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1章 異界衝突
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イメージが浮かび上がってきた。
昔見たマンガ。なんか系統とかあって。
霊気もそういう風に捉えてみてもいいのかもしれないな。
あれ・・・?
それよりどこまでいっても人がいない。
どういうことだ?
雷雨が強まってる、霧?
いったん立ち止まる。
半径10メーターほどしか視界も確保できない。
そのうえ霊気の動きもよく見えない。
一瞬何か見えた!
何かが前方を横切った。
人型のなにかが歩いて行った気がする。
これだけ視界が悪い中普通に歩いていた。
人間ではない気がする。
サル型、犬型、クモ型ときて次は人型か?
モンスターなのかエイリアンなのかもわからないナニカ。
もしも目以外の何かで補えるからああいう風に歩いてたんなら、俺のことも
もしかして感知できるんじゃ・・・。
いったん戻ろう。直観がヤバいと言ってる。
少しずつ少しずつ、ゆっくり。
ザアザアと土砂降りの雷雨の中、ショッピングモールから10キロほど南の色々な店が立ち並ぶストリート。
そこのジャンクションで豪雨のなか慎重に元来た道を戻ろうとしていく。
体温が冷えていく感覚。
昔学校帰り一人で豪雨の中なんども雨宿りしながら休み休み帰ったことなどを思い出す。
あのナニカが近づいてきてないか五感を研ぎ澄まし慎重に歩き続ける。
耳が拾う音はほとんど雨と風、雷。
その時。
雨や雷に交じって何かの音が聞こえた。
声?鳴き声か?あの人型の。
鳴いてるのかしゃべってるのか分からないような音を出してる。
よく聞こえないがなんか。有名な歌手をなぜか連想する。
声、音。視界を気にしてない。
もしかして・・・
音か、あいつ耳がすごくいいのか?
また一瞬見えた。
俺みたいにマナが見えてるとかじゃない、目も見えてないかかなり悪いんじゃないか?
ネズミ型の波動を感じた。
近くにいる。
あそこか。
ネズミ型が鳴き声を出した、その時ヤツの影がまた見えた。近いぞ。
人型はネズミ型のほうを目ではなく耳をネズミに向けるように首だけ動かした。
つぎの瞬間恐ろしい速さでネズミ型がたった今いた場所に飛びかかりネズミを殴打しようとして地面を打った。
ネズミは素早く動き出していて声を鳴らしながら反対方向へかけている。
人型はネズミに今度は顔を向けて何かを吐き出した。
人差し指ほどの杭?弾丸のような速さで射出されたそれはネズミ型に命中。
ネズミ型は絶命している・・・
ヒト型に殴打された横断歩道線のアスファルトが人間の頭部がすっぽり入りそうなほど陥没している。
この人型・・・
速い・・・しかもこいつこの雨の中早く動くものを認識できるみたいだ。
こいつが近くにいたときにもうすでに立ち止まっていて良かった・・・
ほっとする。
下手に素早く動けないし。音も出しちゃいけない。
俺より身体能力も高そうだし。あの口から出すやつ防げる気がしない。
そうだ、強化しておこう。
隠密モードは維持しつつ内面から霊気を練り上げ全身の細胞、神経、筋肉、骨に霊気を通して満たしていく。
多分攻撃を食らっても少しはマシになるんじゃないかと思う。
動けない・・・
アイツはなかなかここから離れないでウロウロしてやがる。
もう5分以上ここにいるだろう、何かを探してる?
少しずつこっちも来た道を戻っている。
なにか出来ることはないか。
そうだ!変質させる。
自分の周りの霊気が音をあまり出さないようにイメージする。
少しづつ体の周りの霊気が変化していくのを感じる。
結構疲れる。これずっと維持するのはきついな。
気持ち今より早く動いてみる、ヤツの反応は変わらない。
大丈夫そうだ。
順調に距離が開きはじめる。
ヤツから200メーター以上に離れたとところで目の前の霧の中から突然化け物が現れた。
シャチより1周りはでかそうな恐竜?コモドドラゴンにちかいかもしれない。陸竜とでも呼ぼうか。
全長10メーター以上はある体高も2・5メーターはある化け物。
目が合った!びっくりして隠密が解けた感じがした。
直後。
いきなりこちらにかかってきた!
雨が小降りになってきてるがまだ霧はまだまだ晴れる気配がない。
視界不良の中全力で攻撃を避けていく。
こいつ速い!それにとんでもないパワー。
腹のあたりに飛び込みクモの短槍に霊気を思いっきり送り込みどてっ腹に
渾身の突きを入れる。
陸竜の皮を突きやぶり筋繊維や内臓に霊気が爆発するようなイメージでクモの短槍を突き刺す。
それなりのダメージが入ったはずだが陸竜の動きはまったく衰えず周りにあるものを
破壊しながら俺になんとか攻撃を喰らわせようと暴れまわる。
南方面に陸竜を常に置くように立ち回ってると陸竜の霊気が乱れた。
あの弾丸の発射音!
あのヒト型がこちらに気づいて攻撃を始めた!
ドォオーン!、もう一発!
陸竜はまだ俺を狙っている。
ヒト型が直接陸竜に襲い掛かった!
背に飛びかかり背骨に噛みついたり殴打したり、むちゃくちゃだ。
陸竜はヒト型にターゲットを変更。
おれはこの機会に気配を消してその場から離れる。
心臓がバクバク鳴りやまない・・・・。
良く生きてたな、我ながら・・・。
乱れている呼吸を整えつつ交差点の信号近くにある
3階建てのバーの屋上にマンガでしか見ないような動きで登る。
屋上からさっきまでいた場所。
あの化け物たちがお互いに吠えながら戦闘状態に入っている。
ヒト型はあれに勝てるのか?
昔見たマンガ。なんか系統とかあって。
霊気もそういう風に捉えてみてもいいのかもしれないな。
あれ・・・?
それよりどこまでいっても人がいない。
どういうことだ?
雷雨が強まってる、霧?
いったん立ち止まる。
半径10メーターほどしか視界も確保できない。
そのうえ霊気の動きもよく見えない。
一瞬何か見えた!
何かが前方を横切った。
人型のなにかが歩いて行った気がする。
これだけ視界が悪い中普通に歩いていた。
人間ではない気がする。
サル型、犬型、クモ型ときて次は人型か?
モンスターなのかエイリアンなのかもわからないナニカ。
もしも目以外の何かで補えるからああいう風に歩いてたんなら、俺のことも
もしかして感知できるんじゃ・・・。
いったん戻ろう。直観がヤバいと言ってる。
少しずつ少しずつ、ゆっくり。
ザアザアと土砂降りの雷雨の中、ショッピングモールから10キロほど南の色々な店が立ち並ぶストリート。
そこのジャンクションで豪雨のなか慎重に元来た道を戻ろうとしていく。
体温が冷えていく感覚。
昔学校帰り一人で豪雨の中なんども雨宿りしながら休み休み帰ったことなどを思い出す。
あのナニカが近づいてきてないか五感を研ぎ澄まし慎重に歩き続ける。
耳が拾う音はほとんど雨と風、雷。
その時。
雨や雷に交じって何かの音が聞こえた。
声?鳴き声か?あの人型の。
鳴いてるのかしゃべってるのか分からないような音を出してる。
よく聞こえないがなんか。有名な歌手をなぜか連想する。
声、音。視界を気にしてない。
もしかして・・・
音か、あいつ耳がすごくいいのか?
また一瞬見えた。
俺みたいにマナが見えてるとかじゃない、目も見えてないかかなり悪いんじゃないか?
ネズミ型の波動を感じた。
近くにいる。
あそこか。
ネズミ型が鳴き声を出した、その時ヤツの影がまた見えた。近いぞ。
人型はネズミ型のほうを目ではなく耳をネズミに向けるように首だけ動かした。
つぎの瞬間恐ろしい速さでネズミ型がたった今いた場所に飛びかかりネズミを殴打しようとして地面を打った。
ネズミは素早く動き出していて声を鳴らしながら反対方向へかけている。
人型はネズミに今度は顔を向けて何かを吐き出した。
人差し指ほどの杭?弾丸のような速さで射出されたそれはネズミ型に命中。
ネズミ型は絶命している・・・
ヒト型に殴打された横断歩道線のアスファルトが人間の頭部がすっぽり入りそうなほど陥没している。
この人型・・・
速い・・・しかもこいつこの雨の中早く動くものを認識できるみたいだ。
こいつが近くにいたときにもうすでに立ち止まっていて良かった・・・
ほっとする。
下手に素早く動けないし。音も出しちゃいけない。
俺より身体能力も高そうだし。あの口から出すやつ防げる気がしない。
そうだ、強化しておこう。
隠密モードは維持しつつ内面から霊気を練り上げ全身の細胞、神経、筋肉、骨に霊気を通して満たしていく。
多分攻撃を食らっても少しはマシになるんじゃないかと思う。
動けない・・・
アイツはなかなかここから離れないでウロウロしてやがる。
もう5分以上ここにいるだろう、何かを探してる?
少しずつこっちも来た道を戻っている。
なにか出来ることはないか。
そうだ!変質させる。
自分の周りの霊気が音をあまり出さないようにイメージする。
少しづつ体の周りの霊気が変化していくのを感じる。
結構疲れる。これずっと維持するのはきついな。
気持ち今より早く動いてみる、ヤツの反応は変わらない。
大丈夫そうだ。
順調に距離が開きはじめる。
ヤツから200メーター以上に離れたとところで目の前の霧の中から突然化け物が現れた。
シャチより1周りはでかそうな恐竜?コモドドラゴンにちかいかもしれない。陸竜とでも呼ぼうか。
全長10メーター以上はある体高も2・5メーターはある化け物。
目が合った!びっくりして隠密が解けた感じがした。
直後。
いきなりこちらにかかってきた!
雨が小降りになってきてるがまだ霧はまだまだ晴れる気配がない。
視界不良の中全力で攻撃を避けていく。
こいつ速い!それにとんでもないパワー。
腹のあたりに飛び込みクモの短槍に霊気を思いっきり送り込みどてっ腹に
渾身の突きを入れる。
陸竜の皮を突きやぶり筋繊維や内臓に霊気が爆発するようなイメージでクモの短槍を突き刺す。
それなりのダメージが入ったはずだが陸竜の動きはまったく衰えず周りにあるものを
破壊しながら俺になんとか攻撃を喰らわせようと暴れまわる。
南方面に陸竜を常に置くように立ち回ってると陸竜の霊気が乱れた。
あの弾丸の発射音!
あのヒト型がこちらに気づいて攻撃を始めた!
ドォオーン!、もう一発!
陸竜はまだ俺を狙っている。
ヒト型が直接陸竜に襲い掛かった!
背に飛びかかり背骨に噛みついたり殴打したり、むちゃくちゃだ。
陸竜はヒト型にターゲットを変更。
おれはこの機会に気配を消してその場から離れる。
心臓がバクバク鳴りやまない・・・・。
良く生きてたな、我ながら・・・。
乱れている呼吸を整えつつ交差点の信号近くにある
3階建てのバーの屋上にマンガでしか見ないような動きで登る。
屋上からさっきまでいた場所。
あの化け物たちがお互いに吠えながら戦闘状態に入っている。
ヒト型はあれに勝てるのか?
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