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8年前のこと。(2人は12歳)
2人は通じたみたいです。
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(12歳の佑希 視点)
俺は、めちゃめちゃに解されて
もうしんどかった。
正直、俺はオメガだけど感じない方だ。
多分、
この場にいる3人とも気づいてないけど。
油断させるために喘いだ。必死に。
けど、今はもうただただきつい。
もう抱いて欲しかった。
いれてほしかった。
だから
「いれてくださi」
へらへら男の言ったように
懸命に言おうとしたんだけど。
里久に口を塞がれた。口で。
びっくりした。
今度こそ理性が飛んでしまうかと思った。
男に弄られるのとは気持ちよさが違った。
里久をうっすらと見ると、
里久は、俺に入れようと
懸命に位置を動いてくれてる。
俺も応えないと。
肉食獣みたいになってる
里久がかっこいい。
けれど、
あと少しの距離が届かなかった。
(頼む、届け、、、)
そう願った。
ーーーーーーーーー
すると。
【お願い、届いて、、】
里久の声が聞こえた気がした。
ハッとして里久を見るが
里久は喋ってなさそう。
代わりに、口の中で何か言ってるように、
口がもごもごしている。
多分、声に出したら
男たちがまたニヤニヤするから
抑えてるんだろう。
もしかしたら。
可能性を信じて、
俺も、真似してみることにした。
男たちが手を出してこない今のうち。
【里久?里久?】
口の中で呟いてみると。
ハッとした表情で、
里久がこちらを見た。
今、俺は乱れに乱れて、目も虚ろで、
理性が残ってるようには見えないだろう。
そんな中で普通の声で呼びかけたから、
驚いたのかもしれない。
【…今の声、佑希、、?】
そう返ってきた。
【そーだよ。】
俺たちが気持ちを伝えることに
成功した嬉しさで、涙が溢れた。
なんで。俺あまり泣かないのに。
「あれー?気持ちよすぎて泣いちゃった?」
なんてへらへらがほざいてるけど。
俺ら多分もう大丈夫。
通じたから。
実は、さっき
外からも連絡が来たし。
ーーーーーーーー
里久にキスされてる時。
僅かな振動があった。
俺が針を止めてた時計から。
ーこれは、外で動きを始めた合図。
これはまだ、
里久にも誰にも言ってないけど、
俺の父さんと母さんは
どっちも警察だ。
けど、ただの警察じゃない。
カタギじゃない奴らと関係を持つ警察だ。
時計は、時間が止まった時から
GPSに変わる。
そして、振動があったら、
父さんか母さんのスマホが
半径10キロ以内にあるということ。
つまり、もうすぐ来る。
それまで、もちこたえる。
絶対。俺は里久以外となんかしたくない。
なんとか俺は、意志を取り戻した。
そして、
【里久。もう少し。そのまま。】
と呟く。
【ん、わかった】
…里久の物分りが良すぎて焦る。
けど、これ以上喋んなかったら
変に思われそうだし。
さっきまでの演技を続けることにする。
佑「ぁぅ、、、」
里「もうっ、いれたいっ、、お願い、、」
へ「いいじゃん。
じゃあ足だけ拘束解いてあげる。」
やらかした、かもしれない。
いくら頭で通じてると言っても、
所詮俺らは子供。
男二人に押さえつけられてはたまらない。
本気で繋がってしまうかも、、、
やばい、、、
俺が焦り始めたときだった。
俺は、めちゃめちゃに解されて
もうしんどかった。
正直、俺はオメガだけど感じない方だ。
多分、
この場にいる3人とも気づいてないけど。
油断させるために喘いだ。必死に。
けど、今はもうただただきつい。
もう抱いて欲しかった。
いれてほしかった。
だから
「いれてくださi」
へらへら男の言ったように
懸命に言おうとしたんだけど。
里久に口を塞がれた。口で。
びっくりした。
今度こそ理性が飛んでしまうかと思った。
男に弄られるのとは気持ちよさが違った。
里久をうっすらと見ると、
里久は、俺に入れようと
懸命に位置を動いてくれてる。
俺も応えないと。
肉食獣みたいになってる
里久がかっこいい。
けれど、
あと少しの距離が届かなかった。
(頼む、届け、、、)
そう願った。
ーーーーーーーーー
すると。
【お願い、届いて、、】
里久の声が聞こえた気がした。
ハッとして里久を見るが
里久は喋ってなさそう。
代わりに、口の中で何か言ってるように、
口がもごもごしている。
多分、声に出したら
男たちがまたニヤニヤするから
抑えてるんだろう。
もしかしたら。
可能性を信じて、
俺も、真似してみることにした。
男たちが手を出してこない今のうち。
【里久?里久?】
口の中で呟いてみると。
ハッとした表情で、
里久がこちらを見た。
今、俺は乱れに乱れて、目も虚ろで、
理性が残ってるようには見えないだろう。
そんな中で普通の声で呼びかけたから、
驚いたのかもしれない。
【…今の声、佑希、、?】
そう返ってきた。
【そーだよ。】
俺たちが気持ちを伝えることに
成功した嬉しさで、涙が溢れた。
なんで。俺あまり泣かないのに。
「あれー?気持ちよすぎて泣いちゃった?」
なんてへらへらがほざいてるけど。
俺ら多分もう大丈夫。
通じたから。
実は、さっき
外からも連絡が来たし。
ーーーーーーーー
里久にキスされてる時。
僅かな振動があった。
俺が針を止めてた時計から。
ーこれは、外で動きを始めた合図。
これはまだ、
里久にも誰にも言ってないけど、
俺の父さんと母さんは
どっちも警察だ。
けど、ただの警察じゃない。
カタギじゃない奴らと関係を持つ警察だ。
時計は、時間が止まった時から
GPSに変わる。
そして、振動があったら、
父さんか母さんのスマホが
半径10キロ以内にあるということ。
つまり、もうすぐ来る。
それまで、もちこたえる。
絶対。俺は里久以外となんかしたくない。
なんとか俺は、意志を取り戻した。
そして、
【里久。もう少し。そのまま。】
と呟く。
【ん、わかった】
…里久の物分りが良すぎて焦る。
けど、これ以上喋んなかったら
変に思われそうだし。
さっきまでの演技を続けることにする。
佑「ぁぅ、、、」
里「もうっ、いれたいっ、、お願い、、」
へ「いいじゃん。
じゃあ足だけ拘束解いてあげる。」
やらかした、かもしれない。
いくら頭で通じてると言っても、
所詮俺らは子供。
男二人に押さえつけられてはたまらない。
本気で繋がってしまうかも、、、
やばい、、、
俺が焦り始めたときだった。
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