4 / 11
第4話
しおりを挟む
彼は人妻だという幼馴染の手を握り温かい眼差しで見つめて耳元でささやいている。
「フローレンス落ち着いて。僕はどこにもいかないから」
「マックス…愛してる……」
なにこれ?シャーロットはわけが分からない。ショックを受けてめまいがしてきた。
ほとんど毎日のように自分に言い寄ってきたのにこれはどういうことだという気持ちだった。
シャーロットは直感的に感じる。
二人は禁断の恋愛という不倫をしているのだと……。
「シャーロットごめんね。彼女はこのところ精神的に不安定なんだ」
「マックス私にもちゃんと説明して! それに彼女のお腹…妊娠してるんじゃないの?」
「シャーロット詳しく教えるから興奮しないでくれ」
「まさかマックスの子供なの?」
「…うん、そうだよ」
彼は話し始めました。
「実は僕達不倫してたんだ……」
「う、うん…そんな感じはしてたよ」
そんなの一瞬で分かったわ!浮気相手とは別れたんじゃないの?と思っていたが私は落ち着いて聞いていた。
「先日、僕達の不倫がフローレンスの旦那さんにバレた」
それはいつかはバレるよね?
「首筋のキスマークを旦那さんに言われたそうなんだ」
何を言っているんだ? そりゃ見えるところにそんなのついてたらバレるに決まってるじゃん。馬鹿なのかな?
「私は旦那に殴られて離婚をすると言われて家を追い出されて捨てられたんです……」
大泣きしながら言うフローレンス。
旦那さんが怒るのも当たり前のことだ。なるべくしてなったことでそれはしょうがないよね?何言ってるんだこの人は?頭は平気か?
「大丈夫だよ。僕が守るから……」
「マックス…もうあなただけなの…私を一生守って支えてね」
「ああ、当然さ。お腹の子供も僕が守るよ」
「あ! 今お腹の子が動いた!」
「本当? よしよし、僕に似て元気に育つんだぞ~」
そう言いフローレンスのお腹を優しく撫でる彼。
イチャイチャして完全に二人だけの世界に入っている。不倫の持つ魔力に感心しますね。
私はいる必要ないんじゃないのか?
「フローレンス落ち着いて。僕はどこにもいかないから」
「マックス…愛してる……」
なにこれ?シャーロットはわけが分からない。ショックを受けてめまいがしてきた。
ほとんど毎日のように自分に言い寄ってきたのにこれはどういうことだという気持ちだった。
シャーロットは直感的に感じる。
二人は禁断の恋愛という不倫をしているのだと……。
「シャーロットごめんね。彼女はこのところ精神的に不安定なんだ」
「マックス私にもちゃんと説明して! それに彼女のお腹…妊娠してるんじゃないの?」
「シャーロット詳しく教えるから興奮しないでくれ」
「まさかマックスの子供なの?」
「…うん、そうだよ」
彼は話し始めました。
「実は僕達不倫してたんだ……」
「う、うん…そんな感じはしてたよ」
そんなの一瞬で分かったわ!浮気相手とは別れたんじゃないの?と思っていたが私は落ち着いて聞いていた。
「先日、僕達の不倫がフローレンスの旦那さんにバレた」
それはいつかはバレるよね?
「首筋のキスマークを旦那さんに言われたそうなんだ」
何を言っているんだ? そりゃ見えるところにそんなのついてたらバレるに決まってるじゃん。馬鹿なのかな?
「私は旦那に殴られて離婚をすると言われて家を追い出されて捨てられたんです……」
大泣きしながら言うフローレンス。
旦那さんが怒るのも当たり前のことだ。なるべくしてなったことでそれはしょうがないよね?何言ってるんだこの人は?頭は平気か?
「大丈夫だよ。僕が守るから……」
「マックス…もうあなただけなの…私を一生守って支えてね」
「ああ、当然さ。お腹の子供も僕が守るよ」
「あ! 今お腹の子が動いた!」
「本当? よしよし、僕に似て元気に育つんだぞ~」
そう言いフローレンスのお腹を優しく撫でる彼。
イチャイチャして完全に二人だけの世界に入っている。不倫の持つ魔力に感心しますね。
私はいる必要ないんじゃないのか?
8
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
優柔不断な公爵子息の後悔
有川カナデ
恋愛
フレッグ国では、第一王女のアクセリナと第一王子のヴィルフェルムが次期国王となるべく日々切磋琢磨している。アクセリナににはエドヴァルドという婚約者がおり、互いに想い合う仲だった。「あなたに相応しい男になりたい」――彼の口癖である。アクセリナはそんな彼を信じ続けていたが、ある日聖女と彼がただならぬ仲であるとの噂を聞いてしまった。彼を信じ続けたいが、生まれる疑心は彼女の心を傷つける。そしてエドヴァルドから告げられた言葉に、疑心は確信に変わって……。
いつも通りのご都合主義ゆるんゆるん設定。やかましいフランクな喋り方の王子とかが出てきます。受け取り方によってはバッドエンドかもしれません。
後味悪かったら申し訳ないです。
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
地獄の業火に焚べるのは……
緑谷めい
恋愛
伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。
やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。
※ 全5話完結予定
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる