オメガを助けて番になったら脳で会話できるようになりました。

かかかは

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8年前のこと。(2人は12歳)

里「トラブルだらけだった」3

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迷う時間はない。
何としても助けたい。

里久は、覚悟を決めて、
佑希に聞いてみることにした。



里「佑希、、、。ぼ、ぼく。
佑希の事が好き、なんだけど、、、」


里「ゆ、佑希は好きな人いる?
いたら、誰か教えてくれないかな、、、?
…あ、こんな時にごめんね。。

…けど、番契約をしないと
佑希が佑希じゃなくなっちゃうかも
しれなくて。」


こんな言い方ずるい。
だって、こんな言い方されたら、
僕の事好きって言わないと
助からないみたいじゃん。

選択肢ないじゃん。。。


そう思いながらも
佑希から 里久 という単語が
出てくることを里久は期待していた。


僕は実は意地悪なのかもしれない。

とぽつりと感じたが、
今はそれどころではないので
その話は後に回す。


〘 010100001010…〙〘 …く……き…〙

見えたのは、0と1がほぼ綺麗に
整列している数字と、
何を言いたいのか分からないほど
途切れ途切れの佑希の心の声だった。

かなり、やばい状況のようだ。


にしても、
佑希はなんて言いたかったのだろう。


く、は、里久の"く"だろうか。
き、は、好きの"き"だろうか。


そうであればいいと願う。

…願うだけでは何も出来ないので、
そう信じ込むことにした。


もう迷いはない。
里「ごめんねっーーーー」
里久は、佑希の首についている
チョーカーに手をかけた。
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