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ケースに入れておいたハズのハーバリウムたちが、無残にも捨て散らばっていた。
硝子でできたボトルは割られ、中身が飛散してる。
ハーバリウム溶液はテーブルからぽたぽたと滴り落ちて、床に大きな水たまりができていた。
中に入れていたドライフラワーや小物も散乱していて・・・私は固まったままその場から動けないでいた。
「うそ・・・どうして・・・」
呆然としながらも足を進め、私はドライフラワーを手で掬った。
溶液に浸されていたドライフラワーは、押しつぶされたのかぺしゃんこになってしまってる。
溶液の中できれいに輝いてたのに・・・今はとても悲しい表情だ。
「誰がこんなこと・・・」
置いてあったはずのハーバリウムたちが勝手にこうなることはない。
『誰か』が『意図的』にしないとこんな惨状にはならないのだ。
「連に相談・・・・」
ここの管理者でもあり、代表でもある連。
こんなことが起こってしまってるなら連に報告するべきだと思った。
もし外部からの侵入者だったらここのスタッフたちが危険な目に合うかもしれないからだ。
でも内部犯だとしたら・・・連に責任が行くかもしれない。
「それに・・・どうみても『私のハーバリウム』を狙ったっぽい・・。」
辺りを見回しても何一つとして変化はなかった。
棚はキレイなものだし、もともと汚く収納されてた物だってそのままだ。
なら、わざわざ奥にあるカウンターテーブルまで来て、ケースからハーバリウムを取り出して割ったことになる。
「はぁー・・・20個全部かー・・・辛いな。」
3つあったケースが全て開けられていて、中身は空っぽだった。
床にある溶液だまりの大きさから考えて、全てのハーバリウムが割られたことで間違いはなさそうだ。
「今日の出品どうしよう・・・。」
毎週土曜日に出品してることが知られてるのか、アップロードするとすぐに売れてしまうハーバリウム。
何秒も留まってくれないことから、きっと何人かのお客さまが待ってくれてるのだろう。
その人たちの期待に・・・応えないなんて選択肢は無い。
「仕方ない。ちょっと高いけど・・・これ出そうか。」
そう思って私は乾燥剤が入ってる衣装ケースの蓋を開けた。
そこに、一つだけハーバリウムが入ってるのだ。
「あったあった、『プリザーブドフラワー』で作ったハーバリウム。」
今まで使ってた花材は、全て『ドライフラワー』だ。
乾燥剤を使って乾燥させたものをハーバリウムに使っていた。
でもこれは『プリザーブドフラワー』。
手間暇が格段に違うものだ。
「うーん・・・倍・・くらいの値段になるかな・・。ちょっと涼さんに相談しよ。」
そう思って私はそのハーバリウムを鞄にしまった。
捨て散らかってるハーバリウムたちを片付けて作業部屋を後にする。
「・・・連には言えないな。」
続くようならまた考えようと思いながら、私は帰路についた。
ーーーーー
帰宅後、私が晩御飯を作ってると涼さんが帰って来た。
「ただいまー。」
「あ、おかえりなさい、ご飯もうちょっとでできるから待ってー。」
「んー。」
今日は生姜焼きに、ほうれん草の胡麻和え、それに玉ねぎの味噌汁だ。
副菜たちは全て作り終わっていて、あとはキャベツの千切りの上に生姜焼きを置くだけ。
今はフライパンの中でジュージューと音を立ててるお肉を見ながら、焼き上がりを待ってるところだ。
「うーん・・もうちょっとかなー・・・」
お箸でお肉をひっくり返そうと思ってフライパンの取手に手をかけたとき、突然涼さんが後ろから抱きついて来た。
「ふぁっ!?」
「運ぶからさ、ちょっと味見・・・」
そう言って涼さんは私の顎をすくい、唇を重ねて来た。
「んぅっ・・!?」
「あー・・疲れた。疲れたけどハル食べたら元気になる・・・」
「んんっ・・んぁっ・・・」
涼さんはちゅくちゅくと口の中を食べてきたけど、私はそれどころじゃなかった。
「ちょっ・・!焦げるっ・・んっ・・」
「えー・・でもハル、キス好きだろ?」
「~~~~っ」
確かに私はキスが好きだった。
それは涼さんが私に教えたからであって、それに・・
「・・・いっぱいしたいからお風呂かベッドがいいもん。」
そう拗ねるように言うと、涼さんは私の身体をぎゅっと抱きしめて来た。
「じゃああとでハルの腰が動くくらいキスしような。」
にこにこ笑う涼さんに少し寒気を覚えながら、私はご飯の続きを作った。
涼さんはさっさと着替えてきて食器を運んでくれてる。
「今日もうまそ。・・・毎日ご飯作ってくれてありがとう。」
そう言われ、私は両手をぶんぶんと振った。
「いや、居候させてもらってるんで・・。それにあまり料理は得意じゃないからレパートリーもないし。」
「そう?十分だよ?作るの大変なときは外食しような。」
「ありがとう。じゃあ・・・食べよっか。」
「うん、いただきます。」
私と涼さんはご飯を食べ始めた。
ぱくぱくと生姜焼きを口に運ぶ涼さんに、今日のことを相談する。
「あ、今日ね、連のとこで仕事してたんだけどちょっと・・大変なことが起こっちゃって・・・」
「何が起こったの?」
私は今日一日のことを涼さんに話した。
仕事部屋でハーバリウムの持ち帰り準備をし、そのあと連の仕事の手伝いをしたことを。
そして最後にハーバリウムが悲惨な状態になってことも。
「・・・嫌がらせ受けた?」
そう聞いてくる涼さんに私は『うん』とも『ううん』とも答えられなかった。
「・・・わからない。」
「俺はその現場を見たことないからわからないけど・・・なんか言われたりとかない?」
「うーん・・。」
作業部屋でハーバリウムを作ってるときは基本、誰かと会うことはない。
連の作業場で仕事をするときは黙々と作ってるからあまり話すこともないのだ。
「みんな優しいし・・・」
「そうか・・。今日が初めて?」
「うん。続くならちょっと考えないといけないかなーと思うだけど・・。」
「そうだな。またなんかあったら教えて?」
「はーい。」
話をしながらも私たちは晩御飯を楽しんだ。
食べ終わったあとは食器をシンクに持って行き、軽く汚れを落として食洗機に放り込む。
そして手をきれいに洗ったとき、涼さんが手招きするのが見えた。
「ハル。」
「?・・なぁに?」
手を拭きながら聞くと、涼さんはものすごくいい笑顔を見せた。
「お風呂、行こ?」
「!!」
「ハルがのぼせないようにちゃんと温度下げといたから。」
「~~~~っ!?」
その言葉に私の顔が熱くなっていく。
「ほら行くよー。」
「・・・はい。」
このあとどうなるのかを覚悟しながら、私はお風呂場に向かった。
硝子でできたボトルは割られ、中身が飛散してる。
ハーバリウム溶液はテーブルからぽたぽたと滴り落ちて、床に大きな水たまりができていた。
中に入れていたドライフラワーや小物も散乱していて・・・私は固まったままその場から動けないでいた。
「うそ・・・どうして・・・」
呆然としながらも足を進め、私はドライフラワーを手で掬った。
溶液に浸されていたドライフラワーは、押しつぶされたのかぺしゃんこになってしまってる。
溶液の中できれいに輝いてたのに・・・今はとても悲しい表情だ。
「誰がこんなこと・・・」
置いてあったはずのハーバリウムたちが勝手にこうなることはない。
『誰か』が『意図的』にしないとこんな惨状にはならないのだ。
「連に相談・・・・」
ここの管理者でもあり、代表でもある連。
こんなことが起こってしまってるなら連に報告するべきだと思った。
もし外部からの侵入者だったらここのスタッフたちが危険な目に合うかもしれないからだ。
でも内部犯だとしたら・・・連に責任が行くかもしれない。
「それに・・・どうみても『私のハーバリウム』を狙ったっぽい・・。」
辺りを見回しても何一つとして変化はなかった。
棚はキレイなものだし、もともと汚く収納されてた物だってそのままだ。
なら、わざわざ奥にあるカウンターテーブルまで来て、ケースからハーバリウムを取り出して割ったことになる。
「はぁー・・・20個全部かー・・・辛いな。」
3つあったケースが全て開けられていて、中身は空っぽだった。
床にある溶液だまりの大きさから考えて、全てのハーバリウムが割られたことで間違いはなさそうだ。
「今日の出品どうしよう・・・。」
毎週土曜日に出品してることが知られてるのか、アップロードするとすぐに売れてしまうハーバリウム。
何秒も留まってくれないことから、きっと何人かのお客さまが待ってくれてるのだろう。
その人たちの期待に・・・応えないなんて選択肢は無い。
「仕方ない。ちょっと高いけど・・・これ出そうか。」
そう思って私は乾燥剤が入ってる衣装ケースの蓋を開けた。
そこに、一つだけハーバリウムが入ってるのだ。
「あったあった、『プリザーブドフラワー』で作ったハーバリウム。」
今まで使ってた花材は、全て『ドライフラワー』だ。
乾燥剤を使って乾燥させたものをハーバリウムに使っていた。
でもこれは『プリザーブドフラワー』。
手間暇が格段に違うものだ。
「うーん・・・倍・・くらいの値段になるかな・・。ちょっと涼さんに相談しよ。」
そう思って私はそのハーバリウムを鞄にしまった。
捨て散らかってるハーバリウムたちを片付けて作業部屋を後にする。
「・・・連には言えないな。」
続くようならまた考えようと思いながら、私は帰路についた。
ーーーーー
帰宅後、私が晩御飯を作ってると涼さんが帰って来た。
「ただいまー。」
「あ、おかえりなさい、ご飯もうちょっとでできるから待ってー。」
「んー。」
今日は生姜焼きに、ほうれん草の胡麻和え、それに玉ねぎの味噌汁だ。
副菜たちは全て作り終わっていて、あとはキャベツの千切りの上に生姜焼きを置くだけ。
今はフライパンの中でジュージューと音を立ててるお肉を見ながら、焼き上がりを待ってるところだ。
「うーん・・もうちょっとかなー・・・」
お箸でお肉をひっくり返そうと思ってフライパンの取手に手をかけたとき、突然涼さんが後ろから抱きついて来た。
「ふぁっ!?」
「運ぶからさ、ちょっと味見・・・」
そう言って涼さんは私の顎をすくい、唇を重ねて来た。
「んぅっ・・!?」
「あー・・疲れた。疲れたけどハル食べたら元気になる・・・」
「んんっ・・んぁっ・・・」
涼さんはちゅくちゅくと口の中を食べてきたけど、私はそれどころじゃなかった。
「ちょっ・・!焦げるっ・・んっ・・」
「えー・・でもハル、キス好きだろ?」
「~~~~っ」
確かに私はキスが好きだった。
それは涼さんが私に教えたからであって、それに・・
「・・・いっぱいしたいからお風呂かベッドがいいもん。」
そう拗ねるように言うと、涼さんは私の身体をぎゅっと抱きしめて来た。
「じゃああとでハルの腰が動くくらいキスしような。」
にこにこ笑う涼さんに少し寒気を覚えながら、私はご飯の続きを作った。
涼さんはさっさと着替えてきて食器を運んでくれてる。
「今日もうまそ。・・・毎日ご飯作ってくれてありがとう。」
そう言われ、私は両手をぶんぶんと振った。
「いや、居候させてもらってるんで・・。それにあまり料理は得意じゃないからレパートリーもないし。」
「そう?十分だよ?作るの大変なときは外食しような。」
「ありがとう。じゃあ・・・食べよっか。」
「うん、いただきます。」
私と涼さんはご飯を食べ始めた。
ぱくぱくと生姜焼きを口に運ぶ涼さんに、今日のことを相談する。
「あ、今日ね、連のとこで仕事してたんだけどちょっと・・大変なことが起こっちゃって・・・」
「何が起こったの?」
私は今日一日のことを涼さんに話した。
仕事部屋でハーバリウムの持ち帰り準備をし、そのあと連の仕事の手伝いをしたことを。
そして最後にハーバリウムが悲惨な状態になってことも。
「・・・嫌がらせ受けた?」
そう聞いてくる涼さんに私は『うん』とも『ううん』とも答えられなかった。
「・・・わからない。」
「俺はその現場を見たことないからわからないけど・・・なんか言われたりとかない?」
「うーん・・。」
作業部屋でハーバリウムを作ってるときは基本、誰かと会うことはない。
連の作業場で仕事をするときは黙々と作ってるからあまり話すこともないのだ。
「みんな優しいし・・・」
「そうか・・。今日が初めて?」
「うん。続くならちょっと考えないといけないかなーと思うだけど・・。」
「そうだな。またなんかあったら教えて?」
「はーい。」
話をしながらも私たちは晩御飯を楽しんだ。
食べ終わったあとは食器をシンクに持って行き、軽く汚れを落として食洗機に放り込む。
そして手をきれいに洗ったとき、涼さんが手招きするのが見えた。
「ハル。」
「?・・なぁに?」
手を拭きながら聞くと、涼さんはものすごくいい笑顔を見せた。
「お風呂、行こ?」
「!!」
「ハルがのぼせないようにちゃんと温度下げといたから。」
「~~~~っ!?」
その言葉に私の顔が熱くなっていく。
「ほら行くよー。」
「・・・はい。」
このあとどうなるのかを覚悟しながら、私はお風呂場に向かった。
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