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8年前のこと。(2人は12歳)
この状況、最悪。
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(12歳の里久 視点)
………
笑ってるの、だれ、、、?
なんで、笑ってるの?
なんで、数字が声に変わってるの?
夢と現実がごっちゃになりながら、
僕は、ゆっくりと目を開けた。
目の前には真っ黒な天井に真っ白な電気。
どこだっけ、なんて思いながら
頭を動かす。
確か、佑希を助けるために
番契約して、そして、、、。
…なんかイケメン男2人に
つかまったんだっけ。
誘ってるってことは最悪なんだけど、
顔めっちゃかっこいいんだよな、、、。
いや、普通にしてることは犯罪なんだけど。
しかもめっちゃ圧が強いけど。
考えるほど、
頭が投げ捨てたいくらい重くて痛い。
それでもなんとか辺りを見回すと。
「佑希!?」
佑希が隣にいた。
声がしないから、
てっきり別室にいるのかと思ってた、、、。
離されてなくてよかった、、、。
僕、今、めっちゃホッとした。
1人だとさすがに怖いもん。
それに、1人だと暴走しちゃいそうだし?
僕たちがいるのはベッドの上。
佑希は大の字に拘束されてた。
まだ目を覚まさない。
早く、目覚まさないかな、、、
話がしたいな、、、なんて。
…ていうか、僕は?
不安になって自分を見ると、
どうやら後ろ手に縛られてるみたいで、
足も枷がついてる。
けど、動くのは動ける。
さっきまでは頭も動かなかったから
手とか足になにかついてる感覚も
なかったんだよね。
うーん、動けるのラッキーかも。
僕、背が高いって言っても
佑希よりは小さいし。
多分すばしっこいから。
隙を見て、佑希の拘束を解いて、、、
今のうちになら 、佑希と逃げれるかな
なんて。
思って、辺りを見回すと。
〘 あ、起きたー?w〙
ノーテンキな声が天井から降ってくる。
…なにここ、放送なんかできるの?
ほんとどこ。
「ここどこですか。
てゆーか早く家に帰らせてください」
なるべく気に障らないように、
でもはっきりと言うと。
〘 …まだそんな余裕あるんだね
まぁいいよ、今だけ。
言わせたいだけ言わせてあげる。w
あとからは、僕らを求めて
泣き叫ぶことになるんだから〙
その煽ったような声に、
僕はとうとうカチンときちゃったね。
「ふざけんなよ!」
って叫んで力を入れたら、
足の縛りがビリッと剥がれる。
佑希。絶対助けに来るからね。
そう心の中でつぶやいて
そのままドアまで歩いてく。
足でドアを蹴破ると、
目の前に人がいた。
へらへらしてない方のやつだ。
そう思ってると、急に甘い匂い。
意識が薄れていく。
「おやすみ」
優しい感じの声がして、
僕は意識を手放してしまった。
………
笑ってるの、だれ、、、?
なんで、笑ってるの?
なんで、数字が声に変わってるの?
夢と現実がごっちゃになりながら、
僕は、ゆっくりと目を開けた。
目の前には真っ黒な天井に真っ白な電気。
どこだっけ、なんて思いながら
頭を動かす。
確か、佑希を助けるために
番契約して、そして、、、。
…なんかイケメン男2人に
つかまったんだっけ。
誘ってるってことは最悪なんだけど、
顔めっちゃかっこいいんだよな、、、。
いや、普通にしてることは犯罪なんだけど。
しかもめっちゃ圧が強いけど。
考えるほど、
頭が投げ捨てたいくらい重くて痛い。
それでもなんとか辺りを見回すと。
「佑希!?」
佑希が隣にいた。
声がしないから、
てっきり別室にいるのかと思ってた、、、。
離されてなくてよかった、、、。
僕、今、めっちゃホッとした。
1人だとさすがに怖いもん。
それに、1人だと暴走しちゃいそうだし?
僕たちがいるのはベッドの上。
佑希は大の字に拘束されてた。
まだ目を覚まさない。
早く、目覚まさないかな、、、
話がしたいな、、、なんて。
…ていうか、僕は?
不安になって自分を見ると、
どうやら後ろ手に縛られてるみたいで、
足も枷がついてる。
けど、動くのは動ける。
さっきまでは頭も動かなかったから
手とか足になにかついてる感覚も
なかったんだよね。
うーん、動けるのラッキーかも。
僕、背が高いって言っても
佑希よりは小さいし。
多分すばしっこいから。
隙を見て、佑希の拘束を解いて、、、
今のうちになら 、佑希と逃げれるかな
なんて。
思って、辺りを見回すと。
〘 あ、起きたー?w〙
ノーテンキな声が天井から降ってくる。
…なにここ、放送なんかできるの?
ほんとどこ。
「ここどこですか。
てゆーか早く家に帰らせてください」
なるべく気に障らないように、
でもはっきりと言うと。
〘 …まだそんな余裕あるんだね
まぁいいよ、今だけ。
言わせたいだけ言わせてあげる。w
あとからは、僕らを求めて
泣き叫ぶことになるんだから〙
その煽ったような声に、
僕はとうとうカチンときちゃったね。
「ふざけんなよ!」
って叫んで力を入れたら、
足の縛りがビリッと剥がれる。
佑希。絶対助けに来るからね。
そう心の中でつぶやいて
そのままドアまで歩いてく。
足でドアを蹴破ると、
目の前に人がいた。
へらへらしてない方のやつだ。
そう思ってると、急に甘い匂い。
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「おやすみ」
優しい感じの声がして、
僕は意識を手放してしまった。
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