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「ステラが街で働く・・!?」
ステラを連れて城の執務室に戻ると、そこにはトゥレイスを始め、ワズンにアダーラ、ミンカルに王が会議をしてる最中だった。
「あぁ、街で一番人気の食堂でさっき働いてたんだが『明日も働かないか』と声をかけられていた。」
「嘘だろ・・・」
ちょっと目を離した隙にとんでもないことになってることに驚いたトゥレイスとワズンだったが、王は笑いを堪えるのに必死のようだった。
「くくっ・・・!小遣いを渡して街に遊びに行かせたのに、まさか働いて帰ってくるとはな・・・!」
「笑いごとではないですよ、王・・・」
ワズンが頭に手を置いて悩んでる姿が目に入る。
そんなワズンに王は笑いながら言った。
「いいんじゃないか?」
「王・・!?」
「ステラ、お前はどうしたい?」
「私ですか?」
「あぁ。森に帰りたいと言っていたが森は今、危険な状態だ。火の手があがった原因がまだわからないのだ。」
「・・・。」
「早急に調査はする。調査が終わって森が安全になるまではここにいたほうがいいと思う。それはわかるな?」
「はい・・。」
理解するのが早いステラに向かって、王は次々と矢継ぎ早に話し始めた。
「調査に何日かかるかはわからない。その間、住むところはどうする?」
「それは・・・どこか家を借りたりとか・・・」
「家の貸し出しはない。」
「そうなんですか・・・。」
「城に住むしかない。わかるな?」
「・・・はい。」
「働くか働かないかはステラに任せる。どちらにしてもここで生活するのに不便はさせないことを約束する。」
「・・・。」
住むところを手に入れるためには働いて家を買うしかなく、働くには住むところがいる。
自分の住むところが城にしかないことを理解したステラは抵抗することができなかったのだ。
「お気遣い、ありがとうございます・・。」
不本意ながらも従うしかないステラは暗い雰囲気を纏っていた。
さっき食堂で働いていた時とは全然違う雰囲気だ。
「・・・王、いいですか?」
「どうした?タウ。」
「ステラの部屋ですが、今の部屋は広すぎると言ってました。なので選ばせては頂けないでしょうか。」
せめてステラが気に入る部屋を用意してやりたいと思って出た言葉だった。
「それは構わないが・・・ステラ、本当か?」
「!!・・・はっ・・はいっ!」
「なら好きな部屋を選ぶといい。タウ、使ってない部屋を把握してるだろう?案内してやってくれ。」
「はい。」
頭を軽く下げながらステラの方を見ると、ステラは笑顔で俺を見ていた。
少し機嫌がよくなったようだ。
「ステラ行くぞ。」
執務室を出てステラを案内していく。
できるだけ手狭な部屋を選びながら、かたっぱしから見せて行った。
「ここはどうだ?」
「広いですー・・。」
「ここは?」
「広い・・ですね・・。」
「じゃあここは?」
「さっきより広いですよ・・・っ!」
思いつく限りの部屋を見せて回るけど、どれもこれも『広い』としか言わないステラ。
俺は仕方なく城の1階の一番奥にある部屋をステラに見せた。
「ここは狭すぎるだろう?」
自信満々に見せた部屋は侍女の部屋だ。
小さいベッドに小さい机が一つ。
それに服を数着かけれるクローゼットがあるくらいだ。
「!!・・・ここがいいです!!」
「はっ・・?」
「ここでも広いくらいですけどここがいいですっ・・!いいですか?」
「!?!?」
嬉しそうに部屋に入っていったステラは、迷うことなくベッドに腰かけた。
そして寝っ転がったのだ。
「うわぁ・・・気持ちいいー・・・。」
(その小さいベッドでピッタリとか、どんだけ小さいんだよ・・・。)
自分が寝たら間違いなく足が出てしまうであろうベッド。
それに収まってしまうステラを見て、思わず笑みがこぼれてしまう。
「ははっ・・・!」
「?」
「わかったわかった。ここ、今日からステラの部屋な?」
「!!・・・はいっ!」
嬉しそうに笑うステラはこの日からここで寝泊まりが始まった。
翌日の朝早くから食堂に赴き、働きたい旨を伝えたステラは昼の間に働くことが決まった。
毎日侍女たちに混ざって朝食を済ませ、昼は働いて『まかない』を食べて帰ってくる。
夕方から夜にかけては侍女たちと一緒に城の掃除をしたあと夕食を食べ、部屋で過ごすのだ。
「いってきまーす!」
そう言って元気に仕事に行くのを見送ることが俺たち騎士団の日課になってしまうくらい日にちが経ったある日、妙な噂が流れ始めた。
それは『食堂で昼ご飯を食べると元気になる』と言うものだ。
「お前も聞いた?あの噂。」
「あぁ。でも単に回転がよくなったからじゃないのか?腹が満たされた奴らを見て、気分がよくなってるだけとか。」
堺の森の調査をしながらそんな話をしていた。
ステラが店員として働き始めて回転がよくなった食堂は、連日満席が続いていた。
噂が呼んでくれる客は、途切れることなく行列を作ってるらしい。
「今度行ってみようか、ステラが働いてるとこも見たいし。」
「そうだな。」
燃えてしまった木を見ながら歩いてると、遠くから誰かが歩いてくる気配を感じた。
「・・・。」
それはトゥレイスも感じていたようで、お互い目配せをして離れる。
見つからないように幹の太い木の枝に飛び乗り、気配を殺して見つめてると、見たことのない服を着た男が数人やってきたのだ。
「くそっ・・あいつ逃げやがって・・・」
「どうするよ、ピストニアに逃げ帰られてこのことがバレたら・・・」
「ピストニアの奴らを攫ってることをか?」
「あぁ。もしかして戦いになったりするのか・・?」
「それはないな、あいつら戦いが嫌いだから挑んでは来ないだろう。」
「それもそうか。」
「・・・ってか、あいつが逃げた分の補填どうする?」
「また爆発する木でも集めて呼び寄せるか。」
「そうだな。あと3人くらい使えば数年はもつだろう。」
「だな。」
そんな会話をしながらぐるっと辺りを見回した男どもは踵を返して戻っていった。
その気配が辿れなくなるまで待ち、トゥレイスと合流する。
「今の会話、聞いたか?」
「あぁ、この火事は意図的に引き起こされたものだな。」
「でもピストニアの者を攫って何をさせてるんだ?」
「『あと3人いれば数年はもつ』って意味がわからないな・・・。」
そんな会話をしてるとき、がさっ・・!と、茂みが揺れる音が聞こえた。
「!!」
「!!」
瞬時に剣を抜き、その茂みに目をやる。
茂みを挟むようにトゥレイスと囲むと、中からうめき声が聞こえてきたのだ。
「うぅっ・・・」
その声に聞き覚えがあった俺は茂みの中に入っていった。
すると茂みの枝に隠れるようにして『デネボラ』が横たわっていたのだ。
「・・・デネボラ!?どうした!?」
服を着せ変えられていたデネボラは、暴力を受けたの顔や腕に痣がある。
「うっ・・・ディアヘルに・・捕まってました・・・」
「『逃げた』って言ってたのはお前だったのか・・・」
「あいつら・・俺たちの魔力を吸い取って・・・ます・・。」
「は!?」
「う・・ウェズンたちは・・砂になりました・・・・」
「!!・・・もう喋るな!すぐに連れて帰ってやるから・・!」
そう言ってデネボラを抱え上げようとしたとき、その体が薄っすら透き通って見えた。
「すみませ・・団長・・・」
「!!・・待て!」
「お世話に・・なりました・・・」
そう言ってデネボラの体は砂になっていった。
空高く舞い上がる砂を見つめることしかできず、憤りだけが残る。
「・・・この前行方不明になった者はみんな・・攫われたってことなのか。」
デネボラの話だとそういうことになる。
みな、砂になってしまったと言っていたことから、おそらく生きてる者はいないだろう。
「一旦帰って報告しよう。行動はそれからだ。」
「・・・あぁ。」
俺たちは城に戻り、このことを報告した。
ワズンは頭を抱えて悩み、王は今まで見たことのない表情で怒りを抑えていた。
(ディアヘルに乗り込んだところで他の者が帰ってくるわけではない。だからきっと、戦いに行くことはしないだろう。)
奪還するためなら国の騎士全員がディアヘルに乗り込んでいくことは間違いない。
でもその相手がいない状況なら、これ以上被害がでないようにするしかないのだ。
「はぁ・・・。」
ため息をつきながら廊下の角を曲がろうとした時、ちょうど出合い頭に誰かとぶつかってしまった。
どんっ!・・と、音が鳴ったのは俺の腹の辺りだ。
「ひぎゃっ・・・!」
「おっと・・!悪い、考え事してて・・・ってステラ?」
「あ、タウさん・・・すみません。」
鼻がぶつかってしまったのか、手で撫でてるステラ。
その姿を見てる時、ステラの瞳の色が薄っすら金色になってるのに気がついた。
「!?・・・ステラ、ちょっと来い!」
「ステラが街で働く・・!?」
ステラを連れて城の執務室に戻ると、そこにはトゥレイスを始め、ワズンにアダーラ、ミンカルに王が会議をしてる最中だった。
「あぁ、街で一番人気の食堂でさっき働いてたんだが『明日も働かないか』と声をかけられていた。」
「嘘だろ・・・」
ちょっと目を離した隙にとんでもないことになってることに驚いたトゥレイスとワズンだったが、王は笑いを堪えるのに必死のようだった。
「くくっ・・・!小遣いを渡して街に遊びに行かせたのに、まさか働いて帰ってくるとはな・・・!」
「笑いごとではないですよ、王・・・」
ワズンが頭に手を置いて悩んでる姿が目に入る。
そんなワズンに王は笑いながら言った。
「いいんじゃないか?」
「王・・!?」
「ステラ、お前はどうしたい?」
「私ですか?」
「あぁ。森に帰りたいと言っていたが森は今、危険な状態だ。火の手があがった原因がまだわからないのだ。」
「・・・。」
「早急に調査はする。調査が終わって森が安全になるまではここにいたほうがいいと思う。それはわかるな?」
「はい・・。」
理解するのが早いステラに向かって、王は次々と矢継ぎ早に話し始めた。
「調査に何日かかるかはわからない。その間、住むところはどうする?」
「それは・・・どこか家を借りたりとか・・・」
「家の貸し出しはない。」
「そうなんですか・・・。」
「城に住むしかない。わかるな?」
「・・・はい。」
「働くか働かないかはステラに任せる。どちらにしてもここで生活するのに不便はさせないことを約束する。」
「・・・。」
住むところを手に入れるためには働いて家を買うしかなく、働くには住むところがいる。
自分の住むところが城にしかないことを理解したステラは抵抗することができなかったのだ。
「お気遣い、ありがとうございます・・。」
不本意ながらも従うしかないステラは暗い雰囲気を纏っていた。
さっき食堂で働いていた時とは全然違う雰囲気だ。
「・・・王、いいですか?」
「どうした?タウ。」
「ステラの部屋ですが、今の部屋は広すぎると言ってました。なので選ばせては頂けないでしょうか。」
せめてステラが気に入る部屋を用意してやりたいと思って出た言葉だった。
「それは構わないが・・・ステラ、本当か?」
「!!・・・はっ・・はいっ!」
「なら好きな部屋を選ぶといい。タウ、使ってない部屋を把握してるだろう?案内してやってくれ。」
「はい。」
頭を軽く下げながらステラの方を見ると、ステラは笑顔で俺を見ていた。
少し機嫌がよくなったようだ。
「ステラ行くぞ。」
執務室を出てステラを案内していく。
できるだけ手狭な部屋を選びながら、かたっぱしから見せて行った。
「ここはどうだ?」
「広いですー・・。」
「ここは?」
「広い・・ですね・・。」
「じゃあここは?」
「さっきより広いですよ・・・っ!」
思いつく限りの部屋を見せて回るけど、どれもこれも『広い』としか言わないステラ。
俺は仕方なく城の1階の一番奥にある部屋をステラに見せた。
「ここは狭すぎるだろう?」
自信満々に見せた部屋は侍女の部屋だ。
小さいベッドに小さい机が一つ。
それに服を数着かけれるクローゼットがあるくらいだ。
「!!・・・ここがいいです!!」
「はっ・・?」
「ここでも広いくらいですけどここがいいですっ・・!いいですか?」
「!?!?」
嬉しそうに部屋に入っていったステラは、迷うことなくベッドに腰かけた。
そして寝っ転がったのだ。
「うわぁ・・・気持ちいいー・・・。」
(その小さいベッドでピッタリとか、どんだけ小さいんだよ・・・。)
自分が寝たら間違いなく足が出てしまうであろうベッド。
それに収まってしまうステラを見て、思わず笑みがこぼれてしまう。
「ははっ・・・!」
「?」
「わかったわかった。ここ、今日からステラの部屋な?」
「!!・・・はいっ!」
嬉しそうに笑うステラはこの日からここで寝泊まりが始まった。
翌日の朝早くから食堂に赴き、働きたい旨を伝えたステラは昼の間に働くことが決まった。
毎日侍女たちに混ざって朝食を済ませ、昼は働いて『まかない』を食べて帰ってくる。
夕方から夜にかけては侍女たちと一緒に城の掃除をしたあと夕食を食べ、部屋で過ごすのだ。
「いってきまーす!」
そう言って元気に仕事に行くのを見送ることが俺たち騎士団の日課になってしまうくらい日にちが経ったある日、妙な噂が流れ始めた。
それは『食堂で昼ご飯を食べると元気になる』と言うものだ。
「お前も聞いた?あの噂。」
「あぁ。でも単に回転がよくなったからじゃないのか?腹が満たされた奴らを見て、気分がよくなってるだけとか。」
堺の森の調査をしながらそんな話をしていた。
ステラが店員として働き始めて回転がよくなった食堂は、連日満席が続いていた。
噂が呼んでくれる客は、途切れることなく行列を作ってるらしい。
「今度行ってみようか、ステラが働いてるとこも見たいし。」
「そうだな。」
燃えてしまった木を見ながら歩いてると、遠くから誰かが歩いてくる気配を感じた。
「・・・。」
それはトゥレイスも感じていたようで、お互い目配せをして離れる。
見つからないように幹の太い木の枝に飛び乗り、気配を殺して見つめてると、見たことのない服を着た男が数人やってきたのだ。
「くそっ・・あいつ逃げやがって・・・」
「どうするよ、ピストニアに逃げ帰られてこのことがバレたら・・・」
「ピストニアの奴らを攫ってることをか?」
「あぁ。もしかして戦いになったりするのか・・?」
「それはないな、あいつら戦いが嫌いだから挑んでは来ないだろう。」
「それもそうか。」
「・・・ってか、あいつが逃げた分の補填どうする?」
「また爆発する木でも集めて呼び寄せるか。」
「そうだな。あと3人くらい使えば数年はもつだろう。」
「だな。」
そんな会話をしながらぐるっと辺りを見回した男どもは踵を返して戻っていった。
その気配が辿れなくなるまで待ち、トゥレイスと合流する。
「今の会話、聞いたか?」
「あぁ、この火事は意図的に引き起こされたものだな。」
「でもピストニアの者を攫って何をさせてるんだ?」
「『あと3人いれば数年はもつ』って意味がわからないな・・・。」
そんな会話をしてるとき、がさっ・・!と、茂みが揺れる音が聞こえた。
「!!」
「!!」
瞬時に剣を抜き、その茂みに目をやる。
茂みを挟むようにトゥレイスと囲むと、中からうめき声が聞こえてきたのだ。
「うぅっ・・・」
その声に聞き覚えがあった俺は茂みの中に入っていった。
すると茂みの枝に隠れるようにして『デネボラ』が横たわっていたのだ。
「・・・デネボラ!?どうした!?」
服を着せ変えられていたデネボラは、暴力を受けたの顔や腕に痣がある。
「うっ・・・ディアヘルに・・捕まってました・・・」
「『逃げた』って言ってたのはお前だったのか・・・」
「あいつら・・俺たちの魔力を吸い取って・・・ます・・。」
「は!?」
「う・・ウェズンたちは・・砂になりました・・・・」
「!!・・・もう喋るな!すぐに連れて帰ってやるから・・!」
そう言ってデネボラを抱え上げようとしたとき、その体が薄っすら透き通って見えた。
「すみませ・・団長・・・」
「!!・・待て!」
「お世話に・・なりました・・・」
そう言ってデネボラの体は砂になっていった。
空高く舞い上がる砂を見つめることしかできず、憤りだけが残る。
「・・・この前行方不明になった者はみんな・・攫われたってことなのか。」
デネボラの話だとそういうことになる。
みな、砂になってしまったと言っていたことから、おそらく生きてる者はいないだろう。
「一旦帰って報告しよう。行動はそれからだ。」
「・・・あぁ。」
俺たちは城に戻り、このことを報告した。
ワズンは頭を抱えて悩み、王は今まで見たことのない表情で怒りを抑えていた。
(ディアヘルに乗り込んだところで他の者が帰ってくるわけではない。だからきっと、戦いに行くことはしないだろう。)
奪還するためなら国の騎士全員がディアヘルに乗り込んでいくことは間違いない。
でもその相手がいない状況なら、これ以上被害がでないようにするしかないのだ。
「はぁ・・・。」
ため息をつきながら廊下の角を曲がろうとした時、ちょうど出合い頭に誰かとぶつかってしまった。
どんっ!・・と、音が鳴ったのは俺の腹の辺りだ。
「ひぎゃっ・・・!」
「おっと・・!悪い、考え事してて・・・ってステラ?」
「あ、タウさん・・・すみません。」
鼻がぶつかってしまったのか、手で撫でてるステラ。
その姿を見てる時、ステラの瞳の色が薄っすら金色になってるのに気がついた。
「!?・・・ステラ、ちょっと来い!」
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