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検査。
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恭吾side・・・
直哉さんから鈴を受け取った俺は、リビングに敷きっぱなしだった布団に鈴を座らせた。
恭吾「鈴、聴診。」
鈴「うん。でも・・・。」
恭吾「でも?」
鈴「座ってるの・・しんどいから・・寝てもいい?」
恭吾「!!・・・このまま病院のほうがいいかもな。」
布団に転がった鈴は、体を横向きにして呼吸を落ち着け始めた。
俺は聴診器を服の下から滑り込ませる。
鈴の心臓の音を聞いてると、鈴が俺の空いてる手を掴んだ。
恭吾「?」
鈴「手、繋いでいい・・?」
恭吾「・・・いいよ?」
鈴は俺の手を自分のおでこにあてながら眠ってしまった。
鈴「・・・zzz。」
恭吾「寝た・・・か。」
一昨日から随分調子が悪い。
その理由はたぶん・・・『タイピン』だ。
作ったって言ってたし、疲れが溜まってるんだろう。
翔平「あれ?鈴、寝た?」
恭吾「あぁ。ちょっと・・・精密検査したい。」
お父さん「そうだね。血液検査だけじゃわからないことがありそうだ。」
この日は鈴が寝たいだけ寝かせて、翌日、病院に入院させた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日・・・
鈴side・・・
病院の駐車場まで来た私は、車いすに乗せられて病室に連れて行かれた。
鈴「歩けるよ?」
翔平「このあと検査だから疲れないようにな。」
鈴「・・・検査ってなにするの?」
翔平「ま、いろいろな。痛いことは何もないから。」
鈴「うん・・・。」
病室に荷物を置いたあと、私は色々検査に連れて行かれた。
いろんな機械を体につけられたり、よくわからない部屋に寝かされたり・・・
待ち時間もあったりで、最後の検査室に着いたときはもう夜だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
恭吾side・・・
恭吾「ほら、鈴、最後の検査・・・・・」
車いすに乗ってる鈴に話しかけると
鈴「・・・zzz。」
寝ていた。
恭吾「あー・・・どうしようか・・・。」
検査検査で疲れてしまったんだろう。
ぐぅぐぅと寝てる。
検査技師「朝比奈さんー。どうぞーっ。」
技師が鈴を呼びに来た。
恭吾「すみません・・明日にずらしてもらえますか?疲れて寝ちゃったみたいで・・・。」
検査技師「あー・・大丈夫ですよ。」
恭吾「すみません・・・。」
俺は検査室を出て、鈴の病室に向かって歩き始めた。
ゆっくり車いすを押しながら。
恭吾「まー・・明日検査結果出るし、治るようにがんばろうな?鈴。」
鈴「・・・zzz。」
寝てる鈴を起こさないように廊下を歩いてると、前から見知った顔が歩いてきた。
直哉「よっ、恭吾。」
恭吾「直哉さん。仕事帰り?」
直哉「そう。検査したんだろ?どうだった?・・・って、寝ちゃったのか。」
直哉さんは車いすで寝てる鈴の顔を覗き込んだ。
恭吾「結果は明日ですよ。今日した検査は・・・・」
直哉さんに説明しようとしたとき、看護師が俺を呼びに来た。
看護師「あっ、朝比奈先生っ!」
恭吾「うん?」
看護師「急患です!」
恭吾「すぐ行く!・・・直哉さん、鈴、病室に戻しといて?」
直哉「おぅ。任せろ。」
恭吾「4階の一番奥だから。」
俺は直哉さんに鈴を託して、急患の元に急いだ。
ーーーーーーーーーーーーーー
直哉side・・・
直哉「4階の一番奥・・・。」
恭吾から鈴を託された俺は、エレベーターを待っていた。
もう患者もいない夜の病院のエレベーターはすぐにやって来た。
直哉「鈴、落ちるなよ?」
体を支えながらエレベーターに乗った。
4階のボタンを押し、ドアが閉まる。
ほどなくして目的の階につき、また車いすを押した。
エレベーターから下りる時、ちょっとの段差で車いすが揺れ、鈴の体が前のめりに傾いたのがわかった。
直哉「おっと・・・!・・・車いすが面倒くさいな。」
俺は鈴の体を支えながら前に回り、鈴を姫抱きに抱えた。
直哉「こっちのほうが安全だ。」
廊下を歩き進め、一番奥にある部屋『朝比奈 鈴』って書かれた部屋に入った。
ベッドの布団をめくって、鈴を寝かせる。
直哉「鈴ー、ベッドだぞー?」
鈴「・・・んー・・?」
鈴が返事をした。
顔をみると目が開いてない。
どうも寝ぼけながら返事をしたみたいだ。
直哉「ほら、ゆっくり寝な?」
鈴「お兄ちゃ・・・ぎゅって・・して・・・。」
直哉「・・・・・え?」
直哉さんから鈴を受け取った俺は、リビングに敷きっぱなしだった布団に鈴を座らせた。
恭吾「鈴、聴診。」
鈴「うん。でも・・・。」
恭吾「でも?」
鈴「座ってるの・・しんどいから・・寝てもいい?」
恭吾「!!・・・このまま病院のほうがいいかもな。」
布団に転がった鈴は、体を横向きにして呼吸を落ち着け始めた。
俺は聴診器を服の下から滑り込ませる。
鈴の心臓の音を聞いてると、鈴が俺の空いてる手を掴んだ。
恭吾「?」
鈴「手、繋いでいい・・?」
恭吾「・・・いいよ?」
鈴は俺の手を自分のおでこにあてながら眠ってしまった。
鈴「・・・zzz。」
恭吾「寝た・・・か。」
一昨日から随分調子が悪い。
その理由はたぶん・・・『タイピン』だ。
作ったって言ってたし、疲れが溜まってるんだろう。
翔平「あれ?鈴、寝た?」
恭吾「あぁ。ちょっと・・・精密検査したい。」
お父さん「そうだね。血液検査だけじゃわからないことがありそうだ。」
この日は鈴が寝たいだけ寝かせて、翌日、病院に入院させた。
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翌日・・・
鈴side・・・
病院の駐車場まで来た私は、車いすに乗せられて病室に連れて行かれた。
鈴「歩けるよ?」
翔平「このあと検査だから疲れないようにな。」
鈴「・・・検査ってなにするの?」
翔平「ま、いろいろな。痛いことは何もないから。」
鈴「うん・・・。」
病室に荷物を置いたあと、私は色々検査に連れて行かれた。
いろんな機械を体につけられたり、よくわからない部屋に寝かされたり・・・
待ち時間もあったりで、最後の検査室に着いたときはもう夜だった。
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恭吾side・・・
恭吾「ほら、鈴、最後の検査・・・・・」
車いすに乗ってる鈴に話しかけると
鈴「・・・zzz。」
寝ていた。
恭吾「あー・・・どうしようか・・・。」
検査検査で疲れてしまったんだろう。
ぐぅぐぅと寝てる。
検査技師「朝比奈さんー。どうぞーっ。」
技師が鈴を呼びに来た。
恭吾「すみません・・明日にずらしてもらえますか?疲れて寝ちゃったみたいで・・・。」
検査技師「あー・・大丈夫ですよ。」
恭吾「すみません・・・。」
俺は検査室を出て、鈴の病室に向かって歩き始めた。
ゆっくり車いすを押しながら。
恭吾「まー・・明日検査結果出るし、治るようにがんばろうな?鈴。」
鈴「・・・zzz。」
寝てる鈴を起こさないように廊下を歩いてると、前から見知った顔が歩いてきた。
直哉「よっ、恭吾。」
恭吾「直哉さん。仕事帰り?」
直哉「そう。検査したんだろ?どうだった?・・・って、寝ちゃったのか。」
直哉さんは車いすで寝てる鈴の顔を覗き込んだ。
恭吾「結果は明日ですよ。今日した検査は・・・・」
直哉さんに説明しようとしたとき、看護師が俺を呼びに来た。
看護師「あっ、朝比奈先生っ!」
恭吾「うん?」
看護師「急患です!」
恭吾「すぐ行く!・・・直哉さん、鈴、病室に戻しといて?」
直哉「おぅ。任せろ。」
恭吾「4階の一番奥だから。」
俺は直哉さんに鈴を託して、急患の元に急いだ。
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直哉side・・・
直哉「4階の一番奥・・・。」
恭吾から鈴を託された俺は、エレベーターを待っていた。
もう患者もいない夜の病院のエレベーターはすぐにやって来た。
直哉「鈴、落ちるなよ?」
体を支えながらエレベーターに乗った。
4階のボタンを押し、ドアが閉まる。
ほどなくして目的の階につき、また車いすを押した。
エレベーターから下りる時、ちょっとの段差で車いすが揺れ、鈴の体が前のめりに傾いたのがわかった。
直哉「おっと・・・!・・・車いすが面倒くさいな。」
俺は鈴の体を支えながら前に回り、鈴を姫抱きに抱えた。
直哉「こっちのほうが安全だ。」
廊下を歩き進め、一番奥にある部屋『朝比奈 鈴』って書かれた部屋に入った。
ベッドの布団をめくって、鈴を寝かせる。
直哉「鈴ー、ベッドだぞー?」
鈴「・・・んー・・?」
鈴が返事をした。
顔をみると目が開いてない。
どうも寝ぼけながら返事をしたみたいだ。
直哉「ほら、ゆっくり寝な?」
鈴「お兄ちゃ・・・ぎゅって・・して・・・。」
直哉「・・・・・え?」
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