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【番外編】
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タウとステラが一緒に暮らし始めて2週間ほどの時間が経ったころ、ヌンキがステラを呼び出していた。
『新しく取り入れた香油を使ってみたい』と言って、今、ステラを風呂に入れてる。
「香油って・・・髪の毛につけるやつだよね?どうして私、お風呂に入ってるの?」
色とりどりの花びらが浮かんでるお風呂に入れられながら聞くと、ヌンキさんは桶にお湯を張って私の後ろに座った。
「今から髪の毛洗ってつけますよー?」
「ヌンキさんの手で洗ってもらうの好きだからそれは嬉しんだけど・・お風呂に入らなくても洗えたんじゃ?」
この世界は毎日お風呂に入る習慣は無いらしく、風呂は週に一度くらい集団で入る銭湯のようなところにいく。
髪の毛の汚れが気になる時は桶に水を汲んで洗うようで、専用に広めの洗面所を作ってる家が多くて、今回も香油をつけるだけなら頭だけを洗えばよかったのだ。
「湯に入れてる花も新しい種類なんでー、感想も聞きたかったんですよー。」
「あ、なるほど。・・・これ、すごくいい匂いだね、甘くて・・・果物みたいな感じがする。」
どこかで嗅いだことのある匂いはとろんと甘く、桃のような香りなことに気がついた。
「湯につけると香りが強くなる花びらなんですってー。」
「へぇー!」
「しばらく体にも残ると思うんでー、少しの間、楽しめますよー?」
「それはちょっと楽しみ。」
そんな話をしてるうちに、ヌンキさんは私の頭を触り始めた。
優しい手つきで頭皮マッサージから入り、温かいお湯がかけられていく。
そしてまたマッサージするように頭を洗い始め、またお湯をかける。
「ふぁ・・・気持ちいい・・・。」
「よかったですー。」
普段マッサージすることがない頭皮は刺激を受け、体がリラックス状態に入っていく。
このまま寝れたらどんなに幸せかと思いながらも寝ないようにがんばった。
「じゃあ拭いて乾かしていきますねー。」
「ふぁーい・・・。」
ヌンキさんは指をパチンっと鳴らした。
すると風がふわっと髪の毛を包み、髪の毛の水分を飛ばしていく。
その時、甘い香りが私の鼻を抜けていった。
「?・・・お風呂の花の香り?」
「あー・・違いますねー、香油の香りですー。」
「似てるように感じた・・・。」
「湯にある花を凝縮させたものなんですー、なので花びらより濃い香りですねー。」
「なるほど・・・。」
全身が桃の香りに包まれていくのを感じてるうちに髪の毛は乾き、『仕上げに』と言ってヌンキさんは私の耳の後ろにほんの少し、香油をつけた。
首を振るたびに甘い匂いが香ってきて、自然と笑みがこぼれていく。
「よかったら・・・そうですね、3日後くらいに感想聞かせてくださいー。」
「?・・・3日後?」
「はいー、もうそろそろタウさまとお帰りになるんですよねー?」
「うん、今日はもうそろそろ終わるはず・・・」
「明日はタウさま、お休みですよねー?」
「そう・・だけど・・・・?」
「なら3日後くらいにお城に来られたときに教えてくださいー。」
「あ、そういうことか。」
今日このあと私はタウさんと一緒に家に戻る。
明日、仕事が休みのタウさんはお城に来ることはない。
だから3日後に香油の感想が聞きたいと言ってくれたのだ。
「わかった!じゃあまたね。ありがとうっ。」
「・・・いいえー。感想楽しみにしてますー。」
手を振って私はヌンキさんがいるお風呂場を後にした。
(香油の感想って・・・なんだろ?いつまで香りが続いたかとかかなぁ。)
そんなことを考えながらお城の中を歩きながら角を曲がった時、反対側から曲がってきた人とぶつかってしまった。
どんっ・・・!
「きゃっ・・!」
「ぅわっ・・・!ごめん・・・って、ステラ?」
「!!・・・タウさんっ。」
ちょうどお腹の辺りにぶつかってしまった私は、自分の鼻を手で押さえた。
そんなに痛くはないけど、ぶつかったことで違和感がある。
「もうヌンキのとこ終わったのか?」
「うん、タウさんは?」
「俺も終わってお前を迎えに行こうと・・・・って・・」
私と話をしていたタウさんは急に腕を自分の鼻と口に押し当てた。
まるで側にある空気を吸わないようにしてるみたいだ。
「?・・・どうしたの?」
「いや・・なんかすっげー甘い香りが・・・・」
「あ、ヌンキさんにつけてもらった新しい香油の香りだね、この香り結構好きー。」
そう言って私は髪の毛を手でかきあげた。
ふわっと甘い香りが側を漂う。
「---っ!!それっ・・だめだ・・・!」
「?・・・だめ?」
「すぐ落としてこい・・・!早く・・・!」
「え?え?どういうこと?」
急に具合が悪くなったのか、タウさんの体がよろめいた。
手を壁につけて倒れないように支えてる。
「タウさんっ・・・!?」
何が起こったのかわからず、タウさんの体に手を伸ばした。
「来るな・・!!」
「!!」
「それ以上近づくな・・・その香り・・落としてこい・・・!」
「・・・。」
『来るな』と言われた私はしゃがみ込み、タウさんの体を支えるようにして腕を自分の肩に回した。
「私じゃなんの支えにもならないと思うけど・・・とりあえずこのお城にあるタウさんの部屋にいこ?少し寝ればよくなるかもしれないし。」
「だめだって・・・!離れろ・・・」
少し頬を赤くしながら荒い息をし始めたタウさんは、私から離れたくて仕方ないようだった。
「この香りが好きじゃないなら、タウさんを部屋に連れて行ったあとに落とすから・・・。だから先に行こう?」
万人受けしそうな香りのような気がしたけど、これだけ嫌われるならもうつけないほうがいい。
ヌンキさんには悪いけど、このことを感想として伝えないといけないことを考えてる時、肩に回してたタウさんの腕に力が入った。
くるっと体の向きを変えられ、気がつけばタウさんは私の体をぎゅっと抱きしめていたのだ。
「・・・へっ?」
「離れろっていったのに・・・言うこと聞かなかったステラが悪いんだからな。」
「え・・・?どういう・・・・・」
その瞬間、私の視界に映っていた景色が一瞬で変わった。
お城にいたはずなのに、今は・・・外だ。
「へ!?・・飛んだ!?」
驚く私を他所に、タウさんは私の膝裏に手をあて、ひょいと姫抱きに抱え上げた。
すたすたと無言で歩いていくその先に、和風のような大きな門が見える。
「ここ・・・どこ?」
「・・・。」
辺りを見回すものの他に建物はなく、岩や木がここを囲ってるようだ。
「タウさん?」
「・・・。」
無言のまま歩き続けるタウさんは、その大きな門をくぐった。
中は受付のような場所が一つだけあり、艶やかな雰囲気を纏った女の人が椅子に座っていた。
「いくつで?」
キセルのようなタバコをふかしながら聞いた艶やかな女の人。
タウさんは私を肩に担ぎ直し、ポケットからお金を取り出した。
「二日だ。」
「左の奥、三の部屋どうぞ。」
艶やかな女の人は手のひらに乗るくらいの水晶のようなものをタウさんに渡した。
そこには『三』と書かれていて、受け取ったタウさんはスタスタと歩いていく。
木でできた廊下を進んでいき、『一』と書かれた部屋を過ぎ、『二』と書かれた部屋を過ぎ、一番奥にある『三』と書かれた部屋で扉を開けた。
中に入ると扉につけてあった小さな箱にその石を入れ、やっと私の足を床に下ろしてくれたのだ。
「タウさん?ここ・・・どこなの?急にどうしたの?」
何が何だかわからずに聞くと、タウさんは私の唇に自分の唇を重ねてきた。
「んぅっ・・!?」
「ステラ・・・抱きたい。」
「!?!?」
「その香り・・・媚香薬なんだよ。」
「び・・・?」
タウさんは必死に私の顔や頭にキスをしながら、その『媚香薬』のことを話してくれた。
この香油に含まれる甘い香りは男の人の性的興奮を増長させるものらしく、嗅いだ瞬間、誰かとつながりたくて仕方がなくなるらしい。
少しくらいなら耐えることもできるらしいのだが、私がつけていたことと、少しどころじゃない量をつけていたことからタウさんの理性がブチ切れてしまったようだ。
ただ女の人には効果がなく、ただの甘い香りなのだとか・・・。
「無理・・・めちゃくちゃに壊したい・・・。」
「!?」
「ここ、防音の結界あるから・・・思いっきり啼かせれる。」
「へっ!?」
タウさんは私の服を剥ぎ取りながらこの場所のことを教えてくれた。
ここは恋人同士がやってきて肌を重ね合わせる・・・ラブホテルだったのだ。
「ステラ・・口、あけて・・?」
真上を向かされ、まるで食べるようにして唇を重ねてくるタウさん。
空いた手で服を剥ぎ取られ、私はあっという間に裸にされてしまっていた。
「んぅっ・・・!」
「ここ、何度も擦ってやる・・・。」
口の中の上あごを舌で執拗に舐められ、私はすぐに感じ始めてしまった。
ぎゅっと抱きしめられ、私のお腹にタウさんの硬いモノがゴリゴリと押し当てられてる。
(媚薬だったら・・・これ、すごく辛いよね・・・?)
そう思った私は手でそっとタウさんの硬いモノを触った。
「!!・・・うぁ・・・っ」
服の上から両手で包み、ゆっくり上下に動かす。
すると合わせるようにしてタウさんの腰が動き始めた。
「ステラ・・・ステラっ・・・。」
「んんっ・・・タウさんっ・・・」
タウさんの手が私の耳を這い、首筋をゆっくりなぞって胸まで降りていった。
キスで興奮状態に入ってしまってる私の胸の先端は、タウさんに触って欲しくてピンっと尖ってしまっていた。
「ここ・・・あとでたっぷり舐めてやるから・・今は指で我慢して?」
そう言ってタウさんは私の胸の先端をきゅっと摘まんだ。
「あぁぁっ・・・!」
「かわいい声、ぞくぞくする・・・。」
タウさんは私の胸を摘まみながら腰の動きを早くしていった。
そして・・・
「あっ・・!出る・・・!」
そう言った瞬間、私の手の中にあったタウさんの硬いモノはどくんっと波打った。
制服の下腹部のところがじわっと濡れていくのが見える。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
媚薬の効果か、思いのほか早く私の手でイったタウさん。
これで少しは楽になったかと思ったけど、私の手の中にあるタウさんのモノがまだ硬いことに気がついた。
萎えるどころか少し大きくなったような気さえする。
「足りない・・・。」
「へっ・・・?」
「ステラのナカで・・・何度も果てたい。」
「!?!?」
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タウとステラが一緒に暮らし始めて2週間ほどの時間が経ったころ、ヌンキがステラを呼び出していた。
『新しく取り入れた香油を使ってみたい』と言って、今、ステラを風呂に入れてる。
「香油って・・・髪の毛につけるやつだよね?どうして私、お風呂に入ってるの?」
色とりどりの花びらが浮かんでるお風呂に入れられながら聞くと、ヌンキさんは桶にお湯を張って私の後ろに座った。
「今から髪の毛洗ってつけますよー?」
「ヌンキさんの手で洗ってもらうの好きだからそれは嬉しんだけど・・お風呂に入らなくても洗えたんじゃ?」
この世界は毎日お風呂に入る習慣は無いらしく、風呂は週に一度くらい集団で入る銭湯のようなところにいく。
髪の毛の汚れが気になる時は桶に水を汲んで洗うようで、専用に広めの洗面所を作ってる家が多くて、今回も香油をつけるだけなら頭だけを洗えばよかったのだ。
「湯に入れてる花も新しい種類なんでー、感想も聞きたかったんですよー。」
「あ、なるほど。・・・これ、すごくいい匂いだね、甘くて・・・果物みたいな感じがする。」
どこかで嗅いだことのある匂いはとろんと甘く、桃のような香りなことに気がついた。
「湯につけると香りが強くなる花びらなんですってー。」
「へぇー!」
「しばらく体にも残ると思うんでー、少しの間、楽しめますよー?」
「それはちょっと楽しみ。」
そんな話をしてるうちに、ヌンキさんは私の頭を触り始めた。
優しい手つきで頭皮マッサージから入り、温かいお湯がかけられていく。
そしてまたマッサージするように頭を洗い始め、またお湯をかける。
「ふぁ・・・気持ちいい・・・。」
「よかったですー。」
普段マッサージすることがない頭皮は刺激を受け、体がリラックス状態に入っていく。
このまま寝れたらどんなに幸せかと思いながらも寝ないようにがんばった。
「じゃあ拭いて乾かしていきますねー。」
「ふぁーい・・・。」
ヌンキさんは指をパチンっと鳴らした。
すると風がふわっと髪の毛を包み、髪の毛の水分を飛ばしていく。
その時、甘い香りが私の鼻を抜けていった。
「?・・・お風呂の花の香り?」
「あー・・違いますねー、香油の香りですー。」
「似てるように感じた・・・。」
「湯にある花を凝縮させたものなんですー、なので花びらより濃い香りですねー。」
「なるほど・・・。」
全身が桃の香りに包まれていくのを感じてるうちに髪の毛は乾き、『仕上げに』と言ってヌンキさんは私の耳の後ろにほんの少し、香油をつけた。
首を振るたびに甘い匂いが香ってきて、自然と笑みがこぼれていく。
「よかったら・・・そうですね、3日後くらいに感想聞かせてくださいー。」
「?・・・3日後?」
「はいー、もうそろそろタウさまとお帰りになるんですよねー?」
「うん、今日はもうそろそろ終わるはず・・・」
「明日はタウさま、お休みですよねー?」
「そう・・だけど・・・・?」
「なら3日後くらいにお城に来られたときに教えてくださいー。」
「あ、そういうことか。」
今日このあと私はタウさんと一緒に家に戻る。
明日、仕事が休みのタウさんはお城に来ることはない。
だから3日後に香油の感想が聞きたいと言ってくれたのだ。
「わかった!じゃあまたね。ありがとうっ。」
「・・・いいえー。感想楽しみにしてますー。」
手を振って私はヌンキさんがいるお風呂場を後にした。
(香油の感想って・・・なんだろ?いつまで香りが続いたかとかかなぁ。)
そんなことを考えながらお城の中を歩きながら角を曲がった時、反対側から曲がってきた人とぶつかってしまった。
どんっ・・・!
「きゃっ・・!」
「ぅわっ・・・!ごめん・・・って、ステラ?」
「!!・・・タウさんっ。」
ちょうどお腹の辺りにぶつかってしまった私は、自分の鼻を手で押さえた。
そんなに痛くはないけど、ぶつかったことで違和感がある。
「もうヌンキのとこ終わったのか?」
「うん、タウさんは?」
「俺も終わってお前を迎えに行こうと・・・・って・・」
私と話をしていたタウさんは急に腕を自分の鼻と口に押し当てた。
まるで側にある空気を吸わないようにしてるみたいだ。
「?・・・どうしたの?」
「いや・・なんかすっげー甘い香りが・・・・」
「あ、ヌンキさんにつけてもらった新しい香油の香りだね、この香り結構好きー。」
そう言って私は髪の毛を手でかきあげた。
ふわっと甘い香りが側を漂う。
「---っ!!それっ・・だめだ・・・!」
「?・・・だめ?」
「すぐ落としてこい・・・!早く・・・!」
「え?え?どういうこと?」
急に具合が悪くなったのか、タウさんの体がよろめいた。
手を壁につけて倒れないように支えてる。
「タウさんっ・・・!?」
何が起こったのかわからず、タウさんの体に手を伸ばした。
「来るな・・!!」
「!!」
「それ以上近づくな・・・その香り・・落としてこい・・・!」
「・・・。」
『来るな』と言われた私はしゃがみ込み、タウさんの体を支えるようにして腕を自分の肩に回した。
「私じゃなんの支えにもならないと思うけど・・・とりあえずこのお城にあるタウさんの部屋にいこ?少し寝ればよくなるかもしれないし。」
「だめだって・・・!離れろ・・・」
少し頬を赤くしながら荒い息をし始めたタウさんは、私から離れたくて仕方ないようだった。
「この香りが好きじゃないなら、タウさんを部屋に連れて行ったあとに落とすから・・・。だから先に行こう?」
万人受けしそうな香りのような気がしたけど、これだけ嫌われるならもうつけないほうがいい。
ヌンキさんには悪いけど、このことを感想として伝えないといけないことを考えてる時、肩に回してたタウさんの腕に力が入った。
くるっと体の向きを変えられ、気がつけばタウさんは私の体をぎゅっと抱きしめていたのだ。
「・・・へっ?」
「離れろっていったのに・・・言うこと聞かなかったステラが悪いんだからな。」
「え・・・?どういう・・・・・」
その瞬間、私の視界に映っていた景色が一瞬で変わった。
お城にいたはずなのに、今は・・・外だ。
「へ!?・・飛んだ!?」
驚く私を他所に、タウさんは私の膝裏に手をあて、ひょいと姫抱きに抱え上げた。
すたすたと無言で歩いていくその先に、和風のような大きな門が見える。
「ここ・・・どこ?」
「・・・。」
辺りを見回すものの他に建物はなく、岩や木がここを囲ってるようだ。
「タウさん?」
「・・・。」
無言のまま歩き続けるタウさんは、その大きな門をくぐった。
中は受付のような場所が一つだけあり、艶やかな雰囲気を纏った女の人が椅子に座っていた。
「いくつで?」
キセルのようなタバコをふかしながら聞いた艶やかな女の人。
タウさんは私を肩に担ぎ直し、ポケットからお金を取り出した。
「二日だ。」
「左の奥、三の部屋どうぞ。」
艶やかな女の人は手のひらに乗るくらいの水晶のようなものをタウさんに渡した。
そこには『三』と書かれていて、受け取ったタウさんはスタスタと歩いていく。
木でできた廊下を進んでいき、『一』と書かれた部屋を過ぎ、『二』と書かれた部屋を過ぎ、一番奥にある『三』と書かれた部屋で扉を開けた。
中に入ると扉につけてあった小さな箱にその石を入れ、やっと私の足を床に下ろしてくれたのだ。
「タウさん?ここ・・・どこなの?急にどうしたの?」
何が何だかわからずに聞くと、タウさんは私の唇に自分の唇を重ねてきた。
「んぅっ・・!?」
「ステラ・・・抱きたい。」
「!?!?」
「その香り・・・媚香薬なんだよ。」
「び・・・?」
タウさんは必死に私の顔や頭にキスをしながら、その『媚香薬』のことを話してくれた。
この香油に含まれる甘い香りは男の人の性的興奮を増長させるものらしく、嗅いだ瞬間、誰かとつながりたくて仕方がなくなるらしい。
少しくらいなら耐えることもできるらしいのだが、私がつけていたことと、少しどころじゃない量をつけていたことからタウさんの理性がブチ切れてしまったようだ。
ただ女の人には効果がなく、ただの甘い香りなのだとか・・・。
「無理・・・めちゃくちゃに壊したい・・・。」
「!?」
「ここ、防音の結界あるから・・・思いっきり啼かせれる。」
「へっ!?」
タウさんは私の服を剥ぎ取りながらこの場所のことを教えてくれた。
ここは恋人同士がやってきて肌を重ね合わせる・・・ラブホテルだったのだ。
「ステラ・・口、あけて・・?」
真上を向かされ、まるで食べるようにして唇を重ねてくるタウさん。
空いた手で服を剥ぎ取られ、私はあっという間に裸にされてしまっていた。
「んぅっ・・・!」
「ここ、何度も擦ってやる・・・。」
口の中の上あごを舌で執拗に舐められ、私はすぐに感じ始めてしまった。
ぎゅっと抱きしめられ、私のお腹にタウさんの硬いモノがゴリゴリと押し当てられてる。
(媚薬だったら・・・これ、すごく辛いよね・・・?)
そう思った私は手でそっとタウさんの硬いモノを触った。
「!!・・・うぁ・・・っ」
服の上から両手で包み、ゆっくり上下に動かす。
すると合わせるようにしてタウさんの腰が動き始めた。
「ステラ・・・ステラっ・・・。」
「んんっ・・・タウさんっ・・・」
タウさんの手が私の耳を這い、首筋をゆっくりなぞって胸まで降りていった。
キスで興奮状態に入ってしまってる私の胸の先端は、タウさんに触って欲しくてピンっと尖ってしまっていた。
「ここ・・・あとでたっぷり舐めてやるから・・今は指で我慢して?」
そう言ってタウさんは私の胸の先端をきゅっと摘まんだ。
「あぁぁっ・・・!」
「かわいい声、ぞくぞくする・・・。」
タウさんは私の胸を摘まみながら腰の動きを早くしていった。
そして・・・
「あっ・・!出る・・・!」
そう言った瞬間、私の手の中にあったタウさんの硬いモノはどくんっと波打った。
制服の下腹部のところがじわっと濡れていくのが見える。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
媚薬の効果か、思いのほか早く私の手でイったタウさん。
これで少しは楽になったかと思ったけど、私の手の中にあるタウさんのモノがまだ硬いことに気がついた。
萎えるどころか少し大きくなったような気さえする。
「足りない・・・。」
「へっ・・・?」
「ステラのナカで・・・何度も果てたい。」
「!?!?」
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