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召喚ですか? 降臨です!
確認してから降臨です。(前)
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「とりあえず、いま持ってるスキルの確認をしたいんだけど」
俺はサテラさんを玄関から部屋の中に招き入れ、一息つくと口を開いた。
サテラさんは、先ほどまで主神がいた場所に座って、感情の読みにくい怜悧な印象の顔をこちらに向けている。
「わかりました。なにが聞きたいですか?」
実は、今更だけど気がついたんだ。主神が力をくれて、神になったからなのか、俺の思考が読まれてないんだよね。しかも、妙なプレッシャーを感じなくなったからか、かなり素で話せてます。
でも心のなかでサテラさんと呼んでしまうのは、教育実習にやってきたボーイッシュでクールなお姉さんのような雰囲気のせいなんだ。そう、青春の一ページ、少年の淡い憧れ、そんなものを喚起させる彼女の容貌……、まあ俺、三二歳のオッサンなわけだけど、そんな時代もあったんですよ。
「【降臨】と【人化降臨】ってなにが違うのかな?」
「【降臨】は、神の力を持ったまま地上に降臨することができます。そして【人化降臨】ですが、その名のとおり、人として地上に降臨するのです」
【降臨】は神の力を持ったまま降臨できるのか、今は〔神様レベル1〕だから使えるスキルが少ないんだろうけど、これからスキルはもっと増えるだろうし、それが使えるんだろうから、〔神力10〕は妥当なんだろう。【人化降臨】は〔神力2~〕ていうのが気になるよね。神力をたくさん使うとなにか特典があるんだろうな。でも今回つかえる神力は2だからな。
「人としてってことは、地球にいたときの俺のままってことなのかな?」
「バカですか、そのままだったら死にますよ」
いや、だからキツいですってサテラさん。彼女は表情を崩さずに言葉の刃を突き立ててくる。
さっきの申し訳なさそうな雰囲気は俺の幻想だったんだろうか?
「オーディアさまがキミを覗いていたときに、居合わせたことがあるので知っていますが……」
そう言うと、スタスタと本棚に近づき、躊躇なく表側の本を抜き出し始めた。
「だぁぁぁぁーー! まった!! 待った!!! マッタ!!!!」
何されますかこのお嬢さん!? あっ、いや、そこはまずいです。
俺は、サテラさんを止めに走るが、間一髪間に合わなかったよ。あっ、気が遠く……
「ああ、これですね」
そう言うとサテラさんは、一八が禁な、亜・堕・流・人な本を取りだした。
その手にあったのは、召喚物で俺TUEEEEEE&ハーレム系の小説だ。くんずほぐれずもあるよ。
「キミもこの主人公のように、能力が底上げされますから」
あれ? それだけの説明するのに、その本をわざわざ取りだす必要はありましたか?
「なに恥ずかしいことしてくれるんだ!!」
「恥ずかしいですか? キミがこれを使って○○○をしていたところも、見てしまいましたが」
怜悧な瞳に戯れた光を浮かべてサテラさんは言った。
毒舌の上にSですか。侮れない神!
「ああぅ、ボクもうお婿にいけない……」
あ゛あ゛あ゛っ、のたうち回りたい。皆も気をつけようね、〈神様は見てる〉そうですよ。
ハッ! そういえば、挨拶したとき俺のこと初めて知ったよう感じで、思わせぶりな態度をとっていたけど、この展開を考えてたのか?!
「ああそれから、【人化降臨】のときに地上で得た経験はキミの身体に蓄積されるので、やってみたいのならその小説にあるように、冒険者として地上を旅してみても良いですよ。それと……」
いやぁ、切り替え早いよサテラさん。
「とっ、取りあえず、【人化降臨】のことは置いといて! で、次は【神託】行ってみよー!」
俺の、心が保ちません。
「【神託】ですか、そうですね……」
チョット小首をかしげ考えるような仕草をすると(あっ、カワイイ)、おもむろに、本棚に向きなおった。
「それなら、ここですか」
「だぁぁぁぁぁぁー!! それはもう良いから!」
俺は、素早くサテラさんの手を止めた。今度は間に合ったよ。ふぅー。
なに残念そうな雰囲気醸してるんだよ、サテラさん?
外見はもろにストライクなんだからさ、変な趣味に目覚めたらどうしてくれるんだよ。羞恥責めは止めてほしい。
「……分かりました。【神託】はキミと相性の良い人間、この場合は、亜人も含みます。また、聖獣や動物などにも、神としての意志を伝えることができます。まあ、先に話したとおり地上の神殿がないと中継できませんから、いまはムリですね」
なんだろう、渋々説明してる感がハンパないんだけど。ほかの神はまだ知らないが、この世界の神って、日本神話やギリシャ神話、北欧神話みたいな多神教系の神様だよね、間違いなく。性格に問題ある神が多そうだ。
ハニーも高飛車そうだったしな。
それにしても、聖獣は何となくわかるけど、動物などにも【神託】使えるとは。そういえば、昔ニュースで、マンボウが漂流した漁師が船に救助されるまで浮き輪替わりになってくれたとかいうのを見た記憶があるが、そんな風に『彼を助けてやってくれ!』って感じに使えるんだろうか。
「では次の【スキル付与】は?」
「【スキル付与】ですね。これは、キミが気に入った人間や亜人、聖獣や動物などにスキルを付与できます。ただ、本人やそのモノが元々苦手としている事柄や能力に関係するスキルを与える場合は、より神力を必要とします。これも、神殿が無いのでいまは使えません」
今度は、どんなリアクションをするのか身構えていたら、すんなりと説明したよ。……いや、気を抜いたら負けな気がする。
「次は【加護】ね。まあ、分かる気はするけど一応説明おねがい」
「【加護】は、キミが気に入った人や亜人、聖獣や動物などに守護の力を与えることができます。ただし、守護の力は基本一つの存在に一つだけ、火の加護、水の加護、光の加護といった感じですね。これも、神殿がなければ使えません」
「で、最後の【神職就業】ってのは?」
「これは、神の地上での代行者である神職を定めることができる力です」
「もしかしてこれも、神殿が無いとここからは使えないのかな?」
「その通りです」
やっぱり、今のところ【人化降臨】しか使えないんだな。それなりに底上げはあるみたいだけど、鍛えなければ、ほとんど素の力なんだよね?
前の文明崩壊から約三〇〇年か、モヒカン頭がバイクに乗って闊歩しているってことはなさそうだけど、かなり、バイオレンスな感じがするよな。
「ああっ、そうでした。【神託】【スキル付与】【加護】もそうですが、基本的に他の神を信仰するモノたちに使用することはできませんので、悪しからず」
ヘッ? また、攻略レベルが上がりました。三〇〇年のハンデ付きです。
サテラさんの瞳に、また戯れた光が瞬いてるよ。
俺は、ガックリと頭を垂れた……。
……これどんな無理ゲー。
俺はサテラさんを玄関から部屋の中に招き入れ、一息つくと口を開いた。
サテラさんは、先ほどまで主神がいた場所に座って、感情の読みにくい怜悧な印象の顔をこちらに向けている。
「わかりました。なにが聞きたいですか?」
実は、今更だけど気がついたんだ。主神が力をくれて、神になったからなのか、俺の思考が読まれてないんだよね。しかも、妙なプレッシャーを感じなくなったからか、かなり素で話せてます。
でも心のなかでサテラさんと呼んでしまうのは、教育実習にやってきたボーイッシュでクールなお姉さんのような雰囲気のせいなんだ。そう、青春の一ページ、少年の淡い憧れ、そんなものを喚起させる彼女の容貌……、まあ俺、三二歳のオッサンなわけだけど、そんな時代もあったんですよ。
「【降臨】と【人化降臨】ってなにが違うのかな?」
「【降臨】は、神の力を持ったまま地上に降臨することができます。そして【人化降臨】ですが、その名のとおり、人として地上に降臨するのです」
【降臨】は神の力を持ったまま降臨できるのか、今は〔神様レベル1〕だから使えるスキルが少ないんだろうけど、これからスキルはもっと増えるだろうし、それが使えるんだろうから、〔神力10〕は妥当なんだろう。【人化降臨】は〔神力2~〕ていうのが気になるよね。神力をたくさん使うとなにか特典があるんだろうな。でも今回つかえる神力は2だからな。
「人としてってことは、地球にいたときの俺のままってことなのかな?」
「バカですか、そのままだったら死にますよ」
いや、だからキツいですってサテラさん。彼女は表情を崩さずに言葉の刃を突き立ててくる。
さっきの申し訳なさそうな雰囲気は俺の幻想だったんだろうか?
「オーディアさまがキミを覗いていたときに、居合わせたことがあるので知っていますが……」
そう言うと、スタスタと本棚に近づき、躊躇なく表側の本を抜き出し始めた。
「だぁぁぁぁーー! まった!! 待った!!! マッタ!!!!」
何されますかこのお嬢さん!? あっ、いや、そこはまずいです。
俺は、サテラさんを止めに走るが、間一髪間に合わなかったよ。あっ、気が遠く……
「ああ、これですね」
そう言うとサテラさんは、一八が禁な、亜・堕・流・人な本を取りだした。
その手にあったのは、召喚物で俺TUEEEEEE&ハーレム系の小説だ。くんずほぐれずもあるよ。
「キミもこの主人公のように、能力が底上げされますから」
あれ? それだけの説明するのに、その本をわざわざ取りだす必要はありましたか?
「なに恥ずかしいことしてくれるんだ!!」
「恥ずかしいですか? キミがこれを使って○○○をしていたところも、見てしまいましたが」
怜悧な瞳に戯れた光を浮かべてサテラさんは言った。
毒舌の上にSですか。侮れない神!
「ああぅ、ボクもうお婿にいけない……」
あ゛あ゛あ゛っ、のたうち回りたい。皆も気をつけようね、〈神様は見てる〉そうですよ。
ハッ! そういえば、挨拶したとき俺のこと初めて知ったよう感じで、思わせぶりな態度をとっていたけど、この展開を考えてたのか?!
「ああそれから、【人化降臨】のときに地上で得た経験はキミの身体に蓄積されるので、やってみたいのならその小説にあるように、冒険者として地上を旅してみても良いですよ。それと……」
いやぁ、切り替え早いよサテラさん。
「とっ、取りあえず、【人化降臨】のことは置いといて! で、次は【神託】行ってみよー!」
俺の、心が保ちません。
「【神託】ですか、そうですね……」
チョット小首をかしげ考えるような仕草をすると(あっ、カワイイ)、おもむろに、本棚に向きなおった。
「それなら、ここですか」
「だぁぁぁぁぁぁー!! それはもう良いから!」
俺は、素早くサテラさんの手を止めた。今度は間に合ったよ。ふぅー。
なに残念そうな雰囲気醸してるんだよ、サテラさん?
外見はもろにストライクなんだからさ、変な趣味に目覚めたらどうしてくれるんだよ。羞恥責めは止めてほしい。
「……分かりました。【神託】はキミと相性の良い人間、この場合は、亜人も含みます。また、聖獣や動物などにも、神としての意志を伝えることができます。まあ、先に話したとおり地上の神殿がないと中継できませんから、いまはムリですね」
なんだろう、渋々説明してる感がハンパないんだけど。ほかの神はまだ知らないが、この世界の神って、日本神話やギリシャ神話、北欧神話みたいな多神教系の神様だよね、間違いなく。性格に問題ある神が多そうだ。
ハニーも高飛車そうだったしな。
それにしても、聖獣は何となくわかるけど、動物などにも【神託】使えるとは。そういえば、昔ニュースで、マンボウが漂流した漁師が船に救助されるまで浮き輪替わりになってくれたとかいうのを見た記憶があるが、そんな風に『彼を助けてやってくれ!』って感じに使えるんだろうか。
「では次の【スキル付与】は?」
「【スキル付与】ですね。これは、キミが気に入った人間や亜人、聖獣や動物などにスキルを付与できます。ただ、本人やそのモノが元々苦手としている事柄や能力に関係するスキルを与える場合は、より神力を必要とします。これも、神殿が無いのでいまは使えません」
今度は、どんなリアクションをするのか身構えていたら、すんなりと説明したよ。……いや、気を抜いたら負けな気がする。
「次は【加護】ね。まあ、分かる気はするけど一応説明おねがい」
「【加護】は、キミが気に入った人や亜人、聖獣や動物などに守護の力を与えることができます。ただし、守護の力は基本一つの存在に一つだけ、火の加護、水の加護、光の加護といった感じですね。これも、神殿がなければ使えません」
「で、最後の【神職就業】ってのは?」
「これは、神の地上での代行者である神職を定めることができる力です」
「もしかしてこれも、神殿が無いとここからは使えないのかな?」
「その通りです」
やっぱり、今のところ【人化降臨】しか使えないんだな。それなりに底上げはあるみたいだけど、鍛えなければ、ほとんど素の力なんだよね?
前の文明崩壊から約三〇〇年か、モヒカン頭がバイクに乗って闊歩しているってことはなさそうだけど、かなり、バイオレンスな感じがするよな。
「ああっ、そうでした。【神託】【スキル付与】【加護】もそうですが、基本的に他の神を信仰するモノたちに使用することはできませんので、悪しからず」
ヘッ? また、攻略レベルが上がりました。三〇〇年のハンデ付きです。
サテラさんの瞳に、また戯れた光が瞬いてるよ。
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