15 / 68
水分補給。
しおりを挟む
慶は廊下の人だかりをかき分け、彼女に駆け寄った。
その身体を抱き起こすと、腕の中からかすかな息が漏れていた。
「ぅ……あ……」
彼女の身体は火のように熱く、驚くほど軽かった。
そして、その小さな身体を抱き上げた瞬間、胸の奥がざわめく。
「部屋から出たのか? こんなに熱いのに……」
いったい何を考えて出てきたのかと思っていると、唇が力なく開いた。
「……お……みず……」
「水? 喉が渇いたのか」
慶は彼女を抱えたまま歩き始め、リョウを呼ぶ。
「リョウ、水を持ってきてくれ」
「かしこまりました」
短く答えるリョウを確認したあと、慶は足を止め、冷ややかに振り返った。
そして―――
「それと、そこにいるやつら―――あとで道場に来い」
「!!」
「お前ら……生きて帰れると思うなよ」
その一言に、空気が凍りつく。
その後、慶は彼女を抱いたまま部屋へ戻り、ベッドに寝かせた。
それと同時に、リョウが水を持って入ってきたのだ。
「お水です」
「助かる。……あいつら、道場に集めとけ」
「……わかりました」
リョウが部屋を出ていったあと、慶は彼女の頬を軽く叩いた。
「水瀬さん、起きられる?」
「……あ……」
「お水、飲みたいんだろ? ほら……」
身体を支えてコップを口元にあてるものの、かえでは息が荒くてうまく飲めそうにない。
慶は焦りながらも、もう一度声をかけた。
「ゆっくりでいい。少しずつ……」
そうしてコップを傾け、水を流し込んでみる。
だが、次の瞬間、彼女はむせて咳き込んでしまったのだ。
「んぐっ……ごほっ、ごほっ……」
「……ダメか」
呼吸が荒いからか、どう飲ませても気管に入ってしまうのだ。
「どうしたもんか……」
「みず……おみず……」
「あるよ、水はある。だから……」
そう言ってまた飲ませてみるが……やはりダメだった。
こうなっては方法はただひとつしかない。
「あとで謝るけど……先に言っておく。ごめん」
そう告げると慶はコップを持ち直し、自分の口に少しだけ水を含んだ。
そして、彼女の顎をそっと支え、自分の唇を重ねた。
「……んっ」
少しずつ、慎重に水を流し込む。
こぼれ落ちる雫が彼女の頬を伝い、服の胸元に落ちていった。
「んく……ぅく……んく……」
小さく喉を鳴らしながら飲み込む姿が痛々しくて……愛おしい。
かえでが服をぎゅっと掴むものだから、慶は思わず抱きしめたくなる衝動をぐっとこらえるのに必死だった。
「……ぷはっ……はぁっ……」
「もう少し飲む?」
「……い、る……」
「わかった」
コップが空になるまで飲ませると、彼女は再び目を閉じ、眠りに落ちた。
その髪を撫でながら、慶は静かに呟く。
「……好きだよ。早く俺を好きになって。世界一幸せにする。大事にするから……」
そう小さく伝えると布団をかけ直し、熱が下がるのを祈りながらそっと部屋を出た。
向かう先は―――本宅の最奥にある、道場だ。
「……さぁ、懺悔の時間だ」
―――――
その道場に響くのは、打ち合う音と怒声。
床に十数人の部下が転がっているなか、息を切らしながらもまだ立ち上がろうとする者もいた。
「……もう終わりか?」
「無理っすよ……」
「若に勝てるわけが……」
「はぁ? 言い訳すんな。倒れてる女を見て笑ってた神経のほうが無理だろ」
「す、すみません!」
「全員立て。休むな!」
「はいぃっ!!」
容赦なく組手を続け、最後のひとりが床に沈んだころには2時間が経っていた。
「お前ら、もっと鍛えろ」
「ありがとう……ございま……した……」
床にのぶる部下たちを横目に、慶は水を一気に飲み干して道場をあとにする。
すると、リョウがいつの間にか隣を歩いていたのだ。
「彼女の様子は?」
「部屋から出ていません。おそらく眠っているかと」
「仕事は部屋でやる。書類を持ってきてくれ」
「かしこまりました」
再び自室に戻ると、彼女は静かに眠っていた。
その寝息が聞こえただけで、胸の奥がほどけるような感覚を覚える。
「……少しは楽になった?」
髪を撫で、机に向かう。
そしてそこで仕事を続け、気がつくと――夜が更けていたのだ。
時間は午前2時。
それくらい遅い時間に、かえではやっと小さく身じろぎをしたのだ。
「ん……」
「……起きた?」
慶はベッドの側へと行き、かえでの頭を撫でた。
「ここ……」
「俺の部屋。熱があったから、一人にしておけなくて」
「……そうですか」
その目は、まだ霞んでいた。
布団の中から出てきた手を包み、そっと額に触れてみる。
「うん、熱くない。もう大丈夫」
「……すみません」
「医者は疲労って言ってた。無理もない……ごめんな」
「いえ……お世話になりっぱなしで……」
起き上がろうとする彼女の背中を、そっと支える。
「まだ寝てたほうがいい。明日……いや、もう今日か。仕事は?」
「……あります、行かないと……」
「わかった。じゃあ、もう少しだけ休んで。それとも何か食べる?」
「いえ……あの、私、神楽さんにお話が……」
そう言いながらも、目を半分閉じて身体が揺れている彼女。
そんな状態で話なんかできるはずはない。
「……わかった。元気になったら聞くから。とりあえず6時まで寝て?」
「すみま……せん……」
彼女は再び布団に沈むと、すぐに寝息をたてはじめた。。
その寝顔を見て、慶はようやく息をつく。
「……本当によかった。熱が下がって……」
安心とともに力が抜け、慶は隣に腰を下ろした。
静かな夜の中、ふたりの呼吸だけが部屋に響き、慶はいつの間にかそのまま眠ってしまったのだった。
―――――――――――――――――――――――
その身体を抱き起こすと、腕の中からかすかな息が漏れていた。
「ぅ……あ……」
彼女の身体は火のように熱く、驚くほど軽かった。
そして、その小さな身体を抱き上げた瞬間、胸の奥がざわめく。
「部屋から出たのか? こんなに熱いのに……」
いったい何を考えて出てきたのかと思っていると、唇が力なく開いた。
「……お……みず……」
「水? 喉が渇いたのか」
慶は彼女を抱えたまま歩き始め、リョウを呼ぶ。
「リョウ、水を持ってきてくれ」
「かしこまりました」
短く答えるリョウを確認したあと、慶は足を止め、冷ややかに振り返った。
そして―――
「それと、そこにいるやつら―――あとで道場に来い」
「!!」
「お前ら……生きて帰れると思うなよ」
その一言に、空気が凍りつく。
その後、慶は彼女を抱いたまま部屋へ戻り、ベッドに寝かせた。
それと同時に、リョウが水を持って入ってきたのだ。
「お水です」
「助かる。……あいつら、道場に集めとけ」
「……わかりました」
リョウが部屋を出ていったあと、慶は彼女の頬を軽く叩いた。
「水瀬さん、起きられる?」
「……あ……」
「お水、飲みたいんだろ? ほら……」
身体を支えてコップを口元にあてるものの、かえでは息が荒くてうまく飲めそうにない。
慶は焦りながらも、もう一度声をかけた。
「ゆっくりでいい。少しずつ……」
そうしてコップを傾け、水を流し込んでみる。
だが、次の瞬間、彼女はむせて咳き込んでしまったのだ。
「んぐっ……ごほっ、ごほっ……」
「……ダメか」
呼吸が荒いからか、どう飲ませても気管に入ってしまうのだ。
「どうしたもんか……」
「みず……おみず……」
「あるよ、水はある。だから……」
そう言ってまた飲ませてみるが……やはりダメだった。
こうなっては方法はただひとつしかない。
「あとで謝るけど……先に言っておく。ごめん」
そう告げると慶はコップを持ち直し、自分の口に少しだけ水を含んだ。
そして、彼女の顎をそっと支え、自分の唇を重ねた。
「……んっ」
少しずつ、慎重に水を流し込む。
こぼれ落ちる雫が彼女の頬を伝い、服の胸元に落ちていった。
「んく……ぅく……んく……」
小さく喉を鳴らしながら飲み込む姿が痛々しくて……愛おしい。
かえでが服をぎゅっと掴むものだから、慶は思わず抱きしめたくなる衝動をぐっとこらえるのに必死だった。
「……ぷはっ……はぁっ……」
「もう少し飲む?」
「……い、る……」
「わかった」
コップが空になるまで飲ませると、彼女は再び目を閉じ、眠りに落ちた。
その髪を撫でながら、慶は静かに呟く。
「……好きだよ。早く俺を好きになって。世界一幸せにする。大事にするから……」
そう小さく伝えると布団をかけ直し、熱が下がるのを祈りながらそっと部屋を出た。
向かう先は―――本宅の最奥にある、道場だ。
「……さぁ、懺悔の時間だ」
―――――
その道場に響くのは、打ち合う音と怒声。
床に十数人の部下が転がっているなか、息を切らしながらもまだ立ち上がろうとする者もいた。
「……もう終わりか?」
「無理っすよ……」
「若に勝てるわけが……」
「はぁ? 言い訳すんな。倒れてる女を見て笑ってた神経のほうが無理だろ」
「す、すみません!」
「全員立て。休むな!」
「はいぃっ!!」
容赦なく組手を続け、最後のひとりが床に沈んだころには2時間が経っていた。
「お前ら、もっと鍛えろ」
「ありがとう……ございま……した……」
床にのぶる部下たちを横目に、慶は水を一気に飲み干して道場をあとにする。
すると、リョウがいつの間にか隣を歩いていたのだ。
「彼女の様子は?」
「部屋から出ていません。おそらく眠っているかと」
「仕事は部屋でやる。書類を持ってきてくれ」
「かしこまりました」
再び自室に戻ると、彼女は静かに眠っていた。
その寝息が聞こえただけで、胸の奥がほどけるような感覚を覚える。
「……少しは楽になった?」
髪を撫で、机に向かう。
そしてそこで仕事を続け、気がつくと――夜が更けていたのだ。
時間は午前2時。
それくらい遅い時間に、かえではやっと小さく身じろぎをしたのだ。
「ん……」
「……起きた?」
慶はベッドの側へと行き、かえでの頭を撫でた。
「ここ……」
「俺の部屋。熱があったから、一人にしておけなくて」
「……そうですか」
その目は、まだ霞んでいた。
布団の中から出てきた手を包み、そっと額に触れてみる。
「うん、熱くない。もう大丈夫」
「……すみません」
「医者は疲労って言ってた。無理もない……ごめんな」
「いえ……お世話になりっぱなしで……」
起き上がろうとする彼女の背中を、そっと支える。
「まだ寝てたほうがいい。明日……いや、もう今日か。仕事は?」
「……あります、行かないと……」
「わかった。じゃあ、もう少しだけ休んで。それとも何か食べる?」
「いえ……あの、私、神楽さんにお話が……」
そう言いながらも、目を半分閉じて身体が揺れている彼女。
そんな状態で話なんかできるはずはない。
「……わかった。元気になったら聞くから。とりあえず6時まで寝て?」
「すみま……せん……」
彼女は再び布団に沈むと、すぐに寝息をたてはじめた。。
その寝顔を見て、慶はようやく息をつく。
「……本当によかった。熱が下がって……」
安心とともに力が抜け、慶は隣に腰を下ろした。
静かな夜の中、ふたりの呼吸だけが部屋に響き、慶はいつの間にかそのまま眠ってしまったのだった。
―――――――――――――――――――――――
127
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)
久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。
しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。
「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」
――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。
なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……?
溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。
王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ!
*全28話完結
*辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。
*他誌にも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる