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第2話

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翌日、今日も彼が私とヨリを戻そうと会いに来ました。

「シャーロットと一緒にいつも笑顔でいられる家庭を築きたいな」
「あ、そう…」
「つれない態度の君も好きだ」
「あなたが浮気しなかったら結婚してそんな人生もあったかもね……」
「僕はまだ諦めないから。一緒に暮らさない?僕の奥さんになってほしい」
「少しだけ考えておくね」
「好きすぎるんだ。君のために人生を捧げたい」

でも毎日そのような言葉を言われていると私の心も揺らいでくる。

次第に彼と元の関係に戻ろうかなと言う気持ちになってきていた。

「やあ! シャーロット」
「今日も来たの?」
「ああ、君の心を取り戻すためにはこのくらいの苦労は何でもないさ」
「それはいい心がけね」
「相変わらずキツイな」
「ふふふ…」
「昨日は夢にまでシャーロットが出てきたんだ」
「ほんとに?」
「ああ、本当さ。それだけ僕は君のことを考えてるってことかな?」
「他の子にも同じこと言ってるんじゃないの?」
「シャーロットだけだよ! 君とのこの時間がずっと続いたらいいな……」

最初の頃は彼と話すのにも嫌悪感を抱いていたが、今では普通に会話をできるようになっていた。

彼の浮気で私が振って別れたが、実は彼のことは今でもそんなに嫌いじゃない事にも気づき始めている自分がいる。

だけど今日は少し彼の雰囲気が違う。

「今日は何て言って私のことを口説いてくれるの?」
「今日はシャーロットにはどうしても伝えたいことがあるんだ」

いつもは明るく接してくるのに、やけに神妙な表情の彼。

この顔は私との婚約を解消した時の顔だ。

「伝えたい事って?」
「僕達が別れた原因のことだよ」
「マックスの浮気でしょ?」
「そうなんだけど…本当の理由をもう少し詳しく話したい」
「本当の理由って何?」
「ここでは話しにくいから今度ゆっくり話そう」
「そう言って部屋の中で襲うつもりなんでしょ?」
「そんなことはしないよ」
「ほんとにー?」
「ああ、誓うよ」

振った私が言うのもなんだが、今は彼のことを好きになっていて復縁したい気持ちになっていた。

それを悟られないように私は冗談ぽく言う。
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