20 / 30
8年前のこと。(2人は12歳)
2難去ったらもう難は来なかったようです。
しおりを挟む
(12歳の佑希 視点)
よく考えたら、子供ごときに
大人からの抑え付けを解けるわけなくて。
本格的にやばいって思ったその時。
prrr...
着信音がした。
少しの時間でも地獄の始まりが延びたことに
嬉しさを感じた。
今のうちに。早く。来て。
振動があってから、
5分は経ってる。
いつもより少し遅いけど、
多分父さんらなら来てくれる。
だから俺は、
後々のための細工をしておく。
さっき針を止めておいた時計を
へらへら男に向ける。
そして。
#時計を通して、やつを見ながら
ゆっくりと瞬きをした__・__#。
これで大丈夫。
あとは、助けを待つだけ。
へらへら男は、真面目男が帰ってくるまで
俺らになにもしなさそうだから、
しばらく安心していられそうだな。
そう思ったとき。
ガチャリ。
ドアを開ける音がした。
希望を持ってドアの方を見たが
真面目男が見えた時、
俺は、落胆した。
しかも、
そいつは、1人じゃなかった。
まだ奴らの味方が増えるのか、、、?
上がりかけた気持ちが
下がっていこうとしたとき。
「お待たせ。」
今この瞬間、
誰のよりも聞きたくて
誰のよりも心強い声が聞こえた。
「遅かったじゃん。父さん。」
思わず愚痴ってしまう。
ほんとに危なかったんだから。
父「ごめんな。ちょっと手間取った。」
安心したから、視界が開けて、
真面目男がはっきりと見えた。
奴は、猿轡をされて、
手錠をかけられていた。
「ちなみにさっきこいつに
電話したの俺だから」
父さんが自慢げにニヤってした。
多分、電話で油断させといて、
外におびき出して気絶させて、
その間に拘束した。
そんなとこだろ。
事実、真面目男は夢から覚めたような
ポケーっとした顔をしてる。
まぁ今から反撃するのは
多分無理だろうな。
奴の隣にいるの父さんだし。
佑「…さすが。母さんは?」
父「母さんならさっきそこ通ったでしょ」
佑「え?」
父「あ、ほら。そこの男のとこ。」
見た記憶が無い。
言われた方を見てみると。
へら「ぅぅっ、んんんっ!」
手錠をかけられた上に、
舌を噛まされたまま
口をクリップで閉じられて、
(多分)泣き喚いているへらへらがいた。、
「お前、佑希と里久君襲いやがって。
本当はこんなもんじゃ足らないんだけど、
ここから先は監視官に任せるわ。」
いやいやいや、怖いって。母さん。
警察だよね、、、?
べろめっちゃ痛そうなんだけど。
けど、僕らをいつも考えてくれてる
優しい母だ。
しかも被害者は俺らだから
心配してやる義理はない。
…てか、いつ通ったの??
佑「母さん。
そいつのとこにいつ行ったの?」
母「んーと。
父さんがドア開けた時かな」
その時、多分みんなそっち見てたんだけど、
多分誰も気づいてないよ?
恐るべし母さんの身体能力。
まぁなにはともあれ、
俺ら助かったぁぁぁぁ!!
よかった、、、!
緊張がとけると、
一気に疲労感が押し寄せてくるな。
それを見越したのか、
「佑希は、里久君と一緒に帰って
ゆっくり寝ときな。
帰りは警察に付き添わせるから。」
と、母さんが言ってくれた。
遠慮なく、後のことは
母さんたちに任せて
寝ることにする。
「里久?帰ろ。」
「あ、、う、うん。」
??なんかちょっと引かれてる、、?
よく考えたら、子供ごときに
大人からの抑え付けを解けるわけなくて。
本格的にやばいって思ったその時。
prrr...
着信音がした。
少しの時間でも地獄の始まりが延びたことに
嬉しさを感じた。
今のうちに。早く。来て。
振動があってから、
5分は経ってる。
いつもより少し遅いけど、
多分父さんらなら来てくれる。
だから俺は、
後々のための細工をしておく。
さっき針を止めておいた時計を
へらへら男に向ける。
そして。
#時計を通して、やつを見ながら
ゆっくりと瞬きをした__・__#。
これで大丈夫。
あとは、助けを待つだけ。
へらへら男は、真面目男が帰ってくるまで
俺らになにもしなさそうだから、
しばらく安心していられそうだな。
そう思ったとき。
ガチャリ。
ドアを開ける音がした。
希望を持ってドアの方を見たが
真面目男が見えた時、
俺は、落胆した。
しかも、
そいつは、1人じゃなかった。
まだ奴らの味方が増えるのか、、、?
上がりかけた気持ちが
下がっていこうとしたとき。
「お待たせ。」
今この瞬間、
誰のよりも聞きたくて
誰のよりも心強い声が聞こえた。
「遅かったじゃん。父さん。」
思わず愚痴ってしまう。
ほんとに危なかったんだから。
父「ごめんな。ちょっと手間取った。」
安心したから、視界が開けて、
真面目男がはっきりと見えた。
奴は、猿轡をされて、
手錠をかけられていた。
「ちなみにさっきこいつに
電話したの俺だから」
父さんが自慢げにニヤってした。
多分、電話で油断させといて、
外におびき出して気絶させて、
その間に拘束した。
そんなとこだろ。
事実、真面目男は夢から覚めたような
ポケーっとした顔をしてる。
まぁ今から反撃するのは
多分無理だろうな。
奴の隣にいるの父さんだし。
佑「…さすが。母さんは?」
父「母さんならさっきそこ通ったでしょ」
佑「え?」
父「あ、ほら。そこの男のとこ。」
見た記憶が無い。
言われた方を見てみると。
へら「ぅぅっ、んんんっ!」
手錠をかけられた上に、
舌を噛まされたまま
口をクリップで閉じられて、
(多分)泣き喚いているへらへらがいた。、
「お前、佑希と里久君襲いやがって。
本当はこんなもんじゃ足らないんだけど、
ここから先は監視官に任せるわ。」
いやいやいや、怖いって。母さん。
警察だよね、、、?
べろめっちゃ痛そうなんだけど。
けど、僕らをいつも考えてくれてる
優しい母だ。
しかも被害者は俺らだから
心配してやる義理はない。
…てか、いつ通ったの??
佑「母さん。
そいつのとこにいつ行ったの?」
母「んーと。
父さんがドア開けた時かな」
その時、多分みんなそっち見てたんだけど、
多分誰も気づいてないよ?
恐るべし母さんの身体能力。
まぁなにはともあれ、
俺ら助かったぁぁぁぁ!!
よかった、、、!
緊張がとけると、
一気に疲労感が押し寄せてくるな。
それを見越したのか、
「佑希は、里久君と一緒に帰って
ゆっくり寝ときな。
帰りは警察に付き添わせるから。」
と、母さんが言ってくれた。
遠慮なく、後のことは
母さんたちに任せて
寝ることにする。
「里久?帰ろ。」
「あ、、う、うん。」
??なんかちょっと引かれてる、、?
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
絶対にお嫁さんにするから覚悟してろよ!!!
toki
BL
「ていうかちゃんと寝てなさい」
「すいません……」
ゆるふわ距離感バグ幼馴染の読み切りBLです♪
一応、有馬くんが攻めのつもりで書きましたが、お好きなように解釈していただいて大丈夫です。
作中の表現ではわかりづらいですが、有馬くんはけっこう見目が良いです。でもガチで桜田くんしか眼中にないので自分が目立っている自覚はまったくありません。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!(https://www.pixiv.net/artworks/110931919)

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!

お前ら、、頼むから正気に戻れや!!
彩ノ華
BL
母の再婚で俺に弟が出来た。義理の弟だ。
小さい頃の俺はとにかく弟をイジメまくった。
高校生になり奴とも同じ学校に通うことになった
(わざわざ偏差値の低い学校にしたのに…)
優秀で真面目な子と周りは思っているようだが…上辺だけのアイツの笑顔が俺は気に食わなかった。
俺よりも葵を大事にする母に腹を立て…家出をする途中、トラックに惹かれてしまい命を落とす。
しかし目を覚ますと小さい頃の俺に戻っていた。
これは義弟と仲良くやり直せるチャンスなのでは、、!?
ツンデレな兄が義弟に優しく接するにつれて義弟にはもちろん愛され、周りの人達からも愛されるお話。


傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。

初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる