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第31話 美女の本音はお金よりも告白してイケメンと付き合いたい
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レオナルド令息がそんな危機的状況に陥っていることは毛ほども想像すらしなかった。
店から少し離れたところで待っていた同僚で仲の良い友人のローレンとマティオが酒でも飲んだような愉快な気持ちで語り合い笑ったりしている。
二人だけで話しているわけではなく正面には美女が二人いた。女性のほうから男性に声をかけるいわゆる逆ナンをされていました。
「君達を見ていると心が楽しくなって踊り出しそう」
「ふふふ…私もよ」
「二人のことを守ってあげたくなるよな」
「なるね!一目見た時から僕の心は染められたよ」
「ほんとあなた達って口が上手ね」
「君達のような魅力的な子といるこの時間がずっと続いたらと僕達は思ってる」
和やかな雰囲気で話していますが実はこれも暗殺者側の目論みで、友人達が短い時間のうちにレオナルド令息の後を追って店に行かないように足止めしていたのです。
この美女二人は別に暗殺者でもなく後ろめたさを感じる意識もない普通の一般人ですが、二人の男の行動を制限するように暗殺者側に頼まれていました。
別に脅したりして言いなりにさせているわけでもなく、かなりの報酬を支払っている。
美女達は歩いていたら突然声をかけられ妙な違和感を感じさせるお願いをされて驚きました。
男性と会話をするだけ。それだけの事なのに報酬が思っていたよりも数倍だと伝えられて間髪入れずに二人の美女は了承します。
レオナルド令息の友人の二人ローレンとマティオは端正な顔立ちでレオナルド令息には劣りますが、普通の感覚で見ればハイレベルな男性でした。
そんな紳士が二人同時に立っていれば女性のほうから声をかけるのも微塵もおかしくありません。
二人は学生の頃もかなりモテていて、以前それぞれ一人で歩いていた時も道で容姿に惹かれ興味をかきたてられた女性に声をかけられたことも両手で数えきれないほどありました。
そんな訳で二人は女性にはとんでもなく慣れていてレオナルド令息が戻って来るまで楽しく会話をしていたのです。
しばらく話すと美女の二人は用事を思い出したと言ってその場から離れました。これも暗殺者側からの命令である程度会話をしたら仕事は完了という事でした。
「君達と別れるなんて残念でならない」
「私達も寂しいわ」
「辛いな…」
「またいつかお話しましょ」
去って行く二人の美女にローレンとマティオは、残念そうな表情で手を振りながら後ろ姿を見ていました。
美女二人の本音をぶちまけると、最初はどんな相手かも知らなかったので仕事と思って挑みましたが、ほんの少しだけ見て話しただけで心が波立ち騒いで落ち着かなくなる。
接しているとローレンとマティオとのお喋りは純粋に楽しく会話はとても弾んだ。この二人の男性は頭の回転も良くそれに加えて容姿も抜群に良い。
声をかける前からひときわ目立ち輝きを放っていた二人の優美な男性。この周囲10キロメートル以内にはこの二人を超える男性は存在してないと美女達は確信して言えるほど。
実際のところレオナルド令息が近くにいるので、それは完全に間違いですが美女二人はレオナルド令息のことを知らないのでそのように思っても止むを得ない。
そんな同性から見ても惚れてしまう男性二人と会話をするだけで高額な報酬まで貰えるのだから、美女二人の喜びは頂点に達したのです。
心が高ぶり会話してる時は終始興奮状態で体が震えるほどでした。心の中が歓喜して渦巻き燃えさかっていたのに夢のような数分間が一瞬にして過ぎたように感じる。
別れる時は報酬もどうでもよくて美女二人のほうがローレンとマティオの何倍も大きい悲しさで絶叫したくなる思いだったのです。
自分達も二人で相手もちょうど二人なのでいっそのこと恋心を告げて付き合いたい!というのが美女二人の素直な気持ちでした。
店から少し離れたところで待っていた同僚で仲の良い友人のローレンとマティオが酒でも飲んだような愉快な気持ちで語り合い笑ったりしている。
二人だけで話しているわけではなく正面には美女が二人いた。女性のほうから男性に声をかけるいわゆる逆ナンをされていました。
「君達を見ていると心が楽しくなって踊り出しそう」
「ふふふ…私もよ」
「二人のことを守ってあげたくなるよな」
「なるね!一目見た時から僕の心は染められたよ」
「ほんとあなた達って口が上手ね」
「君達のような魅力的な子といるこの時間がずっと続いたらと僕達は思ってる」
和やかな雰囲気で話していますが実はこれも暗殺者側の目論みで、友人達が短い時間のうちにレオナルド令息の後を追って店に行かないように足止めしていたのです。
この美女二人は別に暗殺者でもなく後ろめたさを感じる意識もない普通の一般人ですが、二人の男の行動を制限するように暗殺者側に頼まれていました。
別に脅したりして言いなりにさせているわけでもなく、かなりの報酬を支払っている。
美女達は歩いていたら突然声をかけられ妙な違和感を感じさせるお願いをされて驚きました。
男性と会話をするだけ。それだけの事なのに報酬が思っていたよりも数倍だと伝えられて間髪入れずに二人の美女は了承します。
レオナルド令息の友人の二人ローレンとマティオは端正な顔立ちでレオナルド令息には劣りますが、普通の感覚で見ればハイレベルな男性でした。
そんな紳士が二人同時に立っていれば女性のほうから声をかけるのも微塵もおかしくありません。
二人は学生の頃もかなりモテていて、以前それぞれ一人で歩いていた時も道で容姿に惹かれ興味をかきたてられた女性に声をかけられたことも両手で数えきれないほどありました。
そんな訳で二人は女性にはとんでもなく慣れていてレオナルド令息が戻って来るまで楽しく会話をしていたのです。
しばらく話すと美女の二人は用事を思い出したと言ってその場から離れました。これも暗殺者側からの命令である程度会話をしたら仕事は完了という事でした。
「君達と別れるなんて残念でならない」
「私達も寂しいわ」
「辛いな…」
「またいつかお話しましょ」
去って行く二人の美女にローレンとマティオは、残念そうな表情で手を振りながら後ろ姿を見ていました。
美女二人の本音をぶちまけると、最初はどんな相手かも知らなかったので仕事と思って挑みましたが、ほんの少しだけ見て話しただけで心が波立ち騒いで落ち着かなくなる。
接しているとローレンとマティオとのお喋りは純粋に楽しく会話はとても弾んだ。この二人の男性は頭の回転も良くそれに加えて容姿も抜群に良い。
声をかける前からひときわ目立ち輝きを放っていた二人の優美な男性。この周囲10キロメートル以内にはこの二人を超える男性は存在してないと美女達は確信して言えるほど。
実際のところレオナルド令息が近くにいるので、それは完全に間違いですが美女二人はレオナルド令息のことを知らないのでそのように思っても止むを得ない。
そんな同性から見ても惚れてしまう男性二人と会話をするだけで高額な報酬まで貰えるのだから、美女二人の喜びは頂点に達したのです。
心が高ぶり会話してる時は終始興奮状態で体が震えるほどでした。心の中が歓喜して渦巻き燃えさかっていたのに夢のような数分間が一瞬にして過ぎたように感じる。
別れる時は報酬もどうでもよくて美女二人のほうがローレンとマティオの何倍も大きい悲しさで絶叫したくなる思いだったのです。
自分達も二人で相手もちょうど二人なのでいっそのこと恋心を告げて付き合いたい!というのが美女二人の素直な気持ちでした。
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