オメガを助けて番になったら脳で会話できるようになりました。

8年前のこと。(2人は12歳)

里｢トラブルだらけだった｣4

勝手にチョーカーを取られないため、
チョーカーには普通錠がついている。

佑希のそれも同じだ。


だが、里久には鍵を開けることが出来る。

佑希に
鍵の場所を教えてもらっているからだ。


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佑希｢何があるかわかんないから
お前にだけ言っとく。
鍵の位置は、ーー。｣

ーーーーーーーーーーー

そう。鍵は。

佑希がつけているネックレスに着いている。
里久があげた、ネックレスに。


すごく小さな鍵だから、
ネックレスの飾りに上手く
隠されていて、
案外気づかないのだ。


聞かされた時、そんな無防備なところで
いいのかと不安になったが、
よく見てみても確かに
分かりづらかった。


その時佑希が言った"何"が
こんな事だなんて。


と頭の片隅で思いながら、
ネックレスから鍵をとる。


そして、鍵穴に手早く挿しこむ。

カチャリ

すぐに開いたそれを投げ捨て、
晒された佑希の頂に噛み付いた。


佑｢ゔっぁ、｣

佑希がうめいた。

(ごめんねっ、佑希ごめんねっ、、、！)
心の中で謝る。
そして、口を頂から離した。


すると。


〘 0!@011110#%00…〙
〘 何が、、、起こってる、、、？〙

数字は途端に乱れ、
佑希の思いの方が多く出るように
なってくる。


そして。


〘 &\*…*♪#………$\…………。〙

数字が、消えた。

と同時に、佑希が意識を失って倒れる。
里久は慌てて支えた。

(もう、大丈夫、なのかな、、、
助かった？佑希の理性が勝った、、、？)


。。。


それからなにも起こりそうになく、
やっと争いは終わったのだと
里久はやっと安堵した。