久しぶりなのですぅ。ペルカは元気にしてるのですぅ)
(おっ、俺は……死ぬかもしれない……)
(はぅッ!? どうしたのですか!!)
いま俺とペルカが話しているのは、実に三ヶ月ぶりだったりする。
そう、あの食事会からすでにそれだけの日数が過ぎていた。
いま俺が居る――いや、俺の部屋が在るのは闘神の神殿域だ。
俺は部屋の畳に倒れ伏し、ペルカと【神託】している。
バルバロイから小休止を言い渡され、部屋のドアを開けるなり倒れ伏したのだった。
あの食事会の後。俺はバルバロイの野郎にある意味拉致られたのだ。
闘神の神殿域は、主神の神殿域と違って非常に雑多だった。
山あり谷あり崖あり滝ありとまるで『修行のドリームランドや!』状態だ。
ふと、倒れ伏した状態から首を右に向けると、闘神の神殿域が広がっている。
この神殿域にいる者達は雑多だ。人族が多いみたいだが、各種獣人、トカゲのような爬虫類系の鱗を持つ爬虫人――リザードマンだろうか? さらに、空には羽を持つ人達。川を見れば腰から下が魚の女性や上半身が魚の人までいる。一様にいえることは皆〈ムッキムキ〉である。ムッキムキの人魚って……誰得!?
ここに居るもの達は、戦女神が死後地上から招いた戦士達だそうで、天界でさらに鍛えてるらしい。
だからなのか、彼らを連れてきたと思われる、サテラと同じように甲冑を身に纏った女性達がチラチラと目に入る。
不思議に思っていたのだが、戦女神は戦争を司っている関係か、神々の中でも最も同系統の神の数が多いらしい。
さらに、軍隊と同じく階級があり。地上のもの達が一般に戦女神と言っているのは元帥に当たる戦女神だそうだ。ちなみに、サテラは遊撃だと言っていたが、……それって階級じゃないよね。
ごまかされたのかな?
さて、部屋から見えている状態を説明したわけだが。……つまり、俺の部屋は見られ放題なのだ。敢えて言いたい。どこのバラエティー番組だ!
(ヤマトさん? 大丈夫なのですか?)
意識が明後日の方向へ飛んでいた俺にかけられたペルカの声には、どこか心配そうな響きがある。
(あっ、いやっ、……ペルカを助けたときに恥ずかしい姿を晒したろ。だから、いま鍛えてもらってるんだけど、……コーチにでっかい問題があってね)
環境も問題大だけどね。
(コーチ?)
……はい。ペルカには、〈コーチ〉分かりませんでした!
(指導してくれてる神なんだけどね。ドゥランを100倍くらいに濃縮した感じの神様)
(はわわ)
ペルカが、口元を包むように両手を添えて驚きの声をあげる。あっ、このまま召されるんだろうか、ペルカの幻想が見えるよ。あれ? 神様って死んだらどうなるんだろう?
うーん、しかしペルカのリアクションは和むなぁ。なんだか彼女の姿が本当に見えてるようだ……。
(ヘッ?)
(はえ?)
あれ? なぜペルカのリアクションが分かる!? 散々にしごかれて遂に幻想が見えているのかと思った。
彼女はいま麻製っぽいが細い繊維を使った貫頭衣を、腰の辺りで太い飾り紐で絞って止めている。俺が行ったときには雪も無かったようだが寒い地方なので、同じ繊維を使ったズボンも履いている。
……なんだかハッキリ見えてない?
倒れ込んだ状態で、顎を畳に付けて顔を上げた目の前にペルカの姿が見えている。
(ペルカ、ひとつ聞いていいかな)
(はい? 何ですか?)
突然の俺の問いに、ペルカが小首を傾げている。うーん、可愛いのう。
ハッ! オッサンか! 俺。
……アッ、オッサンだ俺。32歳だし。
(ペルカには今、俺の姿って見えてる?)
(……? 見えていないのですぅ? どうしたのですか?)
(いや、俺には見えてるんだペルカが)
(はややっ! あうあう……)
言ったとたん、ペルカが大慌てで服装を確認したり、髪を直したりし始めた。あっ、耳が引っかかった。
……やっぱり和む。
(初めて【神託】を使って話した時には見えなかったんだけどなあ。……もしかして)
(もしかして…… どうしたのでしょう?)
(ステータス)
大和大地〈主神代理〉
神レベル2 → 3
神力12 → 20
神スキル
【降臨】神力10:【神託】神力1:【スキル付与】神力1:【加護】神力1:【種族加護】神力5~10:【天啓】神力2:【神体創造】神力5:【人化降臨】神力2~(付加術:【天界復活】神力5:【神器附帯】神力1)
所持神器:〈獣神の足紋〉〈界蜃の袋〉
(人化降臨ステータス)
〈大和大地 32歳〉人族 男
創造神 (?ゃ?吟???)
守護神 (サテラ)(シュアル)
剣士レベル4(メイン)、闘士レベル1
生命力 37/37 → 49/49
魔力 53/53 → 66/66
力 25
耐久力 24 + 5(装備補正)
耐魔力 36
知力 25
精神力 40
俊敏性 23 + 3(加護修正)
器用度 28
スキル:剣術Lv8、体術Lv6、憑獣の術〔消費MP30〕、【探査】、武の才、魔法の才、戦の才、菓の才
種族スキル:考案
装備:
所持品:クロス・アーマー、マント
おおっ、やっぱりレベルが上がってる。しかも、色々と能力も上がってる。
そうだよなぁ、この三ヶ月の訓練を思い出し……身体がぷるぷる震える。
何だろう、軽くトラウマ?
逆にアレでレベルが上がってなかったら詐欺だよね。でも、今まで使っていたスキルもレベルによって効果が上がったりするのか。これもなかなか興味深い。後でサテラに聞いてみよう。
敏捷性の加護修正はシュアルさんの加護のおかげなんだろうな。後でお礼を言っておこう。
あれ? スキルに〈憑獣の術〉ってのが有るけど。これもシュアルさん関係なんだろうか? でも、加護がもらえるのは一柱に一つって言って聞いたような?
うーん、これも後でサテラに確認だな。
(どうやら、レベルが上がったみたいだ)
(レベルが上がったのですか。おめでとうございますなのですぅ! そうなのですぅ。ペルカもレベルが上がったのですよ!)
ペルカが、エッヘンと立派な胸を張った。
……この三ヶ月でさらに立派に。
――眼福です。
フンッ! と言う描き文字が鼻の辺りに見えそうなペルカに向かって【サーチ】を使ってみた。
〈ペルカ 12歳〉狼人族 女
創造神 (シュアル)
守護神 (ヤマト)
巫女レベル2(メイン)、爪牙闘士レベル2
生命力 20/20 → 28/28
魔力 12/12 → 25/25
力 18
耐久力 24
耐魔力 10
知力 15
精神力 18 + 5(加護修正)
敏捷性 30
器用度 8
スキル:格闘レベル3、巫女魔術レベル2、探査、成長促進
種族スキル:健脚
オオッ、本当だ。
(あれ? 巫女はわかるけど、爪牙闘士にもなったのか――ペルカ?)
(そうなのですぅ! 私もヤマトさんと同じで、修行してるのですよ。ドゥランのおじさんに教えてもらってるのですぅ)
うっ、なるほど。さっきのペルカの驚きはドゥランに修行してもらってるからなのか。
うっわー、これじゃペルカに泣きつけないな。……俺にもそのくらいの見栄はありますよ。
ところで、あの精神力に付いてる〈5〉ってのは俺の加護なんだよな? 後、成長促進って? まさか、それのせいなのかあのペルカの成長は!? ……俺の願望じゃ無いよね? ね!
(がっ、頑張ってるんだなペルカも、ヨッシ! 俺も頑張るよペルカ)
(ハイ! ペルカ頑張ってヤマトさんの威光を世に広めるのですよ! その為にも、この森から出て行けるだけの力を身に付けないといけないのです!)
胸の前でガシッと、両手を握りしめて俺を見つめる。……彼女からは見えていないんだが、ドキッとしてしまった。
「ヤマト、何をしてるんですか? 休憩終わりですよ」
突然、背の上からクールな声音が降ってきた。
「どわッ!」
(ひゃう!? どうしたのですか?)
……何だろう? 背中に妙な圧力が。
(ゴメン、ペルカ。もう時間みたいだ。ペルカも頑張って、俺も頑張るからな!)
(ハイなのです! また、お話できるのを待ってるのですぅ)
ペルカは、まるで玄関で飼い主が出掛けていくのを見送る子犬のようだ。
「行きますよ」
「わーっ! サテラ、チョッ! あしっ、足ッ!!」
言葉とともに、サテラは俺の足を掴んで引きずる。
「チョッとサテラ。ここ主神の神殿域と違って雲の絨毯じゃないんだから、地面があるんだよ地面が! 削れる、削れるって!!」
戦女神であるサテラさんの腕力に敵うわけもなく、俺は部屋からズリズリと引きずり出されるのだった。
(はい、ヤマトさん久しぶりなのですぅ。ペルカは元気にしてるのですぅ)
(おっ、俺は……死ぬかもしれない……)
(はぅッ!? どうしたのですか!!)
いま俺とペルカが話しているのは、実に三ヶ月ぶりだったりする。
そう、あの食事会からすでにそれだけの日数が過ぎていた。
いま俺が居る――いや、俺の部屋が在るのは闘神の神殿域だ。
俺は部屋の畳に倒れ伏し、ペルカと【神託】している。
バルバロイから小休止を言い渡され、部屋のドアを開けるなり倒れ伏したのだった。
あの食事会の後。俺はバルバロイの野郎にある意味拉致られたのだ。
闘神の神殿域は、主神の神殿域と違って非常に雑多だった。
山あり谷あり崖あり滝ありとまるで『修行のドリームランドや!』状態だ。
ふと、倒れ伏した状態から首を右に向けると、闘神の神殿域が広がっている。
この神殿域にいる者達は雑多だ。人族が多いみたいだが、各種獣人、トカゲのような爬虫類系の鱗を持つ爬虫人――リザードマンだろうか? さらに、空には羽を持つ人達。川を見れば腰から下が魚の女性や上半身が魚の人までいる。一様にいえることは皆〈ムッキムキ〉である。ムッキムキの人魚って……誰得!?
ここに居るもの達は、戦女神が死後地上から招いた戦士達だそうで、天界でさらに鍛えてるらしい。
だからなのか、彼らを連れてきたと思われる、サテラと同じように甲冑を身に纏った女性達がチラチラと目に入る。
不思議に思っていたのだが、戦女神は戦争を司っている関係か、神々の中でも最も同系統の神の数が多いらしい。
さらに、軍隊と同じく階級があり。地上のもの達が一般に戦女神と言っているのは元帥に当たる戦女神だそうだ。ちなみに、サテラは遊撃だと言っていたが、……それって階級じゃないよね。
ごまかされたのかな?
さて、部屋から見えている状態を説明したわけだが。……つまり、俺の部屋は見られ放題なのだ。敢えて言いたい。どこのバラエティー番組だ!
(ヤマトさん? 大丈夫なのですか?)
意識が明後日の方向へ飛んでいた俺にかけられたペルカの声には、どこか心配そうな響きがある。
(あっ、いやっ、……ペルカを助けたときに恥ずかしい姿を晒したろ。だから、いま鍛えてもらってるんだけど、……コーチにでっかい問題があってね)
環境も問題大だけどね。
(コーチ?)
……はい。ペルカには、〈コーチ〉分かりませんでした!
(指導してくれてる神なんだけどね。ドゥランを100倍くらいに濃縮した感じの神様)
(はわわ)
ペルカが、口元を包むように両手を添えて驚きの声をあげる。あっ、このまま召されるんだろうか、ペルカの幻想が見えるよ。あれ? 神様って死んだらどうなるんだろう?
うーん、しかしペルカのリアクションは和むなぁ。なんだか彼女の姿が本当に見えてるようだ……。
(ヘッ?)
(はえ?)
あれ? なぜペルカのリアクションが分かる!? 散々にしごかれて遂に幻想が見えているのかと思った。
彼女はいま麻製っぽいが細い繊維を使った貫頭衣を、腰の辺りで太い飾り紐で絞って止めている。俺が行ったときには雪も無かったようだが寒い地方なので、同じ繊維を使ったズボンも履いている。
……なんだかハッキリ見えてない?
倒れ込んだ状態で、顎を畳に付けて顔を上げた目の前にペルカの姿が見えている。
(ペルカ、ひとつ聞いていいかな)
(はい? 何ですか?)
突然の俺の問いに、ペルカが小首を傾げている。うーん、可愛いのう。
ハッ! オッサンか! 俺。
……アッ、オッサンだ俺。32歳だし。
(ペルカには今、俺の姿って見えてる?)
(……? 見えていないのですぅ? どうしたのですか?)
(いや、俺には見えてるんだペルカが)
(はややっ! あうあう……)
言ったとたん、ペルカが大慌てで服装を確認したり、髪を直したりし始めた。あっ、耳が引っかかった。
……やっぱり和む。
(初めて【神託】を使って話した時には見えなかったんだけどなあ。……もしかして)
(もしかして…… どうしたのでしょう?)
(ステータス)
大和大地〈主神代理〉
神レベル2 → 3
神力12 → 20
神スキル
【降臨】神力10:【神託】神力1:【スキル付与】神力1:【加護】神力1:【種族加護】神力5~10:【天啓】神力2:【神体創造】神力5:【人化降臨】神力2~(付加術:【天界復活】神力5:【神器附帯】神力1)
所持神器:〈獣神の足紋〉〈界蜃の袋〉
(人化降臨ステータス)
〈大和大地 32歳〉人族 男
創造神 (?ゃ?吟???)
守護神 (サテラ)(シュアル)
剣士レベル4(メイン)、闘士レベル1
生命力 37/37 → 49/49
魔力 53/53 → 66/66
力 25
耐久力 24 + 5(装備補正)
耐魔力 36
知力 25
精神力 40
俊敏性 23 + 3(加護修正)
器用度 28
スキル:剣術Lv8、体術Lv6、憑獣の術〔消費MP30〕、【探査】、武の才、魔法の才、戦の才、菓の才
種族スキル:考案
装備:
所持品:クロス・アーマー、マント
おおっ、やっぱりレベルが上がってる。しかも、色々と能力も上がってる。
そうだよなぁ、この三ヶ月の訓練を思い出し……身体がぷるぷる震える。
何だろう、軽くトラウマ?
逆にアレでレベルが上がってなかったら詐欺だよね。でも、今まで使っていたスキルもレベルによって効果が上がったりするのか。これもなかなか興味深い。後でサテラに聞いてみよう。
敏捷性の加護修正はシュアルさんの加護のおかげなんだろうな。後でお礼を言っておこう。
あれ? スキルに〈憑獣の術〉ってのが有るけど。これもシュアルさん関係なんだろうか? でも、加護がもらえるのは一柱に一つって言って聞いたような?
うーん、これも後でサテラに確認だな。
(どうやら、レベルが上がったみたいだ)
(レベルが上がったのですか。おめでとうございますなのですぅ! そうなのですぅ。ペルカもレベルが上がったのですよ!)
ペルカが、エッヘンと立派な胸を張った。
……この三ヶ月でさらに立派に。
――眼福です。
フンッ! と言う描き文字が鼻の辺りに見えそうなペルカに向かって【サーチ】を使ってみた。
〈ペルカ 12歳〉狼人族 女
創造神 (シュアル)
守護神 (ヤマト)
巫女レベル2(メイン)、爪牙闘士レベル2
生命力 20/20 → 28/28
魔力 12/12 → 25/25
力 18
耐久力 24
耐魔力 10
知力 15
精神力 18 + 5(加護修正)
敏捷性 30
器用度 8
スキル:格闘レベル3、巫女魔術レベル2、探査、成長促進
種族スキル:健脚
オオッ、本当だ。
(あれ? 巫女はわかるけど、爪牙闘士にもなったのか――ペルカ?)
(そうなのですぅ! 私もヤマトさんと同じで、修行してるのですよ。ドゥランのおじさんに教えてもらってるのですぅ)
うっ、なるほど。さっきのペルカの驚きはドゥランに修行してもらってるからなのか。
うっわー、これじゃペルカに泣きつけないな。……俺にもそのくらいの見栄はありますよ。
ところで、あの精神力に付いてる〈5〉ってのは俺の加護なんだよな? 後、成長促進って? まさか、それのせいなのかあのペルカの成長は!? ……俺の願望じゃ無いよね? ね!
(がっ、頑張ってるんだなペルカも、ヨッシ! 俺も頑張るよペルカ)
(ハイ! ペルカ頑張ってヤマトさんの威光を世に広めるのですよ! その為にも、この森から出て行けるだけの力を身に付けないといけないのです!)
胸の前でガシッと、両手を握りしめて俺を見つめる。……彼女からは見えていないんだが、ドキッとしてしまった。
「ヤマト、何をしてるんですか? 休憩終わりですよ」
突然、背の上からクールな声音が降ってきた。
「どわッ!」
(ひゃう!? どうしたのですか?)
……何だろう? 背中に妙な圧力が。
(ゴメン、ペルカ。もう時間みたいだ。ペルカも頑張って、俺も頑張るからな!)
(ハイなのです! また、お話できるのを待ってるのですぅ)
ペルカは、まるで玄関で飼い主が出掛けていくのを見送る子犬のようだ。
「行きますよ」
「わーっ! サテラ、チョッ! あしっ、足ッ!!」
言葉とともに、サテラは俺の足を掴んで引きずる。
「チョッとサテラ。ここ主神の神殿域と違って雲の絨毯じゃないんだから、地面があるんだよ地面が! 削れる、削れるって!!」
戦女神であるサテラさんの腕力に敵うわけもなく、俺は部屋からズリズリと引きずり出されるのだった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。

竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

ダンジョン配信 【人と関わるより1人でダンジョン探索してる方が好きなんです】ダンジョン生活10年目にして配信者になることになった男の話
天野 星屑
ファンタジー
突如地上に出現したダンジョン。中では現代兵器が使用できず、ダンジョンに踏み込んだ人々は、ダンジョンに初めて入ることで発現する魔法などのスキルと、剣や弓といった原始的な武器で、ダンジョンの環境とモンスターに立ち向かい、その奥底を目指すことになった。
その出現からはや10年。ダンジョン探索者という職業が出現し、ダンジョンは身近な異世界となり。ダンジョン内の様子を外に配信する配信者達によってダンジョンへの過度なおそれも減った現在。
ダンジョン内で生活し、10年間一度も地上に帰っていなかった男が、とある事件から配信者達と関わり、己もダンジョン内の様子を配信することを決意する。
10年間のダンジョン生活。世界の誰よりも豊富な知識と。世界の誰よりも長けた戦闘技術によってダンジョンの様子を明らかにする男は、配信を通して、やがて、世界に大きな動きを生み出していくのだった。
*本作は、ダンジョン籠もりによって強くなった男が、配信を通して地上の人たちや他の配信者達と関わっていくことと、ダンジョン内での世界の描写を主としています
*配信とは言いますが、序盤はいわゆるキャンプ配信とかブッシュクラフト、旅動画みたいな感じが多いです。のちのち他の配信者と本格的に関わっていくときに、一般的なコラボ配信などをします
*主人公と他の探索者(配信者含む)の差は、後者が1~4まで到達しているのに対して、前者は100を越えていることから推察ください。
*主人公はダンジョン引きこもりガチ勢なので、あまり地上に出たがっていません

“元“悪役令嬢は二度目の人生で無双します(“元“悪役令嬢は自由な生活を夢見てます)
翡翠由
ファンタジー
ある公爵令嬢は処刑台にかけられていた。
悪役令嬢と、周囲から呼ばれていた彼女の死を悲しむものは誰もいなく、ついには愛していた殿下にも裏切られる。
そして目が覚めると、なぜか前世の私(赤ん坊)に戻ってしまっていた……。
「また、処刑台送りは嫌だ!」
自由な生活を手に入れたい私は、処刑されかけても逃げ延びれるように三歳から自主トレを始めるのだが……。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる