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知らないこと。

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その言葉と同時に私の唇は塞がれた。


「んっ・・・!」

「前世ではシたことあるのか?」


ニゲラは私の唇をついばむようにキスしながら聞いてくる。


「あるよ?」

「・・・わかった。」


ニゲラは私の身体をひょいと抱え上げ、すたすたと歩いて行く。

シャガも面倒くさいときは私の身体を荷物のように抱え上げるからもう慣れたものだった。


「?・・・どこいくの?」

「え?寝るとこ。」


そう言って家の中を歩いて行き、扉の前で立ち止まった。

私を抱えたまま器用に戸を開け、中に入って行く。


「すご・・・」


中は想像と違った世界だった。

フツーの寝るところと言えばベッドがあって、壁沿いに棚があったりテレビがあったりするけど・・・

ニゲラの『寝るとこ』はガラス張りのドームのような空間だった。

四角の部屋に丸い形で天井がある。

ガラスのような透明な屋根の上に植物が生い茂っていて・・・まるで森の中だ。


「これ・・・」

「あぁ、珍しいだろ?」


天井に驚いていたけど、床もすごいことに気がついた。

シャガの家はフツーに床で寝るけども、ニゲラの家はベッドがある。

それも天蓋付きだ。

丸くなってる部屋の壁は、全て腰のあたりまでの棚があって全部本で埋め尽くされてる。


「家にこもることも多いからこんな造りにしたんだよ。」

「へぇー・・・。」


珍しい部屋の中に、辺りを見回してると、私の身体はいつの間にかベッドに下ろされていた。

そのまま身体を倒されてベッドに沈められた。


「部屋なんてこれから先いくらでも見れる。・・・俺は早くお前を食いたい。」

「--っ!」

「前の世界のことは・・・俺はわかんないから俺のやり方でいいか?」

「・・・・。」


『いいか』と聞かれてもどう答えたらいいのか分からずに私はぎゅっと目を閉じた。

するとそれが返事になってしまったようで、ニゲラは唇を重ねてきた。


「んっ・・!」

「ほら、口開けな?」

「んぁ・・・」


いわれるがままに少し口を開けると、ニゲラの舌がねじ込まれてくる。

くちゅくちゅと音を立てながら口の中を犯され、ニゲラは私の耳まで触り始めた。


「んんーっ・・!」

「お、これ好きか?」

「まって・・・!」

「待てるわけないだろ?」


指先で耳をそっと触り、首筋もつー・・・となぞっいく。

それが身体をぞくぞくと感じさせて、自然と身体がびくついてしまう。


「あっ・・!んぅっ・・!」

「そんなに反応するなよ・・・もっとしたくなる。」


ニゲラはそう言うと、私の身体を指1本で触り始めた。

時々キスをしながら、全身をゆっくり撫でまわしていく。


「待って・・・!そんなにしないで・・・っ。」

「なんで?めちゃくちゃかわいいのに?」

「~~~~っ!?」

「まだ服も脱がせてないのにな。」


笑いながらニゲラは私の服に手をかけていく。

全身を撫でられていた私は力が入らず、されるがままになっていた。

ニゲラはあっという間に私を裸にし、覆いかぶさるようにしてじっと見ていた。


「真っ白だな・・・。」


アイビーの身体は日に焼けにくいのか、白い。

前世の私は日に焼けやすかったから・・・憧れの身体だ。

でも・・・


「そんなに見ないでよ・・・恥ずかしい・・・。」

「ははっ、わかった。」


そのあとニゲラは私を・・・知らない世界に連れて行った。



ーーーーー



ーーーーー




「ちょ・・・!もっ・・無理っ・・!」


目を閉じて息を肩でしながら横になってるアイビーを、ニゲラは一緒に寝ころんでぎゅっと抱きしめた。

指でアイビーの胸の先端を摘まんだり、口に含んだり・・・

空いてる手で足を撫で上げたりして焦らしに焦らしてる。


「俺はまだ足りない。」


そう言って足を広げさせ、大事なところに手を這わせた。

身体は抱かれることを知らなくても、アイビーの前世の記憶は知ってる。

ハジメテの身体は濡れにくいハズなのに・・・もうそこはびしょびしょだった。


「やっ・・・!」

「・・・知ってるってすごいな。」


蜜をすくって割れ目に沿わせていくと、アイビーは身体をびくつかせた。


「んんーーっ・・!!」

「すごいな・・・。」


前に婚姻関係を結んでいた女は・・・ここまで反応することはなかった。

子供を作ることだけが目的だからか・・・『悦ばせる』なんてことは考えもしなかったことだ。


(もっと啼かせたい・・・。)





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