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第三話
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翌日、私はレオに声をかけた。雰囲気でレオは察しはついてる感じでした。
「エルザとサミュエルから聞いたんだけど、レオは誕生日の日にアンナって言う子とデートしてたの?」
「……うん」
「何で嘘つくの。私には騎士の授業があるって言ってたのに!」
「ごめん」
「たまたまエルザとサミュエルがその場で見ることができたから分かったんだよ」
「……」涙がこぼれるレオ。
「泣かないでよ!」
気まずい空気が流れる。
「それでレオはどうしたいの?」
「リナとも別れたくないし、アンナのことも好きなんだ……」
「だから?」
「同時に付き合えないかな?」
「そんなの無理!」
「リナお願い」そう言いながら私の体にしがみつくレオ。
「ちょっとやめて!」
「嫌だよ、リナがいいって言うまで離さないから」
「離して!」
私はその瞬間レオのほっぺたをビンタする。
「さよなら」
レオはぽかんと立ちつくしていた。
それがレオとの別れ。
その後エルザとサミュエルにも報告した。
「本当に好きだったんだけどね」
「リナ元気出して、今回ばかりは仕方なかったんだよ」
「うん」
「でもリナがそんなに感情的になるなんてね」
「一発だけじゃなくてもっと殴ってやれば良かったんだよ」
二人に優しい言葉で慰められて我慢できずに泣いてしまいました。二人も我が事のように一緒に泣いてくれた。
結局レオはアンナと交際を続けたみたいです。
私はレオと別れてからは、たまに友達の恋愛相談に乗ったりもしてたけど、彼氏も作ることなく女友達と遊んでいた。
そしてレオと別れてから3ヶ月、相変わらずエルザとサミュエルは仲良く付き合っていた。
他の友達も彼氏がいて私だけ恋人がいなくて寂しい思いもしていました。
「エルザとサミュエルから聞いたんだけど、レオは誕生日の日にアンナって言う子とデートしてたの?」
「……うん」
「何で嘘つくの。私には騎士の授業があるって言ってたのに!」
「ごめん」
「たまたまエルザとサミュエルがその場で見ることができたから分かったんだよ」
「……」涙がこぼれるレオ。
「泣かないでよ!」
気まずい空気が流れる。
「それでレオはどうしたいの?」
「リナとも別れたくないし、アンナのことも好きなんだ……」
「だから?」
「同時に付き合えないかな?」
「そんなの無理!」
「リナお願い」そう言いながら私の体にしがみつくレオ。
「ちょっとやめて!」
「嫌だよ、リナがいいって言うまで離さないから」
「離して!」
私はその瞬間レオのほっぺたをビンタする。
「さよなら」
レオはぽかんと立ちつくしていた。
それがレオとの別れ。
その後エルザとサミュエルにも報告した。
「本当に好きだったんだけどね」
「リナ元気出して、今回ばかりは仕方なかったんだよ」
「うん」
「でもリナがそんなに感情的になるなんてね」
「一発だけじゃなくてもっと殴ってやれば良かったんだよ」
二人に優しい言葉で慰められて我慢できずに泣いてしまいました。二人も我が事のように一緒に泣いてくれた。
結局レオはアンナと交際を続けたみたいです。
私はレオと別れてからは、たまに友達の恋愛相談に乗ったりもしてたけど、彼氏も作ることなく女友達と遊んでいた。
そしてレオと別れてから3ヶ月、相変わらずエルザとサミュエルは仲良く付き合っていた。
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