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ちとせ

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ちとせのあまりにもかわいい行動に、俺は思わずちとせの顎をすくった。


「ちとせ・・キスしていい?ちとせのことが好きすぎて大事すぎて・・・体で伝えたい・・・。」


そう聞くとちとせは少し照れながら目を閉じた。

すくった顎の手を離し、両手でちとせの頬を包み込む。


「ちっさ・・・好きだよ、ちとせ。」


そう言って、ちとせの唇に自分の唇を重ねた。

小さくて柔らかいちとせの唇はいつまでも重ねていたいくらい気持ちがよく、俺は親指でちとせの下あごを下げた。

微かに開いた唇の間に、自分の下を滑り込ませる。


「んぅっ・・・」

「待って・・そんなかわいい声出されたら止まれなくなる・・・。」


甘くてかわいいちとせの声。

俺はちとせの首筋や耳を触りながら口の中を味わった。

指先を首筋に這わすたびにちとせの体がびくつくのがかわいい。


「んっ・・んぁっ・・」

「かわいい・・好き。・・ちとせ、おいで?」


俺はちとせの両脇を持って体を持ち上げた。

そのまま俺の上に座らせる。


「ふぁっ!?」

「ちとせは抱っこ、好き?」


向かい合うように座りながらちとせの耳を触っていた。


「すっ・・好きっていうか・・っ・・あまり経験が・・・」

「ないの?まぁ、他の男がどうやってちとせを愛してたかはどうでもいいけど。」


そう言ってちとせの髪の毛を耳に引っ掛け、あらわになった耳たぶにかぶりついた。


「あっ!?」

「ちとせはどこが好き?ちとせの好きなとこ、教えて?」


手で背中を支えながら、口でちとせの耳を食べる。

反対側の耳に指を這わすと、ちとせは必死に俺の服を掴んできた。


「んんっ・・・ぁんっ・・・!」

「耳好き?もっとくちゅくちゅしていい?」


かぷかぷと食べていたちとせの小さい耳。

目いっぱい濡らした舌を這わせてみた。


くちゅ・・・


「ひぁぁぁっ・・!?」


耳の刺激に力が抜けてしまったのか倒れこんできたちとせ。

肩で息をしながら、ぎゅっと俺の服を握っていた。


「どした?」

「はぁっ・・はぁっ・・ごめ・・初めてで・・・」


その言葉に俺は驚いた。

ちとせには元カレがいたはずだから・・・。


「え?経験ない?」

「そ・・そうじゃなくて・・・こういうのはなくて・・・」


ちとせの話では、元カレとの夜はいちゃいちゃするものではなかったらしい。

相手がシたくなったら挿れられる・・・というものだったとか・・・。


「だから抱っことか・・みっ・・耳とか・・・」

「・・・。」


甘くとろける時間を知らないちとせは、俺が与えた刺激に過敏に反応してしまったみたいだ。

そんなちとせに、甘い時間を知ってもらいたくて・・・俺はちとせの体を抱きしめた。


「じゃあ俺がちとせのこと、ぐずぐずになるまで甘やかしていい?」

「へっ・・?」

「こうやって抱っこしたり、キスしたり・・・だめ?」


そう聞くとちとせは俺の体をぎゅっと抱きしめた。


「かわいい返事。さて・・どうしようかな。」

「?」

「ちとせ?このまま抱っこで寝室に連れていかれるのと、ここでくたくたになるまでキスされてから寝室に連れていかれるの・・・どっちがいい?」

「!?」


俺の言葉に驚いたのか、ちとせは真っ赤な顔をして俺を見た。

その表情は期待もあるように見えて・・・投げかけた選択を撤回する。


「あー・・ごめん。かわいすぎるからキスさせて?」

「へっ・・!?んぅっ・・!」

「気持ちイイって覚えような。」


ちゅくちゅくと口の中を味わいながら、ちとせの耳を触っていく。

時間をかけて腕や背中なんかも触ると、ちとせの体はびくびく震えていた。

キスの息継ぎもうまくできないようで、肩で息を繰り返してる。


「かわいい・・好き、大好きだよ。」


そう言って軽くついばむように何度も唇を重ねると、ちとせが一生懸命に息をしながら口を開いた。


「わ・・っ・・私も・・すきっ・・・んんっ・・・」

「!!・・・ほんとかわいいな。寝室・・・行こうか。」


俺はちとせの耳を舐め上げた。

ちゅくちゅくと音をたてて舌を這わせると、ちとせは力が抜けてもたれかかってきた。


「はぁっ・・はぁっ・・・。」

「このまま立ち上がるよ?」


ちとせの体を支えながら立ち上がる。

ちとせのことだから抵抗するかと思ったけど、力が抜けててそれどころじゃなさそうだ。


「かわいい。ぐずぐずになるまで蕩けような?」


ちとせの体を抱きかかえながら俺は階段を上がっていく。

途中、我慢ができずに何度もちとせの唇に自分の唇を重ねた。

その度にちとせも応えようと口を開けてくれるのが愛しくて・・・ぎゅっと抱きしめてしまう。


「んぁっ・・・・」

「ちとせ、ベッドに寝かせるよ?」


階段を上がった俺は部屋に置いてあるベッドにちとせを寝かせようと思った。

でもちとせは・・・ぎゅっと抱きついてきたのだ。


「・・・抱っこがいい。」

「!!・・・ははっ、気に入った?」

「うん・・・・。」


甘えてくれるのがうれしくて、俺はちとせを抱っこしたままベッドに上がった。

壁にもたれかかるようにして腰を下ろす。


「ちとせ、もっと触っていい・・?かわいい声、もっと聞きたい・・。」


顔や首に口づけを落としながら聞くと、ちとせは無言で首を縦に振った。

感じてる声を出さないように、口を閉じてるみたいだ。


「声・・聞きたい。」


俺はちとせの服に手を滑り込ませ、肌に直接触れた。

すべすべの肌に小さい背中は、両手を広げたら覆えそうだ。


「んんっ・・・」


背中にあるブラのホックを外し、ちとせの後頭部を手で支えた。

押し倒すように体を傾けさせて、手を胸に向かって這わしていく。


「あっ・・!」

「やわらか・・・。」


ちとせの胸を手で覆い、硬くなった先端に軽く触れた。

するとちとせは体を一瞬大きくびくつかせた。


「んぁっ・・!?」

「胸も好き?指だったらまだ痛いかもな・・・。」


俺はちとせをそのままベッドに寝かせ、服とブラをめくりあげた。

体の割に大きな胸が形もよくて、先端がピンっと天井を向いていた。


「あー・・・うまそ。」


口の中を目いっぱい濡らして、胸の先端を口に入れた。

舌でゆっくり優しく舐め上げていく。


「あぁぁっ・・!あっ・・!やぁっ・・!」

「これくらいはしただろ?まぁ長い時間じゃなかったかもしれないけど・・。」


聞いた話だと前戯はほとんどしてなかったみたいだ。

でも、濡れてもらわないと挿入るものも挿入らない。

男側が『自分さえ悦ければいい』と思ってても女の子の準備が整わないとできるものじゃない。


「ないっ・・ないからっ・・・!」

「ないの?じゃあどうやってシてた?」

「んあっ・・!ぬるぬるするやつっ・・つけてたっ・・・あっ・・・!」

「ローションか。」


こんなにかわいくて甘い声すら聞かなかった男を憐れに思いながら、体に指を這わしていく。

胸の先端を舐めながらちとせのズボンに手を入れる。

下着の隙間から指を入れると、くちゅっとかわいい音が聞こえた。


「ちゃんと濡れてる。」

「!?!?」

「よし、ちとせ、脱がすよー。」


手際よくちとせの服を剥ぎ取り、裸にさせた。

恥ずかしいのか両手を使って胸や足の間を隠してる。


「俺に全部見られるんだから隠しても無駄なんだけど?」

「!?・・見るの!?」

「見るよ?だから、先に力抜けとこうな。」


そう言って寝てるちとせの隣に寝転んだ。

頭を撫でながら、反対の手でちとせの大事なところに指を這わせる。


「ひぁっ!?」

「ちとせはこっちに集中な?」


ちとせの口をぱくっと食べ、舌をねじ込ませる。

くちゅくちゅと口の中を味わいながら俺の足をちとせの両足の間に滑り込ませた。

これでちとせは足を閉じれない。


「ちとせのイイところ・・・教えてくれる?」


俺は割れ目に指を這わせた。

もう十分濡れていたからか、ちとせが感じる小さな突起はすぐに見つけることができた。


「んあぁぁっ!?」

「あぁ、ごめん。ちょっと刺激が強かった?」


刺激に驚いたのか、ちとせは俺の胸に顔を押し付けてきた。

そのままぎゅっと抱きしめて、ちとせのナカに指を入れる。


「あっ・・あっ・・・・」

「感じる?俺の指が入ってるよ?」


与えられる刺激に体が慣れてないのか、ちとせの腰が揺れていた。

その動きに合わせるようにしてゆっくり指を出し入れする。

くちゅっ・・くちゅっ・・と、浅いところで慣らしていくと、ちとせの体が小刻みに震え始めた。

息も荒く、ナカも痙攣し始めてる。


「ちとせ?イく?」

「わっ・・かんなっ・・!あっ!あっ・・!!待って・・!だめっ!」


次の瞬間、ちとせの体は大きくびくつき、ナカがきゅうぅぅっと締まった。

どくどくと波打つように何度も締め上げてくるナカで、俺は手を動かさずに落ち着くのを待った。


「はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・・」

「上手。・・・一回指、抜くよ?」


息が上がってぐったりしてるちとせの足を少し広げさせ、俺はその間に入った。

ちとせの大事なとこに顔を近づけ、舌で舐め上げる


「ひぁぁっ・・!?」
















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