13 / 43
追う。
しおりを挟む
ーーーーー
ーーーーー
「ばーさん!セラドンに話したことを俺にも話してくれ!!」
セラドンが言ってた髪飾り屋に来た俺は店の中に入って店主のばーさんに声をかけた。
ばーさんは驚いた顔をしながら俺を見て、俺の後ろを追いかけてきてるセラドンを見た。
「話したことって・・・。」
「俺は聞いてないからもう一回話してくれ!」
そう言うと、ばーさんはため息を漏らしながら額に手をあてた。
「はぁー・・・。マオのことだろう?あの子ならケルセンに向かったよ。」
「なんでケルセンなんだ?マオはケルセンなんか知らなかっただろう?」
「どこか遠いところに行きたいって言ってたから勧めたんだよ。昔、仕入れに行ったことがあってさ。いい町だったからねぇ。」
ばーさんは思い出すかのように視線を上げていた。
そんな様子を見ながら、俺はケルセンまでのルートを考える。
「ケルセン・・・馬で行ったら2週間ちょいか。」
馬車で行くと1ヶ月はかかる。
となると、きっとマオは今頃ケルセンについてる頃だろう。
「・・・なぁ、ばーさん。マオが来た後で変わったことはないか?」
俺は疑念を確証に変えるために聞いた。
するとばーさんは視線を下げて俺と目を合わせてきた。
「そういえば・・・珍しいものが手に入ったねぇ。」
「珍しいもの?」
「あぁ。隣国じゃないと手に入らないものがこの前手に入ったんだよ。ほら、そこの髪飾りさ。」
ばーさんは、しわの多い手を伸ばして棚に置かれた髪飾りを指さした。
「これは・・・!」
そこにあったのは1本の棒の先に白くて丸いものがあしらわれた髪飾り。
小さい飾りだけど、これは確か海にいる生き物から取れる貴重なものだった。
「どうやって手に入れたんだ?これが取れる国は外と交流を持たないだろう?」
「この前売りに来たやつがいてさ、高かったからみんな蹴ったようだけど・・・マオが来た時に見せようと思って仕入れたんだよ。」
「・・・。」
俺はばーさんの『マオに見せようと思って』という言葉が引っかかった。
確か、あの侍女も城を出て行くときに同じようなことを言っていたのだ。
(侍女は確か・・・『マオにもらった飾りのお礼を言いたかった。』だったな。)
二人ともが『マオに』と言う。
『キララ』にはないことだった。
「・・・トープ、セラドン。討伐申請をしてくれ。」
そう言うとトープは俺に聞き返してきた。
「討伐って・・大型の獣の討伐依頼は来てないと思うけど・・・?」
町の外で大型の獣が目撃された時、騎士団に討伐の依頼が来ることになってる。
でもトープの言う通り、ここ2週間ほどは依頼なんて来てなかった。
「適当に依頼作ってくれ。遠くの方で。」
「適当にって・・・討伐期間は?」
「3か月。」
そう答えるとトープとセラドンは示し合わせたかのように同時に叫んだ。
「3か月!?」
「3か月!?」
「ケルセンに向かう。マオを追うぞ。」
俺は店を後にし、トープたちと準備をしていった。
着替えや少しの食料をカバンに詰め、騎士団の服を脱いで旅人を装う格好をする。
一日かけてトープが討伐申請を作って国に出してくれ、俺たちはマオの足取りがわかった翌日、馬にまたがり出発をした。
目指すは最初の町、アンヤーだ。
「飛ばせばケルセンまで2週間で着く。途中で馬を乗り換えながら行くぞ。」
俺たちは手綱を握り、マオがいる町、ケルセンに向かって走り出した。
ーーーーー
ーーーーー
カーマインたちがケルセンに向けて出発したころ、万桜は夕食を食べながら一人考え事をしていた。
それはここでどうやって生活をしていくか・・・だ。
(お金はあるけど宿に泊まるには一日銀貨1枚いる。一年が365日だから大体3年で金貨1枚。私が今、26さいだから80歳まで生きるとして・・・)
ざっと計算すると宿代として金貨が約20枚必要になることになる。
そのあいだの食費や服なんかの雑費もろもろも計算すると、今の手持ちでギリギリになるかもしれなかった。
もし私が長生きしたら、足りなくなることは間違いないだろう。
(ならどこかで家を買う?でも家の値段とかわからないしなぁ・・・。)
ため息を漏らしながらそんなことを考えてると、いつもの店員さんがお水を持ってきてくれた。
コトンっと音を立てて置かれた竹のコップの音に、私は視線を上げる。
「どうしたんだい?さっきから唸って。」
「あー・・・ちょっと考え事を・・・。」
「考え事?」
私はこの町に住みたい旨を店員さんに伝えた。
家をどうしたらいいのわからないことを伝えると、店員さんは豪快に笑い始めたのだ。
「あっはっは!それならうちの旦那に相談しな?」
「え?ご主人さん・・・?」
「あぁ、うちの旦那、家を作る仕事をしてるんだよ。」
その言葉を聞いて、私は思わず椅子から立ち上がった。
「えぇぇ!?」
「おや、言ってなかったかい?私はここの経営、旦那は家を作ったり補修したりしてるんだよ。」
店員さんだと思っていた女の人はまさかの店主さんで、ご主人が大工さんだった事実を知った私は開いた口が塞がらなかった。
「え・・じゃ・・じゃあ家の建築とかお願いできたりとか・・・?」
恐る恐る聞いてみると、店主さんは首を縦に振った。
「あぁ、もちろんだよ。場所は決まってるのかい?」
「あ・・場所・・・・」
何も考えていなかった私は、土地のことをすっかり忘れてしまっていた。
「不動産・・・土地ってどうしたらいいんですか?」
前の世界じゃ持ち主と直接の交渉か不動産屋さんを通しての購入が主な取引方法だった。
この世界の土地の売買知識がない私は店主さんに聞いたのだけれど、予想外な答えが返って来たのだ。
「土地?好きなとこでいいんじゃないかい?」
「・・・・へ?」
「何かが建ってるところはダメだけど、何もないところならいいだろう?」
なんと、土地は誰のものでもなかったのだ。
「えと・・・え?どこでも大丈夫・・なんですか?」
「あぁ。まぁ、場所が決まったら教えてくれよ。旦那に見てもらうからね。」
「あー・・・わか・・りました・・・。」
よくわからないけどとりあえずどこか場所を見繕って聞いてみようと思い、私は夕食を食べていったのだった。
ーーーーー
「ばーさん!セラドンに話したことを俺にも話してくれ!!」
セラドンが言ってた髪飾り屋に来た俺は店の中に入って店主のばーさんに声をかけた。
ばーさんは驚いた顔をしながら俺を見て、俺の後ろを追いかけてきてるセラドンを見た。
「話したことって・・・。」
「俺は聞いてないからもう一回話してくれ!」
そう言うと、ばーさんはため息を漏らしながら額に手をあてた。
「はぁー・・・。マオのことだろう?あの子ならケルセンに向かったよ。」
「なんでケルセンなんだ?マオはケルセンなんか知らなかっただろう?」
「どこか遠いところに行きたいって言ってたから勧めたんだよ。昔、仕入れに行ったことがあってさ。いい町だったからねぇ。」
ばーさんは思い出すかのように視線を上げていた。
そんな様子を見ながら、俺はケルセンまでのルートを考える。
「ケルセン・・・馬で行ったら2週間ちょいか。」
馬車で行くと1ヶ月はかかる。
となると、きっとマオは今頃ケルセンについてる頃だろう。
「・・・なぁ、ばーさん。マオが来た後で変わったことはないか?」
俺は疑念を確証に変えるために聞いた。
するとばーさんは視線を下げて俺と目を合わせてきた。
「そういえば・・・珍しいものが手に入ったねぇ。」
「珍しいもの?」
「あぁ。隣国じゃないと手に入らないものがこの前手に入ったんだよ。ほら、そこの髪飾りさ。」
ばーさんは、しわの多い手を伸ばして棚に置かれた髪飾りを指さした。
「これは・・・!」
そこにあったのは1本の棒の先に白くて丸いものがあしらわれた髪飾り。
小さい飾りだけど、これは確か海にいる生き物から取れる貴重なものだった。
「どうやって手に入れたんだ?これが取れる国は外と交流を持たないだろう?」
「この前売りに来たやつがいてさ、高かったからみんな蹴ったようだけど・・・マオが来た時に見せようと思って仕入れたんだよ。」
「・・・。」
俺はばーさんの『マオに見せようと思って』という言葉が引っかかった。
確か、あの侍女も城を出て行くときに同じようなことを言っていたのだ。
(侍女は確か・・・『マオにもらった飾りのお礼を言いたかった。』だったな。)
二人ともが『マオに』と言う。
『キララ』にはないことだった。
「・・・トープ、セラドン。討伐申請をしてくれ。」
そう言うとトープは俺に聞き返してきた。
「討伐って・・大型の獣の討伐依頼は来てないと思うけど・・・?」
町の外で大型の獣が目撃された時、騎士団に討伐の依頼が来ることになってる。
でもトープの言う通り、ここ2週間ほどは依頼なんて来てなかった。
「適当に依頼作ってくれ。遠くの方で。」
「適当にって・・・討伐期間は?」
「3か月。」
そう答えるとトープとセラドンは示し合わせたかのように同時に叫んだ。
「3か月!?」
「3か月!?」
「ケルセンに向かう。マオを追うぞ。」
俺は店を後にし、トープたちと準備をしていった。
着替えや少しの食料をカバンに詰め、騎士団の服を脱いで旅人を装う格好をする。
一日かけてトープが討伐申請を作って国に出してくれ、俺たちはマオの足取りがわかった翌日、馬にまたがり出発をした。
目指すは最初の町、アンヤーだ。
「飛ばせばケルセンまで2週間で着く。途中で馬を乗り換えながら行くぞ。」
俺たちは手綱を握り、マオがいる町、ケルセンに向かって走り出した。
ーーーーー
ーーーーー
カーマインたちがケルセンに向けて出発したころ、万桜は夕食を食べながら一人考え事をしていた。
それはここでどうやって生活をしていくか・・・だ。
(お金はあるけど宿に泊まるには一日銀貨1枚いる。一年が365日だから大体3年で金貨1枚。私が今、26さいだから80歳まで生きるとして・・・)
ざっと計算すると宿代として金貨が約20枚必要になることになる。
そのあいだの食費や服なんかの雑費もろもろも計算すると、今の手持ちでギリギリになるかもしれなかった。
もし私が長生きしたら、足りなくなることは間違いないだろう。
(ならどこかで家を買う?でも家の値段とかわからないしなぁ・・・。)
ため息を漏らしながらそんなことを考えてると、いつもの店員さんがお水を持ってきてくれた。
コトンっと音を立てて置かれた竹のコップの音に、私は視線を上げる。
「どうしたんだい?さっきから唸って。」
「あー・・・ちょっと考え事を・・・。」
「考え事?」
私はこの町に住みたい旨を店員さんに伝えた。
家をどうしたらいいのわからないことを伝えると、店員さんは豪快に笑い始めたのだ。
「あっはっは!それならうちの旦那に相談しな?」
「え?ご主人さん・・・?」
「あぁ、うちの旦那、家を作る仕事をしてるんだよ。」
その言葉を聞いて、私は思わず椅子から立ち上がった。
「えぇぇ!?」
「おや、言ってなかったかい?私はここの経営、旦那は家を作ったり補修したりしてるんだよ。」
店員さんだと思っていた女の人はまさかの店主さんで、ご主人が大工さんだった事実を知った私は開いた口が塞がらなかった。
「え・・じゃ・・じゃあ家の建築とかお願いできたりとか・・・?」
恐る恐る聞いてみると、店主さんは首を縦に振った。
「あぁ、もちろんだよ。場所は決まってるのかい?」
「あ・・場所・・・・」
何も考えていなかった私は、土地のことをすっかり忘れてしまっていた。
「不動産・・・土地ってどうしたらいいんですか?」
前の世界じゃ持ち主と直接の交渉か不動産屋さんを通しての購入が主な取引方法だった。
この世界の土地の売買知識がない私は店主さんに聞いたのだけれど、予想外な答えが返って来たのだ。
「土地?好きなとこでいいんじゃないかい?」
「・・・・へ?」
「何かが建ってるところはダメだけど、何もないところならいいだろう?」
なんと、土地は誰のものでもなかったのだ。
「えと・・・え?どこでも大丈夫・・なんですか?」
「あぁ。まぁ、場所が決まったら教えてくれよ。旦那に見てもらうからね。」
「あー・・・わか・・りました・・・。」
よくわからないけどとりあえずどこか場所を見繕って聞いてみようと思い、私は夕食を食べていったのだった。
24
お気に入りに追加
171
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
地味でブスな私が異世界で聖女になった件
腹ペコ
恋愛
どこからどう見ても、地味女子高校生の東雲悠理は、正真正銘の栗ぼっちである。
突然、三年六組の生徒全員でクラス召喚された挙句、職業がまさかの聖女。
地味でブスな自分が聖女とか……何かの間違いだと思います。
嫌なので、空気になろうと思っている矢先、キラキラ王子様に何故か目をつけられました……
※なろうでも重複掲載します。一応なろうで書いていた連載小説をモチーフとしておりますが、かなり設定が変更されています。ただキャラクターの名前はそのままです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
あなたの愛が正しいわ
来須みかん
恋愛
旧題:あなたの愛が正しいわ~夫が私の悪口を言っていたので理想の妻になってあげたのに、どうしてそんな顔をするの?~
夫と一緒に訪れた夜会で、夫が男友達に私の悪口を言っているのを聞いてしまった。そのことをきっかけに、私は夫の理想の妻になることを決める。それまで夫を心の底から愛して尽くしていたけど、それがうっとうしかったそうだ。夫に付きまとうのをやめた私は、生まれ変わったように清々しい気分になっていた。
一方、夫は妻の変化に戸惑い、誤解があったことに気がつき、自分の今までの酷い態度を謝ったが、妻は美しい笑みを浮かべてこういった。
「いいえ、間違っていたのは私のほう。あなたの愛が正しいわ」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
召喚から外れたら、もふもふになりました?
みん
恋愛
私の名前は望月杏子。家が隣だと言う事で幼馴染みの梶原陽真とは腐れ縁で、高校も同じ。しかも、モテる。そんな陽真と仲が良い?と言うだけで目をつけられた私。
今日も女子達に嫌味を言われながら一緒に帰る事に。
すると、帰り道の途中で、私達の足下が光り出し、慌てる陽真に名前を呼ばれたが、間に居た子に突き飛ばされて─。
気が付いたら、1人、どこかの森の中に居た。しかも──もふもふになっていた!?
他視点による話もあります。
❋今作品も、ゆるふわ設定となっております。独自の設定もあります。
メンタルも豆腐並みなので、軽い気持ちで読んで下さい❋
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
二度目の召喚なんて、聞いてません!
みん
恋愛
私─神咲志乃は4年前の夏、たまたま学校の図書室に居た3人と共に異世界へと召喚されてしまった。
その異世界で淡い恋をした。それでも、志乃は義務を果たすと居残ると言う他の3人とは別れ、1人日本へと還った。
それから4年が経ったある日。何故かまた、異世界へと召喚されてしまう。「何で!?」
❋相変わらずのゆるふわ設定と、メンタルは豆腐並みなので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります。
❋気を付けてはいますが、誤字が多いかもしれません。
❋他視点の話があります。
護国の聖女、婚約破棄の上、国外追放される。〜もう護らなくていいんですね〜
ココちゃん
恋愛
平民出身と蔑まれつつも、聖女として10年間一人で護国の大結界を維持してきたジルヴァラは、学園の卒業式で、冤罪を理由に第一王子に婚約を破棄され、国外追放されてしまう。
護国の大結界は、聖女が結界の外に出た瞬間、消滅してしまうけれど、王子の新しい婚約者さんが次の聖女だっていうし大丈夫だよね。
がんばれ。
…テンプレ聖女モノです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】聖女召喚に巻き込まれたバリキャリですが、追い出されそうになったのでお金と魔獣をもらって出て行きます!
チャららA12・山もり
恋愛
二十七歳バリバリキャリアウーマンの鎌本博美(かまもとひろみ)が、交差点で後ろから背中を押された。死んだと思った博美だが、突如、異世界へ召喚される。召喚された博美が発した言葉を誤解したハロルド王子の前に、もうひとりの女性が現れた。博美の方が、聖女召喚に巻き込まれた一般人だと決めつけ、追い出されそうになる。しかし、バリキャリの博美は、そのまま追い出されることを拒否し、彼らに慰謝料を要求する。
お金を受け取るまで、博美は屋敷で暮らすことになり、数々の騒動に巻き込まれながら地下で暮らす魔獣と交流を深めていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる