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差し入れ。
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ちとせside
海に遊びに行ってから8日の日にちが流れた。
高森さんは仕事が忙しいのか、今日まで喫茶店に来店はされてない。
いつも2~3日に一度は来店されていたからか、少し寂しい気持ちになっていた。
「でも今日は・・・会える。」
そう・・今日、仕事が休みな私は今、クッキーを焼いてる。
この前言った『差し入れ』を作ってるのだ。
「忙しそうならまた今度にしようかと思ったけど・・・メールには『大丈夫!』って書いてあるんだよねー・・・。いいんだろうか・・。」
高森さんたちにバーベキューと海のお礼がしたくて作ってはいるけど、内心では高森さんに会えることを楽しみにしている私がいた。
美香ちゃんの他にできた新しい友達に、心が躍る。
「それにしても・・いっぱい焼いちゃったなー・・・。」
定番のバタークッキーに、ジャムクッキー、メレンゲクッキーにフロランタン、他にもいろんな種類のクッキーを作っていた。
「うーん・・・全部バスケットに入れていこうかな。一つずつ袋に入れても開けるの面倒くさいよねぇ。」
忙しい高森さんたちがささっと食べれるほうがいいと思い、家にあった大きくて平ためのバスケットを取り出した。
そこにペーパーナプキンを敷き、クッキーを並べていく。
「全部乗るかなー?」
余った分があったら自分のおやつにしようかと思いながら一つ一つ乗せていく。
色どりも考えながら全種類のクッキーを乗せると、ちょうど3枚ずつクッキーが余ってしまった。
「割れないようにタッパーに入れとこっ。」
クッキーを重ねて小さめのタッパーに入れていく。
それを自分のリュックに押し込んだ。
「よしっ!そろそろ行こうかっ!」
バスケットに大きくラップをかけ、両端をマスキングテープで固定して家を出た。
そして両手でバスケットを抱え、私は消防署に向かって歩き出した。
ーーーーー
「あの・・すみません。高森さんっていらっしゃいますか?」
消防署についた私は受付らしきところで訪ねていた。
初めて足を踏み入れた消防署はがらんとしていて、人の気配があまり感じられない。
声をかけた受付の人が数人しかいないようだった。
「高森ですか?いますよ?呼びますねー。」
(いるんだ・・・。)
お仕事で出てるのかと思いきや、事務の人は内線らしき電話をかけ始めた。
「レスキュー所属の高森さん、お客さまです。事務所までお願いします。」
その言葉を聞いて、私は驚いた。
消防士さんだと思っていた高森さんが、レスキュー隊の人だったのだ。
(レスキューって確か・・すごい訓練を乗り越えた人がなれる職種・・・。)
あらゆる種類の災害に対応できるように訓練されてるレスキュー隊。
人命救助のために出動する・・・と、どこかで聞いたことがあったのを思い出した。
(え?・・え?もしかして高森さんたちってものすごい人・・?)
そんなことを考えてると、消防署の奥の方からパタパタと誰かが走ってくる音が聞こえて来た。
大きくなってくる足音に視線を向けると、そこに高森さんの姿があったのだ。
「夏目さんっ・・!」
「---っ。」
笑顔で走ってきてくれた高森さんは、レスキューの制服姿だった。
オレンジの服は厚みがあるのか少しゴワゴワした感じが見てとれる。
熱いからか胸元が開けられていて、まくり上げられていた袖口から大きい腕がでていた。
チラチラ見える手首や首筋が妙に逞しく見えて・・・思わず視線を反らしてしまう。
「?」
「あっ・・あのっ・・・差し入れ持ってきました・・っ!」
私は両手で抱えていたバスケットを高森さんに差し出した。
チラチラ見える逞しい筋肉が直視できない。
(待って・・水着姿よりちょっと・・・)
無防備にさらけ出されていた水着姿よりもかっこよく見えてしまう制服姿。
ドキドキする胸を押し込めながら、私は高森さんを見た。
「こんなにたくさん!?ありがとう・・・!あ、よかったら航太たちもいるし寄ってく?」
「えっ・・?」
「あいつらも直接お礼言いたいと思うし。・・・ほら、こっち。」
「えぇっ・・?」
私に背を向けて歩いて行ってしまう高森さん。
バスケットも手渡せてないこともあって、ついていくしかなかった。
「お仕事中なのにいいんですか・・?」
「出動命令出たらすぐ行かないといけないけど・・・まぁ、大丈夫。」
「え・・すごくお邪魔な気がしてならないんですが・・・」
歩きながらそんな会話をしたとき、高森さんが近くのドアに手を伸ばした。
「どうぞ?」
そう言って高森さんはドアノブに手をかけ、ドアを開いた。
「オジャマシマス・・・。」
部屋の中に足を踏み入れると知った人たちが視界に入った。
瀬川さんと佐々木さんと宮下さんだ。
「ちとせちゃん、わざわざ来てくれてありがとう、陽平から聞いてるよー。」
「わっ・・!めっちゃ持って来てくれてる・・!」
「すげぇ・・・!」
3人は私に駆け寄ってきてくれ、バスケットを覗き込んだ。
そのバスケットを差し出すようにして手を伸ばす。
「食べやすいようにと思って個包装はしてないんです。よかったら食べてください。」
そう言って私はかけていたラップの片側を外した。
するとすぐに4人の手が伸びてきてクッキーが1枚ずつ口に放り込まれていった。
「うまっ・・!」
「お店の味じゃん・・・!」
「すごい・・・。」
3人が褒めてくれてる中、高森さんは一点を見つめて固まっていた。
口に合わなかったのかなと思いながら彼を覗き込む。
「高森さん・・?」
「あ・・・ごめん。めちゃくちゃ美味しくて・・・」
「え?」
「こんな美味しいの、初めて食べた。」
その言葉は、作った私にとっては最高の言葉だった。
もちろん3人に言ってもらった言葉も嬉しいものだったけど、高森さんの表情があまりにも真剣で『持って来てよかった』と心から思えたのだ。
「先日はバーベキューと海に誘っていただいてありがとうございました。まだこの辺りのことをよく知らないので楽しかったです。」
そう伝えながら頭を下げた。
5年前のお礼も言いたいところだけど、ここの署員さんにお世話になったわけではないから言うのはやめることにした。
「無理矢理誘ったようなものだから気にしないで。」
「俺たちの彼女たちも楽しかったって言ってたよ。」
「こっちのほうが『ありがとう』だよ。こんなにたくさんありがとね。」
瀬川さんたちにお礼を言われてるとき、高森さんが私の手からバスケットを取ってくれた。
「わざわざありがとう。また店に行かせてもらうよ。」
「はいっ。」
そのあと少しだけ雑談をし、私は消防署を出た。
高森さんたちの仕事は『命』に関わることが多いから、邪魔をしてはいけないのだ。
(1分1秒を急ぐ世界の仕事・・・ほんと尊敬しちゃう。)
高森さんたちが仕事中にケガをしないように祈りながら、私は家に向かって足を進めた。
海に遊びに行ってから8日の日にちが流れた。
高森さんは仕事が忙しいのか、今日まで喫茶店に来店はされてない。
いつも2~3日に一度は来店されていたからか、少し寂しい気持ちになっていた。
「でも今日は・・・会える。」
そう・・今日、仕事が休みな私は今、クッキーを焼いてる。
この前言った『差し入れ』を作ってるのだ。
「忙しそうならまた今度にしようかと思ったけど・・・メールには『大丈夫!』って書いてあるんだよねー・・・。いいんだろうか・・。」
高森さんたちにバーベキューと海のお礼がしたくて作ってはいるけど、内心では高森さんに会えることを楽しみにしている私がいた。
美香ちゃんの他にできた新しい友達に、心が躍る。
「それにしても・・いっぱい焼いちゃったなー・・・。」
定番のバタークッキーに、ジャムクッキー、メレンゲクッキーにフロランタン、他にもいろんな種類のクッキーを作っていた。
「うーん・・・全部バスケットに入れていこうかな。一つずつ袋に入れても開けるの面倒くさいよねぇ。」
忙しい高森さんたちがささっと食べれるほうがいいと思い、家にあった大きくて平ためのバスケットを取り出した。
そこにペーパーナプキンを敷き、クッキーを並べていく。
「全部乗るかなー?」
余った分があったら自分のおやつにしようかと思いながら一つ一つ乗せていく。
色どりも考えながら全種類のクッキーを乗せると、ちょうど3枚ずつクッキーが余ってしまった。
「割れないようにタッパーに入れとこっ。」
クッキーを重ねて小さめのタッパーに入れていく。
それを自分のリュックに押し込んだ。
「よしっ!そろそろ行こうかっ!」
バスケットに大きくラップをかけ、両端をマスキングテープで固定して家を出た。
そして両手でバスケットを抱え、私は消防署に向かって歩き出した。
ーーーーー
「あの・・すみません。高森さんっていらっしゃいますか?」
消防署についた私は受付らしきところで訪ねていた。
初めて足を踏み入れた消防署はがらんとしていて、人の気配があまり感じられない。
声をかけた受付の人が数人しかいないようだった。
「高森ですか?いますよ?呼びますねー。」
(いるんだ・・・。)
お仕事で出てるのかと思いきや、事務の人は内線らしき電話をかけ始めた。
「レスキュー所属の高森さん、お客さまです。事務所までお願いします。」
その言葉を聞いて、私は驚いた。
消防士さんだと思っていた高森さんが、レスキュー隊の人だったのだ。
(レスキューって確か・・すごい訓練を乗り越えた人がなれる職種・・・。)
あらゆる種類の災害に対応できるように訓練されてるレスキュー隊。
人命救助のために出動する・・・と、どこかで聞いたことがあったのを思い出した。
(え?・・え?もしかして高森さんたちってものすごい人・・?)
そんなことを考えてると、消防署の奥の方からパタパタと誰かが走ってくる音が聞こえて来た。
大きくなってくる足音に視線を向けると、そこに高森さんの姿があったのだ。
「夏目さんっ・・!」
「---っ。」
笑顔で走ってきてくれた高森さんは、レスキューの制服姿だった。
オレンジの服は厚みがあるのか少しゴワゴワした感じが見てとれる。
熱いからか胸元が開けられていて、まくり上げられていた袖口から大きい腕がでていた。
チラチラ見える手首や首筋が妙に逞しく見えて・・・思わず視線を反らしてしまう。
「?」
「あっ・・あのっ・・・差し入れ持ってきました・・っ!」
私は両手で抱えていたバスケットを高森さんに差し出した。
チラチラ見える逞しい筋肉が直視できない。
(待って・・水着姿よりちょっと・・・)
無防備にさらけ出されていた水着姿よりもかっこよく見えてしまう制服姿。
ドキドキする胸を押し込めながら、私は高森さんを見た。
「こんなにたくさん!?ありがとう・・・!あ、よかったら航太たちもいるし寄ってく?」
「えっ・・?」
「あいつらも直接お礼言いたいと思うし。・・・ほら、こっち。」
「えぇっ・・?」
私に背を向けて歩いて行ってしまう高森さん。
バスケットも手渡せてないこともあって、ついていくしかなかった。
「お仕事中なのにいいんですか・・?」
「出動命令出たらすぐ行かないといけないけど・・・まぁ、大丈夫。」
「え・・すごくお邪魔な気がしてならないんですが・・・」
歩きながらそんな会話をしたとき、高森さんが近くのドアに手を伸ばした。
「どうぞ?」
そう言って高森さんはドアノブに手をかけ、ドアを開いた。
「オジャマシマス・・・。」
部屋の中に足を踏み入れると知った人たちが視界に入った。
瀬川さんと佐々木さんと宮下さんだ。
「ちとせちゃん、わざわざ来てくれてありがとう、陽平から聞いてるよー。」
「わっ・・!めっちゃ持って来てくれてる・・!」
「すげぇ・・・!」
3人は私に駆け寄ってきてくれ、バスケットを覗き込んだ。
そのバスケットを差し出すようにして手を伸ばす。
「食べやすいようにと思って個包装はしてないんです。よかったら食べてください。」
そう言って私はかけていたラップの片側を外した。
するとすぐに4人の手が伸びてきてクッキーが1枚ずつ口に放り込まれていった。
「うまっ・・!」
「お店の味じゃん・・・!」
「すごい・・・。」
3人が褒めてくれてる中、高森さんは一点を見つめて固まっていた。
口に合わなかったのかなと思いながら彼を覗き込む。
「高森さん・・?」
「あ・・・ごめん。めちゃくちゃ美味しくて・・・」
「え?」
「こんな美味しいの、初めて食べた。」
その言葉は、作った私にとっては最高の言葉だった。
もちろん3人に言ってもらった言葉も嬉しいものだったけど、高森さんの表情があまりにも真剣で『持って来てよかった』と心から思えたのだ。
「先日はバーベキューと海に誘っていただいてありがとうございました。まだこの辺りのことをよく知らないので楽しかったです。」
そう伝えながら頭を下げた。
5年前のお礼も言いたいところだけど、ここの署員さんにお世話になったわけではないから言うのはやめることにした。
「無理矢理誘ったようなものだから気にしないで。」
「俺たちの彼女たちも楽しかったって言ってたよ。」
「こっちのほうが『ありがとう』だよ。こんなにたくさんありがとね。」
瀬川さんたちにお礼を言われてるとき、高森さんが私の手からバスケットを取ってくれた。
「わざわざありがとう。また店に行かせてもらうよ。」
「はいっ。」
そのあと少しだけ雑談をし、私は消防署を出た。
高森さんたちの仕事は『命』に関わることが多いから、邪魔をしてはいけないのだ。
(1分1秒を急ぐ世界の仕事・・・ほんと尊敬しちゃう。)
高森さんたちが仕事中にケガをしないように祈りながら、私は家に向かって足を進めた。
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