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ボットの墓場?
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ロボテクストラベル社は、オフィスビルの三フロアを使用している。最もフロアを使っているのは、オンラインの旅行部門で、ボットと、『人による対応が必要な案件』対応用のコールセンタースタッフ。それが、国内と海外でそれぞれ、その中でも、航空券や、列車に特化した部門と、ホテルに特化した部門。両方を併せて、ツアーとして販売している部署に分かれている。
もう1フロアは、旅行用の仕入れ部門。飛行機の座席や、客室、現地ツアーの手配などを采配する部門と、法人営業部門、そして、マーケティング部門(広告宣伝や、社全体でのプロモーションを仕掛ける部門)と、デザインや開発を行うシステム開発部門が使用し、残り1フロアには、会議室や管理部門があり、保険部門も同じフロアにあった。
オーノは、一応総務部門直下という事になっているが、設備上、開発部門とリソースを共有している事もあり、保険事業部とはフロアが異なる。元は清掃用ロボットを改造し、搭載量を増やしたパンサーを連れて、オーノが管理部門フロアに現れると、フロア内は少しばかりざわついた。
倉庫のヌシ、いつも機械に囲まれ、本人もロボットじみた無表情と、長身を活かさない猫背は、目立つ。パソコンを介さないとまともにコミニケーションもとれないのでは、などと言い出す不届き者もいるが、そんな声は気に求めずに、まっすぐ保険事業部へ向かおうとしたオーノに、小柄で、キビキビした女性が話しかけてきた。
人事のナカジョウだった。
「オーノ君、あっちの手配はできた?」
「すみました、明日には納品されます」
「金額もあの通りで?」
「あー、はい、でも、多分、近々オサダさんが来ますよ、セクレタリーボットの方もレンタルでどうですかって」
キャビネットの前でオーノとナカジョウが立ち話をしているが、ナカジョウは背が低く、キャビネットの影になってしまい、遠目に見るとオーノが壁に向かってひとりごとを言っているようにも見えた。
「それはそれでいいじゃん、だいたいさあ、一人ずつカスタマイズしたセクレタリーボットなんて贅沢なんだよ」
ナカジョウは不満を言うが、それはそれを言える相手に対してだけだ。オーノは、心の中で、そう思うんだったら依頼をあげる人の方に言ってくれよ、と、思ったが、言っても無駄なのであいまいに返事をした。
ナカジョウの言うとおり、オーノも贅沢だとは思っている、しかし、高性能セクレタリーボットを入れているおかげで、オーノ宛の問い合わせが減っているの部分もあるのだ。
今日日、専門以外新しい事を覚えようとしない石頭を教育するくらいなら、セクレタリーボットにやらせてしまった方が早い事は多い。
ああ、そういう意味では、キノシタにもセクレタリーボットをあてがった方がラクなのかもな、と、いまさらながらにオーノは思ったが、いや、それはあくまで、当人に一定以上の生産性がある場合に限るのだ、と、思い直した。
セクレタリーボットを持っている幹部は、それぞれ高いスキルを持っている。交渉であったり、仕入れに対するセンスであったり。そうした『人間』を、不要のルーティンで使い潰さないという場合に『のみ』高額なコストをかける意味がある。
キノシタには、残念ながら、門外漢のオーノから見ても無能である事がわかる。今は過渡期ゆえに、かろうじて切り捨てられないが、会社に余力が無くなったら、真っ先に切られるタイプもああいうタイプなのだ。
そこまで考えて、オーノは少し自嘲気味に笑った。
けれど、そうやって生産性を上げていって、結果自分は前職でどうなっただろう。と。
オーノにできる事は、手先が少し器用という事と、トライアンドエラーが苦にならないというレベルのものだ。手先が器用な部分は、今後ハードの価格が下がり、使い捨てができるようになったら、手数を加えて修理するというプロセスが無くなれば、今のように重宝されないし、トライアンドエラーなどは、最も自動化しやすい部分だ。
その時はその時で、また、どこか自分を必要とする会社へ移れば住む話だ。修繕に経費がかけられない中小企業は沢山ある。また、どうした会社の一角にもぐりこめばいいだけだ。
ひとしきり、ナカジョウが幹部への愚痴を言い終わったところで、オーノは言った。
「オザワ部長用のセクレタリーボット、一応修理してみますんで」
「ああ、了解、よろしく」
ナカジョウが見ているのは、経費的な部分だけだ。所定の予算以内で、他部署からクレームが来なければそれでよし、という考えのナカジョウは、いい上司だと思える。リストラされる時もすぱっと切ってくれそうだが、それはもう考えない事にした。
管理部門を通りすぎて、最奥の保険部門へ行くと、ボットの入っているラックと、少し離れたところに、カタカイの背中が見えた。白髪の好々爺、オザワ部長と、見た目完全に『おばあちゃん』なカタカイが近くにいると、そこだけ、あたたかな陽だまりの縁側のようみ見える。三毛猫でもいれば上等だが、三毛猫の替りに、空いた席に陣取っているのはリーサだった。
通常、デスクワークの際には、壁際の充電用ハンガーに取り付けておいて、リモートで音声のみスピーカーから出力させるか、使用者のすぐ横に立たせておく事が多いセクレタリーボットだが(何しろ、彼ら、彼女らは、立っていても疲れたと不平を漏らす事はないので)、リーサはすでに足のコネクタが弱っており、不要の際には床にじか置きを余儀なくされていた。床に置くのはあんまりだというオザワ部長の声で、人一人分のスペースを使っている。
このあたりも、デスク不足に文句を言いがちなナカジョウの勘に触っているらしい。ナカジョウの案なのか、もっと上層部の意見なのかは知らないが、現状の3フロアを多すぎると考えている者がいるようで、デスクをひとつ専有する『人』では無く、増やしても、ラックをひとつ塞ぐだけのボットで対応可能ならばそちらを増やす方がいいという考えが、じわじわと広まりつつあるようだった。
よその会社は、そのボットですらも、社内にスペースをおかず、巨大サーバーの一区画という形に移行しつつあるが、旧式のコールセンターシステムは、PBXからの直結で無くてはならず、対応分岐のロジックや、音声データのボリュームなどの都合で、同じ敷地内での設置を余儀なくされていた。
「カタカイさん」
オーノが声をかけると、カタカイが一度振り返り、ヘッドセットに指を指し、今は対応中である事を身振り手振りで示した。恐らくは、先方が保留か待機にしているのだろう。それでも、生真面目に声をあげようとしないのは、カタカイに染み付いた習い症なのだろう。
オーノの方も、それ以上話かける事はせず、拝むように手をつくり、カタカイが対応を終えるのを待った。
簡単な分岐ですむような対応は、既にカタカイの横のボット達が粛々とこなし、本来であれば、彼女はそれをモニタリングしているだけでよいのだが、時折、ボットからのエスカレーションを受けて、彼女が対応する事がある。
ボットの方がスピーディーでよいという者が大半になりつつある今も、『誰か』へ対応させる事にこだわり、どうかすると、日常の憂さ晴らしのような攻撃を仕掛けてくる者もいるが、カタカイの鷹揚な対応にペースを乱し、いつの間にかクローズしているケースは多い。
彼女にこそ、セクレタリーボットを付けて、その対応を学習させればいいだろうに、と、オーノは思うのだが、リタイヤ後のパートタイムという老齢の彼女の才能は、オザワ部長以外には、なかなか評価されにくいようだ。
「ごめんなさい、お待たせして」
若い頃からすっと変わらない、かわいらしい様子でカタカイが言った。カタカイにしろマツモトにしろ、保険事業部は人格者が多いせいか、対応しやすい部署だ、と、オーノは思っている。しかし、会社への利益貢献度という意味で、なかなか最新設備を回す事ができず、所有台数は多いが、大半は他部署からのリプレイス機器の墓場と化しているのは、少しばかり申し訳ないところではあった。
基本レンタルでまかないつつも、モデルが古くなって廃棄予定のものを、破格で買い取り。ストアして構築された保険事業部の大半は、オーノの手腕によるものだが、オザワ部長勇退後は、きっと規模も小さくなり、最終的には消滅、ないしは、旅行部門へ吸収移管さえるのが目に見えている。
本社への体裁に、部長へセクレタリーボットを短期レンタルさせる経費は認めるが、いずれは無くなる部門ゆえに、長期的な投資はしない、というのが、いっそすがすがしいほどになるが、部署の人間達は、そんな風に風下へ追いやられる事にも、文句を言わずに、粛々と日々の業務に誠実にあたっている。
キノシタなど、一度保険事業部でもまれれば、もうちょっとまっとうな人間になるだろうに。そんな風に思ったが、いや、あれはちょっとやそっとでマシになるようなタマでは無いな、と、思い返した。
カタカイが、隣に座って、というか、『置かれて』いるリーサを、OAチェアごと引き出した。確かに、完全に停止しているらしい。リーサからは、何の音も、光も無かった。
その場で起動を試す事も考えたが、大きな音をたてて、カタカイの仕事を邪魔するべきでは無いと考えたオーノは、リーサを抱きかかえ、パンサーの荷台へ折りたたむようにして載せた。
体育座りで足をかかえこむようなリーサは、びっくりするほどコンパクトになるが、重さは女性の平均体重を上回る。
「いつから起動しなくなったんですか?」
そういえば、マツモトに詳しい話を聞いていなかったな、と、思いついて、カタカイに尋ねると、カタカイは、今朝、来たらもうシャットダウンされていたと答えた。
一度倉庫で起動を試して、それでダメならバラして、ログを直接読み込むしかないかもしれないな、と、思いながら、オーノは保険事業部を後にした。
もう1フロアは、旅行用の仕入れ部門。飛行機の座席や、客室、現地ツアーの手配などを采配する部門と、法人営業部門、そして、マーケティング部門(広告宣伝や、社全体でのプロモーションを仕掛ける部門)と、デザインや開発を行うシステム開発部門が使用し、残り1フロアには、会議室や管理部門があり、保険部門も同じフロアにあった。
オーノは、一応総務部門直下という事になっているが、設備上、開発部門とリソースを共有している事もあり、保険事業部とはフロアが異なる。元は清掃用ロボットを改造し、搭載量を増やしたパンサーを連れて、オーノが管理部門フロアに現れると、フロア内は少しばかりざわついた。
倉庫のヌシ、いつも機械に囲まれ、本人もロボットじみた無表情と、長身を活かさない猫背は、目立つ。パソコンを介さないとまともにコミニケーションもとれないのでは、などと言い出す不届き者もいるが、そんな声は気に求めずに、まっすぐ保険事業部へ向かおうとしたオーノに、小柄で、キビキビした女性が話しかけてきた。
人事のナカジョウだった。
「オーノ君、あっちの手配はできた?」
「すみました、明日には納品されます」
「金額もあの通りで?」
「あー、はい、でも、多分、近々オサダさんが来ますよ、セクレタリーボットの方もレンタルでどうですかって」
キャビネットの前でオーノとナカジョウが立ち話をしているが、ナカジョウは背が低く、キャビネットの影になってしまい、遠目に見るとオーノが壁に向かってひとりごとを言っているようにも見えた。
「それはそれでいいじゃん、だいたいさあ、一人ずつカスタマイズしたセクレタリーボットなんて贅沢なんだよ」
ナカジョウは不満を言うが、それはそれを言える相手に対してだけだ。オーノは、心の中で、そう思うんだったら依頼をあげる人の方に言ってくれよ、と、思ったが、言っても無駄なのであいまいに返事をした。
ナカジョウの言うとおり、オーノも贅沢だとは思っている、しかし、高性能セクレタリーボットを入れているおかげで、オーノ宛の問い合わせが減っているの部分もあるのだ。
今日日、専門以外新しい事を覚えようとしない石頭を教育するくらいなら、セクレタリーボットにやらせてしまった方が早い事は多い。
ああ、そういう意味では、キノシタにもセクレタリーボットをあてがった方がラクなのかもな、と、いまさらながらにオーノは思ったが、いや、それはあくまで、当人に一定以上の生産性がある場合に限るのだ、と、思い直した。
セクレタリーボットを持っている幹部は、それぞれ高いスキルを持っている。交渉であったり、仕入れに対するセンスであったり。そうした『人間』を、不要のルーティンで使い潰さないという場合に『のみ』高額なコストをかける意味がある。
キノシタには、残念ながら、門外漢のオーノから見ても無能である事がわかる。今は過渡期ゆえに、かろうじて切り捨てられないが、会社に余力が無くなったら、真っ先に切られるタイプもああいうタイプなのだ。
そこまで考えて、オーノは少し自嘲気味に笑った。
けれど、そうやって生産性を上げていって、結果自分は前職でどうなっただろう。と。
オーノにできる事は、手先が少し器用という事と、トライアンドエラーが苦にならないというレベルのものだ。手先が器用な部分は、今後ハードの価格が下がり、使い捨てができるようになったら、手数を加えて修理するというプロセスが無くなれば、今のように重宝されないし、トライアンドエラーなどは、最も自動化しやすい部分だ。
その時はその時で、また、どこか自分を必要とする会社へ移れば住む話だ。修繕に経費がかけられない中小企業は沢山ある。また、どうした会社の一角にもぐりこめばいいだけだ。
ひとしきり、ナカジョウが幹部への愚痴を言い終わったところで、オーノは言った。
「オザワ部長用のセクレタリーボット、一応修理してみますんで」
「ああ、了解、よろしく」
ナカジョウが見ているのは、経費的な部分だけだ。所定の予算以内で、他部署からクレームが来なければそれでよし、という考えのナカジョウは、いい上司だと思える。リストラされる時もすぱっと切ってくれそうだが、それはもう考えない事にした。
管理部門を通りすぎて、最奥の保険部門へ行くと、ボットの入っているラックと、少し離れたところに、カタカイの背中が見えた。白髪の好々爺、オザワ部長と、見た目完全に『おばあちゃん』なカタカイが近くにいると、そこだけ、あたたかな陽だまりの縁側のようみ見える。三毛猫でもいれば上等だが、三毛猫の替りに、空いた席に陣取っているのはリーサだった。
通常、デスクワークの際には、壁際の充電用ハンガーに取り付けておいて、リモートで音声のみスピーカーから出力させるか、使用者のすぐ横に立たせておく事が多いセクレタリーボットだが(何しろ、彼ら、彼女らは、立っていても疲れたと不平を漏らす事はないので)、リーサはすでに足のコネクタが弱っており、不要の際には床にじか置きを余儀なくされていた。床に置くのはあんまりだというオザワ部長の声で、人一人分のスペースを使っている。
このあたりも、デスク不足に文句を言いがちなナカジョウの勘に触っているらしい。ナカジョウの案なのか、もっと上層部の意見なのかは知らないが、現状の3フロアを多すぎると考えている者がいるようで、デスクをひとつ専有する『人』では無く、増やしても、ラックをひとつ塞ぐだけのボットで対応可能ならばそちらを増やす方がいいという考えが、じわじわと広まりつつあるようだった。
よその会社は、そのボットですらも、社内にスペースをおかず、巨大サーバーの一区画という形に移行しつつあるが、旧式のコールセンターシステムは、PBXからの直結で無くてはならず、対応分岐のロジックや、音声データのボリュームなどの都合で、同じ敷地内での設置を余儀なくされていた。
「カタカイさん」
オーノが声をかけると、カタカイが一度振り返り、ヘッドセットに指を指し、今は対応中である事を身振り手振りで示した。恐らくは、先方が保留か待機にしているのだろう。それでも、生真面目に声をあげようとしないのは、カタカイに染み付いた習い症なのだろう。
オーノの方も、それ以上話かける事はせず、拝むように手をつくり、カタカイが対応を終えるのを待った。
簡単な分岐ですむような対応は、既にカタカイの横のボット達が粛々とこなし、本来であれば、彼女はそれをモニタリングしているだけでよいのだが、時折、ボットからのエスカレーションを受けて、彼女が対応する事がある。
ボットの方がスピーディーでよいという者が大半になりつつある今も、『誰か』へ対応させる事にこだわり、どうかすると、日常の憂さ晴らしのような攻撃を仕掛けてくる者もいるが、カタカイの鷹揚な対応にペースを乱し、いつの間にかクローズしているケースは多い。
彼女にこそ、セクレタリーボットを付けて、その対応を学習させればいいだろうに、と、オーノは思うのだが、リタイヤ後のパートタイムという老齢の彼女の才能は、オザワ部長以外には、なかなか評価されにくいようだ。
「ごめんなさい、お待たせして」
若い頃からすっと変わらない、かわいらしい様子でカタカイが言った。カタカイにしろマツモトにしろ、保険事業部は人格者が多いせいか、対応しやすい部署だ、と、オーノは思っている。しかし、会社への利益貢献度という意味で、なかなか最新設備を回す事ができず、所有台数は多いが、大半は他部署からのリプレイス機器の墓場と化しているのは、少しばかり申し訳ないところではあった。
基本レンタルでまかないつつも、モデルが古くなって廃棄予定のものを、破格で買い取り。ストアして構築された保険事業部の大半は、オーノの手腕によるものだが、オザワ部長勇退後は、きっと規模も小さくなり、最終的には消滅、ないしは、旅行部門へ吸収移管さえるのが目に見えている。
本社への体裁に、部長へセクレタリーボットを短期レンタルさせる経費は認めるが、いずれは無くなる部門ゆえに、長期的な投資はしない、というのが、いっそすがすがしいほどになるが、部署の人間達は、そんな風に風下へ追いやられる事にも、文句を言わずに、粛々と日々の業務に誠実にあたっている。
キノシタなど、一度保険事業部でもまれれば、もうちょっとまっとうな人間になるだろうに。そんな風に思ったが、いや、あれはちょっとやそっとでマシになるようなタマでは無いな、と、思い返した。
カタカイが、隣に座って、というか、『置かれて』いるリーサを、OAチェアごと引き出した。確かに、完全に停止しているらしい。リーサからは、何の音も、光も無かった。
その場で起動を試す事も考えたが、大きな音をたてて、カタカイの仕事を邪魔するべきでは無いと考えたオーノは、リーサを抱きかかえ、パンサーの荷台へ折りたたむようにして載せた。
体育座りで足をかかえこむようなリーサは、びっくりするほどコンパクトになるが、重さは女性の平均体重を上回る。
「いつから起動しなくなったんですか?」
そういえば、マツモトに詳しい話を聞いていなかったな、と、思いついて、カタカイに尋ねると、カタカイは、今朝、来たらもうシャットダウンされていたと答えた。
一度倉庫で起動を試して、それでダメならバラして、ログを直接読み込むしかないかもしれないな、と、思いながら、オーノは保険事業部を後にした。
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