70 / 91
70
しおりを挟む
ーーーーー
ーーーーー
ハルとオムライスを食べに行った日から5日が経った。
深夜1時の今、ハルは俺の隣ですぅすぅ寝息を立てて寝てる。
あの日からハルは明るさを取り戻し、前と変わらないような雰囲気で過ごしていた。
朝は一緒にご飯を作り、他愛ない話をしながら食べる。
仕事を休んだままにしてるハルは、俺が仕事に行くのを笑顔で見送ってくれ、昼を食べに帰ると一緒に食べてくれる。
俺の仕事の話を聞いてくれ、また見送ってくれて・・・夜に笑顔で出迎えてくれる。
それはあの事件の前と変わらないハルだったけど・・・一つ気になることができていたのだ。
(覗き込むとハルの顔が真っ青になるんだよな・・・。)
あの事件以来、ハルは顔を近づけると、ぴたっと動きが止まるのだ。
そして顔から血の気が引いて行き、俯く。
1分もしないうちにいつも通り笑ってはくれるけど、顔色は悪いままなのだ。
(辛いことは言ってくれたらいいのに・・・。)
ハルの性格上、言わずに自分でなんとかしようとしてることはわかっていた。
どうしようか悩みながら数日が経ってしまってる。
(時間が解決してくれるものなのか・・それとも早い対処がいいのか・・・。)
悩みながら、ベッドで眠ってるハルを背中側からぎゅっと抱きしめた。
(抱きたいけど・・・今の状態のハルを抱くわけにいかないしな・・・。)
せめてハルが安心してくれたらと思いながら、俺はハルを抱きしめて眠りについた。
ーーーーー
翌日。
「涼さん、今日ちょっと病院行ってきていい?そろそろ兄のところにいかないといけない時期が来てて・・・。」
一緒に朝食を食べてると、ハルが言いだした。
年に一回か二回、医者をしてるお兄さんのところで診察を受けてると教えてくれていたことを思い出し、俺は二つ返事をする。
「うんうん、行っといで?車、用意しとくし。・・・あ、警備にも連絡しとくから。」
そう言ってハルの外出に万全を期すためにスマホを手に取ると、ハルは笑いながら言った。
「いらない、いらない・・!電車で行くよ。」
「でも・・・」
「大丈夫。慣れてるから。」
そう言いきられ、仕方なく俺は了承することにした。
行き先にお兄さんがいることがまだ安心できることだったから。
「俺の名刺、持って行ってくれる?『今度ご挨拶に伺わせていただきます』って伝えて欲しい。」
名刺入れから名刺を一枚取り出し、ハルに手渡した。
するとハルは俺の名刺をまじまじと見つめてる。
「どした?」
「あのね?この名刺、もう一枚もらってもいい?」
そう聞いてくるハルに、俺はもう一枚取り出してハルに手渡した。
「はい、どうぞ。」
「へへっ、ありがとう。」
嬉しそうに受け取ったハル。
あまりの喜びように、『何に使うのか』聞いてみることにした。
「誰かに渡すの?」
そう聞くとハルは思いもよらない言葉を言った。
「え?ううん?誰にも渡さないよ?」
「え?じゃあなんで・・・」
「涼さんの名刺、私が持っていたいの。・・へへっ。」
「!!」
あまりにもかわいい理由に、理性が吹っ飛びそうになる。
(あぶな・・襲うとこだった・・・。)
それを抑え込みながらハルの頭を撫でた。
「なんかあったらすぐ電話な?」
「うんっ。」
そう伝え、俺とハルは朝食を食べたあと、一緒に出ることにした。
今日は土曜日だから病院は午前診療しかないらしく、ハルも早くに出るらしい。
お互いに支度を済ませてエレベーターに乗り込む。
「帰りは何時くらいになりそう?」
ハルの帰宅に合わせて仕事を終わらせようかと思いながら聞いた。
「うーん・・・ちょっとわかないかな。混んでなかったら午前で帰ってこれると思うし、混んでたらお昼回るだろうし・・・。」
「まぁ、そうだよな。明日が日曜日だから今日病院にって考えてる人もいるだろうし・・。まぁ、終わったらメールか電話して?近くにいたら迎えに行くから。」
「うん。ありがと。」
そんな話をしてるうちにエレベーターは俺の仕事場の階に止まった。
降りる間際にハルの唇に自分の唇を重ねる。
「んっ・・。」
「いってらっしゃい、気をつけてな。」
「・・・それは私のセリフだよ・・。」
顔を赤くするハルに手を振り、俺はエレベーターから下りた。
「今日もお仕事がんばってね。いってらっしゃい。」
閉まる直前に言ったハルの言葉に手を振り、言われた言葉通り、俺は仕事に励みに行った。
ーーーーー
「さてと。」
涼さんを見送ったあと、私は駅に向かった。
兄の病院に向かうために。
「ここからだったら・・・30分くらいで着くかな?」
ほぼ一週間ぶりくらいの一人の外出に、ドキドキしながら歩く。
「・・・先週か。」
4年ぶりに再会したストーカーは、逮捕されたことを涼さんから聞いていた。
裁判にかけられるけど、おそらく実刑になるだろうとのことだ。
あの日、私を仕事部屋から連れ出したスタッフリーダーも警察に捕まっていた。
彼女は、私を排除したかったらしく、利害が一致したストーカーと結託したんだと話してるらしい。
二人の出会いは仕事場の休憩所だったらしく、ぶつぶつ文句を言ってたスタッフリーダーに、ストーカーが近づいて話を持ち掛けたと聞いた。
(ほんと怖い・・・。)
私のケガは大したことなくて、もう傷口も塞がっていた。
あと何日かしたら瘡蓋も取れて元通りになるだろう。
問題は・・・
(・・・いつ社会に戻ってくるか・・・だよね。)
去り際に言われた言葉は頭から離れることはないだろう。
この先ずっと・・・私はストーカーのことを考えながら生きて行かなくちゃならない。
ある意味ストーカーにとっては万々歳なことかもしれない。
(はぁ・・・お兄ちゃんに相談してみようかなぁ・・・。)
そんなことを考えながら、私は駅に着き、電車に乗り込んだ。
ーーーーー
ハルとオムライスを食べに行った日から5日が経った。
深夜1時の今、ハルは俺の隣ですぅすぅ寝息を立てて寝てる。
あの日からハルは明るさを取り戻し、前と変わらないような雰囲気で過ごしていた。
朝は一緒にご飯を作り、他愛ない話をしながら食べる。
仕事を休んだままにしてるハルは、俺が仕事に行くのを笑顔で見送ってくれ、昼を食べに帰ると一緒に食べてくれる。
俺の仕事の話を聞いてくれ、また見送ってくれて・・・夜に笑顔で出迎えてくれる。
それはあの事件の前と変わらないハルだったけど・・・一つ気になることができていたのだ。
(覗き込むとハルの顔が真っ青になるんだよな・・・。)
あの事件以来、ハルは顔を近づけると、ぴたっと動きが止まるのだ。
そして顔から血の気が引いて行き、俯く。
1分もしないうちにいつも通り笑ってはくれるけど、顔色は悪いままなのだ。
(辛いことは言ってくれたらいいのに・・・。)
ハルの性格上、言わずに自分でなんとかしようとしてることはわかっていた。
どうしようか悩みながら数日が経ってしまってる。
(時間が解決してくれるものなのか・・それとも早い対処がいいのか・・・。)
悩みながら、ベッドで眠ってるハルを背中側からぎゅっと抱きしめた。
(抱きたいけど・・・今の状態のハルを抱くわけにいかないしな・・・。)
せめてハルが安心してくれたらと思いながら、俺はハルを抱きしめて眠りについた。
ーーーーー
翌日。
「涼さん、今日ちょっと病院行ってきていい?そろそろ兄のところにいかないといけない時期が来てて・・・。」
一緒に朝食を食べてると、ハルが言いだした。
年に一回か二回、医者をしてるお兄さんのところで診察を受けてると教えてくれていたことを思い出し、俺は二つ返事をする。
「うんうん、行っといで?車、用意しとくし。・・・あ、警備にも連絡しとくから。」
そう言ってハルの外出に万全を期すためにスマホを手に取ると、ハルは笑いながら言った。
「いらない、いらない・・!電車で行くよ。」
「でも・・・」
「大丈夫。慣れてるから。」
そう言いきられ、仕方なく俺は了承することにした。
行き先にお兄さんがいることがまだ安心できることだったから。
「俺の名刺、持って行ってくれる?『今度ご挨拶に伺わせていただきます』って伝えて欲しい。」
名刺入れから名刺を一枚取り出し、ハルに手渡した。
するとハルは俺の名刺をまじまじと見つめてる。
「どした?」
「あのね?この名刺、もう一枚もらってもいい?」
そう聞いてくるハルに、俺はもう一枚取り出してハルに手渡した。
「はい、どうぞ。」
「へへっ、ありがとう。」
嬉しそうに受け取ったハル。
あまりの喜びように、『何に使うのか』聞いてみることにした。
「誰かに渡すの?」
そう聞くとハルは思いもよらない言葉を言った。
「え?ううん?誰にも渡さないよ?」
「え?じゃあなんで・・・」
「涼さんの名刺、私が持っていたいの。・・へへっ。」
「!!」
あまりにもかわいい理由に、理性が吹っ飛びそうになる。
(あぶな・・襲うとこだった・・・。)
それを抑え込みながらハルの頭を撫でた。
「なんかあったらすぐ電話な?」
「うんっ。」
そう伝え、俺とハルは朝食を食べたあと、一緒に出ることにした。
今日は土曜日だから病院は午前診療しかないらしく、ハルも早くに出るらしい。
お互いに支度を済ませてエレベーターに乗り込む。
「帰りは何時くらいになりそう?」
ハルの帰宅に合わせて仕事を終わらせようかと思いながら聞いた。
「うーん・・・ちょっとわかないかな。混んでなかったら午前で帰ってこれると思うし、混んでたらお昼回るだろうし・・・。」
「まぁ、そうだよな。明日が日曜日だから今日病院にって考えてる人もいるだろうし・・。まぁ、終わったらメールか電話して?近くにいたら迎えに行くから。」
「うん。ありがと。」
そんな話をしてるうちにエレベーターは俺の仕事場の階に止まった。
降りる間際にハルの唇に自分の唇を重ねる。
「んっ・・。」
「いってらっしゃい、気をつけてな。」
「・・・それは私のセリフだよ・・。」
顔を赤くするハルに手を振り、俺はエレベーターから下りた。
「今日もお仕事がんばってね。いってらっしゃい。」
閉まる直前に言ったハルの言葉に手を振り、言われた言葉通り、俺は仕事に励みに行った。
ーーーーー
「さてと。」
涼さんを見送ったあと、私は駅に向かった。
兄の病院に向かうために。
「ここからだったら・・・30分くらいで着くかな?」
ほぼ一週間ぶりくらいの一人の外出に、ドキドキしながら歩く。
「・・・先週か。」
4年ぶりに再会したストーカーは、逮捕されたことを涼さんから聞いていた。
裁判にかけられるけど、おそらく実刑になるだろうとのことだ。
あの日、私を仕事部屋から連れ出したスタッフリーダーも警察に捕まっていた。
彼女は、私を排除したかったらしく、利害が一致したストーカーと結託したんだと話してるらしい。
二人の出会いは仕事場の休憩所だったらしく、ぶつぶつ文句を言ってたスタッフリーダーに、ストーカーが近づいて話を持ち掛けたと聞いた。
(ほんと怖い・・・。)
私のケガは大したことなくて、もう傷口も塞がっていた。
あと何日かしたら瘡蓋も取れて元通りになるだろう。
問題は・・・
(・・・いつ社会に戻ってくるか・・・だよね。)
去り際に言われた言葉は頭から離れることはないだろう。
この先ずっと・・・私はストーカーのことを考えながら生きて行かなくちゃならない。
ある意味ストーカーにとっては万々歳なことかもしれない。
(はぁ・・・お兄ちゃんに相談してみようかなぁ・・・。)
そんなことを考えながら、私は駅に着き、電車に乗り込んだ。
22
お気に入りに追加
547
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる