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彼女の夢。
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そう聞くと彼女は赤らめていた顔を俺に向け、笑顔で軽く頭を下げた。
「はい。・・・先日はご来店、ありがとうございました。」
その彼女の言葉に、俺は目を丸くして驚いた。
覚えてないと思ってたのに覚えてくれていたのだ。
「え・・?覚えててくれた・・?」
驚きながら言う俺に、彼女は首をかしげながら答えた。
「?・・・ご来店されたお客さまは覚えてますよ?」
「さっき何も言わなかったから覚えてないと思った・・・。」
そう言うと彼女は両手をひらひらと振りながら話してくれた。
「プライベートでお客さまとお会いした時は、お客様から声をかけられない限り言わないことにしてるんです。私服の私に気づかないお客さまもいらっしゃいますし、変な誤解を生むときもありますし。」
「へぇー・・なるほど・・・。」
確かに、客側が気づかなかったら気味悪がられるかもしれないし、不審に思われるかもしれない。
彼女の考え方に感心した俺だったけど、一つ気になることが生まれた。
「夏目さんって・・いくつ?」
見た目や航太の彼女の友達という観点から、彼女が若そうなのは分かっていた。
でも大人な考え方に、彼女の年齢の予測がつかなくなったのだ。
「21ですー。」
「21歳!?若い・・・。」
俺の言葉に今度は彼女が聞き返して来た。
「えっと・・ちょっとお名前を存じてないのですが・・・」
そう言われ、俺は自己紹介を兼ねて質問に答えた。
「俺は高森 陽平。歳は28。」
「28歳・・!みなさん同い年なんですか?」
「あぁ、同い年で同じ仕事してる仲間なんだよ。・・・今日は休みでバーベキューしようって話になったんだよ。」
そう言うと彼女は視線をみんなに移した。
彼女の視線の先にいる航太たちは、みんな自分たちの彼女と仲良くしてる。
肩を組んだり、見つめ合ったり・・・。
その様子を見て、彼女は今日のバーベキューがどういうものだったのか察したようだった。
「あー・・・みなさん恋人同士なんですね・・・。」
「まー・・・そういうこと。」
腕を組みながら航太たちを見てると、彼女は視線を俺に戻した。
「あの・・高森さんは・・・?」
痛いところを聞かれ、俺は手を広げた。
「御覧の通り、いないんだよ。」
残念そうにして肩をすくめて見せると、夏目さんは手で口を隠しながら笑ってくれた。
大きな目を細めて、くすくすと笑ってる姿に俺も微笑ましくなってくる。
「ふふっ。」
「夏目さんは?相手とかいるの?」
かわいい姿にもっと彼女のことが知りたくなった俺はつい聞いてしまった。
ここで『彼氏はいる』と言われたら玉砕だ。
でも・・・
(きっと『いる』だろうなー・・。)
聞かなくてもわかってる答えに諦めかけてると、彼女は思っても見ない答えを言った。
「いないですー。」
その言葉に俺は頭の中で『いない』という言葉をリピート再生した。
現実時間にしてわずか数秒だろうけど、俺は何度も何度も頭の中で繰り返したのだ。
「・・・え!?いない!?」
驚く俺に、彼女は少し考えるようにして口を開いた。
「うーん・・・去年の夏?くらいに別れたんです。やりたいこともあったので、しばらくは仕事に勤しもうかなと思ってます。」
『別れた』と聞いて、俺は内心頬が緩んだ。
一目惚れした女の子のことを、諦めなくていいのだ。
(もっと知りたい、知ってもらいたい。)
急に欲が出て来た俺は、さっき彼女が言った言葉を膨らませることにした。
「『やりたいこと』って何か聞いても?」
そう聞くと彼女は満面の笑みで俺に話し始めた。
「私、自分のお店を持ちたいんですっ。今のお店で勉強して、お金貯めて・・・小さいカフェを一人で経営したいんです。場所も、内装もいろいろ自分で考えたくて・・・」
嬉しそうに話してくれる彼女。
俺は暑い陽射しが気になって、彼女を手招きして木陰に移った。
そこにある大きな石に二人で腰かけ、話に花を咲かせる。
「自分のお店?いろいろ大変なんじゃない?」
「勉強することはたくさんありますー、お金はもちろんなんですけど、資格も結構要りますし・・・。」
その言葉に、俺は一つ、資格に心当たりがあった。
「資格・・防火管理者は必要だけどもう取った?」
防火管理者とは、建物の「火災被害」を防止するために必要な安全対策や防火管理上の業務を行う責任者のことだ。
カフェを経営するなら必要な資格になってくる。
「防火管理者の資格はまだなんです。私、こっちに引っ越してきてまだ日が浅くて・・・近くで講習をしてる場所をまだ調べれてなくて・・・。」
彼女は一か月ほど前にこの辺りに引っ越してきて、同時にあの喫茶店で働き始めたらしい。
加えて、移動手段に車はないらしく、徒歩か公共交通機関のみとのこと。
だから遠方の会場は厳しいそうだ。
「なるほど・・・うちで講習するときもあるけど・・・よかったらその日が決まったら教えようか?」
そういうと彼女はぽかんと口を開けて俺を見た。
「え・・?『うち』・・?」
「あぁ、言ってなかった?俺たち、そこの『一条消防署』で働いてるんだよ。」
河原の向こうに建ってる消防署を指差すと、彼女は大きな目を一段と大きくして驚いていた。
「消防士さん!?」
「そ。ここなら近い?大丈夫そうなら教えるよ?」
積極的に防災に関わってくれるなら消防士としてはありがたい話だ。
建物で起こり得る火災を未然に防げるに越したことはない。
「お・・お願いします・・!!教えてください・・!数年単位で準備するつもりなんですけど、近くで受講できる方が助かります・・!」
「おっけ。わかり次第・・・」
『連絡する』と言いたいところだったけど、俺は彼女の連絡先を知らなかった。
それどころか、ついさっき初めて喋ったばかりだ。
「・・・わかり次第、喫茶店に行くよ。俺、あの店気に入ったから通うつもりだし。」
あまりにも楽しそうに話してくれるものだから、ついさっき初めて話したことを忘れてしまっていた。
初めての会話はとても楽しく、このままずっと話をしていたいくらいだった。
これは彼女が接客業だからなのか、それとも話しやすいタイプなのかはわからない。
「おーい!陽平ー!ちょっといいかーっ!?」
話がひと段落したとき、航太が俺を呼んだ。
立ち上がって見てみると、航太が大きく手招きしてる。
「なんか呼んでるから戻ろうか。」
「はい。」
彼女も立ち上がり、俺たちは一緒に戻った。
「どうした?」
バーベキューをしていたところに戻ると、航太たちが片づけをしていた。
もうほとんど終わってる片づけを手伝おうと手を伸ばす。
「あのさ、今度、夏本番になったときにみんなで海かプールに行かね?」
「海かプール?」
「そう!」
俺と夏目さんが河原で話をしてるときに、カップル組は次の予定を計画していたらしい。
海かプールに行こうという話になり、俺にも声がかかったようだ。
「いや、俺は・・・」
「はい。・・・先日はご来店、ありがとうございました。」
その彼女の言葉に、俺は目を丸くして驚いた。
覚えてないと思ってたのに覚えてくれていたのだ。
「え・・?覚えててくれた・・?」
驚きながら言う俺に、彼女は首をかしげながら答えた。
「?・・・ご来店されたお客さまは覚えてますよ?」
「さっき何も言わなかったから覚えてないと思った・・・。」
そう言うと彼女は両手をひらひらと振りながら話してくれた。
「プライベートでお客さまとお会いした時は、お客様から声をかけられない限り言わないことにしてるんです。私服の私に気づかないお客さまもいらっしゃいますし、変な誤解を生むときもありますし。」
「へぇー・・なるほど・・・。」
確かに、客側が気づかなかったら気味悪がられるかもしれないし、不審に思われるかもしれない。
彼女の考え方に感心した俺だったけど、一つ気になることが生まれた。
「夏目さんって・・いくつ?」
見た目や航太の彼女の友達という観点から、彼女が若そうなのは分かっていた。
でも大人な考え方に、彼女の年齢の予測がつかなくなったのだ。
「21ですー。」
「21歳!?若い・・・。」
俺の言葉に今度は彼女が聞き返して来た。
「えっと・・ちょっとお名前を存じてないのですが・・・」
そう言われ、俺は自己紹介を兼ねて質問に答えた。
「俺は高森 陽平。歳は28。」
「28歳・・!みなさん同い年なんですか?」
「あぁ、同い年で同じ仕事してる仲間なんだよ。・・・今日は休みでバーベキューしようって話になったんだよ。」
そう言うと彼女は視線をみんなに移した。
彼女の視線の先にいる航太たちは、みんな自分たちの彼女と仲良くしてる。
肩を組んだり、見つめ合ったり・・・。
その様子を見て、彼女は今日のバーベキューがどういうものだったのか察したようだった。
「あー・・・みなさん恋人同士なんですね・・・。」
「まー・・・そういうこと。」
腕を組みながら航太たちを見てると、彼女は視線を俺に戻した。
「あの・・高森さんは・・・?」
痛いところを聞かれ、俺は手を広げた。
「御覧の通り、いないんだよ。」
残念そうにして肩をすくめて見せると、夏目さんは手で口を隠しながら笑ってくれた。
大きな目を細めて、くすくすと笑ってる姿に俺も微笑ましくなってくる。
「ふふっ。」
「夏目さんは?相手とかいるの?」
かわいい姿にもっと彼女のことが知りたくなった俺はつい聞いてしまった。
ここで『彼氏はいる』と言われたら玉砕だ。
でも・・・
(きっと『いる』だろうなー・・。)
聞かなくてもわかってる答えに諦めかけてると、彼女は思っても見ない答えを言った。
「いないですー。」
その言葉に俺は頭の中で『いない』という言葉をリピート再生した。
現実時間にしてわずか数秒だろうけど、俺は何度も何度も頭の中で繰り返したのだ。
「・・・え!?いない!?」
驚く俺に、彼女は少し考えるようにして口を開いた。
「うーん・・・去年の夏?くらいに別れたんです。やりたいこともあったので、しばらくは仕事に勤しもうかなと思ってます。」
『別れた』と聞いて、俺は内心頬が緩んだ。
一目惚れした女の子のことを、諦めなくていいのだ。
(もっと知りたい、知ってもらいたい。)
急に欲が出て来た俺は、さっき彼女が言った言葉を膨らませることにした。
「『やりたいこと』って何か聞いても?」
そう聞くと彼女は満面の笑みで俺に話し始めた。
「私、自分のお店を持ちたいんですっ。今のお店で勉強して、お金貯めて・・・小さいカフェを一人で経営したいんです。場所も、内装もいろいろ自分で考えたくて・・・」
嬉しそうに話してくれる彼女。
俺は暑い陽射しが気になって、彼女を手招きして木陰に移った。
そこにある大きな石に二人で腰かけ、話に花を咲かせる。
「自分のお店?いろいろ大変なんじゃない?」
「勉強することはたくさんありますー、お金はもちろんなんですけど、資格も結構要りますし・・・。」
その言葉に、俺は一つ、資格に心当たりがあった。
「資格・・防火管理者は必要だけどもう取った?」
防火管理者とは、建物の「火災被害」を防止するために必要な安全対策や防火管理上の業務を行う責任者のことだ。
カフェを経営するなら必要な資格になってくる。
「防火管理者の資格はまだなんです。私、こっちに引っ越してきてまだ日が浅くて・・・近くで講習をしてる場所をまだ調べれてなくて・・・。」
彼女は一か月ほど前にこの辺りに引っ越してきて、同時にあの喫茶店で働き始めたらしい。
加えて、移動手段に車はないらしく、徒歩か公共交通機関のみとのこと。
だから遠方の会場は厳しいそうだ。
「なるほど・・・うちで講習するときもあるけど・・・よかったらその日が決まったら教えようか?」
そういうと彼女はぽかんと口を開けて俺を見た。
「え・・?『うち』・・?」
「あぁ、言ってなかった?俺たち、そこの『一条消防署』で働いてるんだよ。」
河原の向こうに建ってる消防署を指差すと、彼女は大きな目を一段と大きくして驚いていた。
「消防士さん!?」
「そ。ここなら近い?大丈夫そうなら教えるよ?」
積極的に防災に関わってくれるなら消防士としてはありがたい話だ。
建物で起こり得る火災を未然に防げるに越したことはない。
「お・・お願いします・・!!教えてください・・!数年単位で準備するつもりなんですけど、近くで受講できる方が助かります・・!」
「おっけ。わかり次第・・・」
『連絡する』と言いたいところだったけど、俺は彼女の連絡先を知らなかった。
それどころか、ついさっき初めて喋ったばかりだ。
「・・・わかり次第、喫茶店に行くよ。俺、あの店気に入ったから通うつもりだし。」
あまりにも楽しそうに話してくれるものだから、ついさっき初めて話したことを忘れてしまっていた。
初めての会話はとても楽しく、このままずっと話をしていたいくらいだった。
これは彼女が接客業だからなのか、それとも話しやすいタイプなのかはわからない。
「おーい!陽平ー!ちょっといいかーっ!?」
話がひと段落したとき、航太が俺を呼んだ。
立ち上がって見てみると、航太が大きく手招きしてる。
「なんか呼んでるから戻ろうか。」
「はい。」
彼女も立ち上がり、俺たちは一緒に戻った。
「どうした?」
バーベキューをしていたところに戻ると、航太たちが片づけをしていた。
もうほとんど終わってる片づけを手伝おうと手を伸ばす。
「あのさ、今度、夏本番になったときにみんなで海かプールに行かね?」
「海かプール?」
「そう!」
俺と夏目さんが河原で話をしてるときに、カップル組は次の予定を計画していたらしい。
海かプールに行こうという話になり、俺にも声がかかったようだ。
「いや、俺は・・・」
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